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Yamareco

記録ID: 4081468
全員に公開
ハイキング
近畿

熊野古道:小辺路、三浦峠(五百瀬ー三浦口ー三浦峠ー西中ー十津川温泉)【奈良県】

2022年03月14日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:39
距離
22.7km
登り
1,205m
下り
1,421m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:21
休憩
1:43
合計
10:04
距離 22.7km 登り 1,230m 下り 1,428m
6:33
17
スタート地点
6:50
87
8:17
8:31
112
10:23
38
11:01
11:04
68
12:12
13:17
13
13:30
18
13:48
14:09
148
16:37
ゴール地点
● コースタイム
仝淺汗ゾ学校跡〜ホテル昴
五百瀬小学校跡 640 ― 三浦口BS 649 ― 吊り橋 651 ― 塞がれた民家 659 ― 吉村家跡 713 ― 三十丁の水 744/746 ― 残雪 757 ― 三浦峠 818/830 ― 古矢倉跡 845 ― 出店跡 901 ― 今西集落展望点 916 ― 五輪の塔 920 ― 西中コース中間点 924 ― 矢倉観音堂 945/955 ― 矢倉の民家 1001 ― 西中登山口 1005 ― 舗装路から山道へ 1007 ― 山道から舗装路へ・迂回路指示(上部) 1011 ― 西中大谷橋BS・迂回路指示(下部)1020 ― 本来の小辺路入口 1023 ― 西中BS先の水場 1027/昼食/1043 ― 川合神社 1100/1103 ― 重里の休憩所 1122 ― 串崎の整備地 1200 ― ホテル昴 1214

▲曠謄諍紊砲堂浩瑤抜嵜

ホテル昴 1313 ― 西川トンネル 1319 ― 柳本吊り橋 1323 ― 山道へ 1327 ― 果無登山口 1330 ― 柳本橋 1335 ― 蕨尾BS 1338 ― 十津川温泉BS 1348

そ縦点邁浩 1449 =<村営バス>= 五百瀬 1634(3分遅れ)

ジ淺汗BS 1634 ― 五百瀬小学校跡 1637

● 行動時間 5:34+0:35+0:03=6:12
天候 曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
●今回の移動
(和歌山市内=五百瀬)
五百瀬―三浦口―三浦峠―西中―ホテル昴―十津川温泉BC
(十津川温泉=<村営バス>=五百瀬)
(五百瀬=和歌山市内)

●登山口へのアクセス
○五百瀬、三浦口
・国道168号「川津」にて西方向へ曲がると県道733号。これをひたすら走ると約8kmで「三浦口」さらに続けて「五百瀬」。五百瀬にある旧五百瀬小学校は小辺路ハイカー向け駐車場とされている。ただし、駐車可能範囲が特に示されていないので、駐車可能台数はよくわからない。駐車無料
・三浦口では対岸の三浦へと渡る吊り橋があるので、それを目指すと小辺路三浦峠への入口はすぐに見つかる
・ちなみに、五百瀬のさらに奥には伯母子岳登山口もある
・県道733号は、斜面災害により三浦口手前で仮設道路となっている

○西中
・国道425号の「西中大谷橋」バス停手前約150mに小辺路入口がある。現在は、バス停側から小辺路に入って100mほどのところに崩落があるようで迂回路が指定されている。迂回路はバス停付近から分岐する「林道奥大谷線」で、道なりに進んでいくと、小辺路と交わるのですぐにわかる
・その林道をさらに道なりに進むと、西中の登山口に着く。登山口前の膨らみに駐車している人も見かけたが、公道かあるいは目の前にある民家の土地のようなので好ましいことではなかろう

○十津川温泉、柳本の果無登山口
・果無登山口から本宮方面へは入口が明瞭。西中・三浦峠方面へは、同登山口の道を挟んだ向かい側にある小径へと進むと、柳本吊り橋へと通じている
・柳本吊り橋は今月末までは掛け替え工事のため通行止め。しかしホテル昴側には明確な通行止め標示はなく、橋を渡ってから通行止めに出くわした。あとで写真をしげしげ見ると、ホテル昴側にも「迂回路」の図解は掲示されていた。工期は本年3月末までとなっていた
(いずれの記述も2022.3現在)
コース状況/
危険箇所等
○五百瀬〜三浦口
・県道733号歩き。県道はいわゆる1.5車線の道だが、クルマは殆どやってこない

○三浦口〜三浦集落〜三浦峠
・ずっと急登が続く。枝道には「熊野古道ではありません」標示があるため、道迷いの心配は少ない
・ほとんど杉木立の中を進む

○三浦峠〜矢倉〜西中大谷橋BS
・登りとは異なり、緩やかな坂道。700m台のかつて集落や棚田があったような辺りはあまり昇降のない平坦な道

○西中大谷橋BS〜ホテル昴〜柳本吊り橋
・ホテル昴までは国道425号を歩く。国道とは名ばかりの1.5車線の道。クルマ通りも殆どない
・熊野古道小辺路トレールは、ホテル昴の手前で旧道へと分岐し、西川トンネルを抜け、その右前方で柳本吊り橋へと続く

