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Yamareco

記録ID: 4003048
全員に公開
雪山ハイキング
甲信越

茂来山(槙沢登山口)

2022年02月26日(土) [日帰り]
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GPS
06:45
距離
8.8km
登り
818m
下り
809m

コースタイム

07:56 槙沢林道入口(林道茂来線駐車スペース)
08:40 茂来山登山道入口(槙沢林道)
10:13 白樺平(稜線・栗の古木)
11:23 霧久保沢コース分岐
11:38 小海町親沢コース分岐
11:41 茂来山山頂 12:10
12:21 霧久保沢コース分岐
13:08 白樺平(栗の古木) 13:12
14:09 茂来山登山道入口(槙沢林道)
14:41 林道茂来線駐車スペース(槙沢林道入口)
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2022年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
■往路:都内(02:50)−首都高速−外環自動車道−<大泉IC>−関越自動車道−<藤岡JCT>−上信越自動車道−<佐久小諸JCT>−中部横断自動車道−佐久穂IC−国道299号−林道茂来線起点−槙沢林道起点−<槙沢林道豪雪で通行不可、槙沢林道起点まで戻る>−槙沢林道起点駐車スペース(07:50)

■復路:槙沢林道起点駐車スペース(15:00)−林道茂来線起点−国道299号−佐久穂IC−中部横断自動車道−<佐久小諸JCT>−上信越自動車道−<藤岡JCT>−関越自動車道−<大泉IC>−外環自動車道−首都高速−都内(18:40/454km)

■駐車スペース:林道茂来線(槙沢林道起点)
マップコード:359 767 083*38
コース状況/
危険箇所等
■林道茂来線
中部横断自動車道の佐久穂ICから約5.2キロ走った国道299号線の右側に「茂来山登山道」の案内があります。
ここから林道茂来線が始まります。林道を入って700mほど、民家のある場所までは除雪されていますが、この先は雪道になります。
林道茂来線を1.7キロほど走ると若干開けた場所になり、左手に鋭角に入る林道があります。ここが槙沢林道の起点で、周辺には駐車スペースがあり、この先林道を走れない車はこの場所に駐め置くことになります。

■槙沢林道
槙沢林道は舗装されていませんが、いまは一面の銀世界です。林道起点辺りは古いワダチの上に新雪が30cmほど積もった状態で、車で入れそうだったので突っ込みましたが、次第に雪が深くなり500mほど入ったところで立ち往生しました。(雪深くドアが開かない状態でした)
車周辺の除雪に1時間半ほどかかり何とか脱出して林道起点に戻り、槙沢林道は歩いて登山道入口まで行きました。

