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Yamareco

記録ID: 6591037
全員に公開
山滑走
白馬・鹿島槍・五竜

小日向山 ガスと重い雪の果てに

2024年03月27日(水) [日帰り]
 - 拍手
osamuin その他4人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:33
距離
13.9km
登り
1,123m
下り
1,119m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:26
休憩
1:06
合計
7:32
距離 13.9km 登り 1,127m 下り 1,127m
10:27
11:30
129
13:45
ゴール地点
天候 くもりのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
おびなたの湯の手前にある広めの路側帯に駐車しました。
上部は駐車禁止の道路標示が複数あり(除雪車の転回など)。
コース状況/
危険箇所等
天気:くもり 雪質:表面が固めのモナカ(下にガリはなし)

新雪狙いで目的地を探すのも候補が限られてきた。
当初は小谷地区の予定であったが前日の荒天の影響を考慮して直前に小日向山へ変更となった。
R148で長野県に入ると車から山の上が白くなっているのが分かった。
小日向の湯の手前の広い路側帯に駐車してゲートまでスキーを担いで徒歩。
ここからシール歩行。途中、雪切れで跨いで通過。今後、複数個所で道路が出てくるだろう。
地図を眺めながら奥ノ滝ノ沢の左岸奥から最初の急登をこなしてとりつけそう。
カーブミラーを過ぎて山に取り付く。小さな沢の右手の坂を登って左手の支尾根を登り上げる。
思ったよりも短い急登をこなすと先には杉林が続いていた(標高1000m)。
一定勾配の杉林、雪は相変わらずモナカだが次第に薄く新雪が出てきた。
標高1200mを超え林道に合流。杉林はこの辺まで。
ここから尾根を登っていくが天候は回復せず下も固くなってきた。
P1263を超えると奥ノ滝ノ沢の上部に入っていく。ブナ林が続いている。
青空も出てきて時々日差しも。
地図で表現できない小さなポコが幾つか出てくる。巻けるところは巻いたが帰りはカニ足も必要。今辺には薄いトレースもあった。
支障は無かったが浅い谷間も時折出てくる。
標高1300mから勾配がやや増し固めの雪に淡い新雪だ。クトーを付けようかとも考えたがそのまま通過。
標高1400mを超えるとまた緩くなり左にP1508、右手に主稜線を仰ぐ。
尾根まで斜度が増すので標高1450mでクトーを付けて登り出す。
谷間が幾つか出てきて行く手を遮る。面倒なので谷間に慎重に降りてその中をクトーを利かせて登ってく。
尾根に出ると標高1520m、斜度が下がりブナの疎林と樹氷の世界。
尾根の片側に雪庇もでてきた。
標高1700mを超え、ガスぽくなってきた。新雪の量はあまり増えない。
やや幅の狭い尾根を抜けると次第に広くなる。
山頂手前でクトーに団子が出来だしたがそのまま歩く。
山頂は雪の平原で視界はガス。ただし、太陽の日差しの暖かさが感じられる。
ここでまったりとランチにして天候回復を待つ。
1時間ほどすごしたが晴れてこないので写真を撮りシールオフ。
トレース沿いに滑っていく。最初は淡い新雪だが視界が無いので休みを入れて滑る。
標高1600m辺りで霧が晴れてきた。
左手に八方尾根が見えてきた。標高1570mから尾根を下りだす。
雪が重くなりコントロールがしずらい。トップとテールがひっかりワックスは滑るので厄介でした。
横滑り、キックターンも入れて高度を落とす。
斜度の緩いところはモナカで足を休める暇がない。
標高1200mで林道から作業道に入る。
どこまで下れるかGPSを眺めて滑る。
標高1140mで作業道が不明朗になりトレースに向かって林に突入。
やはりモナカで板が回らない。だましながら滑ってトレースに合流。
最後の谷間の急坂は横滑りの連続でクリア。最後までひっかる雪でした。
林道に出てカニ足で緩い坂をのぼってゲートまで。
重い雪だがワックスが合ってすべやすかった。
二股から橋を渡りながら綺麗に顔を出した山並みと青空を拝んで白馬村を後にした。
その他周辺情報 道の駅 小谷 https://www.michinoeki-otari.com/
※水曜日は休館日で閑散としてました。
二股のゲートまで歩き
正面の山は茶色が目立つ。
それでも去年の今どきよりも雪は多いとのこと
2024年03月27日 06:22撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/27 6:22
二股のゲートまで歩き
正面の山は茶色が目立つ。
それでも去年の今どきよりも雪は多いとのこと
まずは滝の谷を目指して林道を歩く。
2024年03月27日 06:41撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/27 6:41
まずは滝の谷を目指して林道を歩く。
ここは無理そう。
2024年03月27日 06:42撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/27 6:42
ここは無理そう。
途中の雪切れ箇所
2024年03月27日 06:53撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/27 6:53
途中の雪切れ箇所
奥ノ滝ノ谷を目指して北から取り付く。
2024年03月27日 07:04撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/27 7:04
奥ノ滝ノ谷を目指して北から取り付く。
無難に登り上げると杉林が待つ。
2024年03月27日 07:17撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/27 7:17
無難に登り上げると杉林が待つ。
林の中も雪は表面が固い。
2024年03月27日 07:28撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/27 7:28
林の中も雪は表面が固い。
どこでも登れる。
2024年03月27日 07:51撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
3/27 7:51
どこでも登れる。
林道を過ぎ、尾根らしくなる。
ブナが主体になり、やや固くなってくる。
2024年03月27日 08:02撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/27 8:02
林道を過ぎ、尾根らしくなる。
ブナが主体になり、やや固くなってくる。
地図で表現できないポコがいくつも
2024年03月27日 08:03撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/27 8:03
地図で表現できないポコがいくつも
モナカ
2024年03月27日 08:05撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/27 8:05
モナカ
淡いトレースを辿って
ここは帰りにカニ足で通過
2024年03月27日 08:12撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/27 8:12
淡いトレースを辿って
ここは帰りにカニ足で通過
尾根を外れ奥ノ滝ノ谷の源流へ
ブナ林
2024年03月27日 08:26撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/27 8:26
尾根を外れ奥ノ滝ノ谷の源流へ
ブナ林
谷間がいくつも出てくるが上へ上へ
2024年03月27日 08:43撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/27 8:43
谷間がいくつも出てくるが上へ上へ
ブナの大木にパワーを頂く。
2024年03月27日 08:57撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/27 8:57