○柳本吊り橋〜果無登山口
・一部だけが舗装路。殆どは山道
・果無登山口では、果無集落へと続く道の道向かいに顔を出す

○果無登山口〜十津川温泉
・ずっと車道歩き。途中からは国道168号を歩く。主要な国道だが、センターラインの描けないくらいの道幅もあり、クルマには十分に注意を要する
・十津川温泉バスセンターには、奈良交通バスも村営バスも発着する。待合スペースもあるし、そばには村営の駐車場もある
(いずれの記述も2022.3現在)
その他周辺情報 ●買う、食べる
・五百瀬、三浦口あるいは西中には飲食店もコンビニも見当たらない
・最終の店がどこになるかをよく確認の上、事前手配されたい
・十津川温泉には飲食店はそれなりにあるようだ

●日帰り温泉
・十津川温泉には宿屋多数。多くの宿で日帰り入浴できるようだ。今回は「ホテル昴」で入湯。大人800円、駐車場あり
(2022.2現在)
旧五百瀬小学校。グラウンドにも轍がありましたが、手前の校舎前に停めました
【五百瀬にて】
2022年03月13日 06:34撮影 by  Canon EOS 90D, Canon
3/13 6:34
旧五百瀬小学校。グラウンドにも轍がありましたが、手前の校舎前に停めました
【五百瀬にて】
農家民宿政所。名前の由来は次の写真に…
【五百瀬にて】
2022年03月13日 06:40撮影 by  ,
3/13 6:40
農家民宿政所。名前の由来は次の写真に…
【五百瀬にて】
平維盛にあるようですね。この辺りも平家ゆかりの土地のようです
【五百瀬にて】
2022年03月13日 06:42撮影 by  ,
3/13 6:42
平維盛にあるようですね。この辺りも平家ゆかりの土地のようです
【五百瀬にて】
旧小学校入口には駐車場であることの案内もあります
【五百瀬にて】
2022年03月13日 06:42撮影 by  ,
1
3/13 6:42
旧小学校入口には駐車場であることの案内もあります
【五百瀬にて】
腰抜田という滑稽な名前にも由来があります。それにしても水害は恐ろしい
【五百瀬〜三浦口】
2022年03月13日 06:43撮影 by  ,
3/13 6:43
腰抜田という滑稽な名前にも由来があります。それにしても水害は恐ろしい
【五百瀬〜三浦口】
五百瀬バス停。帰りはここに戻ってくる予定です
【五百瀬〜三浦口】
2022年03月13日 06:44撮影 by  ,
3/13 6:44
五百瀬バス停。帰りはここに戻ってくる予定です
【五百瀬〜三浦口】
便の少なさ。特に土日祝日は、朝の一便しかありません
【五百瀬〜三浦口】
2022年03月13日 06:44撮影 by  ,
3/13 6:44
便の少なさ。特に土日祝日は、朝の一便しかありません
【五百瀬〜三浦口】
三浦口バス停。村営バスは奈良交通に委託されているため、バス停のデザインは奈良交通と共通ですね
【三浦口にて】
2022年03月13日 06:49撮影 by  ,
3/13 6:49
三浦口バス停。村営バスは奈良交通に委託されているため、バス停のデザインは奈良交通と共通ですね
【三浦口にて】
小辺路の入口の標柱。左手に入口案内が見えます
【三浦口にて】
2022年03月13日 06:50撮影 by  ,
3/13 6:50
小辺路の入口の標柱。左手に入口案内が見えます
【三浦口にて】
案内の前には山中にあると同様の標示もあります
【三浦口にて】
2022年03月13日 06:50撮影 by  ,
3/13 6:50
案内の前には山中にあると同様の標示もあります
【三浦口にて】
そこから下って吊り橋へ。まず三浦集落に向かいます
【三浦口にて】
2022年03月13日 06:51撮影 by  ,
3/13 6:51
そこから下って吊り橋へ。まず三浦集落に向かいます
【三浦口にて】
登山口。入山届けの箱もあります
【三浦口〜三十丁の水】
2022年03月13日 06:53撮影 by  ,
1
3/13 6:53
登山口。入山届けの箱もあります
【三浦口〜三十丁の水】
しばらく登ると掲示板に応援メッセージ。逆に言うと、住んでいる人はもういないということでしょうか
【三浦口〜三十丁の水】
2022年03月13日 06:56撮影 by  ,
3/13 6:56
しばらく登ると掲示板に応援メッセージ。逆に言うと、住んでいる人はもういないということでしょうか
【三浦口〜三十丁の水】
花の名前は…
【三浦口〜三十丁の水】
2022年03月13日 06:56撮影 by  ,
3/13 6:56
花の名前は…
【三浦口〜三十丁の水】
三浦集落最後の民家が見えて来ました。この先は山へと入っていきます【三浦口〜三十丁の水】
2022年03月13日 06:59撮影 by  ,