■登山道入口−茂来山山頂
登山道入口から沢沿いに歩くのでルートを外すことはないと思います。二叉の道標も辛うじて出ていたので細い左の沢へ。
栗の古木のある稜線付近の積雪はそれほどでもなかったですが、急登が始まると積雪は深くなり、霧久保沢分岐手前の急登は腰まで潜る積雪で想定外に大変でした。
山頂も一面雪に覆われていましたが、快晴でガスや雲は無く360度の展望が得られました。
国道299号線、川久保地区から見た茂来山です。
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国道299号線、川久保地区から見た茂来山です。
国道299号線沿い、林道茂来線の起点にある案内板です。ここから槙沢林道の入口まで1.7キロほど、槙沢林道を1.5キロほど行くと茂来山登山道入口です。
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国道299号線沿い、林道茂来線の起点にある案内板です。ここから槙沢林道の入口まで1.7キロほど、槙沢林道を1.5キロほど行くと茂来山登山道入口です。
林道茂来線から槙沢林道に入ってきましたが、500mほど走ると雪が深くなり立ち往生です。
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林道茂来線から槙沢林道に入ってきましたが、500mほど走ると雪が深くなり立ち往生です。
除雪に1時間半を費やし、何とか脱出することができました。(感想にも)
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除雪に1時間半を費やし、何とか脱出することができました。(感想にも)
槙沢林道の起点まで戻って来ました。ここには駐車スペースがあるので、ここに車を駐めて槙沢林道は歩きます。5、6台駐車できそうなスペースですが、他に車はありません。
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槙沢林道の起点まで戻って来ました。ここには駐車スペースがあるので、ここに車を駐めて槙沢林道は歩きます。5、6台駐車できそうなスペースですが、他に車はありません。
槙沢林道を歩いています。立ち往生した場所よりも更に積雪は深くなりました。
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槙沢林道を歩いています。立ち往生した場所よりも更に積雪は深くなりました。
気温が低いためかモフモフの雪ですが、アニマルトレースは深く沈まないのが不思議です。
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気温が低いためかモフモフの雪ですが、アニマルトレースは深く沈まないのが不思議です。
やっと登山口に着きました。何とか道標は頭を出していました。
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やっと登山口に着きました。何とか道標は頭を出していました。
獣の足跡だらけです。蹄ではないので小動物のようです。
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獣の足跡だらけです。蹄ではないので小動物のようです。
途中までは沢沿いを行くのでルートを外すことはないです。
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途中までは沢沿いを行くのでルートを外すことはないです。
振り返るとこんな感じです。
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振り返るとこんな感じです。
沢の分岐や沢から離れる場所にはこのような道標があります。これが埋もれてしまうと厄介です。
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沢の分岐や沢から離れる場所にはこのような道標があります。これが埋もれてしまうと厄介です。
沢から離れて稜線までは山腹の急登です。ここでアイゼンを着けました。
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沢から離れて稜線までは山腹の急登です。ここでアイゼンを着けました。
稜線まで登ってきましたが、ここは白樺平と呼ばれているようです。ここには一際目立つ栗の古木があります。
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稜線まで登ってきましたが、ここは白樺平と呼ばれているようです。ここには一際目立つ栗の古木があります。
稜線はこんな感じですが、この先は山頂まで急登が続きます。
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稜線はこんな感じですが、この先は山頂まで急登が続きます。
雪が深くなってきました。
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雪が深くなってきました。
限界です。ワカンを出しました。
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限界です。ワカンを出しました。
ここはどこの山だ...越後の山ではなく佐久の山です。
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ここはどこの山だ...越後の山ではなく佐久の山です。
雪に悪態をつきながら足を持ち上げます。
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雪に悪態をつきながら足を持ち上げます。
こころ折れそうです。
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こころ折れそうです。
西側の展望が開けて八ヶ岳が近いです。
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西側の展望が開けて八ヶ岳が近いです。
雲ひとつありません。赤岳、横岳、硫黄岳。
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雲ひとつありません。赤岳、横岳、硫黄岳。
霧久保沢コースの分岐まで来ました。ここの登りが雪深く大変でしたが、ここまで来れば山頂まであと少し。
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霧久保沢コースの分岐まで来ました。ここの登りが雪深く大変でしたが、ここまで来れば山頂まであと少し。
霧久保沢コースにも人の入った形跡はありません。
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霧久保沢コースにも人の入った形跡はありません。
山頂直下、小海町親沢コースの分岐です。
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山頂直下、小海町親沢コースの分岐です。
こちらには一人と思われるトレースがありますが、数日前のようです。
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こちらには一人と思われるトレースがありますが、数日前のようです。
茂来山の山頂です。素晴らしい天気ですが、誰もいません。
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茂来山の山頂です。素晴らしい天気ですが、誰もいません。
北の方角には浅間山、剣ヶ峰、黒斑山です。
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北の方角には浅間山、剣ヶ峰、黒斑山です。
浅間山をアップに...
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浅間山をアップに...
左から烏帽子岳、湯ノ丸山、三方ヶ峰です。
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左から烏帽子岳、湯ノ丸山、三方ヶ峰です。
烏帽子岳、湯ノ丸山の左奥には頸城山塊が連なっています。妙高山、火打山、焼山、金山辺りまで見えます。手前は高妻山、戸隠山、西岳です。
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烏帽子岳、湯ノ丸山の左奥には頸城山塊が連なっています。妙高山、火打山、焼山、金山辺りまで見えます。手前は高妻山、戸隠山、西岳です。
高妻山と戸隠山、西岳をアップに...
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高妻山と戸隠山、西岳をアップに...
写真の途中ですが、お腹が空いたので毎度質素な昼食です。帰りはワカンは使わないのでテーブル代わりです。
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写真の途中ですが、お腹が空いたので毎度質素な昼食です。帰りはワカンは使わないのでテーブル代わりです。
イチオネ 基準点名:茂来山 等級:二等 標高:1717.68m
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イチオネ 基準点名:茂来山 等級:二等 標高:1717.68m
雪を払いのけると山頂標です。
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雪を払いのけると山頂標です。
お腹も満たされたので続きです。佐久平と北アルプスです。
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お腹も満たされたので続きです。佐久平と北アルプスです。
鹿島槍ヶ岳をアップに...
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鹿島槍ヶ岳をアップに...
左は白馬三山、右に小蓮華山、乗鞍岳。
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左は白馬三山、右に小蓮華山、乗鞍岳。
白馬三山(白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳)をアップに...
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白馬三山(白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳)をアップに...
山頂では眩しくて判りにくかったのですが、よく見ると剱岳のようです。
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山頂では眩しくて判りにくかったのですが、よく見ると剱岳のようです。
西側の八ヶ岳です。赤岳、横岳、硫黄岳。
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西側の八ヶ岳です。赤岳、横岳、硫黄岳。
横岳、硫黄岳、峰の松目、根石岳、天狗岳。
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横岳、硫黄岳、峰の松目、根石岳、天狗岳。
八ヶ岳の左側、南西方向には南アルプスです。右端の白い山が仙丈ヶ岳、ドカンと大きい甲斐駒ヶ岳、左は栗沢山とアサヨ峰です。
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八ヶ岳の左側、南西方向には南アルプスです。右端の白い山が仙丈ヶ岳、ドカンと大きい甲斐駒ヶ岳、左は栗沢山とアサヨ峰です。
さらに北岳と間ノ岳です。
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さらに北岳と間ノ岳です。
南側は逆光気味ですが、金峰山と五丈岩が見えます。
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南側は逆光気味ですが、金峰山と五丈岩が見えます。
男山だと思います(北から見ると印象がだいぶ違います)。
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男山だと思います(北から見ると印象がだいぶ違います)。
さて下山します。チョット深いけどアイゼンで駆け下ります。
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さて下山します。チョット深いけどアイゼンで駆け下ります。
登山口まで戻って来ました。ここでアイゼンを外します。夏なら車でここまで来れます。
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登山口まで戻って来ました。ここでアイゼンを外します。夏なら車でここまで来れます。
登山口の駐車スペースです。この時期は無理かな。
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登山口の駐車スペースです。この時期は無理かな。
林道茂来線の駐車スペース、今日ここまで入った車は1台だけでした。
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林道茂来線の駐車スペース、今日ここまで入った車は1台だけでした。
中部横断自動車道から見た浅間山です。15時を過ぎて雲が出てきましたが終日いい天気でした。しかし想定を越える大雪には参りました。お疲れ〜...
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中部横断自動車道から見た浅間山です。15時を過ぎて雲が出てきましたが終日いい天気でした。しかし想定を越える大雪には参りました。お疲れ〜...

