【栃ノ木入沢↑バラ尾根↓】有間山の気になるあの沢を歩く！

2022年02月09日(水) [日帰り]

• GPS: 04:54
• 距離: 10.0km
• 登り: 971m
• 下り: 946m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:22
• 休憩: 0:32
• 合計: 4:54

距離 10.0km 登り 971m 下り 965m

7:33 落合
7:51 7:52 滝の入橋
8:53 9:03 栃ノ木入沢出会
10:23 10:37 有間山
11:13 11:13 独標1016m
11:36 11:44 独標834ｍ
12:27 ゴール地点

天候

快晴、弱風。ぽっかぽか。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

有間渓谷観光釣り場P / 無料 (普通車500円)

降りた後に駐車料金払いに行ったら物凄い人のよさそうなおじいちゃん管理人さん曰く『空いてる時期の登山利用は無料でいいよ~』
なんてことだ、そう言われると逆にめちゃくちゃ駐車料金払いたくなっちゃうじゃん…！
受け取ってくれ！たのむ！！

コース状況／危険箇所等

凍結積雪なし。
全編バリエーションなので注意してください。
◆
〜栃ノ木入沢出会
沢脇に旧登山道の残骸みたいなのがあるので、それを使って登っていく。
ちょっと夏は立ち入るのを躊躇する藪になりそうな雰囲気はある。
旧道は途中で崩落してたり消滅したりしますが、その場合は沢床に降りるなどすれば危なげなく通過できます。
滝らしい滝はありませんのでクライミングスキルはそれほど要求されません。さらに容易に巻けるので濡れることもありません。
無数に徒渉しましたが、どこも普通の登山靴で問題ありませんでした。
技術的難易度も体力的難易度も低く、歩きやすい雰囲気のいいルートです。
これはルーファイ練習向きでは？
◆
出会周辺
出会い直前に砂防提がありますが、右岸から問題なく超えられます。

地形図で沢が二股に分かれる所、現地では三股に分かれています。
向かって左・中はすでに大量の砂防堤が見えるので覗きにもいきませんでした。
右手(今回のGPSログのルート)はそこそこの高低差の滝があります。ここの滝を巻くルートが悪場。なんならここで引き返してもいいかもしれない。
今日は左岸から巻きましたが、落ち葉とザレの崩落と超傾斜でかなり苦労しました。
下降するなら完全にロープ。もしくは滑落。
こういうところがあるから沢筋を降りるなって言うんだよね。
ちなみに右岸は険悪な岩場だったのですが、藪岩得意な人は右岸の方がマシかもしれないです。不明ですが。
◆
〜林道出会
崩落地を適当にルートをみつけて這い上がる。思ったより苦労せず。
◆
〜栃ノ木沢上部？
林道からすぐ第二ラウンド開始って感じです。
岩がでかくなるだけでこちらは極端な難所はありません。適当に岩を登るなり高巻きするなりで楽しく歩けます。
ここも林道に這い上がるところが崩落地ですが、思ったより楽に突破できます。
◆
バラ尾根
ここも初めてルート。尾根通しで歩いていくだけ…といえばそうなんですが、それっぽい踏み跡があっちこっちにあって全然迷うねコレ！とくに尾根の乗り換えがわかりにくい。GPS様々でした。登りで使う分にはしんどそうですが迷うことはなさそうかなぁ。
上部のコツは踏み跡を追わないで尾根筋を愚直に進むことだと感じました。
下部はわりとしっかりテープも踏み跡もあります。
林道でぶった切られてる尾根筋なので林道と出会うのですが、基本的に林道に降りるところをミスると碌でもない感じになるので注意(一敗)
命を懸けるような岩場や極端な傾斜地はありません(急登はあります)

