北八ヶ岳(八柱山〜雨池〜白駒池〜剣ヶ峰 ラッセル山行)


- GPS
- 14:04
- 距離
- 19.1km
- 登り
- 814m
- 下り
- 810m
コースタイム
- 山行
- 6:45
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 7:09
- 山行
- 5:22
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 6:06
09:22八千穂高原スキー場〜09:33林道入口(八柱山登山口)09:33〜13:43八柱山(休憩)13:52〜15:16雨池(幕営)
●12月23日(月)
08:34雨池〜10:54麦草峠11:00〜11:14大石峠11:16〜11:26麦草峠(休憩・昼食)11:44〜12:31白駒池12:31〜13:31諏訪門13:31〜13:43剣ヶ峰13:43〜14:26八千穂高原スキー場
天候 | 12月22日(日):晴れ時々霧 12月23日(月):快晴! ※8時30分頃駐車場到着時、気温はマイナス7.5度 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※大河原林道入口へ最寄りの八千穂高原自然園の駐車場は雪で埋まっていたため、 スキー場に止めました。 ※メルヘン街道(国道299号)は冬期通行止めのため、 八千穂高原スキー場へは村道駒出池線を利用してアプローチします。 ※要スタッドレス or チェーン |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山ポスト】 見当たりませんでした。 【ルート状況】 ※1日目の八千穂高原スキー場〜八柱山〜雨池までの全行程でラッセルを強いられ、 2日目も雨池〜大河原峠林道への合流地点までと、青苔荘〜諏訪門付近の区間でラッセルが必要でした。 距離と高低差は大したことはありませんし、ルート自体の難易度も高くありませんが、 冬期に入山する人は少なく、出会った人も2日目の茶水の池付近のみ。 雪山装備を背負ってラッセルし通す体力が必要になってくると思います。 ●八千穂高原スキー場〜八柱山 スキー場から大河原林道入口(登山口)までは車道歩き。 スキー場へ通じる道路のため除雪されています。 入口からは林道歩きとなり、入口付近でくるぶしほどだったの雪も 標高を上げるにつれ膝下くらいまでに。 林道の途中から登山道に入るポイントがありますが、 標識はなくリボンが付いているだけなので、 怪しいと思いながらもいったん通過。進んでも入口が現れないのでここまで戻りました。 八柱山の稜線に乗るまでは九十九折の登りで、膝ラッセルとなります。 リボンが頻繁についているので迷うことはないと思います。 稜線に乗ってからは夏は木道が敷かれているのでしょうか、 リボンなどの目印は減りますが、基本稜線通しで進んでいけば問題ありません。 稜線からは膝上〜腿ラッセルが続き、ここでたまらずワカンを付けました。 急登を登っていくと電波塔が見えてきて、ここが八柱山の山頂となります。 登山口から八柱山までコースタイム3時間(だいぶ甘めらしい)のところ 4時間以上もかかりました。 ●八柱山〜雨池 北八ツらしい樹林帯の間の縫うように進んでいきます。 ピンクリボンが頻繁に付いているので安心。 膝上ラッセルが続き、雨池までコースタイム30分のところ1時間半近く時間を費やしました。 ●雨池〜麦草峠 引き続き樹林帯の登山道。ただし雪で隠れた木道が敷かれている箇所は、 踏み外すと胸までズッポリいってしまいます。 大河原林道との合流地点まではトレース無し。膝上ラッセル。 茶水の池からは、茶臼岳、縞枯山へのルートと合流するため立派なトレースがありました。 ●麦草峠〜白駒池 麦草ヒュッテから白駒の奥庭を経由して白駒池へ。白駒池まではしっかりしたトレースあり。 ●白駒池〜諏訪門 青苔荘を過ぎると信濃自然歩道となり、再びノートレースで膝上ラッセル。 諏訪門の手前から1人分のトレースがありました。 リボンはふんだんにあるので道迷いの心配はありません。 ●諏訪門〜八千穂高原スキー場 諏訪門からはしばらくは国道299号の車道歩きとなり、 途中「信濃自然歩道」の看板があるところで、登山道に入ります。 登山道に入ってから緩やかな登りが続き、これを登りきったところが剣ヶ峰。 剣ヶ峰から少し進んだところが今回の山行で唯一眺望が開けるところでした。 剣ヶ峰からしばらく下るとすぐ間近に八千穂高原スキー場のリフトの降り口が見えたので、 信濃自然歩道を外れてここからゲレンデに合流し、歩いて下りました。 |
