積雪の御岳山〜大岳山〜御前山〜月夜見〜数馬の湯
- GPS
- 08:45
- 距離
- 23.8km
- 登り
- 1,389m
- 下り
- 1,577m
コースタイム
御嶽山ケーブル展望台 8:30
御岳山 8:45
大岳山 10:30(休憩)
鋸山 11:00
大ダワ 11:15
鞘口山 12:00
御前山 12:30(休憩)
惣岳山 13:15
小川内峠 13:45
月夜見第二駐車場 14:30
都民の森 15:30
数馬の湯 16:45(休憩・温泉)
檜原温泉センター 発 17:32
天候 | 快晴 積雪がありましたが、風もなく、この上ない天気です。 気温は、三頭山麓の数馬付近でも-2℃と低い。 ザックに差していたペットボトルのお茶が外気でシャーベットになっていました。 積雪は、御岳山〜大岳山付近から徐々に深まり、御前山付近で30cmくらい。 御前山〜月夜見山にかけては、さらに積雪が深く、中には50cmくらいのところも。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
新宿 5:50 立川 6:29 御嶽 7:30 御嶽駅バス 7:50 御嶽ケーブル 8:15 御嶽山展望台 8:25 〜帰路〜 檜原温泉センターBS 17:32 武蔵五日市 18:38 四ツ谷 20:00 |
コース状況/ 危険箇所等 |
12/29日現在、御岳山ケーブル山頂駅付近から積雪あり。 大岳山〜御前山〜月夜見山〜都民の森〜数馬は積雪。 尾根筋は、大岳山〜鋸尾根で20〜30僂らい、その先、御前山〜月夜見はさらに深く、50cmくらい積雪している場所もある。 コースはよく整備されています。 惣岳山〜小川内峠の間は、左右崖の痩せ尾根あり、要注意。 岩場・急斜面は凍結個所あり、要注意。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ 1 Panasonic
予備電池 1セット 単四×4本、携帯用
1/25,000地形図 4枚 国土地理院
ガイド地図 1 山と渓谷地図
コンパス 1 スマホ内蔵型
笛 1 クマよけ
筆記具 1
保険証 1
飲料 1.5L 鉄観音茶(自家製)
ティッシュ 1
バンドエイド 1
タオル 2
携帯電話 1
計画書 1
雨具 1
防寒着 1 ヒートテック
ストック 1 LEKI
非常食 1 コンビニのパン
鈴 1 クマよけ
消毒薬 1
軍手 1 100均
マフラー 1
|
---|
感想
2013年最後の山行は、奥多摩三山の内、最後に残った御前山を目指すことにしました。
中央線に乗って向かう途中、日の出となり、高架を走る中央線から奥多摩の山々が見えてきました。
あれ、山が白い?と思いながらも、向かうことにしました。
御嶽で降りて、バスとケーブルカーを乗り継いで、御岳山へ。
ここから歩き始めます。
中央線から見えた通り、雪が残っていて、長尾平を過ぎたあたりから、完全な雪道になっていきます。
今日は、アイゼンをもっていません。
ロックガーデンを過ぎるあたりから、しまったと思いましたが、行けるところまで行って引き返そうと思いつつも、雪道がだんだんと面白くなり、結局、大岳山の山頂まで登りきりました。
どうやら雪は、最近降ったばかりのようで、新雪に近い状態。
アイスバーンになっていないので、あまり滑らないのが幸いしているようです。
大岳山頂は、とても眺めが良く、特に富士山が絶景。
さらに、江の島も見え、航行するコンテナ船のような船まで見えます。
前回登った時よりも格段に眺めが良く、見事な富士山は、まるで銭湯に書いてある富士山のよう。
ここから鋸山へと進みます。
途中、流石にアイゼンなしの凍った坂道は鬼門です。
1回こけました。
雪道をひたすら進み、鋸尾根から大ダワに向かいます。
大ダワに到着後、アイゼンがないので、奥多摩湖へ降りようか迷いましたが、ここは男の子、当初目的地である、御前山へと進みます。
雪はさらに深まり、御前山に入っていくと、30cmくらいになっていきます。
