記録ID: 3870982
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無雪期ピークハント/縦走
奥多摩・高尾
むすび山はどこだ!?(笑)年末の高川山
2021年12月30日(木) [日帰り]
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 02:50
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 669m
- 下り
- 766m
コースタイム
天候 | 晴れていましたが、所々雲が出ていました。風は午前中はほぼ無風でしたが、午後になると比較的強い風が吹きました。気温は早朝は低かったものの、日中は12〜13℃くらいまで上がりました。 なお、当日の日の出(甲府)は0655でした。 |
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過去天気図(気象庁) | 2021年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
復路:JR中央線 大月駅 1235発 各駅停車高尾行 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆初狩駅〜高川山登山口〜男坂/女坂分岐(下) 初狩駅の改札(北口のみ)を出て20mほど直進すると、すぐに右手に伸びる細い路地があります。そこへ右折して50mほど進むと、地下に下りていく道路が現れるので下っていくと、中央線をくぐって、線路の反対側(南側)に出ます。 ここを左折(道標あり)して道なりに進み、橋を渡って、自重寺というお寺の方向に向かいます。自重寺への入口をそのまま通り過ぎると、道は林道になり、そのまま進んでいくと、高川山登山口に着きます。登山口手前までは舗装されていますが、登山口の手前150mほどの区間はダートになっています。 登山口には簡易トイレ(2基)と登山者用のカウンター(手押し)が設置され、駐車スペースは4〜5台分程度あります。登山口からさらに林道を進むと、登山道(男坂/女坂ルート)への入口があります。 最初はゆっくり高度を上げていきますが、次第に緩急が付くようになってきて、そのまま上がっていくと、男坂/女坂分岐(下)に到着します。 ◆男坂/女坂分岐(下)〜男坂/女坂分岐(上)〜高川山 男坂/女坂分岐(下)からは男坂を選択。特に危険なところはありませんが、滑りやすいところや斜度の高いところもあるので、スリップには注意が必要です。急登が続くので体力勝負です。一部、トラロープが付いている場所もありますが、基本的にはなくてもクリアできる程度の難易度です。道標は要所に設置されています。 この日は、少し霜柱などで凍結していた場所もありましたが、北側斜面ということもあり、気温は暖かかったものの、路面状態は比較的ドライで歩きやすかったです。 そのまま上がって、男坂/女坂分岐(上)で女坂ルートと合流すると、ルートも平坦になって、残りの高度100mほどを稼いだら山頂に到着します。 山頂は10〜15人程度でいっぱいになりますが、特に富士山方向および都留市街の展望が良好です。 なお、山頂からは今回通過するルート以外に、禾生駅方面にも下山が可能です。 ◆高川山〜禾生・田野倉駅方面分岐〜田野倉駅方面分岐〜天神峠 山頂から大月駅(むすび山)・田野倉駅方面へのルートを進みます。200mほど進むと、禾生・田野倉駅方面分岐を分けますが、大月駅方面にはそのまま尾根上を直進します。 分岐を分けて軽く登り返して、無名ピーク(北側へ伸びる平坦な尾根があり、そちらへ進むトレースもありますが、通行禁止のトラロープが張ってあります)を過ぎると、そこから一気に100mほど高度を下げることになります。 このあたりは、岩を交えた滑りやすく、谷側が切れ落ちた急坂が続き、本日のルートでは核心部です。一応、危険なところにはトラロープが張ってありますが、古そうなものもあるので、あまり信用しない方が良いと思います。 ここを乗り切ると、その後は緩急あるものの、尾根上をひたすら高度を下げていきます。尾根はヤセ尾根になったり、やや広がったりしつつ、急傾斜の場所や滑りやすいところもありますがの、丁寧に歩けばそれほど問題はないと思います。ただし、落ち葉の下の石や木の根に足を引っかけないように注意が必要です。 たまに登り返しなどもありますが、それほどキツいのはありません。いったん尾根を外れて、北側斜面のトラバースがありますが、フラットですが少し細いので注意が必要です。