谷川岳 マチガ沢本谷
- GPS
- 03:45
- 距離
- 7.1km
- 登り
- 692m
- 下り
- 1,251m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
blog記録はコチラ:http://infiniteshine.hatenablog.com/entry/2014/01/20/134500
7時始発の谷川岳ロープウェイに乗り込み天神平へ。天神平のリフトはまだ動いていない。BCエリアへは一番乗りの様で、ラッセルしながら進む。
気持ちよさそうな西黒沢の斜面を横目に高度を上げる。
後ろからはソロのボーダーが一人追いかけてくる。下山後に西黒沢にかなり大胆なボーダーのトレースがついていたが、この人のものだろうか。
9:30頃、マチガ沢四ノ沢エントリー付近で斜面を偵察。
マチガ沢本谷上部の雪田がはっきりと見える。
O介さんに滑降できるかは自分で判断してね、と言われたので代替案の四ノ沢も考慮に入れて少々検討するが、昨年の高妻東面と同程度の印象だったので、たぶん大丈夫ですと告げる。
途中でアイゼンに履き替え、オキノ耳直下のマチガ沢本谷ドロップポイントに到着。
ここまで雪質をチェックしながら登っていたが、ピットチェックするまでもなく安定していたので滑降準備。ただし安定しているといっても急斜面では当然スラフは発生するものなので、スラフマネジメントは重要。雪面がスラブ化していた場合は、滑降はやめた方がいいかもしれない。
10:20頃、まずはO介さんがエントリー。最初は比較的緩やかだが、その先で切れ落ちており、すぐに見えなくなる。しばらくたっても示し合わせていたコールが聞こえないので、適度なタイミングで出発。
少し進んでみると、上部の緩斜面から急斜面に差し掛かる辺りでスラフが発生していて、その先の核心のシュートまでごっそり上層の雪面が剥ぎ取られているのが見える。おそらくO介さんがツッコんだ時に発生したスラフ雪崩の跡に違いない。
いきなりツッコむのは憚られたので、横滑りで剥ぎ取られた斜面に入るが、バーンにはなっておらず問題なく滑れそうだったので、岩壁に挟まれた狭いシュートを、ゆっくりターンしながら滑り下りる。先行トレースは斜面の状態に関わらず終始快適に小回りターンを決めており、さすが…と言うしかない。
シュートを抜けると斜面は開け、比較的斜度も緩くなる。雪面はスラフアバランチのデブリが堆積しており、長居は無用。斜面の脇で待機していたO介さんと合流する。
ここから先は終始快適なオープンバーン。標高差1100m以上を一気に滑り降りる。
思わず歓声が漏れる。これだけの標高差をほぼ休みなしで滑っていると、さすがに脚もパンパン、ノドもカラカラ。
下部で一度振り返ると、先ほど滑降してきた斜面で小規模の雪崩が発生。いそいで斜面脇に退避するが、雪崩は斜面の途中で停止。
スラブ化していないので巻き込まれても何とかなる可能性は高いが、やはり恐ろしい。
最後は藪を縫って林道へ。わずか30分の滑降だったがとても充実感があった。マチガ沢は秋に登ったことがあるが、滑るとまた違った雰囲気が味わえて面白い。最高の条件で大渓谷の滑降を満喫できて、感謝感謝である。
その後は天神平に戻り、ひたすらスキー練習。
O介さんに滑りを見てもらってアドバイスを受けると、目から鱗の体験が…。いままでスキー上級者がどうやってあんなに柔らかい滑りができるのか疑問だったが、ようやくその秘訣が分かった。もう少し練習して自分のモノにしていきたい。
スティープ系滑降の登竜門であるマチガ沢本谷の滑降と、O介さん指導による滑降技術の向上という二つの点で経験値が詰めて、とても有意義な一日だった。
ただ、自分で納得の行く滑りとは程遠かったので、その点は課題。また今回は初ルートとは言え、O介さんに付いていっただけの形になったので、次回は自分の判断で滑れるよう精進していきたい。
豪快そうですね!
マチガ沢めっちゃ滑ってみたいですが、一人じゃ雪崩怖いです。
いーなあー
コメントありがとうございます!
マチガ沢、確かに一人でツッコむのは怖いですが、
滑落してヤバい箇所もほとんどないので、
雪の表面がスラブ化してなければ、結構チャンスはあるかと思います。
アプローチも容易で景観も最高なので、
中級者〜のルートとして、とても素晴らしいところですね。
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