1
3/13 6:59
三浦集落最後の民家が見えて来ました。この先は山へと入っていきます【三浦口〜三十丁の水】
鹿の群れ。人間の足音を聞き付けたか、お互い合図を送りながら、集団で逃げていきます
【三浦口〜三十丁の水】
2022年03月13日 06:59撮影 by  ,
3/13 6:59
鹿の群れ。人間の足音を聞き付けたか、お互い合図を送りながら、集団で逃げていきます
【三浦口〜三十丁の水】
ここら辺りから山へ。案内標示にビックリマーク
【三浦口〜三十丁の水】
2022年03月13日 07:06撮影 by  ,
3/13 7:06
ここら辺りから山へ。案内標示にビックリマーク
【三浦口〜三十丁の水】
杉木立の中、急な坂を登ります【三浦口〜三十丁の水】
2022年03月13日 07:08撮影 by  Canon EOS 90D, Canon
3/13 7:08
杉木立の中、急な坂を登ります【三浦口〜三十丁の水】
石碑があります。しっかり読めませんが、この後現れる吉村家に係るモノのようです
【三浦口〜三十丁の水】
2022年03月13日 07:12撮影 by  ,
3/13 7:12
石碑があります。しっかり読めませんが、この後現れる吉村家に係るモノのようです
【三浦口〜三十丁の水】
吉村家の住宅跡です。防風林として、異形の樹木が役立っていたようです
【三浦口〜三十丁の水】
2022年03月13日 07:13撮影 by  ,
1
3/13 7:13
吉村家の住宅跡です。防風林として、異形の樹木が役立っていたようです
【三浦口〜三十丁の水】
住宅跡です。今や痕跡もわからないほど
【三浦口〜三十丁の水】
2022年03月13日 07:14撮影 by  ,
1
3/13 7:14
住宅跡です。今や痕跡もわからないほど
【三浦口〜三十丁の水】
こちらもオドロオドロしい
【三浦口〜三十丁の水】
2022年03月13日 07:14撮影 by  Canon EOS 90D, Canon
1
3/13 7:14
こちらもオドロオドロしい
【三浦口〜三十丁の水】
途中には、五百瀬小学校と記された注意書きが複数。小学校の記憶です
【三浦口〜三十丁の水】
2022年03月13日 07:28撮影 by  ,
3/13 7:28
途中には、五百瀬小学校と記された注意書きが複数。小学校の記憶です
【三浦口〜三十丁の水】
三十丁の水場に到着しました
【三十丁の水にて】
2022年03月13日 07:44撮影 by  ,
3/13 7:44
三十丁の水場に到着しました
【三十丁の水にて】
水場はコースからはすぐそこです
【三十丁の水にて】
2022年03月13日 07:44撮影 by  ,
3/13 7:44
水場はコースからはすぐそこです
【三十丁の水にて】
ちょっと水量が少なめです
【三十丁の水にて】
2022年03月13日 07:46撮影 by  ,
3/13 7:46
ちょっと水量が少なめです
【三十丁の水にて】
更に進みます。標示の背後にある「熊野古道ではありません」標記が特徴的。ありがたいです
【三十丁の水〜三浦峠】
2022年03月13日 07:49撮影 by  ,
3/13 7:49
更に進みます。標示の背後にある「熊野古道ではありません」標記が特徴的。ありがたいです
【三十丁の水〜三浦峠】
残雪が現れました。標高は900mを越えたくらいです
【三十丁の水〜三浦峠】
2022年03月13日 07:57撮影 by  ,
3/13 7:57
残雪が現れました。標高は900mを越えたくらいです
【三十丁の水〜三浦峠】
ようやく視界が開けました
【三十丁の水〜三浦峠】
2022年03月13日 07:59撮影 by  ,
3/13 7:59
ようやく視界が開けました
【三十丁の水〜三浦峠】
これから向かう峠付近には残雪が見えます
【三十丁の水〜三浦峠】
2022年03月13日 07:59撮影 by  ,
3/13 7:59
これから向かう峠付近には残雪が見えます
【三十丁の水〜三浦峠】
登ってきた五百瀬付近でしょうか、薄く見えています
【三十丁の水〜三浦峠】
2022年03月13日 08:05撮影 by  ,
3/13 8:05
登ってきた五百瀬付近でしょうか、薄く見えています
【三十丁の水〜三浦峠】
途中、残雪の量が増えてきました。一部だけでしたが
【三十丁の水〜三浦峠】
2022年03月13日 08:14撮影 by  ,
3/13 8:14
途中、残雪の量が増えてきました。一部だけでしたが
【三十丁の水〜三浦峠】
うっすらと見える奥の山並みが伯母子岳、伯母子峠の稜線かと思います
【三十丁の水〜三浦峠】
2022年03月13日 08:17撮影 by  ,
3/13 8:17
