二ッ箭山→猫鳴山→屹兎屋山はたどり着けず
- GPS
- 06:49
- 距離
- 20.2km
- 登り
- 1,129m
- 下り
- 1,118m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
10月、車でFM福島を聞いていたら、
「ふたつやさんで今週末イベントがあります」
という情報が流れてきた。
「ふたつやさん?」
気になって調べたら「二ツ箭山」という山だった。調べると鎖場があったりと面白そう。ようやく時間が取れたので行くことにした。
茱萸平駐車場から屹兎屋山→猫鳴山→二ツ箭山を回り駐車場に戻る計画を立て、朝6:30頃駐車場着目標で向かったが、着いてみると茱萸平の駐車場が全くわからない。仕方なく林道を進んだが、ノーマル乗用車にはちょっと厳しい荒れた林道だったため、200メートルほど走ったところで断念。
計画を変更し、二ツ箭山入口駐車場まで戻り、スタートすることにした。
元々ここから歩く予定では無かったので、どう行ったらいいのかわからないが、まぁ何とかなるでしょうと。
沢コース経由で修験台を通り女体山山頂着。山頂には方位盤あり。よくこんな狭い岩の上に設置したもんだ。なぜかハワイの方角が示されている。いわきにハワイアンズがあるからかしら。しかも栄蔵室まで載せてある。さすがに富士山は見えなかった。
変更後の計画では、ここから茱萸平に降りようと考えていた。ルートは見つけたので少し進んだが、かなり荒れている。ちょっと怖くなったので引き返し、二ツ箭山から猫鳴山経由でぐるっと回ることにした。
来た道を引き返し、「月山」の標識がある分岐を入った。暫くするとなだらかな道になり、二ツ箭山山頂到着。眺望なし。
ここから先はヤブ。笹をかき分け進む。林道を横切り、伐採された山肌を登ると左に折れ、作業道のような山道に出た。ここからは比較的快適な道。
No.34鉄塔の脇を通ると、それまでは無かった雪が足元に現れた。猫鳴山付近では5cmくらいの積雪。
猫鳴山の先、三森山との分岐を過ぎたころから、積雪量が増え、ちょっと歩くのに支障をきたしてくる。頼りの赤テープは頻繁に現れるので、迷うことはないが、加路川に降りる分岐を過ぎると雪が靴の中に入ってきた。正直こんなに雪があるとは思っていなかったので、スパッツを用意していなかった。
さらに進むと、笹が雪で倒伏しており、踏み出すと膝まで足が埋まってしまう状態。非常に歩きにくく、それでもテープを頼りにひたすら北に向かったが、途中西に曲がって林に入ったあたりから、木の枝が雪で垂れ下がり、枝をかき分けながら進むことに。さらに歩みが遅くなる。
「うーん、これちょっとやばいかも....」
と思いつつ、「もうちょっとで屹兎屋山じゃないか!頑張れよ俺!」と進んだが、ついには赤テープが積もった雪で見えなくなり、道が全く分からなくなった。参った。
ここでルート確認で地図を出そうとしたところ、
「地図がない!」
どこかで落としたのと、自分がかなりまずい状況に置かれていることに気付いた。
時刻は11時半。ここまで食事せずに4時間半歩いた。日没が16時、いや、15時として、残り3時間半。引き返すならぎりぎり今しかない。地図がないのでこれ以上進むのは無理。自分の足跡をたどってきた道を急いで引き返す。もし途中雪が降ったり迷ったら、地図がないのでアウト。
この後はもう無我夢中でひたすら歩いた。写真を撮る気持ちの余裕もなく、とにかく自分の足跡を探して歩いた。
気が付いたらNo.34鉄塔の下にたどり着いた。靴の中は濡れてぐちょぐちょだったので、ここで交換し、用意してあったコンビニおにぎりを1個食べた。
この後もひたすら歩き、途中から林道を経由して駐車場に戻った。時刻は14時。
途中のおにぎり1個で20キロ歩いてしまったが、空腹を感じる余裕もなかった。
次からは必ずスパッツと予備の地図を持って歩くことにしようと反省した。
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