三十三間山で雪山トレーニング


- GPS
- 06:22
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 835m
- 下り
- 831m
コースタイム
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・ロクロ山稜線は積雪30〜50cm、雪は締まっていないのでスノーシューがよい。 ・三十三間山の稜線は積雪30〜50cmで緩く踏み固められている。ワカンは必要。 |
写真
感想
年末寒波で若狭の山々は積雪があった。しかし天候の巡り合わせが悪く半月も歩けていない。この日は仕事に穴が開いたので思い切って山に行くことにした。
倉見登山口で準備する。今日はスノーシューを積み忘れている。スパッツも夏用のものしか持ち合わせていない。ワカンをザックに縛り付けてから国道を倉見峠まで歩いて行く。スノーステーションの裏手から細尾根に取付く。この尾根は長い林道歩きをショートカットできるし緩やかな勾配なのでウォーミングアップに丁度良い。そして気持ち良い自然林なのだ。
林道に下りて30分で再び枝尾根によじ登る。植林地帯に入ると急登となるが積雪が20cmぐらいなのでキックステップをすれば滑ることはない。黙々と高度を上げると植林帯を抜けて反射板の切り開き地に到着する。振り返れば百里ヶ岳の鋭鋒が見えるが霞がかってぼやけている。
数日前の一人分の下りトレースがある。稜線手前では踏み抜くのでワカンを履く。県境稜線に合流すると禿地に雪が斑に着いた轆轤(ロクロ)山が目に飛び込んで来る。しんどかったら引き返せばよいと思いながらここまで来たが前進するしかない。次のP635では比良山地の好展望が得られるのだがこちら側も霞んでいる。谷向こうには武奈ヶ嶽の山塊がデンと構えている。
ここからは十m〜数十mのアップダウンを何度も繰り返すことになる。ピークの雪は吹き飛ばされて薄いがコルの積雪は50cmほどもあるようだ。ワカンでは踏み抜くのでスノーシューのトレース泥棒に徹するしかない。
轆轤山に上がると風は弱く、急速に青空が広がり始めていた。正に来てよかったの瞬間だ。ここからは更に二人分のトレースが加わった。恐らく単独者が三十三間山からピストンしたものだろう。
三重嶽を右手に高度を上げながら北上して行く。稜線は風衝地帯で僅かにリョウブやミズナラの灌木が生えるばかりとなっている。倉見登山道と合流すると途端にトレースが増え踏み固められている。新しい踏み抜き気味のツボ足トレースがある。朝、駐車場ですれ違った方だろうか、元気な人が居るものだ。
芝地は雪原と化しているがススキが今一つ埋まり切っていない。ここで遅いランチタイムとした。三十三間山を見上げると蒼穹が広がっている。四方は霞んでいるのに上空だけ澄み切っているので不思議な感じなのだ。食後は最後の力を出して山頂に上がる。標柱が1/3ぐらい埋まっているので積雪は40cmぐらいだろう。
長く伸びている雪原の尾根を俯瞰しながら下って行く。実に気持ちがよい。風神さんは埋もれているので寄らずに倉見への尾根を下って行く。ここで若いハイカーとスレ違い驚く。元気よく挨拶をされ、健脚そうな人なので心配は無用だろう。
雪の尾根の下りはあっという間に夫婦松まで下りてしまう。雪切れし始めたので夫婦松でワカンを脱ぐ。風神の滝は普段にも増して勢いよく流れ落ちている。倉見登山口に帰還すると空は一面に青空が広がっていた。
倉見登山口駐車場ですれ違ったと思います。kazetomoと申します。
登山口から車道の方へ歩いて行かれるのを見て、周回ルートがあるのではと思っていました。
レコ拝見しまして、易しい道ではなさそうなので、初回はメインRピストンでよかったと解りました。
この近辺の山域にとても詳しくておられますね。
また、行かせてもらう折には 記録を参考にさせていただくと思います。
☆雪原尾根下り~とても気持ちよかったです ね。
ユーザー名は存じ上げています。積極的に遠方を攻めておられるのに感服いたします。遠路はるばる嬉しく思います。
私も同様の考えで、午後には晴れるだろうと若狭の山を狙いました。
轆轤山はツボ足ではキツかったと思います。ワカンでも難儀した次第です。
この山域は地元も同様なのでよく徘徊しています。侮るなかれ結構雪も積もります。
私の拙いレコが参考になれば幸いです。お声がけしようと思いながら登山者ではないかもと躊躇してしました。
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