感想

正月三が日が明けた4日朝、突然飛び込んできた訃報、仕事始めも儘ならなかった新年でしたが、やっと忌明けを過ぎて今週から通常の生活に戻り、今週末から山も再開します。

山行記録の中には、下山後に会議の缶詰だったり、出張だったりして下書きのままアップできなかったレコや、下書きすらしてないレコが30件以上あります。
このような記録も「過去レコ」として、過去の思い出として完成させて残したいと思っても、アルツハイカーには2年も経つと、何の写真だったのか、どこを写したのか、思い出せない写真がたくさんあります。
そこでコロナ禍まんぼう中の山行は、密にならない山を最優先に、ヤマレコの記録も少なかった未アップの「茂来山」に過去を思い出すために再訪することにしました。

山行記録の中に下書きがあるのでGPSログやコースタイムの記録は参考になりますが無積雪期9月の記録、2月に槙沢林道に車で入れるか情報が得られませんでした。雪の状況次第では槙沢林道起点に車を止めて、登山口まで林道を歩くつもりで早めに東京を出発をしました。

国道299号線から林道茂来線に入り槙沢林道の起点まできましたが、槙沢林道の入口付近は古いワダチの上に30cmほど新雪が積もっていました。
この車は冬山仕様、前後左右にスノーガードを付けているので、この程度の雪なら行けると突っ込みました。
起点を入ってから400mほど、どんどん雪が深くなります。ワダチに積もった雪はタイヤで掻き出し、車はどんどん沈んでいきます。積雪もスノーガードの高さを超え、100mほど進んだところで、スノーガードで圧雪された雪の上に車がのった状態になり、ワダチに沈んだ4輪は雪面から浮いて空回り状態になってしまいました。
タイヤは浮いているので雪を取り除けばジャッキがなくてもチェーンを装着できますが、チェーンでは脱出は不可能と思い、車の下の圧雪した雪を取り除くことにしました。  
ルーフキャリヤには雪かき用の大型スコップがあるので、短時間で除雪できると思いましたが、なんと脱出するまで1時間半もかかりました。

槙沢林道の起点までバックで戻り駐車スペースに車を入れました。すでに時間は8時近くになっていましたが、林道起点には他に車はなく、何かあってもヘルプはできない一人旅です。
山頂直下は腰まで潜る深雪、このエリアでは降雪以降氷点下が続いていたようで、雪はサラサラ・モフモフ状態で全く締まっていません。
今日は好天で帰りの気温は5〜7℃に上がり雪がアイゼンに付着する状態になったので、これからは雪も締まり登りやすくなるでしょう。

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