トラバースを終えて、尾根に復帰して下りきると、天神峠に着きます。 なお、天神峠から尾根を外れて国道20号線に直接下りるルートもあるようです(ただし、道標には難路との表示があり、ルートも荒れている感じでした)。 ◆天神峠〜峯山〜オキ山〜むすび山(旧陸軍大月防空監視哨跡)〜むすび山登山口 天神峠から高度にして6〜70mほど登り返すと、峯山に着きます。樹が多いため、展望はないことはないというレベルです。 ここからさらに尾根上を若干アップダウンを繰り返しながら、高度を下げていきますが、オキ山を通過したあとはアップダウンが少なくなり、比較的平坦なトレイルが続きます。 最後に、少しだけ登り返すと、むすび山(大月防空監視哨跡)に到着します。山頂には防空監視哨の跡と説明看板、ベンチなどがあり、大月市街と岩殿山方面の展望が良好です。むすび山から尾根歩きは終わりになり、山腹を絡みながら一気に7〜80mほど高度を下げると人家が見えてきて、むすび山登山口に着きます。 【むすび山の表示・道標についての雑感】 高川山から田野倉駅方面へ下りる分岐点での道標では、大月駅方面という表示より、「⇒むすび山」という表示が強調されているところもあるのに、天神峠〜むすび山までの区間では、何故か道標が激減し、むすび山の表示がなくなります。 また現地(山頂)で、むすび山の表示を探したのですが見つかりませんでした。現在、防空監視哨跡と表示されている標柱は、以前むすび山展望台と表示されていたようですが、現在は書き換えられています。山名表示は見落とした可能性はありますが、少なくとも分かりやすいところにはありませんでした。 こうした状況のため、GPSを使用しない(できない)人や、むすび山の正確な位置を把握していない人を、結果として混乱させる恐れがあり、ほぼ一本道のルートとはいえ、安全推進上、あまり好ましいことではないと感じました(実際、複数の方のレコに「むすび山はどこ?」と言うものがありました)。このあたりは管理者(大月市?)に是正をお願いしたいところです(なお、むすび山登山口には「⇒むすび山展望台(旧陸軍防空監視哨跡)」との道標があるので大月側から来た人は正しく認識できる可能性が高いです)。 ◆むすび山登山口〜大月市立中央病院〜国道20号線〜大月駅 むすび山登山口からは、舗装道路となり、人家の脇を下りていきます。すぐに市道にでるので、左折して大月市立中央病院の前の坂道を下っていくと、大月市立病院入口交差点で国道20号線と合流します。 ここを右折して、大月橋で桂川を渡り、600mほど進むと駅前通りに交差するので、左折してすぐ大月駅に着きます。 |
その他周辺情報 | ◆山梨県立リニア見学センター ⇒リニアの試験運行を間近に見ることが出来ます。大迫力 https://www.linear-museum.pref.yamanashi.jp/ |
写真
対空聴音壕の跡
B29が東京方面に空襲に行く場合、マリアナ諸島から北上してきた編隊は、富士山を目印に東へ方向転換し、中央線沿いに東京を目指したそうなので、戦時中は大月が対空監視の最前線でした
B29が東京方面に空襲に行く場合、マリアナ諸島から北上してきた編隊は、富士山を目印に東へ方向転換し、中央線沿いに東京を目指したそうなので、戦時中は大月が対空監視の最前線でした
撮影機器:
装備
個人装備 |
Tシャツ(半袖)(1)
Tシャツ(長袖)(1)
サポートタイツ(1)
シューズ(1)
ザック(1)
靴下
グローブ
雨具
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
携帯
時計
カメラ
ハードシェル
予備手袋
水筒(保温性)
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感想
年内の仕事も昨日で終わり。何とか年末年始の準備も当座のものが終わったこともあり、少し出遅れましたが、ショートで高川山に行ってきました。
晴れて暖かかったものの、やや雲が多く、富士山に雲が被りがちだったのが残念。今年もコロナのためにあまり遠出が出来ませんでしたが、来年こそはもうちょっと足を延ばしたいものです。これで登り納め、となるかも知れませんが、あと1日ある。
当座の年末年始の準備は終わったとはいえ、まだ細々したものは残っているさなか、何とかやりくりして、体力維持と走行距離の積み上げが出来ないか、思案のしどころと行ったところです(笑)
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