写真
感想
ようやく雪の季節がやってきました。
この時季になると夏は見向きもしなかった八ヶ岳が気になり始めるから現金なものですね。
三連休は年末年始に向けてまずは雪山に体を慣れさせよう、
ということで今シーズン初の雪山テン泊フル装備で出かけました。
行き先はマイナールートで辿る北八ヶ岳。
北八ヶ岳の東の端にある八柱山から雨池に抜け白駒池経由での周回を計画しました。
冬の八柱山〜雨池の記録も少なく雪の量が少し心配でしたが、
静かな山行が期待できそうです。
1日目。
今日の歩行距離は10km以下。しかも前半は林道。
ということで余裕をかまして9時過ぎにゆっくりと出発。
予想通りノートレースの道が続き、最初はラッセルを楽しむ余裕もありましたが、
ハードなラッセルと重荷が堪え、そんな余裕も吹き飛びます。
一歩ずつ一歩ずつ牛歩で進んでいき、4時間以上もかかってようやく八柱山に到着。
マイナーなピークですが山頂に立った達成感はひとしおでした。
予定よりもだいぶ時間がかかってしまっているので、お昼も食べずに雨池に向けて出発。
雨池までのルートもさらに雪が深く、コースタイムの3倍もの時間がかかりました。
一面雪に覆われてひっそりとした雨池を眺めながら、
静かな時間を過ごすことができました。
鍋を食べ、熱燗で締めて19時過ぎに眠りにつきます。
2日目。
5時過ぎに起床。10時間以上も爆睡してしまいました。
冬のテン泊はどうしてこんなに眠れてしまうのだろう?
しかも暗いうちから活動する気にはなれず、
起きてからグダグダご飯を食べたり準備したりしていると、
撤収までたっぷり3時間以上もかかってしまいました…。
この日もラッセルからスタート。
麦草峠に向かって進みます。見えない木道の上をラッセルしながら辿りますが、
踏み外すと胸までズッポリ嵌まってしまいます。
これを何度も繰り返しているうちにどんどん消耗していきます。
大河原峠林道との合流地点でようやくトレースが現れました。
1日ぶりに見た人間の痕跡です。
ここから白駒池まではトレースがありラクさせてもらいましたが、
白駒池を過ぎると再びトレースがなくなりラッセルを強いられます。
残りの行程もラッセルが続くと体力的にも時間的にも今日中に戻るのは難しくなる…
と胸に暗雲が立ち込めますが、諏訪門の手前からトレースが出てきてホッとしました。
結局、2日間の全行程のうち7割ほどがノートレースのラッセル山行になり、
予想以上に苦労しましたが、出会った人も麦草峠付近のみと、
とても静かな山行を楽しめました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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このルート、ラッセル、お疲れ様です。気合ないとできないですね。
同じ日程で、シャクナゲ尾根から入りました。
白駒池周回の道の途中で時間切れで、剣ヶ峰分岐のあずまやでテント張りましたが、トレースなく、大変でした。
23日の朝、あずまやから青苔荘まで、ワカンでトレースしましたから、一人分のワカン跡があったと思います。
ふかふかでしたけどね。
八ヶ岳は東面からいつも登ります。
また近いうちに行くつもりです。
devilmanさん
こんばんは。
青苔荘〜東屋まで確かに1人分のトレースありました!
devilmanさんが付けたものだったのですね。あの辺りの雪も深かったですね〜。
東屋から剣ヶ峰方面へのトレースが無くなったのが見えた時は
ショックでした(笑)
それにしても今回の山行は、木道のラッセルに苦労させられましたね。
東側からの八ヶ岳は、静かな山行を楽しみたい時にはいいですよね。
コメントありがとうございます!
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