うっすらと見える奥の山並みが伯母子岳、伯母子峠の稜線かと思います
【三十丁の水〜三浦峠】
峠に到着。本日最高点にもう到着しました。
ここにも旧五百瀬小学校の立て看板
【三浦峠にて】
2022年03月13日 08:18撮影 by  ,
3/13 8:18
峠に到着。本日最高点にもう到着しました。
ここにも旧五百瀬小学校の立て看板
【三浦峠にて】
立派なあずまやもあります
【三浦峠にて】
2022年03月13日 08:19撮影 by  ,
1
3/13 8:19
立派なあずまやもあります
【三浦峠にて】
標示。この先の西中への下りのほうが長いのです
【三浦峠にて】
2022年03月13日 08:20撮影 by  ,
3/13 8:20
標示。この先の西中への下りのほうが長いのです
【三浦峠にて】
出発します。振り返ってあずまやとトイレを見ます
【三浦峠にて】
2022年03月13日 08:30撮影 by  ,
3/13 8:30
出発します。振り返ってあずまやとトイレを見ます
【三浦峠にて】
これから進む方向。まずは樹林に吸い込まれていきます
【三浦峠にて】
2022年03月13日 08:30撮影 by  ,
3/13 8:30
これから進む方向。まずは樹林に吸い込まれていきます
【三浦峠にて】
緩やか、軽快に下ります
【三浦峠〜西中登山口】
2022年03月13日 08:33撮影 by  ,
3/13 8:33
緩やか、軽快に下ります
【三浦峠〜西中登山口】
古矢倉跡。ここにも人の営みがあったことに驚きます
【三浦峠〜西中登山口】
2022年03月13日 08:46撮影 by  ,
3/13 8:46
古矢倉跡。ここにも人の営みがあったことに驚きます
【三浦峠〜西中登山口】
出店跡。棚田があったとのこと。どう見てもそうは思えません
【三浦峠〜西中登山口】
2022年03月13日 09:01撮影 by  ,
3/13 9:01
出店跡。棚田があったとのこと。どう見てもそうは思えません
【三浦峠〜西中登山口】
よく見ると、古い石積みがあります。棚田を構成していたのでしょうか
【三浦峠〜西中登山口】
2022年03月13日 09:03撮影 by  ,
3/13 9:03
よく見ると、古い石積みがあります。棚田を構成していたのでしょうか
【三浦峠〜西中登山口】
「今西集落」とありますが、ここから降りる道があるとも思えず。集落が見えるという案内でしょうか
【三浦峠〜西中登山口】
2022年03月13日 09:16撮影 by  ,
3/13 9:16
「今西集落」とありますが、ここから降りる道があるとも思えず。集落が見えるという案内でしょうか
【三浦峠〜西中登山口】
「五輪の塔」とのこと。苔むしてはいますが残っています
【三浦峠〜西中登山口】
2022年03月13日 09:20撮影 by  ,
3/13 9:20
「五輪の塔」とのこと。苔むしてはいますが残っています
【三浦峠〜西中登山口】
この区間の標示。小ぶりですがキロも表示されています
【三浦峠〜西中登山口】
2022年03月13日 09:24撮影 by  ,
3/13 9:24
この区間の標示。小ぶりですがキロも表示されています
【三浦峠〜西中登山口】
(振り返って撮影しています)半谷山というのが気になります。どこのことでしょうか
【三浦峠〜西中登山口】
2022年03月13日 09:25撮影 by  ,
3/13 9:25
(振り返って撮影しています)半谷山というのが気になります。どこのことでしょうか
【三浦峠〜西中登山口】
ここにも「…古道ではありません」標示が。その方向を示す「山道」というのもどうなんでしょう。そりゃそうに決まっています
【三浦峠〜西中登山口】
2022年03月13日 09:30撮影 by  ,
1
3/13 9:30
ここにも「…古道ではありません」標示が。その方向を示す「山道」というのもどうなんでしょう。そりゃそうに決まっています
【三浦峠〜西中登山口】
植林帯だけではありません。いろいろな木々の間を抜けていきます
【三浦峠〜西中登山口】
2022年03月13日 09:32撮影 by  ,
3/13 9:32
植林帯だけではありません。いろいろな木々の間を抜けていきます
【三浦峠〜西中登山口】
(観音堂にて振り返って撮影しています)杉木立を下りてきました
【三浦峠〜西中登山口】
2022年03月13日 09:46撮影 by  ,
3/13 9:46
(観音堂にて振り返って撮影しています)杉木立を下りてきました
【三浦峠〜西中登山口】
観音堂には三体の仏さま。きれいにされているようで、人の手を感じます
【三浦峠〜西中登山口】
2022年03月13日 09:45撮影 by  ,
