スカイツリーが見えた大菩薩
- GPS
- 10:05
- 距離
- 17.3km
- 登り
- 1,246m
- 下り
- 1,231m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
丸川峠分岐駐車場へはスタッドレスじゃないと無理 |
コース状況/ 危険箇所等 |
終始積雪あるもトレースあり 降雪後間もないこともあり、圧雪やアイスバーン箇所はなく我が家はアイゼンを使うことはなかった。 今後登山者が増えれば圧雪、アイスバーンが増えるのは必須でアイゼンは必携 |
写真
感想
天皇誕生日を挟む三連休は、御坂三連発を目論み宿の手配も済ませ準備万端。
ところが直前の降雪で登山口となる河口湖は一時15センチを超える積雪、ノーマルタイヤの私の車での登山口までのアプローチに不安があったのに加えて、登山者の少ない御坂では21日はラッセルを余儀なくされる恐れもあったため、この日は登山口周辺の下見にとどめた。
今回は精進湖を起点にしたコースを考えていたんだけど、実際には精進湖につながる県道はもとより国道139号線も日陰部分では凍結部分が残り私の車でここを早朝に走るのはかなり危険だと判断、翌22日の登山は御坂から登山者の多い大菩薩に変更して念のため登山口の裂石まで下見の足を延ばした。
結局21日は下見がてらのドライブに終始して予約していた笛吹市の宿に宿泊した。
22日は3時起床、4時にチェックアウトして大菩薩登山口の裂石へ。
車は雪の心配のない一番下の雲蜂寺の駐車場に止めた。
例のごとく日の出前の午前5時30分にヘッデンをつけて出立。
大菩薩はいつもは丸川峠から登ることが多いが積雪を考慮して今回はまず上日川峠へ向かうことに。
丸川峠分岐から早くも雪となるがトレースがついており、アイゼンも必要ない。
腰の具合は一時に比べれば随分改善したが、左足の痛みが先週よりもややひどい。
空が白むにつれ背後の樹間から真っ白な南アルプスが垣間見える。素晴らしい天気になりそうだ。
腰をかばいながら慎重に歩き仙石茶屋から1時間半ほどで上日川峠へ。車が数台止まっているが、甲斐大和からの道路は除雪が済み通行可能なようだ。
福ちゃん荘から介山荘へ続く広い道も雪が残るが凍結もなくアイゼンなしで問題ない。
上日川峠から大菩薩峠までほぼ地図のコースタイム通りに到着。
甲府盆地を挟んで南アルプスが一望できるが、澄んだ空気に加えて雪が白く輝き、いつにもまして美しい。
東側の眺めもよく、奥多摩方面から普段はあまり見れない筑波まで展望できる。
三頭山の右手に微かにスカイツリーが建ち、さらには横浜から東京湾を挟んで房総半島まで見ることができる。
これまで大菩薩には10回以上登っているが、ここまではっきりと見えるのは初めてだ。
稜線上も雪は残るがトレースがしっかりついており、踏み抜くこともほとんどない。もちろんここでもアイゼンは不要。ただし風は強く止まると寒い。
峠から少し上がるとダムの先に富士が姿を見せる。
ここから雷岩までは富士山、南アルプスを愛でながらの雪の稜線散歩。
素晴らしい眺めの連続で、歩いてはカメラを構えの繰り返しで普通なら40分ほどで済む雷岩まで1時間半もかかってしまった。
11時となり雷岩で食事にしようと思ったが思いのほか風が強く、樹林の中の山頂まで避難。展望はないがここで昼休み。
普段は人気のない大菩薩山頂だけど、この日ばかりは我が家のほか数組が風をよけて食事をとり大盛況。
昼食は今回もラーメン。といってもインスタントじゃなく、コンビニで買った豚の角煮やザーサイを入れた生ラーメン。
1時間強山頂で休んだのち丸川峠に向けて下る。
さすがに北面は雪が多いがトレースはしっかり、適度に締まった雪は踵が決まり普段よりも下りやすい。むしろこういう下りでアイゼンをはいていると逆にひっかけて危ない。
丸川峠から下も雪が残るが、こちらは岩が多い上、南西斜面で陽射しが入りやすいため部分的にシャーベットになり慎重に下る。
ここは4本か6本を装着するのが無難だろうが、我が家はアイゼンなしでも慎重に下れば問題なかった。
結局雲蜂寺駐車場に帰り着いたのが15時30分。ほぼ朝一番の5時30分に出発して稜線でチンタラ写真を撮り、1時間以上食事休憩したこともあり、山中に実に10時間もいたことになる。
とにかくこの日はお天気が素晴らしく、これまで見たことがない景色を見ることができた。
まさか大菩薩から東京湾や房総まで見えるなんて予想だにしなかったし、帰宅後撮った写真を拡大するとランドマークタワーやベイブリッジ、さらには君津の製鉄所と思われる工場の煙突まで写っていたのには驚いた。
これまで両手に余る回数大菩薩に登ったけど、まぎれもなく過去最高の眺望を見ることになったのは間違にない。
下山後は笛吹市の宿に戻り翌日の登山に備え、8時には床に就いた。
空気が澄んでるとはいえ、千葉まで見えるなんてすごいですね〜
実家が千葉なので余計にびっくりしました
やっぱりEOS、解像度がすごいですね
肉眼で見えないものまで映しちゃうんですから
南アルプスの山並み、写真を見ただけでも感動です。
前景の麓の街並みとのバランス、いいな〜
matchさんはもっと大感動だったでしょうね
スカイツリーやランドマークは望遠レンズを持って行けばもっときれいに撮れたと思うんですが、なにぶん重いもので…。
大菩薩は南アルプスの北から南まで一望できるスポットで、手前に甲府盆地があるので絵柄も素晴らしいんですよね。
20代のころから数えれば大菩薩にはもう20回近く登ってるはずですが、ここまで眺望がよかったのは初めてです。
修理なったEOSでの撮影ですか?
あちこちの展望・・・たまげますね
七面山のナナイタガレですが、雪が吹きだまって白くなっているところでしょうか?
隊長
これだけ見えるなら望遠レンズも持参すべきだったと
ナナイタガレはおっしゃる通りのところです。
ガレの右手が七面山、左手には八紘嶺や山伏が見えます。
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