小日向山(林道経由で北東面滑走)
- GPS
- 04:39
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 1,126m
- 下り
- 1,125m
コースタイム
- 山行
- 4:29
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 4:40
天候 | 雪! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
おびなたの湯も冬季閉鎖中なので、こちらの駐車場も利用できそうに見えた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆二股〜尾根取付(1200m地点) ・ひたすら林道歩き。 ・最初から雪は着いていたが雪は少なめ、1000mを超えたあたりから徐々に雪が増えてラッセルとなった。 ・この時期はまだ積雪量が少なく下部は藪が多いので素直に林道がよい。 ◆尾根取付〜小日向山 ・山頂付近以外は細い尾根が多いものの特に障害物もないので登りやすい。 ・基本樹林帯だが山頂部は吹き曝しになるので防寒対策は万全に。 ◆小日向山〜北東面滑走 ・谷へ尾根へもうどこでも滑れる。 ・下部はまだ少し藪があるが慎重に滑れば問題なし。 ◆林道滑走 ・林道は多少登る箇所があるが基本は下りなので滑っていけばOK。 ・この日は後続はいなかったがスノーモービルが入っていたので轍を利用して滑った。 |
その他周辺情報 | おびなたの湯は冬季閉鎖中 |
写真
感想
クリスマス寒波がやってきた。
これで何とか2000m以下の低山も仕上がるだろう、ということでパクを誘って小日向山へでかけた。
小日向山は一般的にはマイナーだが山スキーヤーにとっては超メジャー。
今回は寒波のど真ん中なのでどれほどのスキーヤーが集まるかわからないが早めに出てラッセルを頑張ろう。
当初5時発で、と言っていたが時間を持て余すので4時発に変更。
途中小谷のスノーシェッドで雪を避けながら車中泊、3時に起きて二股へと向かった。
パクは前日のうちに到着していて既に準備中だった。
お互い準備が終わったらスタートしよう。張り切りすぎてまだ4時前だった。
二股からの林道には前日のトレースが残っていたが意外とカチカチ。
それほど雪は降らなかったのだろうか。
元々12月は積雪量が少なめだろうと思い林道で高度を上げてから取り付くルートを計画していたのだが、思ったより藪が多めだったので滑れるのか不安を感じながらの林道歩きとなった。
1000mを超えると徐々に雪が増え始め、尾根に取り付く頃にはすっかり厳冬の雪山の様相だった。
登っている最中も深々と雪が降り続けて積雪量が増えていった。
パクと交代でラッセル、自分が前に出ると寒いかもしれないが低山なので我慢してくれ!
低山と言いながらも気温はかなり低め、ピークの気温は-14℃で時折吹き付ける突風が寒かった。ほとんど3000m級じゃないか。
サッサと滑走準備を終えたらパウダータイム!
北面から猿倉へ落とすのも良さそうだが帰りの林道を考えると北東面がベストだろう。
ということでドロップ!期待通りのパウダーだ。
谷筋を気持ちよく滑ったら尾根に移って今度はツリーラン。
藪はほとんど気にならなかった。
ラストの林道もラッセルとなったが途中でスノーモービルが轍をつけてくれていたので利用させてもらった。共存共栄。
9時半ごろ帰着したらいい感じで温泉に行けるかな…と思っていたが1時間も早く降りてしまったので仕方なく直帰することに。
パクも次の目的地の長野へと向かっていった。
寒波の中でも最高に楽しめる小日向山はやっぱり山スキーヤーのための山だと思った。
昨晩は"おびなたの湯(冬季休業中)"の手前の広いところで車中泊。横殴りの吹雪だったので朝になってクルマのドアが開かなかったらどうしようと思ったが全然積もっていなかった。気温が高いのか? 支度をして外に出ると岩さんも準備完了。フライング無し勢の僕らなのにワクワクして15分前に出発してしまった。今日は岩さんに滑って楽しい小日向山"おびなたやま"を案内してもらおう。
昨日入山したと思われるスキーとつぼ足のトレースが林道終点まで伸びていたが尾根取り付きに入ると消えた。昨晩モサモサ降っていたのに林道は雪が硬い。今日は修行の滑りになるのかと思ったが杞憂で尾根に取り付くと雪は深い。元気な岩さんがガシガシ雪を蹴散らしてゆく。調子が良さそうだ。1,450mを過ぎると斜度は増し深さも増す。岩さんもイイ汗かいてきたようなのでここからは交代で頑張ろう。細い尾根なので切り返しが多くて息が切れるが、身体が芯から温まって良い気分だ。2,000mにも満たない山だが寒気が入っているおかげでたまに強風が吹くと震えるほど寒かった。昨日の四ッより寒い。山頂手前で辺りが明るくなってきた。美しいブナの森だ。ここで引き返しても絶対楽しい。
出発して4時間弱で山頂到着。ここまでのラッセルで帰りが楽しいことは約束されている。北に向かって落ちればどこを滑っても林道に出るので頭を使わなくてよい。なるべく木々が少ないところを選んで落ちてゆく。深くて軽い。顔にかかって前が見えん。今日もタマランチ会長。ノーストレスで林道に合流したらトレースまではプチラッセル。後続は誰もいないようだった。帰りの林道はあまり滑らないかと思いきやスノーモービルのトレースが増えていたので少し楽できた。彼らも遊び場がどんどん少なくなって大変だろう。
4時間半の朝練だった。いやー良かった良かった。小日向山とても気に入りました。また行こう。登り返してもう一回やってもいいくらい素晴らしかったが寒いので解散。気をつけてお帰りください。あ、岩さんは金沢から白馬まで往復6時間かかるんじゃないか。禁断の"山行時間より移動時間の方が長い"をやっちまったなあ!まあ至福の滑降時間は15分くらいだったが、この15分はプライスレス。その後、僕は長野方面へ向かった。さて明日も大荒れだ。高い山は厳しいが、雪はたっぷりあるので低い山がめちゃくちゃ楽しい。良いシーズンだ、今年は。
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