3/13 9:45
観音堂には三体の仏さま。きれいにされているようで、人の手を感じます
【三浦峠〜西中登山口】
(振り返って撮影しています)観音堂の前にはベンチ。ここで休憩しました。観音堂を後に、出発します
【三浦峠〜西中登山口】
2022年03月13日 09:55撮影 by  ,
3/13 9:55
(振り返って撮影しています)観音堂の前にはベンチ。ここで休憩しました。観音堂を後に、出発します
【三浦峠〜西中登山口】
ほどなく矢倉集落。ただし、ここの二軒も今は無人のように見えました
【三浦峠〜西中登山口】
2022年03月13日 10:01撮影 by  ,
3/13 10:01
ほどなく矢倉集落。ただし、ここの二軒も今は無人のように見えました
【三浦峠〜西中登山口】
家の前で屈折して進みます
【三浦峠〜西中登山口】
2022年03月13日 10:01撮影 by  ,
3/13 10:01
家の前で屈折して進みます
【三浦峠〜西中登山口】
登山口を前にして、次に来る果無方面が見え始めます。正面の山の左手が果無山脈でしょうか
【三浦峠〜西中登山口】
2022年03月13日 10:04撮影 by  ,
3/13 10:04
登山口を前にして、次に来る果無方面が見え始めます。正面の山の左手が果無山脈でしょうか
【三浦峠〜西中登山口】
(振り返って撮影しています)登山口まで来ました
【西中登山口にて】
2022年03月13日 10:05撮影 by  ,
3/13 10:05
(振り返って撮影しています)登山口まで来ました
【西中登山口にて】
(振り返って撮影しています)登山口そばの民家。ちょうど畑の手入れ中
【西中登山口〜西中の水場】
2022年03月13日 10:06撮影 by  ,
3/13 10:06
(振り返って撮影しています)登山口そばの民家。ちょうど畑の手入れ中
【西中登山口〜西中の水場】
しばらく車道を下り、ここから山道にてショートカットするようです
【西中登山口〜西中の水場】
2022年03月13日 10:07撮影 by  ,
3/13 10:07
しばらく車道を下り、ここから山道にてショートカットするようです
【西中登山口〜西中の水場】
(振り返って撮影しています)すぐに再び車道に降り立ちます。本来は背中のほうへと進みますが…
【西中登山口〜西中の水場】
2022年03月13日 10:11撮影 by  ,
3/13 10:11
(振り返って撮影しています)すぐに再び車道に降り立ちます。本来は背中のほうへと進みますが…
【西中登山口〜西中の水場】
崩土があるのでう回路指定。熊野古道とは逆向きに車道を進めと指示
【西中登山口〜西中の水場】
2022年03月13日 10:13撮影 by  ,
3/13 10:13
崩土があるのでう回路指定。熊野古道とは逆向きに車道を進めと指示
【西中登山口〜西中の水場】
具体的にはこの地図で。現在地がないのでわかりにくいです
【西中登山口〜西中の水場】
2022年03月13日 10:13撮影 by  ,
3/13 10:13
具体的にはこの地図で。現在地がないのでわかりにくいです
【西中登山口〜西中の水場】
(振り返って撮影しています)車道を淡々と降りると、西中大谷橋バス停近くの国道425号に着きました。この道は林道だったようです
【西中登山口〜西中の水場】
2022年03月13日 10:20撮影 by  ,
3/13 10:20
(振り返って撮影しています)車道を淡々と降りると、西中大谷橋バス停近くの国道425号に着きました。この道は林道だったようです
【西中登山口〜西中の水場】
目の前のバス停と西中大谷橋を見ます。進むのは、この橋のほうではなく、逆向きです
【西中登山口〜西中の水場】
2022年03月13日 10:20撮影 by  ,
3/13 10:20
目の前のバス停と西中大谷橋を見ます。進むのは、この橋のほうではなく、逆向きです
【西中登山口〜西中の水場】
(振り返って撮影しています)十津川向きに約100m進むと、古道の入口。迂回路指定がなければ、本来はここに降りてきたようです
【西中登山口〜西中の水場】
2022年03月13日 10:23撮影 by  ,
3/13 10:23
(振り返って撮影しています)十津川向きに約100m進むと、古道の入口。迂回路指定がなければ、本来はここに降りてきたようです
【西中登山口〜西中の水場】
国道とは思えない細さの425号。西中の家並を抜けます
【西中登山口〜西中の水場】
2022年03月13日 10:25撮影 by  ,
3/13 10:25
国道とは思えない細さの425号。西中の家並を抜けます
【西中登山口〜西中の水場】
西中バス停の先に水場。花も活けられ、ベンチもあります。ここで昼食にします
