長峰〜手代森〜阿蘇ヶ岳〜唐竹温泉
- GPS
- 07:20
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 438m
- 下り
- 452m
コースタイム
天候 | 雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り)唐竹温泉前16:38-(平川市循環バス)-17:00平賀17:06-(弘南鉄道)-17:19弘前 |
写真
感想
阿蘇ヶ岳に興味を持ち始めたのは今から約1年前、「あおもり110山」を読んでからであった。征夷大将軍・坂上田村麻呂の伝説が残り、かつては地元の小学校の遠足で登られ、その後採石場として切り拓かれた山。標高は低いながら地元住民との関わりが深いこの山こそ2013年最後の登山にふさわしいと思い、クサモリと1年生2名と僕で臨むことにした。
長峰駅で下車し、出発。スキーの聖地・阿闍羅山を背に、まずは阿蘇ヶ岳手前の手代森へ林道をたどりつつ向かう。道中地図とリンゴ畑を眺めながら進むも、リンゴ畑に気を取られたせいか地図上にない林道から取付いたことに気づかず、そのまま手代森に到着。以後P281から先の送電線まで僕の地図読みの感覚がずれる。
手代森山頂では三角点マニアの1年生が三角点探しを始め出したので、そのまま軽く休憩とする。その結果、軽くと思っていたら45分も長居することになる(しかも三角点は見つからず・・・)。手代森から先は尾根伝いに進むも、ツル植物の鬱蒼としたヤブと低山特有の細かい地形、さらに地図読みの感覚のずれにより読図に苦戦する。不安になりつつもなんとか先へ進むと、目の前に送電線が現れる。これにより現在地がP281から先の送電線付近とわかり、一安心する。地図上にない林道を通ったことに気づいたのは下山後だった。
P281と阿蘇ヶ岳のコルから、阿蘇ヶ岳の支尾根に取付く。ここから先は傾斜が急でヤブも相変わらずツル植物だらけのため、一歩一歩進むのに時間がかかる。ウサギのトレースは実に合理的なラインを引いていたため、そこをたどりつつラッセルする。山頂まで僕がトップを務めたが、疲れるけどやはりトップは楽しい!
12時前に無事阿蘇ヶ岳山頂に到着。山頂で大鰐町の時報(シーハイルの歌)が聞こえるのを期待したが、はっきりと聞こえず。これは次回、阿闍羅山で聞くしかない。
昼食を食べ、三角点マニアと阿蘇ヶ岳の三角点とのご対面を済ませ、下山に向け北側の尾根へ進む。懸念していた採石場のガケは、尾根上に柵が張られていたためうっかり入り込むことなく尾根をたどれた。採石場の作業道をひたひた歩き、唐竹川沿いの車道に到着。そこからすぐ近くの渾神の清水(いがみのしっこ)に寄り、おいしい水を飲んでいく。ここは坂上田村麻呂が目を洗ったら眼病が治ったという伝説が残り、名水百選にも選ばれている。僕も目を洗ったら視力が回復しただろうか・・・
あとはひたすら車道を歩き、唐竹温泉に到着。寒さに震えた体を温めるため温泉に入るも、あまりの熱さに一同ノボせる。
今回は久しぶりに山の中で誰とも会わなかった山行だった。人里近い山でも自分たちだけの静かな山行が楽しめたのはよかった。また、「阿蘇ヶ岳」という山を十二分に味わい尽くせたおかげか、久しぶりに下山後の疲労が心地よい感じがした(山行自体久しぶりだからかもしれないが)。来年も、安全で楽しく充実した登山を行えるような1年にしたい。
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