武甲山
- GPS
- 06:28
- 距離
- 16.9km
- 登り
- 1,327m
- 下り
- 1,324m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り:西武鉄道横瀬駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
週の半ばに降った雪が長者屋敷ノ頭付近から山頂にかけてかなり残っていました。登山道もわからなくなるところもありましたが、踏み跡などを気を付けていけば迷うことはないと思います。 |
写真
感想
今年最後の山行、武甲山。週の半ばに降った雪の影響がちょっと心配だったけど、前日の天気予報もいいし、雪景色も楽しみだし、行くことしました。
浦山口駅に降り立ってみると、雪はぜんぜんありません。これなら大丈夫と、スタート。この時はこれから経験する出来事は、全く想像できませんでした。
順調に林道を歩いていくと、少しずつ足元の積雪が増えていきます。そのうちに林道終点。ここからは山道になり、少し歩くと沢を渡る橋がありました。橋は通行止めになっていましたが、迂回のための仮の橋がありました。でもその橋には雪が積もって、それが凍っているため、渡るのにちょっと恐かったです。
橋も無事に渡り、杉木立の斜面を登りきったところで、ビックリ! そこは今までの積雪量とは違い、10センチ以上雪が積もっていました。それがこれから進む道、一面に広がっています。でもその雪には自分の先を行く人の足跡が続いていたので、その足跡を頼りに進むことにしました。雪に足を取られながらなんとか進み、ようやく長者屋敷ノ頭到着。ここまでくれば山頂まで1時間ちょっと(コースマップにそう書かれていましたが、実際は雪のためにもっと時間がかかかりました)。
もうひと踏ん張り!、と結構な斜面を登ります。積雪もどんどん増えていき、ますます歩きにくくなっていきました。自分の先を行く人の足跡もコース取りに苦労している様子が感じられます。この時、積雪30センチ以上はあったと思います。このコースで大丈夫?コース、間違ってない?なんて思うこともあるくらい雪に悩ませられました。
自分にエールを送りながら1歩1歩進んで行くと、ようやくシラジクボへの分岐まで来ました。分岐に着く少し前に下山してくる人が。今日初めてすれ違った人でした。少しお話をしたところ、今朝浦山口から登ってきたとのこと。そうです、自分はこの人の足跡を辿ってここまで来たのです。その人もこんなこんなに積雪があるとは思わなかったと言っていました。その人と別れ際、心の中で感謝の言葉を言いました。
ここまでくれば山頂まであとわずか。最後の頑張り、山頂までの上りです。そしてようやく山頂到着。まずは武甲山御嶽神社へ。無事登ってこれたことをを感謝して、そして第一展望台へ足を進めました。
雪が積もって滑りやすい足元、気を付けながら進んで行くと、視界が一気に広がりました。秩父市内を眼下に遠くの山々をはじめ、東の方角に目を向けると筑波山も見ることができました。その素晴らしい眺望で一気に今朝から今までの雪での苦労が帳消しになりました。
そして神社の社務所裏で昼食。食後には温かいコーヒー、至福の時です。
さて、下山はどうする?予定では浦山口ピストンでしたが、またあの雪道を今度は下りなければならないと思うと、ちょっと自信がなくなり、急遽横瀬駅へ向かう「表参道」で下山することにしました。
山頂で約1時間ほど過ごした後、下山です。やはり「表参道」というだけあって、登って来る人も多く、大勢の人とすれ違いました。その為か道も登ってきたときのような新雪状態で30センチの積雪、なんてことはなく、非常に歩きやすかったです。歩くペースも順調、気分良く下山できました。ただ、終始林の中を歩くので、その点面白味に欠けるかもしれません。途中、不動の滝を通り、どんどん下って行くと一の鳥居に到着しました。ここからは舗装された道を横瀬駅まで、コースガイドによると時間1時間30分ほど。遠いなぁと思いながら歩いていました。大きな工場の脇を通り過ぎ、どんどん進んでいると、自分の前に1台の乗用車が止まりました。脇を通り際に「どこまでいくの?国道に出るところまでだったら乗って行かない?」と声を掛けていただきました。横瀬駅に向かっていることを伝えると、途中まで乗せていただけることになりました。その車に乗っている方々は、3台の乗用車に分乗していて、この先のコンビニで待ち合わせをするとのことでした。横瀬駅方面に向かいつつ、待ち合わせのコンビニを探していましたが、どうやらそのコンビニが横瀬駅を越えたところのようだったので、横瀬駅まで乗せてもらえることになりました。乗せてもらった場所から駅までまだかなりの距離があったので、本当にありがたかったです。あの時横瀬駅まで乗せていただいた皆様、本当にありがとうございました。
今回の山行は今年締めくくりの山行でした。上りでは雪に悩まされ、帰り道では人の優しさに触れることができ、思い出に残る山行になりました。
来年はどんな山に出会えるか、楽しみです。
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