飯士山
- GPS
- 05:22
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 961m
- 下り
- 941m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年01月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
放射冷却で冷えた朝。
空に浮かぶきれいな月に照らされながら山行開始。
ルートの前半は水平移動が長いのでスプリットボードにしようか迷ったが後半の急斜面の直登に備えて足元はスノーシューを選択。そのおかげで出だしから脛程度のラッセルが続く。
しばらくは林道を忠実にたどり途中から杉林へルートを取る。
トラバース気味に進路を取りいくつかの支尾根を超えていくがこのあたりから雪も深くなり膝ラッセルとなる。斜度も増してきて歩みが鈍りはじめる頃に空も明るくなってきた。
登路に選んだ尾根への取り付きあたりが最も深くて膝上まで沈む。苦労して尾根に這い上がったあたりで小休止。
上部を見上げると負欠岩が近くに見える。
尾根上は藪が五月蝿いが雪が風に飛ばされていて、さっきまでのようなラッセルがない分まだマシだ。
ただここからは斜度もあるのでそれなりにしんどい。
急斜面の段差やグリップしづらい雪などはブッシュを掴んで強引に上がっていく。背負ったスノーボードがいちいち藪に引っかかるのも煩わしい。
それでも順調に高度を上げると徐々に展望も良くなり、気分はいい。
登りながらイイジスライダーの状況もチェックするが期待通りのコンディションだ。
ピークが近づいても斜度は緩まずむしろ増しているように感じる。一歩一歩慎重にスノーシューのグリップを効かせていく。このあたりはスノーシューでも行けなくはないがやはりアイゼンがあった方がいい。
そしてようやくイイジスライダードロップポイントのピーク、1070mの西ノ峰に到着。
周囲は見渡す限りの大展望。天気も快晴で最高の山日和。
時間は8時半、せっかくなので飯士山山頂へ寄ってみようかという思いと、雪が重くなる前に早く滑りたい思いとでしばし悩む。
とりあえず山頂までのルート状況だけでも見ておこうとした瞬間、鈍い音と衝撃とともに足元に亀裂が走り巨大な雪庇が崩壊。
下の灌木をバキバキとなぎ倒しながら流れ落ちて行った。
あと一歩雪庇側に寄っていたら間違いなく一緒に落ちていた。危機一髪。
これでもう山頂への寄り道は却下して滑走準備。
最初の出だしが一番急でスラフが出るので数ターンで一旦左に逃げる。
その後はまっさらなオープンバーンを自由気ままに落ちていく。最高!
負欠岩を過ぎるあたりからやや進路を右へ。
小尾根をトラバース気味に超えて良さそうな斜面を選んで滑り降りる。どこもかしこも滑りやすくて快適に往路に合流。
調子に乗りすぎて落としすぎてしまい、少し登り返しがあった以外は完璧だった。
標高の低さなどもありなかなか良い条件と休日が重なるタイミングがないけどチャンスがあれば何度でも再訪したい。
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