奈良倉山から三頭山(2日間)/佐野峠〜鶴峠〜避難小屋泊〜笹尾根〜浅間峠
- GPS
- --:--
- 距離
- 29.2km
- 登り
- 2,161m
- 下り
- 2,189m
コースタイム
中風呂BS 7:20
西原峠 8:55−9:00
佐野峠 9:45−9:50
奈良倉山 10:50−11:15
鶴峠 12:15
小焼山 14:15−35
三頭山 16:20−40
避難小屋 16:50
2日目
避難小屋 6:20
深山の道分岐 6:45−7:10
槇寄山 8:10−15
数馬峠 9:10
笛吹峠 10:05
小棡峠 10:50
土俵岳 11:25
日原峠 11:35
浅間峠 12:15−20
上川乗BS 13:15
下川乗BS 13:35
天候 | 10日晴天・11日晴天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰:西東京バス・下川乗BS〜武蔵五日市駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
1日目 西原峠手前、植林地帯から硬く凍りかけた雪道。その後奈良倉山までは雪道が続く。 奈良倉山から鶴峠もほぼ全面雪道。(雪質が緩く、ここではアイゼンは使わなかった。) 鶴峠からしばらくは雪無し。 小焼山手前から三頭山までは雪道。硬く凍りかけた雪質。 三頭山から避難小屋までは氷結多し。 2日目 小屋から深山の道分岐までは氷結あり。 その後の笹尾根は笛吹峠あたりまでほぼ雪道。時々下地がアイスバーン。 丸山から先あたりからは時々の雪道も雪緩む。 日原峠から先、ほぼ雪道無し。 |
写真
感想
2014年、登り初め。
どうせの初めなら、色々な初めてを絡めようじゃないか!という企画の元の2日間。
初軽アイゼン・初小屋泊・初西東京バス圏内・初凍え・・・。
そんな初物三昧の山行は、がっつりと冷えこんだお山の空気に厳しくもおっとりと見守られて過ぎて行く。
鶴峠から三頭山を目指した雪の尾根道、最後の小さな突起越えの連続は正直こたえたし、ゆえの三頭山から夕焼けには少し感慨深い思いにも。
その後ぐんぐん下がる気温を肌で感じつつ辿り着いた避難小屋には、そのがっちりとした立派な構えに言いようの無い安堵感を覚える。が、内部は『風の当たらないお外』といった様なモノであることを知った夜更け、そんな小屋内はネズミ達にはおあつらえ向きな環境でもあるようで、ほぼ2時間置きの彼らの襲来に少し手を焼いた。小さなグレーの二十日鼠達は都会のドブネズミとは違って可愛いは可愛いのだが、顔に向って飛んできたりもするのが厄介でもあった。
寒さに耐えかねて早めの起床、そしておじやの朝食。
冷えた背中までにもその熱が伝わる温かな食事は人に多大な勇気を与える。おじやの絶大なその優しき温度に『ああ、生まれ変るならおじやに成ろう。そして冬山で凍える人を暖めてやるんだ!』と妙な正義感に燃えた午前4時30分、寝床を片付けゆかの箒がけをし、なんやかんやと準備を済ませて午前6時20分小屋を出る。
流石に早朝の尾根道ではアイゼンが心強い。6本爪で十分な程度の薄い氷結だが下りではすこぶるグリップしてくれて安心感があった。
その後途中で日の出と富士の朝焼けを眺め、いざ笹尾根をずんずんと下る。笹尾根には軽アイゼンで丁度よい程度の固まりつつある積雪が残り、その緩やかな斜度も相まってとても歩き心地がよい。
『これは、楽しい・・・!』
そんな山道をかれこれ6時間歩き浅間峠へ到着。笹尾根はその先も続き熊倉山やら生藤山やらを巡れるが、それは次回にしようと上川乗のBSを目指して山を下りた。
バスに乗ると暖房が良く効いていてとても暖かい。昨晩の底冷えを思い出して思わず一人笑ってしまう。後に座ったかみさんを振り返るとやっぱり薄ら笑いを浮かべている。何やら外から見たら気持ちの悪い夫婦に見えたに違いないが、そんな周囲の視線も全く気に留めるまでも無く、直ぐに眠りに落ちていた・・・。
14年登り初めの山行は凍えたり暖まったりと忙しかったが、振り返ればただただ楽しさだけが残った2日間であった。
コメント
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shinos42さん こんばんは〜<(_ _)>
夫婦二人での山・・私たちも楽しんでいます。
趣味がカメラとあって・・29枚目 日の出と奥様の「目力」に感銘
しました・・(>_<)
何年か富士山から初日の見える山々に登りましたが・・ネズミが運動会
をする山小屋はゆっくり寝られず・・怖いですね〜(T_T)
お疲れ様でした。今後もお互いに安全登山を・・(^_^)v
ibuki89さん、はじめまして。
拙い当レコへのご訪問、そしてコメント有難うございます。m(__)m
例の写真、当初少しモザイクをかけてUPしようとしたのですがカミサン曰く『どうせ判らないからいいよ』とのこと。恥を忍んで掲載した次第です。
夫婦で渓流釣りを長くしてからのようやくの山登り挑戦な私達ですが、身の丈に合った山行をでも時には少しだけ冒険心を持ってを合言葉に、仲良く元気に怪我無く続けていけたらと思っています。
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