縞枯山周回(山頂駅〜五辻〜茶臼山鞍部〜縞枯山〜雨池峠)



- GPS
- 05:04
- 距離
- 4.8km
- 登り
- 260m
- 下り
- 247m
コースタイム
天候 | 曇時々晴れ 気温はマイナス10℃以下(ウエザーポートで測定不能) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
プール平までは除雪が完了しておりノーマルタイヤでも大丈夫なくらいでしたが、プール平を過ぎる辺りからは、圧雪路となりスタッドレスタイヤが必要となりました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは山頂駅にあります。 山頂駅から五辻まではしっかりとトレースがありました。 五辻から茶臼山と縞枯山の鞍部までは、最初はトレースがなくラッセルしましたが、すぐにトレースが現れ、鞍部まで続いていました。 鞍部から縞枯山は最初はスノーシューの方が歩きやすいコースですが、展望台分岐への最後の急登は前爪付のアイゼンの方がお勧めです。 縞枯山の山頂台地は積雪も少なく、樹林帯を抜けると風も強く吹いていました。 雨池峠への下りは急坂ですが、「尻セード」の誘惑に負けそうなくらいの「ハーフパイプ状」のコースが続きます。(嫁はんに却下され尻セードはしませんでした。) 雨池峠から山頂駅は、途中に縞枯山荘があるためか人通りが絶えません。コースもよく踏まれており、スノーシュー、アイゼンどちらも必要ないくらいの状況でした。 全コースを通じて、気温はマイナス9℃かそれ以下が続きました。(手持ちのウエザーポートでは測定不能のエラーが出ていました。) 下山後は、蓼科温泉(共同浴場)の前まで行きましたが、ドライヤーの数に不安がありそうで却下され、いつもと同じ「縄文の湯」(400円)での日帰り入浴となりました。 |
写真
感想
中央道・駒ケ岳SAで車中泊しました。車の外部温度計で午前5時でマイナス7℃でしたが、嫁はん曰く、モンベルの#1のシュラフは快適だったとのことです。私は#3の封筒型とマミー型のダブル使いでしたが、全く問題ありませんでした。
7時前にSAを出発し、8時過ぎに北八ヶ岳ロープウエイの駐車場に到着しました。最上段の駐車スペースは7〜8割の入りでした。
嫁はんが帽子を忘れたためスキー場の売店のモンベルコーナーで帽子を購入しましたがモンベル会員証提示でもポイントは付かないとのことでした。ロープウエイの割引はあるそうです。わざわざWebから割引券をプリントアウトする必要はないようです。
ロープウエイの始発はこの時期は9時、始発はスキー客より登山客の方が多いように見受けました。
山頂駅を出たところで、身支度(スノーシュー装着)をしてスタートです。
山頂駅からは五辻へ向かいます。ほとんどの人は坪庭(北横岳)もしくは雨池峠方面へ進まれたようで、五辻方面は私たちだけのようでした。人気コースなのでトレースはしっかりあります。結局、五辻までどなたともお会いすることはありませんでした。五辻を間近にする地点で一瞬、先行グループを見たように思いましたが、出逢いの辻方面へ行かれたようでした。
嫁はんにとっては初歩きなので無理は禁物。五辻から縞枯山と茶臼山の鞍部を目指すことにしました。しかし、トレースはありません。無雪期に通ったことがあり土地勘もあるので迷うことはあるまいと・・・、ラッセルを開始しました。
念のためにGPSを取り出してルートを確認したところ、地図上のルートからは南へずれていることを発見しました。(五辻の分岐標識自体が南へずれています)
トレースはなくとも地形的にルートは推測できます。谷筋に進みそうなところで北側にルート変更し、しばらく進むとトレースが出現しました。ラッセルもここで終わりです。しかし、このトレースは何? どうやらここで引き返された方のものと思われます。あと数十メートルで五辻というところで引き返されたようです。
進むにつれ傾斜がきつくなりスノーシューのヒールリフターを上げて対応しましたが、ヒールリフターはありがたい機能と再認識しました。鞍部が近づくと平坦になり、今度はヒールリフターが邪魔になります。元に戻して進むとそこは「縞枯山と茶臼山の鞍部」です。