【西中の水場にて】
2022年03月13日 10:27撮影 by  ,
3/13 10:27
西中バス停の先に水場。花も活けられ、ベンチもあります。ここで昼食にします
【西中の水場にて】
梅はまだつぼみですが風情があります
【西中の水場にて】
2022年03月13日 10:42撮影 by  ,
3/13 10:42
梅はまだつぼみですが風情があります
【西中の水場にて】
冬至梅でしょうか、随所で咲いています
【西中の水場〜ホテル昴】
2022年03月13日 10:52撮影 by  ,
3/13 10:52
冬至梅でしょうか、随所で咲いています
【西中の水場〜ホテル昴】
しばらく進むとトイレ。向かいには神社があります
【西中の水場〜ホテル昴】
2022年03月13日 11:00撮影 by  ,
3/13 11:00
しばらく進むとトイレ。向かいには神社があります
【西中の水場〜ホテル昴】
川合神社といいます。上流にあったものを遷座したのではないか、とのこと。紅白梅がおさまりよく咲いています
【西中の水場〜ホテル昴】
2022年03月13日 11:03撮影 by  ,
1
3/13 11:03
川合神社といいます。上流にあったものを遷座したのではないか、とのこと。紅白梅がおさまりよく咲いています
【西中の水場〜ホテル昴】
神社全景です
【西中の水場〜ホテル昴】
2022年03月13日 11:00撮影 by  ,
3/13 11:00
神社全景です
【西中の水場〜ホテル昴】
ここも梅でしょうか
【西中の水場〜ホテル昴】
2022年03月13日 11:09撮影 by  ,
3/13 11:09
ここも梅でしょうか
【西中の水場〜ホテル昴】
西川沿いの中心集落のひとつ重里に来ました。ここには無料休憩所もあります
【西中の水場〜ホテル昴】
2022年03月13日 11:22撮影 by  ,
3/13 11:22
西川沿いの中心集落のひとつ重里に来ました。ここには無料休憩所もあります
【西中の水場〜ホテル昴】
集落には郵便局もあります
【西中の水場〜ホテル昴】
2022年03月13日 11:24撮影 by  ,
3/13 11:24
集落には郵便局もあります
【西中の水場〜ホテル昴】
(振り返って撮影しています)集落を過ぎて振り返ると、結構家が立ち並んでいます
【西中の水場〜ホテル昴】
2022年03月13日 11:27撮影 by  ,
3/13 11:27
(振り返って撮影しています)集落を過ぎて振り返ると、結構家が立ち並んでいます
【西中の水場〜ホテル昴】
串崎に来ました。河川の蛇行箇所がせき止められた結果残った土地でしょうか、何らかの活用をしようとして整備しているようです
【西中の水場〜ホテル昴】
2022年03月13日 12:00撮影 by  ,
3/13 12:00
串崎に来ました。河川の蛇行箇所がせき止められた結果残った土地でしょうか、何らかの活用をしようとして整備しているようです
【西中の水場〜ホテル昴】
片谷橋を渡ります
【西中の水場〜ホテル昴】
2022年03月13日 12:04撮影 by  ,
3/13 12:04
片谷橋を渡ります
【西中の水場〜ホテル昴】
ホテル昴まで来ました。国道は直進しますが、熊野古道小辺路は右へとそれて旧道のトンネルに続きます。今日はここでいったん休憩
【西中の水場〜ホテル昴】
2022年03月13日 12:12撮影 by  ,
1
3/13 12:12
ホテル昴まで来ました。国道は直進しますが、熊野古道小辺路は右へとそれて旧道のトンネルに続きます。今日はここでいったん休憩
【西中の水場〜ホテル昴】
立派な建物です
【ホテル昴にて】
2022年03月13日 12:14撮影 by  ,
3/13 12:14
立派な建物です
【ホテル昴にて】
入浴しました。12時からですので、いいタイミングです
【ホテル昴にて】
2022年03月13日 12:53撮影 by  ,
3/13 12:53
入浴しました。12時からですので、いいタイミングです
【ホテル昴にて】
ひと風呂浴びて、さらに進みます。旧道の西川トンネルを歩いてくぐります
【ホテル昴〜十津川温泉バスセンター】
2022年03月13日 13:19撮影 by  ,
3/13 13:19
ひと風呂浴びて、さらに進みます。旧道の西川トンネルを歩いてくぐります
【ホテル昴〜十津川温泉バスセンター】
抜けて右へと進むと「柳本吊り橋」。この通り工事中です
【ホテル昴〜十津川温泉バスセンター】
2022年03月13日 13:23撮影 by  ,
3/13 13:23
抜けて右へと進むと「柳本吊り橋」。この通り工事中です
【ホテル昴〜十津川温泉バスセンター】
