【清澄作戦】三石山・元清澄山・清澄山・麻綿原高原・内浦山県民の森【己42.0】
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- GPS
- --:--
- 距離
- 34.8km
- 登り
- 1,433m
- 下り
- 1,515m
コースタイム
- 山行
- 8:16
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 8:33
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:JR安房小湊駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
三石山まで:車道歩き 三石山〜元清澄/清澄分岐:寂寞とした雰囲気の良い道 元清澄/清澄分岐〜元清澄山〜清澄山:関東ふれあいの道、途中から林道 清澄山〜麻綿原〜内浦山県民の森〜安房:関東ふれあいの道、車道歩き |
写真
感想
※ルートが地図上に出ていませんが、「他のマップで見る」>「地形図(国土地理院)」では表示されます。
平成26年に入って1〜2月は休養しようと思ったものの、初日の出を拝んで初詣をしておこうと南房総まで足を伸ばす。
【上総亀山〜三石山】
千葉駅発のカピーナ号に揺られ亀山に降り立つ。亀山湖一帯は観光地化されており、ボート乗り場や釣り関係の看板に混じって三石山の案内もある。観音寺の看板を右に折れると、いよいよ里から離れていくが、目的地までは車道歩きである。できれば裏参道を歩きたかったのだが、道路崩壊のために立ち入り禁止のため、延々表を歩く。何台か車が通っていく中の一台が乗せてくれようと停まってくれたが、終盤ならともかくまだ歩き始めたばかりだ。丁重にお断りして歩き続ける。道中、千葉の特徴的な岩肌や、そこに連なる氷柱が楽しい。
何十台も停められる駐車場が現れると間もなく東側に展望台、西側に観音寺。展望台から富士山を仰ぎ、観音寺に手を合わせて山頂部へ。三石山というだけあって頂上は狭い岩峰だ。そこに次から次から人が上って来るので、あまり長時間はいられない。山域自体は雰囲気のよい所なので、もう少し早い時間に来れば、落ち着いて楽しめるだろう。
【三石山〜元清澄山】
観音寺を出て向かい側にそそられる岩の階段がある。標柱も何も無いが、そこが元清澄山へ至る道の入口である。山道に入ったこともあり、それまでとはうって変わって静かな山行となる。道は寂寞として雰囲気がよく、岩質の箇所や痩せた尾根が次々と現れ、変化に富んで、なかなか楽しい。今回歩いた中で、この区間はベストコースだった。道の幅員が狭く、片側または両側が切れ落ちているので要注意。
清澄山方面分岐以降は関東ふれあいの道となり、とたんに柵や階段が現れる。対向でトレイルランナー1名。この後も山行者が続くかと思われたが、元清澄山はひっそりとしていた。
【元清澄山〜清澄寺】
元清澄から先は完全に関東ふれあいの道で、分岐の少し先までアップダウンがあるものの、後はほぼ平坦な歩きやすい道である。三石山からの道を裏とすると表中の表。表過ぎると言ってもよい。途中、東京大学千葉演習林から林道歩きとなり、右手に海を見つつ歩くこととなる。
【清澄寺〜安房小湊駅】
道中は林業関係者がいるのみだったが、さすがに清澄寺には観光客が幾ばくかいた。松の内も過ぎて落ち着いた境内を、千年杉を眺めたり、旭が森から日蓮上人と共に「われ、日本の眼目とならん。われ、日本の柱とならん。」と大洋を見つめたりとそぞろ歩く。寺の裏手の妙見山へは本堂の左側奥に入っていった先の妙見宮の辺りだ。
肝心の清澄山は無線通信基地となっており、立ち入ることはできない。踵を返して麻綿原へ。概ね妙法正寺という日蓮宗の寺院周辺が麻綿原のようであり、アジサイで有名。ヤマビルもでるということなので、アジサイの見頃には注意して歩かないといけないだろう。
この妙法正寺という寺院がこれまた芳しい感じである。最初の「パワーブッダ」という文字に「???」と圧倒される。このような言い方は初めて見た。説明に顔文字を使ったりと歴史はある寺院のようだが、時勢に合わせていくということも大事なのだろう。
最後は内浦山県民の森を、といっても、その間の道を下るだけだが、鹿たちが右に左に跳ねていくのを横目に舗装路を歩く。思ったよりも舗装路が多く、普通のウォーキングシューズをはいてこればよかったかもしれない。地面が固いので足の裏が痛くなる。
だが、車道歩きなので、車にさえ気をつければ日が暮れても安心。まだ明るいうちに安房小湊駅に到達した。
これで帰るのはもったいないので外房で一泊し、翌朝太平洋に昇る旭日に手を合わせる。
こうして一回の山行で初山行、初詣、初日の出と全て滞りなく体験体感することができた。今年の山行は何回するかわからないが、全ての山行で無事帰還できるよう、意識も足音も高く、大胆かつ冷静に歩を進めていく。
その第一歩は、晴れやかに我が前途を明るく照らすがごとし。幸先の良いスタートとなった。
〜おしまい〜
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