妙高山
- GPS
- 09:13
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 1,588m
- 下り
- 1,573m
コースタイム
07:30 光善寺池
09:00 妙高山 北峰
10:10 光善寺池
12:10 赤倉観光ホテル
p)ブドウ糖80g, 菓子パン1
天候 | 快晴微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 下山後の温泉はアルペンブリック。 JAF会員700円。露天風呂がぬるめの黒い泥のような温泉で良い。長く浸かっていられる。 サウナは3人用。熱くはない。水風呂はぬるい。 |
写真
感想
妙高山は2017年の元旦に先生、カタヤさん、僕の3人で登ったことがある。雪不足にホワイトアウト。視界のない岩とヤブの上を滑った。大変だったことしか覚えていない。晴れていれば展望の良い山と聞いているので再訪したかった。昨日はよもやま君、NTSさんと飯綱山を登った後は妙高アルペンブリックで長風呂して明日の作戦会議をして早めに就寝。今日は2時起き3時出発。天気は抜群に良い。雪もたっぷりだ。しかし猛烈なラッセルが待っているだろう。気合い入れまくりで妙高山を目指した。
スキー場を適当に登ったら970mあたりの沢筋がキモ。できれば帰りに登り返したくはない。たくさん降ったとはいえまだ12月なのでそう簡単に水平移動はできなかった。帰りは登り返しになるが仕方ない。ここはなるべく低いところから入った方がヤブが少なく斜度もユルく快適そうに見える。ゲレンデを外れたら水平移動していくのがよいだろう。沢筋を渡れば後は光善寺池までひたすら尾根の登り。ところどころ灌木のうるさいところがあるが許容範囲だ。癒しのブナの森をせっせとラッセルしてゆく。雪は深く重いが3人で回せばどうってことない。振り返ると妙高市の夜景が美しくて癒される。空を見れば満天の星空。好天は約束されている。
イイ汗かいて池の東の鞍部に出れば目の前には目指す妙高山がドーン。いつの間にか後ろから太陽も昇っていた。よもやま君は「あの辺から入ればいけんじゃね?」的なことを呟いていたがNTSさんと僕はルンゼはノーセンキューという雰囲気だった。たぶんルンゼから入ると登り返しになるし嫌です!!明るくなったらバシバシ写真を撮りながらせっせと山頂を目指す。左手には白馬や黒姫、高妻がよく見える。山頂直下はクトーでゴリ押しすれば行けそうだったが大人しく板担いで爪で登った。焼山、火打、そしてその奥に海が見えて感動。いい山だな。
頂上から滑りたそうなよもやま君を2人でなだめて来た道を戻る。岩稜を過ぎたら担いでいた板を履いて準備完了。さあお楽しみの時間だ。雪は表面がストップスノー化しつつある。急ごう。斜度よし、木々の密度よし、雪もよし。筆舌に尽くし難い。いいわー妙高いいわー。その後は問題の沢筋を登り返さないように横着して早めにトラバースに入ったら崖みたいなところに出て、みんなであわあわしながら崖を突破し、最後はカニやシールで沢から脱出したらスキー場をちょろっと滑って帰還。よもやま君は気持ちよくなりすぎてスキー場を下まで下りていって登り返していた。誰かやると思ってたよ。乙。
その後は今日もアルペンブリックで反省会して今回のパーティは解散。みなさん今シーズンもご安全に。妙高山めちゃめちゃ良かった。また冬に来たいし、無雪期、秋にまた行こう。
ヤマテンの日本海側の予報がよくなさそうだったので乗り気じゃなかった妙高山
めちゃ晴れましたすみません最高です
スタートから尾根トラバースして少し下って沢を渡る
帰りはシールかカニ歩き
そこからはひたすら尾根歩き
少々やぶい
ラッセル戦士が頑張って前山西側のコルに到着
妙高山の東面が美しい
いい感じのルンゼが2本、その下の沢も広くて良さそうだけど却下
山頂まで伸びる尾根を登る
雪が重めで進みは悪いが3人いればなんとかなる
大岩は右から巻く、雪崩斜面なので一人ずつ
岩の上に出るとサラサラザラメ雪になってシールが効きづらい
斜度が強くなったのでツボ足でズボズボ上がってゴール
山頂付近でウロウロしてから下山、
ツボ足で登った付近までまたツボ足で戻ってからスキー
尾根からコルまでは雪もよく階調
コルからの滑りもまずまず楽しい
途中トラバースをミスっておりすぎてしまった
日射で溶けた重雪を蹴散らしながらカニ脚で復帰、
その先の尾根は薮くてストレスMAX
渡渉ポイントは早めに谷に降りたら急斜面に追い込まれた
なんとか谷を抜けて行きのトラバースに復帰
少し歩いたらゲレンデでかっ飛ばせば終わりのはずだったけど
滑りすぎて駐車地点をすぎてしまった
色々あったけど楽しい1日でした!
今回のレンタカー アクアでは車中泊が厳しいので、自分だけ前日は近くのペンション フェニックスに宿泊。今どきWiFiがないペンションというのには驚いたが、リーズナブルにぬくぬくのベットで寝れれば良し。滝沢尾根から妙高山へは去年の同じ時期にも登っているが、去年の山頂はガスに包まれ展望はなかった。今回は風も強くなく穏やかな山頂で、黒姫山や高妻山はもちろんのこと北アルプスまでくっきり見えて大展望を満喫できた。
スキー場は圧雪車が稼働する前に抜けて沢に降り立つ。沢はもうどこでも渡れるくらい雪があり安心した。滝沢尾根に上がれば何も考えず歩きやすいとこを1600くらいまでガシガシいくのみ。1600くらいから夏道に従ってトラバースする。
光善寺池の尾根のコルに乗り上げたところで夜明けを迎え、モルゲンロートにうっとり。南地獄谷から湯気も出ている。前回は1686からややトラバース気味に進み夏道のある付近で尾根に乗り上げたが、今回は1686から直接尾根に向かった。乗り上げた後のポコの巻も全然大したことがなかったので、今回の方が登りルートとしては良かったと思う。Y0M0YAMAさんは熱心に妙高山のルンゼを観察していたが、尾根への復帰の苦労とルンゼ滑走の快楽を天秤にかけるとどうもルンゼ滑走には心は動かなかった。山頂へと続く尾根は藪もなくとてもいい感じ。最後の急坂は雪崩れに注意して間隔をあけて進む。岩が出てきたら無理せず直ぐに板は担いだ。
山頂で滑走ルートを相談して、最終的に2対1で往路を辿る尾根ルートとなった。岩の下まで板を担いで戻り、そこからお楽しみの時間。滝沢尾根へのトラバースは、なぜか降り過ぎてしまい、ちょっと復帰に手間取った。滝沢尾根は少し藪いところもあったが、滑走は十分に楽しめるレベル。最後はアドベンチャーで沢に降り、沢を抜けてスキー場に登り返したら無事に帰還。このルートは渡渉・ブナの森・トラバース・岩がありの晴れれば絶景を望めて、移動距離以上に充実感があるルートだなあと思う。
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