滑らないように慎重に進みながら、御前山山頂に到着。
頂上では、何人かの方が休憩。
景色のよいところでは写真を三脚で撮っているかたもいらっしゃります。
少し休んで、惣岳山、月夜見山へ。
惣岳山までくると、積雪は完全にスキー場のような状態。
尾根伝いの広々とした防火帯は、まるでゲレンデよう。
このあたりから、雪上の人の踏み跡は、分岐の度に少なくなっていきます。
そのうえ、左右に切れている、やせ細った尾根が登場、しばらく左右の切れた高度感抜群な雪道が続きます。
超急斜面の崖は、雪に隠れていますが、踏み外せば、雪で滑れば、きっとまずいんだろうなぁと恐怖感を抑えながら、非常に慎重に進みます。
こんな雪山の尾根シーンは、どこかの登山家が登るような山だと思いながら、落ちないように進みます。
ふと、景色を見やると、雲取山と石尾根の眺望が素晴らしい。
眼下に奥多摩湖を湛え、何とも良い景色。
怖い足元ではありますが、1眼レフをザックから取り出し、夢中で写真撮影です。
小河内峠に着くと、人の踏み跡は、奥多摩湖方面への下り道へと下り、なくなります。
こからは、人の踏み跡のない新雪の上を歩きます。
それでも、先客がいるようで、まるで道を教えるかように、鹿の足跡がルート上に続いています。
鹿の足跡を頼りに月夜見山へと進んでいくと、妙に大きく、雪に食い込んだ足跡を発見。
もしや、これは、きっと熊!!
意外と新しそうな雪上の大きく豪快な足跡に怖くなります。
しばらく、トレイル上に続く、熊と鹿の足跡を頼りに月夜見山へ向かいます。
最後に、ゲレンデのような防火帯の急坂を登り、月夜見第二駐車場に。
随分と歩いたので、ここからは奥多摩周遊道路を歩きます。
途中都民の森によろうかと思いましたが、生憎、冬期休業中。
奥多摩周遊道路も冬季閉鎖中とあって、大きな道路を一人占めです。
そのまま、車道を下り、凍てつく夢の滝へと下り、数馬集落に入ります。
数馬集落といっても、気温はまだ-2℃。
ザックの外側に入れていたペットボトルのお茶は、いつの間にか。シャーベットになっており、歩くのに夢中でわかりませんでしたが、外気温は随分と低かったようです。
数馬の湯につくころに、丁度日没を迎えます。
温泉でゆっくりと体を温め、ちょっとしたお土産を買ってバスに乗って帰りました。
今年最後の山行は、かなりハードな山歩きでした。
気がつけば、歩行距離も25kmをこえています。
それでも、御前山を制覇、かなり満足度の高い山行になりました。
返す返すもアイゼンをもってこなかったのは不覚でした。
やはり冬の山行は、関東の山であっても必ずアイゼンは用意していこうと思いました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
24km近い雪道、お疲れさまでした。
しかも、アイゼン無しで、さぞ疲れた事と思います
(体力も、気疲れも…)
御前山から小河内峠間は、やせ尾根が二カ所位ありますし…
小河内峠から奥多摩湖への下山ルートは、
最短で下界に降りられますが、急な斜面もあります。
雪質にも依りますが、アイゼン無しでは、避けて正解だったかも知れません。
しかし、数馬までは長かったと思います。
スゴイ頑張りですね
私には、無理です
ではでは、良いお年をお迎え下さい。
来年も、良い山登りが出来ます様に…
ringo-ya さんコメントありがとうございます。
御前山から先は、奥多摩方面へ降りようか迷いました。
雪上の足跡は分岐の度に奥多摩方面へ延びていたからです。
ただ、手許にある国土地理院の地図を見ると等高線の間隔がかなり狭いので、尾根伝いが安全だろうと月夜見へと向かいました。
アイゼンなしの場合、正解だったようで、ほっとしています。
ただ、誰も歩いていない新雪のルートを、熊と鹿の足跡を頼りに進むことになるとは思いませんでした。
冬の奥多摩は決して侮ってはいけませんね。
それでは、来年も良い山行となりますように!!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する