蓬莱山で雪洞泊 山麓駅〜金比羅峠〜山頂手前
- GPS
- 08:50
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 1,162m
- 下り
- 1,173m
コースタイム
9:35志賀駅-10:20山麓駅-12:30金比羅峠-13:00野営目的地到着-かまくらで昼飯-13:40雪洞作り開始-16:00完成-鍋のち20時就寝
19日
0:??分雪洞の異変気づく-1:45打見山へむけ出発-2:15頃トイレ着-6:00トイレ発-6:25雪洞着-7:00雪洞発-8:30山麓駅-9:20志賀駅
天候 | 18 曇り時々晴れ、夕方から雪、強風 19日 ふぶき |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
金比羅峠から山頂へつづく稜線に出るまでに、吹き溜まりが多くあるので、降った後でトレースがないと結構きついです。 |
写真
感想
今回は一応個人山行ということでいってまいりました雪洞泊!!
メンバーは2年ほど前にダイヤモンドトレール縦走した3人です。
またあんな風に何かを成し遂げようぜということで立ち上がった企画であります。
前回のダイトレは、とにかく体力づくりが肝心ということで、何回かトレーニング山行を重ねて登りましたが、
今回はどこの山でも経験できるようなものでもないので、とりあえず雪洞の掘り方やすごし方などの下調べを行いました。
先週は実際にかまくらを作りにいって、雪洞もある程度掘れてこれはいけそうやということで決行しました。
ではざっと今回の活動を振り返ります。
先週の雪洞堀り練習は日帰りだったため、朝4時40分集合で辛かったですが、今回は泊まりということで、ゆっくり寝て朝7時に集合です。
帰りに京都で温泉に入るのでコインロッカーに着替えやら不要なものを入れることに。そこでヤトモいつもの痛恨のミス。あとでつけようと出していたスパッツまでロッカーにぶちこんでいたのに気づいたのは湖西線の電車の中でした。
志賀駅についてみると、、あれ、全然雪ないな。
先週は駅まで積もっていました。
ロープウェイ山麓駅まできても全然雪がない、、
登山道に入ると雪は少しあるのですが、しばらくはそれがしっかり踏み固められていて、つるつるすべって歩きづらかったです。
尾根を直登する所まで来ると雪はふかふかになっていて、金比羅峠へつづく最後の直登の手前でわかんを装着しました。
今回はふっさんが先頭だったこともあり、割と速いペースで登っていました。ヤトモ普通にしんどかったです
結果気づけば予定より1時間以上早く目的地へたどり着いてしまいました。
先週作ったかまくらはほとんど雪に埋もれていましたが、屋根の部分が出ていたのですぐにわかったので、入り口付近を掘ってみると中はちゃんと残っていてその頑丈さには驚きました。
せっかくなのでかまくらでお昼を頂くことに。
いおたのはるさめのスープはこの世のものとは思えないほどに美味しかった。。。
さていよいよ雪洞作り開始です。
今回3人いてスコップは2つあるので、2つの穴から同時に掘って中でつなげようとなりました。
つまり2人が掘って1人が書き出すのですが、どちらの作業も同じくらいしんどい、、
しかし部屋がどんどん大きくなるのが楽しくて夢中になると疲れなんか忘れてしまいます。
2時間以上ぶっ通しで働きましたorz
雪洞に荷物を入れて、ブルーシートと銀マットを敷いて、晩飯までにはまだまだ時間があるので
各々記念写真をとったり電波があるので家族と連絡をとるなりしていました。
17時、そろそろお腹すいたぞということで、お鍋タイム!!!!
もちろん材料は事前に切ってきたのでほりこむだけ。
えびがいい味出してました(*'-`*)
お腹一杯になったとこで、オシャンティーにホットウィスキーなんか飲んで就寝。
かまくらの中は外に比べると暖かいのですが、なんだかんだで0度前後なので寒いなあと思っていました。
しかしシュラフにくるまってみるととても暖かいです。雪の中だなんて忘れるくらいでした。(モンベルの#3クラス+シュラフカバー)
そんなんで、すぐに眠りにつくことはできました。
しかし0時ごろ、イオタが天井の異変に気づきます。
「絶対天井低くなってるよな」
こんな物静かな恐怖は生まれて初めてでした。
そういえば天井は低くなると書いてあったけど、ここまで食い込んで来るもんなんか?