ブナの大木にパワーを頂く。
主稜線目指して登り始め
2024年03月27日 09:03撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/27 9:03
主稜線目指して登り始め
奥がP1508
2024年03月27日 09:03撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/27 9:03
奥がP1508
ひとアルバイトをこなして尾根に出るが展望なし
2024年03月27日 09:23撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/27 9:23
ひとアルバイトをこなして尾根に出るが展望なし
樹氷の世界
2024年03月27日 09:26撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/27 9:26
樹氷の世界
時折、青空。
2024年03月27日 09:26撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/27 9:26
時折、青空。
ブナの疎林が続く。
2024年03月27日 09:42撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/27 9:42
ブナの疎林が続く。
ガスの高度
雪庇も左右にあるので注意
2024年03月27日 09:45撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/27 9:45
ガスの高度
雪庇も左右にあるので注意
厳しい世界へ
2024年03月27日 10:15撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/27 10:15
厳しい世界へ
もうすぐ山頂
2024年03月27日 10:16撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/27 10:16
もうすぐ山頂
新雪は少しだけ
2024年03月27日 10:20撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/27 10:20
新雪は少しだけ
山頂に到着
久しぶりの団子状態。
2024年03月27日 10:36撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/27 10:36
山頂に到着
久しぶりの団子状態。
ランチしながら晴れるのを待つ。
風が無く太陽の暖かさが感じられる。
電波が繋がるのでありがたい。
2024年03月27日 11:09撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/27 11:09
ランチしながら晴れるのを待つ。
風が無く太陽の暖かさが感じられる。
電波が繋がるのでありがたい。
1時間まってもダメだったのでシールオフして滑走へ
2024年03月27日 11:50撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/27 11:50
1時間まってもダメだったのでシールオフして滑走へ
途中で晴れてくるパターン
2024年03月27日 12:00撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/27 12:00
途中で晴れてくるパターン
ここからひっかかり雪でした。
2024年03月27日 12:01撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/27 12:01
ここからひっかかり雪でした。
岩岳スキー場
2024年03月27日 12:02撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/27 12:02
岩岳スキー場
晴れ間が広がる。
モナカが続いて修行タイム
2024年03月27日 12:19撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/27 12:19
晴れ間が広がる。
モナカが続いて修行タイム
ポコはカニで。
2024年03月27日 12:28撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/27 12:28
ポコはカニで。
よくあるパターンです。
2024年03月27日 12:32撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/27 12:32
よくあるパターンです。
また景色を見に来いとの山のメッセージか
2024年03月27日 12:32撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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また景色を見に来いとの山のメッセージか
日差しがあるところはザラメ
2024年03月27日 12:38撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/27 12:38
日差しがあるところはザラメ
杉林の作業道を下る。
モナカでスピード殺しながら滑っていく。
2024年03月27日 12:45撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/27 12:45
杉林の作業道を下る。
モナカでスピード殺しながら滑っていく。
どこに出るか分からないのでルーファイの連続。
2024年03月27日 12:52撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/27 12:52
どこに出るか分からないのでルーファイの連続。
狭い尾根も修行でした。
2024年03月27日 13:08撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/27 13:08
狭い尾根も修行でした。
最後の急登は横滑りとキックターンで慎重に。
2024年03月27日 13:23撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/27 13:23
最後の急登は横滑りとキックターンで慎重に。
林道を滑ってゲートまで。
2024年03月27日 13:39撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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林道を滑ってゲートまで。
この景色は山頂で見たかった。
2024年03月27日 13:44撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/27 13:44
この景色は山頂で見たかった。
また来ましょう。
2024年03月27日 14:02撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/27 14:02
また来ましょう。
撮影機器:

感想

直前まで大雨が降って、急遽、より安全な小日向山に行先が変わり、初めての山域となった。
そんな時は地形を頭に入れて記憶するようにしているが、肝心の山頂手前でガスに覆われてしまったが、尾根に出るまではなかなか登りやすい山という印象を抱いた。
景色とかはまた来て観て感じればいいだけだ。
そして、下山途中で晴れてくる、よくあるパターンとなり、滑りもモナカ相手の苦闘の時間となった。
下山する時間を遅らせると重い雪がさらに増えて修行時間が長くなったので潔く下山して良かったのだろう。
直前のコース変更もこの日の雪の状態を振り返ると吉だったようだ。

ということで、パウダー比率がどんどん下がり、今週末は20℃の予報が出てきたので雪解けはいよいよ加速か。

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