山伏
- GPS
- 07:13
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 1,331m
- 下り
- 1,319m
コースタイム
- 山行
- 6:11
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 7:10
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道は明瞭。 蓬峠より上は積雪でチェーンスパイクを装着 |
写真
感想
数週間前から登山用品店(LLPIのM店)に通い情報収集と冬山装備を買い揃え、いざ雪の山伏に挑戦しました。
装備を揃えるのにかなりの出費となりましたが、家のかみさんに本格的に雪山に挑戦したいことと安全確保のためであることを熱弁し、快くOKしてもらいました。(「私も一年で同じ額使わせてもらうから」というカミさんの条件付きです)
歩き慣れた山伏でしたが、行動計画に余裕を持って挑みました。
歩き始めてすぐ冬用靴の歩き難さに驚きました。アイゼンに特化した仕様と教わってたのでこの点は納得できました。
足首の靴ヒモを全部締めていたので最上段を外そうかとも思いましたが、この条件でかかとが靴擦れするか知りたかったので、山頂までそのままにしました。靴を早く慣らしたいという意図もありました。
ストックは普段使用しませんが、今回は初めからダブルストックにしました。
中間点の蓬峠までの所要時間がいつもより20〜30分余分にかかりましたが、ストック無しの場合だともっと掛かっていたと思われます。
蓬峠からは積雪のため、初のチェーンスパイクを装着。雪が踏み固められたややアイスバーン化した道を進むとスパイクが有効に働いてるのが良く理解でき、安心して歩くことができました。安全だから→安心ということですね。
南斜面の道は雪がなく、チェーンスパイクをしたまま進みました。途中チェーンスパイクが外れたという方を追い越しました。その方の靴を見るとコバ無しの靴のようでしたので、コバがアイゼン外れ防止に如何に有効であるかを理解できました。自分にとっては高価な靴でしたが、前後コバありの価値を理解しました。
山頂近くになると新雪が積もりいい雰囲気になってきました。足から伝わる感触も楽しめ気持ち良く登れました。滑る感覚も無かったのでチェーンスパイクのまま登頂しました。
山頂と避難小屋の分岐手前にある落差2〜3mの傾斜を下る時、思いっきり滑ってスッ転びました。無雪期なら問題にならない斜面でも雪があると簡単に滑ることを理解しました。もしこれが本格的な斜面だったらアウトだということを教えてくれてるのだと思います。
山頂では素晴らしい雪景色が広がっていました。青空と雪の白さによって山伏のあの原っぱがさらに広がり見せ、最高の解放感を味わうことができました。錯覚か、富士山がいつもよりすごく近くに感じました。
山頂の気温はマイナス4度程度。やや強い風が吹いてたのですぐ防寒着を着込みました。耐えられない程の寒さではなかったので、その場で立ったまま昼食のあんぱんを食べました。
凍るか実験のため持ってきたおにぎりも問題なく食べられました。5分程で昼食を終え、下山を開始しました。余裕を持って下山するためです。
下山の際は1歩ずつ慎重に無理せずいつも以上に足の置き場を意識しつつ、山頂で理解したアイゼン裏のだんごが付いて無いことを確認しながら下りました。危険と判断したら用意してた12本爪アイゼンに直ぐ切り替えるつもりでした。
色々思案してたその時、経験豊富のオーラを感じるあのベテラン女子二人組がちょうどやって来たので、この雪質の下りでチェーンスパイクが有効かを尋ねたところ、「このくらいだったら行っちゃうけどね」と軽い感じだったので、【自己責任】ではありますが、これも経験と思いチェーンスパイクのまま下りました。
今日出会ったのはあのお二方だけでしたので、短い会話でしたが、経験を教えて頂けて本当にありがたかったです。
山頂すぐ南の緩い斜面で滑落停止練習ができるかなとか考えていましたが、今回はそれ程の積雪量ではなかったので、次回試してみたいです。
今回出番の無かった12本爪アイゼンとピッケルを試すためまた訪れたいです。
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