鎌ヶ岳 鎌尾根ルートを縦走・カズラ谷から下山
- GPS
- 11:57
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 1,044m
- 下り
- 1,043m
コースタイム
- 山行
- 8:36
- 休憩
- 3:16
- 合計
- 11:52
過去天気図(気象庁) | 2022年02月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
各地に大雪をもたらした週初めの強い冬型気候のために、森も稜線も雪がどっさりノートレース。雪も降っている。今回は時間的に厳しいと言う事でリーダーがほぼ全てと言っていい道程をラッセルしてくれました。稜線は雪の少ない部分も有ったとは言え場所によっては胸まで埋まる吹き溜まりも有ったので、体力の無い私は本当に有り難かったです。チームのお姉さん的存在にもしょっちゅう声かけをしてもらって、本当に本当に感謝しか無い。その姿や行動は、大切な学ぶべき事が沢山詰まっていました。
宮妻峡駐車場に車を停めてスタート。
車は他に3〜4台停まっていましたが、広い駐車場はガランと空いていました。宮妻峡から水沢峠を通って水沢岳、鎌尾根、鎌ヶ岳へと縦走。岳峠までは真っ新の雪をラッセル。岳峠から先にはトレースが残っていたので、登山者さんはカズラ谷から登ってそこまでで戻られたのでしょうか。最後まで他の登山者には誰にも会わない山行でした。下山は有り難い事にしっかりトレースがあり、スピーディーに降りれてとても助かりました。
あいにくのお天気で青空が見えたのは一瞬のみでした。
稜線は雪がチラつき、そうでなくても雪と格闘しながら進むたびに木に付いている霧氷がサラサラと頭や肩に落ちてきて雪まみれになりました。
それでも鎌尾根の稜線には発達した見事な雪庇が連なり、霧氷とともにとても美しい景色に心を奪われました。
雪庇の上からの懸垂下降や衝立岩直登など、リーダーの判断指示の元にロープを使った道程もあり、変化に富んだ山行。懸垂下降は雪庇が崩れないようにそうっと下がるとか、真下ではなく横方向へ移動しながら降りていくとか、初めての体験でモタモタしながらも、アップダウンの稜線を夢中で進んで行きました。
気がつけば夕暮れ時、ようやく鎌ヶ岳山頂直下、南稜の岩場へ到着。1ピッチ目を終える頃には暗くなり、残り2ピッチは真っ暗の中をヘッデンで登攀。
暗くて視界は限定されるけど、私は3番目でリードの重圧も無いため登攀には影響を感じず登れました。
真っ白の珊瑚そっくりな霧氷がヘッデンの灯りに照らされてキラキラしていたり、岩に擦れたアイゼンが火花を散らしたり、初めて見る夜の景色にも感動。
真っ暗の山頂で山頂標識を確認し、記念の撮影を終えたら急いでカズラ谷を降りました。
今回も忘れられない山行となりました。
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