やっと冬の赤岳へ‥快晴でなかったのは残念。
- GPS
- 35:04
- 距離
- 19.3km
- 登り
- 1,671m
- 下り
- 1,665m
コースタイム
2日目 行者小屋9:40-11:00赤岳11:25-11:50赤岳展望荘12:40-中山展望台経由-13:30行者小屋14:15-16:00美濃戸口
天候 | 1日目 快晴のち曇り 2日目 雲りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
早め(7時くらいまで?)に行って確保した方が良いと思いました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山道 行者小屋まではアイゼン不要だが、履いた方が安全に歩けるでしょう。トレースは十分なのでワカン等は不要。 個人的主観ですが、行者小屋から赤岳への登りは、人によっては急勾配で恐ろしい場面もあるかもしれないが、一歩一歩着実に進めば問題ないかと。 ■小屋(立ち寄った小屋のみ) 行者小屋は週末限定で、素泊まりのみ受付とのこと。ビールも売ってるみたいです。 赤岳展望荘は2/22まで冬季営業しているみたいです。こちらは食事も出る? 頂上小屋は休業。 ■水場 行者小屋から文三郎へ向かうとテン場の端に水が出ています(帰りに気付いた‥) 凍るときもありそうですが。 ■温泉 南八ヶ岳はなかなか気軽にいける掛け流し温泉がない‥ ということで恒例の「ゆーとろん水神の湯」へ http://yuutoron.com/ |
写真
感想
冬山を登りだしてから、ずっと残っていた課題。富士山以外で初めて本格登山で登った八ヶ岳縦走。
権現や天狗・編笠は夏行ってないが冬に初めて登っており、なぜか無雪期に3-4回は登っている赤岳は登っていなかった。
昨年チャンスがあったが、車で睡魔に襲われ、諦めて北横岳に登ったこともあった。
というわけで自分の中ではずっと登りたかった課題なのでした。ただ人が多いこともあり、足が向かなかったのも事実‥
三連休の初日が仕事でかつ遅くなり、鳳凰三山テント泊しようと思ったのですが朝出るのが遅れ、赤岳に行けということか?と美濃戸口へ向かった。
案の定、10時すぎの美濃戸口は激混み。早めに下山してくる人も居るだろーと思いつつ、なんとか車を停めて、お昼ごはんを軽く食べて出発。
林道をえっちらおっちら登っていく。高気圧が通過したため快晴である。今晩はたぶん曇るだろう。
横岳は見えていたが、徐々にガスが出てきた。美濃戸をすぎ、沢沿いののぼりから徐々にザックが肩に食い込む。
重い‥ここからはヒーヒー言いながら進む。アイゼンつけずに登りましたが降りてくる人が多く、雪がズルズルになってきた。
行者小屋には15時につけると思ったが、30分も遅れた。しんどかった。行者小屋はなんと開いていた。週末のみ素泊まりで営業しているようです。
テントを張るが強烈な寒さで手が一瞬で凍る。なかなか上手く張れず苦労した。
当初はテント張ってから地蔵尾根に出ようかと思っていたが、曇っているしダラダラすごす。
が、じっとしているのもなんなので、中山展望台へ向かってみた。すると横岳のアーベン狙っているおじさんが。
同じK-5だった。一緒に撮影。あまり綺麗に焼けなかったが、テントでじっとしているよりは良かった。
帰ってテントで鍋。しかし煮ながらたまに意識を失っていた。危険だ。せっかく重い思いしてもってきた具材とビール、しっかり食べきって寝た。
テント内は-10℃。寒かったがシェラフに入っていればそれほど気にならなかった。
翌朝4時起床。しかし、粉雪が降っていた。一度準備するが、萎えて寝る。おきる。曇ってる、寝る。これを三回繰り返した。
8時すぎ、さすがにここまで来たのだからせめて赤岳でも登ろうとテント撤収を下準備をして出発。すでに朝登ってきて降りてくる人多数。
昼くらいからは晴れるだろうと、登っている人はほとんどいなかったので、マイペースでじっくり登る。徐々に晴れる兆候が。
昨夜の雪で、森林も実に美しい。たまに見える赤岳山頂はかっこいい。ダラダラと進む。山頂につく頃にはガスが晴れることも多くなった。
山頂に着くと絶景であるが風もあり寒い。カメラを構えるが2-3枚で岩に隠れて温まらないと撮影できなかった。
山頂には一人しか居らず、やがてその人も下っていった。一人占めだが寒すぎる。たまに富士山が晴れて見えたが、いよいよ耐えれなくなり、泣く泣く下山。
阿弥陀岳は実にかっこいい。次回登りたい、と思いながら下る。横岳もこの頃から徐々に晴れだした。
頂上小屋は閉まっており、営業小屋である赤岳展望荘で一休みしようと下る。風がなくなるととても暖かい。
山頂付近はほぼ晴れとなっていた。もうちょっとテントでまったりしても良かったかな。赤岳展望荘でおしるこをいただき、温まり、やっと落ち着いた。
横岳に縦走しようかと思っていたが、時間的に少し厳しいし、寒いからさっさと降りよう、と下山することに。
しかし地蔵の前に着くと少し心が揺れる。あんなに混んでいたテント場も今は稜線には片手で数えるほどしか人が居ない。
悩むが、やはり下山。しかしせっかくなのでまた中山展望台へ。
展望台から見る赤岳・横岳はとてもかっこいい。何枚も撮ってしまった。テントに戻り、撤収。
下山する頃には3張りしかなかったが、下山していくと登ってくる人が2組居た。今日はアーベンが綺麗そうで羨ましい。
早く下山してどこかで夕暮れを見ようと思うがなかなか足が進まない。車に着いたのは16時だった。
美濃戸へ車で入れれば楽なのだが‥レンタカーではリスクが高いし、仕方ないか。
ということで八ヶ岳農場付近で夕暮れを待つ。が、思ったよりも早く沈んでしまい、上手く撮れなかった。
ふと振り返ると、アーベンな横岳が見え、数枚撮影。しかし、帰りにもっと良い撮影場所を発見した。次回来たらここでアーベンロート撮影してみよう。
掛け流し温泉はなかなか少ないし、遠回りも微妙なので、素直に知っている「ゆーとろん水神の湯 」へ。
いつ来ても良い湯だ。寒かった二日間、体の芯から温まった。
ということで念願の冬季赤岳には立てたが、縦走できなかったのが残念。
人が多いのは微妙だが、阿弥陀も行ってみたいし、また赤岳に来ようと思ったのでした。
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