2022年1発目!日本百名山 絶景の開聞岳🏵
- GPS
- 03:37
- 距離
- 7.2km
- 登り
- 844m
- 下り
- 835m
コースタイム
天候 | 快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年01月の天気図 |
アクセス |
車で「かいもん山麓ふれあい公園」の登山者用駐車場へ。 電車で開聞駅からも徒歩で行けます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
頂上付近凍結あり、登山靴必須。 火山灰質の登山路は滑るためくるぶしまである靴を推奨。 また岩場で体を支えるためグローブも推奨。 |
その他周辺情報 | 区営鰻温泉がおすすめです。狭いので大人数での利用は避けましょう。 枚聞神社はパワースポットなので訪れる価値あり。 |
写真
感想
鹿児島の「開聞岳(かいもんだけ)」は鹿児島の南部に行けば遠くからもわかるとても目立つ山です。
これが日本百名山であることを知ったのは実は最近のことでした。
鹿児島は私の両親が生まれた土地で、馴染みがあったものの、この開聞岳についてはあまり気にしたことがありませんでした。
深田氏の日本百名山を読んで、改めてこの開聞岳に登りたいと思い、2022年の山開きとしてこの開門岳を選択しました。
この開聞岳は、訓読みで「ひらききだけ」ですが、もともとこの地名は「平来」で「ひらきき」、これが「枚聞」と「開聞」となったとのことです。
鹿児島県では有名な「枚聞神社」もここからきています。
深田氏の本にもあるように、この開聞岳は九州最南端の地に、海の目の前に聳え立つ山として有名です。さらにその形は薩摩富士と呼ばれる通り立派な円錐の形をしています。
そして、南から船で訪れる際に目印になります。
その標高は924m (旧922m)、しかしながら登り始めはほぼ0m近いため、厳しい登りが待っています。
まず登り始めから7合目あたりまではずっとスコリア質の火山灰の道を歩きます。滑りやすいのでストックがあるとよさそうです。
7号目あたりで一気に視界が開け、海が綺麗に見えました。島にある山以外でこんなに海が見えることは殆ど無いと思います。この前の伊豆大島の三原山に負けず劣らず絶景でした。
8号目あたりは再度山の中ですが、岩がゴロゴロしてました。できればグローブをして岩を手で掴みながら進んだほうがよさそうです。
一部凍結が見られ、苔や黒土で滑ったので気をつけてください。
そして頂上は岩場でしたが、多くの登山客で賑わっていました。最も目立つ岩の上に立つと、まさにパノラマの絶景でした。登れそうであれば、是非岩の上からの景色を見ていただきたいです。海、硫黄島、枕崎、池田湖、長崎鼻、全てが見えます。まさに年明けにのぼるにふさわしい山だったと思います。
さて、この開聞岳が日本百名山として選出された理由として、橘南谿という旅行家だった医師が挙げた名山論にその名があったことが理由の一つとして挙げられています。「まず名山と称すべきものは、立山、白山、鳥海山、月山、岩木山、岩手山、彦山、開聞岳、桜島である」と。深田氏はこの名山に含まれていた開聞岳が、その景色や立地から日本百名山にふさわしいと考えたようでした。同じ1000mに満たない百名山である筑波山は歴史的背景が主な理由だったことに対し、開聞岳はその眺望と立地が主な理由ですね。
そうした選定理由を踏まえて登ると、違うものが見えてくる気がします。
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