その他周辺情報

直帰

写真

2/9 7:47

今日はずっっっと気になっていた、地形図に点線道まであるのにほとんど人が入っていない、あの沢に来ました！そもそも僕の技術で行けるんでしょうか？

2/9 7:51

とりあえずおなじみの分岐は左手へ。

2/9 8:00

ほぼ消滅しかかってますが「栃の木入橋」とかでしょうか

2/9 8:00

ここ入ります！
前に日向沢行った時に思ったより行けそうだったから気になってたんですよね。

2/9 8:02

砂防堤とドラえもんの空き地にあるやつ

2/9 8:06

沢脇に登山道があります。思ったより踏まれてる？

2/9 8:16

なんか目印まである。

2/9 8:25

枝沢の眺め。こっちは倒木で苦労しそうだ。

2/9 8:25

登山道消滅したので沢床をいきます。

2/9 8:29

日が入ってきもちー！
って歩いていたら滝が出てきました！

2/9 8:30

淵！！
水が綺麗すぎる

2/9 8:31

滝だーー！
意外とあんまり凍ってない。右手側の岩から巻く。

2/9 8:34

滝！！
やばいっすね、気持ち良すぎるねここ。

2/9 8:35

足みたいな氷がありました

2/9 8:38

トタンが落ちてたので小屋でもあったのかと思いました。多分上部の治山設備の残骸かな。

2/9 8:39

ちょっと凍った滝

2/9 8:46

こんな感じで歩くところには困りません。

2/9 8:47

右岸にクライミング課題がありました。
逆から上に回れるのでトップロープで登れるよ。

2/9 8:49

いい谷だなぁ、なんで廃道にしちゃったのかな。
僕のために残しといてくれたのかな。

2/9 8:50

ちょっと高めの滝！これは右岸から巻きました

2/9 8:52

んで出会直前のボスが登場です！

2/9 8:54

右手側がいい感じだったのでこっちから巻く。

2/9 8:57

三股の沢分岐。
ここすきポイント！！ここのためだけに来てもいいよこの沢！ここまでなら一般登山道クラスでしたし！オススメ、

2/9 9:01

1番右の沢。デカいめの滝があります。
左岸から巻いた記録もありますし、巻けなくて尾根を登った方もいました。

2/9 9:02

上の林道から流れてきたのかな？

2/9 9:03

左岸に取り掛かりますが、悪い。
大量の落ち葉の下がザレザレの砂だったり浮いた石だったり。運動会の小麦粉の中から飴探すヤツみたいな感じでなんとか突破。

2/9 9:08

登りました。いやー、もう降りられないっすコレ。

2/9 9:10

沢は平和ではある。
谷筋のルート取り、怖いけど好きなんだよなぁ。

2/9 9:14

また砂防堤、そして上部に林道を捉える！

2/9 9:21

ガレ場で苦労するかと思いましたが、わりと常識的なリスクの範疇でした。

2/9 9:23

辿り着いた林道は腐ってました。
いやー、この地質で林道通すのは厳しいんじゃない？

2/9 9:25

第二ラウンド、ファイッ！

2/9 9:29

傾斜と岩のサイズは上がりましたが、写真ほど怖くないです。一般登山道の岩場くらい。

2/9 9:31

落ちてきそうで怖いってのはあるw

2/9 9:57

また林道にぶつかって、残りの沢筋はちょっと厳しい傾斜になったのでここまで。すっっっげ楽しかったゾー！

2/9 10:19

ちょっとだけバラ尾根を登って...

2/9 10:22

はい、一応ピークハントしておきました！

2/9 10:31

無理矢理両神山をみる

2/9 10:36

林道歩きで帰ろうと思ってたんですが、時間もあるし、バラ尾根もいっちゃいますか！
冬枯れ美しい...

2/9 10:55

アセビがちょっとだけうるさいところも。

2/9 11:25

これは変なところから降りちゃったので正解らしき所を撮りました。

2/9 11:29

葉落なのか波来なのか、そもそも漢字それなんですか？

2/9 11:33

アセビがww
アセビにビシバシとハイタッチされていきます！

2/9 11:34

巨木。

2/9 11:36

ここすきポイント！！！
素晴らしすぎる！

2/9 11:49

あぃ...最近変なところばっかり歩いてすいません...