とりあえず3人とも安全と思われる場所に固まってしばらく会議。
ヘッドライトだけで下山するか、このまま残るか、かまくらいくか、打見山の山荘いくか
色んな案がでて、打見山に向かうことに。
稜線はスキー場のライトがあったので明かりに関しては問題ありませんでした。
しかし強烈な雪風が視界を奪います。
体が風に持っていかれることが一回だけありました。
まあ柵沿いに歩けば必ずつくので根気よく歩いていきました。
半分ほどきたところでリフトの駅とトイレがあります。そこでスキー場の従業員の人がこの猛吹雪の中ゲレンデ整備の作業をしていらっしゃったので、打見山までは柵の中を歩いて良いか聞くと、そもそも山荘はこの時期営業していないことが発覚、、建物の影などで凌ぐしかないといわれました。下調べ不足、、
いい建物の影はないかなあと探していると、さっきのトイレが使えることが判明。
とりまそこに避難。電気がある。ポチっとな。点く。 便座、暖かい、暖房機、暖かい。
まさにOASIS.
さっきのおっちゃんきたら怒られるかなあとか考えましたが、あのふぶきに戻るくらいなら怒られたほうがましなので使わせてもらうことに。
6時に出発して雪洞を見に行こうとなったので、それまで便座で寝たり、手袋を乾かしたり、まあ主に喋っていました。
6時になったのでいざ雪洞へ。まだ吹雪は続いていて、その間に積もった雪で思ったより時間がかかりました。
先に連なる雪庇は2m以上はありそう。下は崖やし、、スキー場の柵もあかりもない稜線なら、やっぱ踏み抜いてしまうんかなぁ。。何て考えながら歩いておりました。
20分ほどで雪洞到着。外目では特にくずれた様子はない。入り口を掘っていくと、、、お、つながった!
結果、6時間前とはほとんど変わっていませんでした。案外丈夫なんやね('・-・`)
いやいや人の温もりで崩れてたかもしれん。。と自分に言い聞かせつつも、寒いのと暗いのでとりあえず日の出時刻の7時までそこでまつことに笑
いよいよ下山開始なのですが、ここもまた結構しんどかったです。稜線近くは道しるべがあまりなく、尾根を見失わないように歩くことと、さらに雪が半端なく積もっていたので、腰まではまるなんてことも度々ありました。
金比羅峠まで行くと雪の量はまずまずといったところ。疲れ果てたヤトモはやはりふっさんに先頭を任せることにしました。
そこからは順調そのもので、2時間半で駅まで降りることができました
電車に間に合わせるために最後走ったのもあって、もうくたくたでした。寝ていたのもあってか、温泉までは特に書くことが思い当たりません。
京都タワーに温泉があって、750円と期待していたのですが。湯船が1つしかなかったのは非常に残念でした。
それでも雪山から帰ってきたときの温泉というのはやはり格別です。
それから奈良に帰って定食屋でお昼。これまたうまい。暖かい部屋で座って待ってたら出てくる。極端ですがこんなんにも感動を覚えてしまいました。しかし3人とも疲れきっていて終始無言でした。
おすぎがインフルったのでオーケストに買出しにいって解散しました。
こんな感じでした。今回なんといっても雪洞にしっかり泊まれなかったということが悔やまれます。。
また、結果雪洞は無事でしたが、あのまま泊まっていて無事下山できたとしても、賭けの様な判断だったので成功とはよべないだろうと思います。
おそらくまだまだ弱層の段階で外側の壁を設定してしまったことが良くなかったんだと思います。
あと雪洞が壊れたときの対処についても事前のシミュレーションが甘かった。山荘なんかホテルみたいなとこやし当たり前に営業してるもんやと思い込んでいました。
でもまあこうして元気に帰ってこれて、反省点もたくさん見つけられたということでこれはこれでよしと言い訳。
次はもっと入念に計画せねば。管理されたスキー場とはいえ冬山をなめてはいけませんね。
コメント
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早々の記録更新お疲れ様です...
いやぁ...行きたかったな−
失敗と聞いてたけども、大成功だと思いますよ
これでうちのワンゲルの歴史もより深くなりましたな
コメントありがとうございます(^^)
まあ今回のを成功と呼んでしまうと、どんどん無茶してしまう性格なもんで、
とりあえず辛うじて良い失敗、としておきます笑
ワンゲルと公式にしていいもんですかね?といいながら部室の道具借りていったんですが、、
でもワンゲルのおかげでこんなことが出来たんでやっぱこの部に入ってよかったです。
来年は卒論提出したらソッコー行きましょ!ゆうすけも行きたがってます!
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