ここには踏み固められたスペースが出来ており、時間的にも昼前だったのでこのスペースを拝借して昼食とすることにしました。しかし、奥まったところを見ると「カキ氷のイチゴレモン」のような雉撃ちの跡が・・・、携行している組立式シャベル(スコップ)で雪を掛けさせていただきました。(せめて雪を掛けておくくらいの心配りは欲しいものです。)
ここ(鞍部)は交通の要衝で、数組のハイカーにお会いしました。茶臼山から下りて来られたソロ男性は「茶臼山は風が凄かった。」と云っておられました。また、縞枯山方面から下りて来られた3人組みの方には「ここはいいですね」と云ってもらえましたので、山頂部は相当な風が吹いているのだろうなと推測できました。
久しぶりにストーブ(プリムス・ウルトラスパイダーストーブ)を利用しましたが、自動点火が効きません。ガスカートリッジは「ウルトラガス・250U」です。フリント式ガスライターでの点火は出来ましたが、使用中に火力が弱くなり、最終的に消えてしまうという症状に見舞われてしまいました。
雪面に直接ガスカートリッジを置いたためと思い、ストーブのケースの上に置いて雪と絶縁しましたが外気温がマイナス10℃以下の環境下ではこういう症状が出てしまうのかも知れません。今後はガスカートリッジ自体を保温する方法を考えようと思います。(有効な方法をご存知の方はどうかご教示ください)
食事を済ませ、こんどはアイゼンに換装し縞枯山を目指しました。途中まではスノーシューの方が良かったかと思いながら登りましたが、展望台分岐の直前の急登部分に差し掛かり、アイゼン(前爪あり)に換装した私の決断は間違っていなかったと実感しました。
縞枯山山頂部の台地は樹林帯は穏やかそのもの、展望の効く地点は結構な風と両極端な表情を見せてくれました。屈曲点(ここは縞枯山2403Mの標識)からの下りは結構な勾配でハーフパイプのような形状になっています。
尻セードすると気持ちよく短時間で下り終えるとの誘惑に駆られましたが、嫁はんの却下により実現しませんでした。(嫁はんは尻セードをしたことがありません。覚えれば病みつきになると思うのですが・・・)
途中、登って来られる数組のパーティを出会いましたが、足元を見るとスノーシューあり、アイゼンあり、チェーンスパイクありと様々です。流石(サスガ)雪山歩きの入門コースです。その中のお一人がヒールリフター付きのスノーシューなのにヒールリフターを使っておられないので、「ヒールリフターを使うと楽ですよ。」と申し上げました。それにしても、この急登をスノーシューで登るという根性は見上げたものです。私には考えられません。
雨池峠に下り立つと、雨池方面にトレースはありませんでした。雨池山への登りには数名のハイカーが見えました。
坪庭経由の北横岳ピストンを考えておりましたが、嫁はんにはその気は全くなく、そのまま坪庭も経由することなく山頂駅に向かいました。本来なら、雨池峠で再びスノーシューへの換装なのですが、手間なのでアイゼンのまま無雪期には木道となっているコースを歩きました。
縞枯山荘は営業中で、寄って「ぜんざい」との考えも浮かびましたが、とっかえひっかえハイカーが出入りしているのを見て遠慮しました。
下りのロープウエイはスキー・スノーボード客の足でもあり、時刻表に関係なくフリークエントリーサービス中のようでした。待つこともなく乗車でき駐車場へ戻って来ました。
下山後はプール平の蓼科温泉(共同浴場)寄ってみましたが、その外観から「きっとヘアドライヤーの数が極小」と判断した嫁はんから却下され、いつも通り「縄文の湯」(400円)にて日帰り入浴となりました。
おまけで、「ざるそば」(410円)も頂きましたが、いつもながら値段の割りに超お値打ちの一品です。「値上げしないでくださいね。」と申し上げたところ、「消費税アップもあり・・・」と言葉を濁されてしまいました。
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