渡り終えると、通行止めの標示が!どうやら橋は架け替え工事に伴い通行止めになっていたようです。先の写真でもよく見ると左には迂回路指示と思しき掲示がありました。これだけだと気づかないよ…
【ホテル昴〜十津川温泉バスセンター】
2022年03月13日 13:25撮影 by  ,
3/13 13:25
渡り終えると、通行止めの標示が!どうやら橋は架け替え工事に伴い通行止めになっていたようです。先の写真でもよく見ると左には迂回路指示と思しき掲示がありました。これだけだと気づかないよ…
【ホテル昴〜十津川温泉バスセンター】
先へと進みます。いったん舗装路になりますが、小辺路はすぐに階段で別れていきます
【ホテル昴〜十津川温泉バスセンター】
2022年03月13日 13:27撮影 by  ,
3/13 13:27
先へと進みます。いったん舗装路になりますが、小辺路はすぐに階段で別れていきます
【ホテル昴〜十津川温泉バスセンター】
途中の首なし地蔵さま。お詣りしました
【ホテル昴〜十津川温泉バスセンター】
2022年03月13日 13:29撮影 by  ,
3/13 13:29
途中の首なし地蔵さま。お詣りしました
【ホテル昴〜十津川温泉バスセンター】
(振り返って撮影しています)果無登山口に到着です。右手の道路脇から出てきました。小辺路はこのあと左手へと登っていきます。今日はここまで。背中方向に進み十津川温泉中心部を目指します
【ホテル昴〜十津川温泉バスセンター】
2022年03月13日 13:30撮影 by  ,
3/13 13:30
(振り返って撮影しています)果無登山口に到着です。右手の道路脇から出てきました。小辺路はこのあと左手へと登っていきます。今日はここまで。背中方向に進み十津川温泉中心部を目指します
【ホテル昴〜十津川温泉バスセンター】
国道168号の柳本橋を渡ります
【ホテル昴〜十津川温泉バスセンター】
2022年03月13日 13:35撮影 by  ,
3/13 13:35
国道168号の柳本橋を渡ります
【ホテル昴〜十津川温泉バスセンター】
(振り返って撮影しています)蕨尾バス停。次回はここから先ほどの果無登山口に戻り、本宮大社を目指すことになります
【ホテル昴〜十津川温泉バスセンター】
2022年03月13日 13:38撮影 by  ,
3/13 13:38
(振り返って撮影しています)蕨尾バス停。次回はここから先ほどの果無登山口に戻り、本宮大社を目指すことになります
【ホテル昴〜十津川温泉バスセンター】
西川と熊野川の合流点付近。蛇行を繰り返す川どうしらしくなかなか見ない光景です
【ホテル昴〜十津川温泉バスセンター】
2022年03月13日 13:40撮影 by  ,
3/13 13:40
西川と熊野川の合流点付近。蛇行を繰り返す川どうしらしくなかなか見ない光景です
【ホテル昴〜十津川温泉バスセンター】
十津川バスセンターに到着しました
【十津川温泉バスセンター前にて】
2022年03月13日 13:48撮影 by  ,
3/13 13:48
十津川バスセンターに到着しました
【十津川温泉バスセンター前にて】
かつてここにあった高岩寺の山門とのこと
【十津川温泉バスセンター前にて】
2022年03月13日 13:50撮影 by  ,
3/13 13:50
かつてここにあった高岩寺の山門とのこと
【十津川温泉バスセンター前にて】
その隣にはバスセンター。奈良交通バスも村営バスもここから発着します。ちなみに奈良交通バスは、日本一長い路線バス「五新線」です
【十津川温泉バスセンター前にて】
2022年03月13日 14:10撮影 by  ,
3/13 14:10
その隣にはバスセンター。奈良交通バスも村営バスもここから発着します。ちなみに奈良交通バスは、日本一長い路線バス「五新線」です
【十津川温泉バスセンター前にて】
スクールバスマークの付いたこのマイクロバスで五百瀬に向かいます
【十津川温泉バスセンター前にて】
2022年03月13日 14:26撮影 by  ,
3/13 14:26
スクールバスマークの付いたこのマイクロバスで五百瀬に向かいます
【十津川温泉バスセンター前にて】
延々1時間40分あまり。村内の奥地を次々に回ってようやくここに来ました。途中の乗降はまったくなし。当方ひとりを下ろしてバスは終点「杉清」に向かいます。運転士さんお疲れ様です!
【五百瀬バス停前にて】
2022年03月13日 16:35撮影 by  ,
3/13 16:35
延々1時間40分あまり。村内の奥地を次々に回ってようやくここに来ました。途中の乗降はまったくなし。当方ひとりを下ろしてバスは終点「杉清」に向かいます。運転士さんお疲れ様です!
【五百瀬バス停前にて】
撮影機器:

