赤面山
- GPS
- 05:18
- 距離
- 7.7km
- 登り
- 698m
- 下り
- 687m
コースタイム
- 山行
- 5:04
- 休憩
- 0:14
- 合計
- 5:18
天候 | 晴れ 無風・微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
積雪はこの時期としては多いと思われる。雪質はパウダー。昨日まで誰も入山者がいなかったと見え、駐車場から山頂までほぼずっとラッセルした。ラッセルはスキーを履いて常にブーツからすね程度。スキーを外すと腰まで潜るところもあった。 |
写真
感想
ようやく今シーズンの初滑りに出掛けられたが、予想外にラッセルを強いられ、疲労困憊となった。
旧スキー場の路肩には6:26に到着。先客なし。まだ暗い時間。クルマの外は風はないものの、気温はマイナス7℃と寒い。ここまでの道中はずっと凍結と圧雪で、のろのろ運転しかしようがなかった。準備をして6:42に出発。防風柵の向こう側に行くがトレースが全くない。積雪はシール歩行をするのに十分だが、トレースはスキーもスノーシューもつぼ足アイゼンも全くなかった。ちょっと意外。昨日まで荒天が続いたので、まとまった積雪が降ってからは初の登山者なのかもしれない。最初の平坦地でシール歩行の練習をしつつ進む。久々のスキー+シールなのでなんだか嬉しい。じきに傾斜のある旧ゲレンデに至るが、ここは植樹が始まっていて、来る度にスキー向けの斜面ではなくなりつつある。なんとか登山道一本分は樹木がなくふつうに歩けるようにはなっているが、ここをスキーで滑って降りてくるのはかなり難儀しそう。それより何より今日はトレースなし。新雪は多く、スキーを履いてもラッセルは常にすねくらいまで潜る。後続が来ないか後ろを振り返るも誰もいない。幸いなのは新雪は降りたてで比較的軽い雪質だったことだ。それでも延々ラッセルが続くとさすがにつらい。今日はお気楽バックカントリーのつもりで来ていたので、いきなり連続ラッセルは想定外だった。それでも天気はいいし時間もまだ早いので、遅いペースではあるが登る。雪は降ったばかりなので、ところによっては十分沈降していなくて、スキーで歩くのにとても難儀するところもあった。天気は晴れて青空。風が全く吹かないので、ラッセルすると暑くて仕方ない。グローブは最初からインナーのみだったが、そのうち帽子を取り、ジャケットも脱ぎ、と徐々に薄着になっていった。インナーとフリースで歩いてちょうど良い加減だった。
旧ゲレンデが見えるところまで上がってくるも、やはりトレースは全くない。かけらもない。とにかく登るしかない。ただ、トレースがないということは下った人もいないので、旧ゲレンデはパウダーが詰まっているように見えた。お楽しみとしておこう。8:15に旧ゲレンデの上部に至り、ここでシールを外して一回滑ることに。ここまでで既に足を使ってしまって、滑る時にしっかりスキー板を押さえつけられるか不安。でもとにかく一回滑る。今シーズン初の滑りはやはりなかなか快適だった。少しパックされているところもあったが、粉雪を滑るのはやはり気持ち良い。ただあまり下りすぎると登り返すのが大変なので、適当なところで止める。再度シールを着けて登り返す。この間先行した登山者とボーダーにトレースの礼を言われる。今日はここまでまじできつかった。
一本滑った後は例の如く山頂を目指す。スノーシューの登山者に一時先行してもらったが、今日の新雪深雪ではかなりつらそう。結局すぐに追いついてしまい、自分でラッセルすることに。ぶなの森を越えると藪地帯。突破は例によって大変。ゲレンデの藪と自然の藪と、藪ばかりに出てくるので、もうスキー向けの山ではなくなってきているように思う。藪を過ぎると左手には那須の山々。今月初めにはふつうの登山で茶臼岳や朝日岳を歩いた。今日はスキーで赤面山を目指す。いくつかスキー向けの斜面を過ぎるも、どれも雪が深くてラッセルがきつい。しかも今日はシールが板によく着かず、片足は途中で剥がれてしまった。板を外してシールの糊面についた雪を丁寧に避けると板に接着するようになった。がしかしこの間つぼ足になったら腰まで潜ってしまい、再度板を履くのにとても苦労した。シールトラブルは解消しなければ。この間10分くらい止まっていたと思うが、結局頼みの後続は追いついてこず、この先も自分ひとりで頑張るしかなかった。山頂まで9割以上一人でラッセルして10:20に到着。疲れた疲れた。ラッセルがなければ積雪期でも2時間あれば楽に山頂に到達できるが、今日はずっとラッセルだったので時間がかかった。天気は良く、周囲の山々はよく見えた。写真を撮ったり下りの準備をしていると、後続が続々上がってきた。また別の人に礼を言われる。
山頂にはしばらく滞在して下りに準備をする。準備が終わったらさっさと下山開始。山頂付近はいつも風が強くて雪が着いていないので、慎重に高度を落とすのみ。雪が着いていて適当な斜面が出てきたらお楽しみのスキーだが、やはりあまり快適なところはなかった。斜度が緩いと下りラッセルになってしまい、全然進まなかった。更に進めば藪に突入となり、ここを突破するのも難儀した。スキー向けの山ではやはりないと思う。這々の体で旧ゲレンデに戻る。あちこち食い荒らされているかと思ったが、まだパウダーは残っていて、これ幸いと滑り始める。正午に近くなって水気の多い雪質かと思ったが、まだパウダーで板もよく走った。快適なのは、結局この旧ゲレンデだけだった。残りはクルマまで消化試合。とは言え狭い登山道滑走は容易ではなく、何度か深雪に足を取られた。へろへろになりつつも11:47に駐車場到着。体中あちこち痛くなったし、明日は全身筋肉痛になりそうだ。
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