2/9 11:50

ここは右に吸い込まれそうになりましたが左手です

2/9 11:55

マグリットの白紙委任状みたいな杉林をゆく

2/9 12:03

ちょっと登りでは吐きそうな急坂。

2/9 12:05

え、あの岩場降りんの！？
と思いましたが、全くそんなことはありませんでした。

2/9 12:06

今日一の景色！
降りで使うといいタイミング。
登りだと休憩にはちょっと早いかな。

2/9 12:17

地図にない林道にでたので、適当に歩いてたらいい感じで帰れました。

撮影機器：

iPhone 12 Pro Apple

装備

MYアイテム

こむそう

重量：2.58kg

個人装備

グリーンダカラ 0.6ℓ 真水 1ℓ 暖かい紅茶 0.5ℓ 120スリング3本・カラビナ4コ(お助け用に持っていきましたが未使用 滝の悪場にはスリングでは用が足りなかった) ザック重量８キロ

感想

こむそう

栃ノ木入沢...
しっかりと登山道も書かれているのに、ほとんど歩いた記録が出てこない謎の沢道。
特に最近の記録があんまりないので、そもそも現在も行けるのかがよく分からない。
なんなら名前に「入」と「沢」が両方ついてるのもよく分からない。「com-souヒト人間」みたいな名前でしょコレ！？

結論としてはめちゃくちゃ楽しい沢歩きでした！

核心は栃ノ木入沢出会の先、大きめの滝をどう越えるか、って所。正直、出会の開放感とそこまでの沢歩きでかなり満足感あるので、ここで引き返すってルート取りでも全然楽しめちゃうと思います。実際オススメ。

悪場の高巻き対策にチェンスパとスリング持ってったのですが、そういうのじゃなかった。
膝くらいの落ち葉の下にツルツルの岩盤、ゆるゆるの浮石、砂場みたいな砂、のどれかっていうハードな状況。基本4本足のどれもマトモにクラッチしないので、体重をいかに分散させて誤魔化しながら這い上がれるか勝負。
ここ登ったら、あとの林道に這い上がる崩落地なんてカンタンでした。
20mの補助ロープでもあれば全然違ったなぁ（特に最悪ゴボウでも下降に使えるのがデカい）

藪が煩そうですが、夏も来てみよう。夏に沢履履いてシャワークライミング童貞捨ててもいいな。


バラ尾根は有名な初級VR。初見でもなんとか降れるかなーと思って歩きましたが、意外と厄介でした。危険な岩場があるとかではないんですが、踏み跡が半端にあるせいで結構惑わされる。神様仏様GPS様です。
ほぼ展望の無い長大な尾根でしたが、p834の雰囲気は素晴らしかったです。住みたい。
今度は登りで使ってみよう。吐きそうだけど。

全体的に行けるのかよく分からない所を歩く計画だったので色々不安でしたが、すごい満足感のある山歩きになりました！
（でもバラ尾根はもう少し下調べしとけば良かった！）

コメント

Yuma_JJ

com-souさん、こんばんは♪

行きましたね‼︎
めちゃくちゃ楽しそうな道ですね‼︎

というか、やはり有間は遊べますね😻
今回の沢ルートめちゃくちゃ自分好みな道かもしれないです(日向沢もw)‼︎

バラ尾根も早く行ってみたくなりました‼︎😆

こむそう

Yuma_JJ様
行きました！めちゃくちゃ楽しかったです！

有間遊べますねぇ…、栃ノ木入沢もそうですし日向沢もそうでしたが、時期的にも？枯沢に近いので泳ぐような場面もなく、ヤバい高巻きを強いられるような滝もなく、本格的な沢登りする人には物足りないのかもしれませんが、ハイクの延長で考えるとこんなに楽しい道ないですよ！
JJさんの足ならおそらくどちらも問題なく歩けると思うので、楽しかったので気が向いたら覗いてみてください！バラ尾根も多分JJさん大好き系の尾根歩き、もりもりでしたよ！

今回はバラ尾根下りで使っちゃいましたが、ちゃんと登りでも使ってみたいし、中尾根も…まだよくわからん系の踏み跡もたくさん…
まだまだこの山域遊べそうです！