志和稲荷黒森山 荒れた林道を突破せよ

2022年01月10日(月) [日帰り]

• GPS: 04:17
• 距離: 7.7km
• 登り: 635m
• 下り: 616m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:10
• 休憩: 0:08
• 合計: 4:18

12:13 志和稲荷神社
13:57 13:57 国見山
14:58 15:06 黒森山
15:42 15:42 国見山
16:31 志和稲荷神社

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

志和稲荷神社から先の町道は冬期通行止め。駐車スペースも無いので神社の駐車場に停めさせてもらった。

コース状況／危険箇所等

危険というほどのものではないが、林道は途中から荒れていて路肩の欠損や倒木が多数あるので通行注意。

その他周辺情報

ラ・フランス温泉館が近くにある。

写真

車道は志和稲荷の少し先から冬期通行止めになっている。除雪されてはいるが奥にある山王海ダムの管理のためのようだ。

途中から林道が分岐している。この林道に入っていく。

藪山ではスノーシューはかえって邪魔だろうとツボ足で来たのだが…思ったより雪が深い。こりゃ失敗したか？

林道は奥に進むにつれて荒れてくる。路面に灌木が生え始めていて、これが行く手を阻んでくる。

予想通り狭っ苦しく面倒くさい場所が多数出てきた。跨ぐには高いし潜るには低いので雪の上を這いずり回ることになる。

林道上部はほとんど廃道状態のようだ。数年前の水害が原因かもしれないが斜面が崩れている場所が多い。

一面樹木に囲まれた登山道だが、斜面が崩れた場所だけが景色が良いのは皮肉なものだ。

林道から外れ尾根の上に誘導するピンクテープがあった。おや、もう山頂が近いのかしらとあまり良く考えずにテープの導く方向へと進んでいった。

尾根には微かな踏み跡が着いているようにも見える。道が正しいことを確信し山頂を目指して進んでいく。

お、どうやら山頂に着いたようだ。
この時はそう思っていました。

え？　国見山？
黒森山じゃなくて？

慌てて地図を取り出してみると途中にある小さなピークだった。道を間違えたわけではないが、山頂と思ったのは早とちり。奥に見えるのが黒森山のピーク。

いくらなんでも早く着き過ぎだと思ったんだよなぁ。国見山から先、林道はさらに廃れ度合いを増し雪の下の笹薮に足を取られるようになった。

地図に無い林道分岐があったりするが方向を見定めて進む。

いよいよ林道も終点に近づいた。脇の林にピンクテープを見つける。方角的にここが山頂への取り付きだろう。

杉の幼木の間を抜けて山頂を目指す。林道を外れた途端雪が深くなった。雪の着き方が違うのだろうか。

タイムリミットが迫り気持ちばかり焦るのだが新雪に足を取られてなかなか先へと進まない。

リミットに設定した3時まで、あと3分！
山頂らしき場所が見えてきたが吹き溜まりが我々を阻む！

山頂！
時刻は2時58分（笑
ギリギリセーフで山頂に到達することができた。

山頂は樹木に囲まれているため眺望はほとんど得られないが、木々の隙間から東根山が見えていた。

逆光で分かりづらいが山王海ダムの湖面が輝いているのも見える。

空が青いなー。

さて、あまりのんびりしているわけにもいかない。夕暮れが迫っている。急ぎ下山する。

急いでいるのに野鳥たちが呼び止めてくる。ガラの混群やマヒワなどが次々やってくる。

いやいや、急がないと！
夕暮れの気配が迫ってきたぞ。

下山時は国見山のピークは巻いて行こうと思う。林道跡をたどってショートカットだ。

がーん…。ショートカットしたつもりが本日最大の倒木に行く手を阻まれてしまった。

なんとか障害物を突破して車道まで戻ってきた。これで生還決定。

無事に下山しました。お疲れ様でした！

感想

ちゃってぃ

この日は午前中にスキーをしに行ったのだが、忘れ物をして滑ることができず、午後から山へ転進したのだった。そんなわけで午後からの登山となった。
自宅から比較的近い志和稲荷黒森山。夏はどこまで車で入れるか知らないが、冬季は町道が通行止めになるため志和稲荷から歩く。おそらく藪山であろうことからスノーシューではなくアイゼン装着のつぼ足での挑戦とした。
ところが意外と雪が深く、林道に入ってからは膝下ラッセルとなりかなり苦労した。もしかして判断を間違えたかと思ったのだが、林道は途中から大荒れとなり、灌木や蔦などの障害物が多くなりスノーシューだと絡まって大変だっただろう。
一応、二時半までというリミットを設けて入山したが、山頂が射程に入ったところで時間切れとなった。少し悩んで三時までリミットを延長して山頂を目指し、残り二分で山頂に立つことに成功した。オーバーペースで登ったことで山頂に着いたときにはめまいを覚えたくらいだった。ちょっと褒められた登り方ではないな。
下山も日30分前というギリギリの時間。最近、午後登山が増えているが、いつか痛い目に合わなければいいなぁと、まるで他人事のように思っている今日このごろだった。