感想

 春めいてきた。コロナのまん延防止も明け、いよいよ昨年終盤に諦めた小辺路最深部を目指す。今回は三浦口から十津川温泉のルートを村営バスも絡めて実行。
 バス時刻からの逆算で7時前には五百瀬の小学校跡を出発する。三浦口までは生きた気配の殆どしない県道を下っていく。ひょっこり顔を出された地元の方が「山(=伯母子岳)越えてきたの?」と聞かれたが、五百瀬からである旨を話す。
 三浦口では先ほど車で通った迂回路を見送りちょっと進むと三浦峠方面への入口があった。下っていき、吊り橋で対岸の三浦集落側へと進む。三浦は今や殆どの家屋が閉鎖されているようだ。BSアンテナもある、閉めたにしても最近ではないかと思われる最後の家を過ぎ、いよいよ杉木立の急坂へ。
 しばらくで巨大な異形の木々が現れる。かつての吉村家の防風林ということらしい。しかも三浦集落はこの辺りまで広がっていたようだ。
 そこからも登り続け、標高800m付近からはやや勾配も緩むが、ほとんど休む間もなく峠に到着する。峠では、小辺路は林道と交差する。交わる辺りにはトイレや立派なあずまやもある。そのあずまやで一息入れる。暫くすると、林道を一台のバイクが上がってきた。ライダーはトイレへと向かう。山でライダーと会話するのも雰囲気違いに感じることもあり、そそくさと再出発する。
 峠から西中への道は、先ほどとは全く異なる緩やかな勾配が続く。周辺の樹相も杉ではなく中層の広葉樹なども見られる。途中には、怖い伝承を持つ古矢倉跡や棚田だった出店跡といったかつての人の暮らしを偲ばせる跡地を横目に進む。人の暮らしがあった一帯は殆ど標高も下がらなかったが、それらを抜けると再び一様な下り坂になった。
 やがて矢倉観音堂が現れる。その前で休憩。観音堂には3体の仏様。よく手入れもされているようで、色艶もいい。手を合わせてお参りした。
 観音堂からはすぐに矢倉集落。ここも先ほど同様に小辺路に面したところでは閉鎖した家屋が並んでいる。しかし登山口まで下ると、一軒の生きたおうちがあり、ちょうど畑を耕していらっしゃる姿も見えた。クルマの寄りつけるところでしか暮らしにくいということか。
 車道と短絡の山道を継いで国道に向かう。再度車道に出たところで迂回路の指示が目に入る。古道の入口付近で崩壊があるようだ。仕方がないので、迂回路指示に従い車道を降りる。ほどなく国道とは思えない国道425号に合流。ちょうど合流点の右手に「西中大谷橋」のバス停がある。
 合流点から十津川温泉に向けて国道を進む。まずは小辺路コースとの分岐点が現れる。迂回路指示がなければここに出たはずだ。こちら側も入口が閉鎖され迂回路の指示が出ている。
 国道425号を歩き十津川温泉を目指す。国道とはいえ、センターラインのない1.5車線の道だ。交通量もほとんどない。ほどなく西中バス停、その先に水場がある。水場にはベンチもあり、道路端で昼食にする。
 ベンチの脇には竹筒に花も活けられており、風情がある。クルマ通りもないので穏やかだ。
 その後は、ひたすら国道を進む。国道とはいえか細い道、クルマも滅多に来ない。川沿いのハイキング気分で歩いていく。一定間隔で集落が現れる。最初の玉垣内集落には川合神社もある。神社の由来が書かれており、それを見ると川合という地名はそもそもはもっと上流にあり、神社もそこから遷座したものとのことであった。
 永井を過ぎ、重里へ。ここには無料休憩所もある。今日はすれ違う人もないくらいで、休憩所にも人影もない。重里はこの辺りの中心集落であるだけに、郵便局もあるようだ。もともとは小学校もあったようだが、統廃合により今や建物や門柱が残るばかりだ。さらに進むと串崎。蛇行していた西川が残した三日月状の廃川敷が特徴の珍しい地形がある。そこには廃川敷を利用した土地整備が進められている。大きなグラウンドでも造るのであろうか、かさ上げされた広大な土地が広がっている。
 片谷橋を過ぎると、ついにホテル昴が見えてくる。山中には希な立派な設備のようだ。表に回り、ホテルに立ち寄る。まだゴールに着いてはいないが、ここで温泉に入り休憩して行こうと思う。
 温泉は12時から日帰り入浴を受け付けており、到着時は開かれて程なくであったため、先客は2人だけであった。
 いい湯につかった後、軽食を食べて再び小辺路コースへ。旧道の西川トンネルをくぐり、西川の縁に出る。トンネル出口の右手にある柳本吊り橋へ。工事中だが、特に通行に関する断り書きもないのでそのまま渡る。ところが渡ったところに「通行止め」標示。さらにその先には迂回路指示。それによると、吊り橋掛け替え工事のため3月末まで通行止めとある。やってしまったようだが、トンネル側には標記はなかったじゃないかと後ろめたく写真を確認する。よくよく見ると、吊り橋の入口左には迂回路と思しき掲示が出ていたようだ。「通行止め」合図ではなかったものの、よく見れば気づいたのかもしれない。まことに面目ないことだ。
 コースは一旦舗装路になるがすぐに階段で分かれ右手斜面を登っていく。登ったところに「果無登山口」。今日はここまで。次回はここからとなる。
 果無登山口からは、国道168号を目指して下降し、国道で十津川温泉バスセンターを目指す。先ほどの425号よりは道幅があるようだが、クルマ通りも多く、注意を要する。途中、「蕨尾バス停」を過ぎる。次回の登山口へはここから歩くことになるであろう。さらに進むと、いよいよ温泉旅館なども現れ温泉地らしくなってくる。やがて、最後の鉄橋を渡りバスセンターに到着。
 小休憩の後、バスを使って五百瀬へと戻る。
 村営バスは、たった一人のお客を乗せて出発。広い十津川村の各枝谷を回っていくため、まっすぐ行けば30〜40分で着くであろう五百瀬へ1時間40分あまり走って到着。途中での乗降は全くなかった。
 バス移動自体は、普段のクルマからでは見ることのできない渓谷美を堪能できる上に、うたた寝もできてなんとも優雅な午後のひとときであった。
 五百瀬バス停から旧小学校へと歩いて、今日の行程は終了。行程にバスを組み込むのは旅行行程としても楽しい。
 熊野古道の”日帰り踏破”には、あと何度かはJRの電車も含め、何度かこのような交通機関との組み合わせを組まなければならない。また別の楽しみがあるのではないかと期待してしまう。
 

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