ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 4099046
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波

大佐飛山(天空の回廊でテント泊)

2022年03月20日(日) ~ 2022年03月21日(月)
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
33:06
距離
23.2km
登り
1,818m
下り
1,806m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:27
休憩
0:02
合計
7:29
5:57
126
8:03
8:04
46
8:50
8:50
51
9:41
9:41
46
10:27
10:27
51
11:18
11:19
28
11:47
11:47
99
13:26
2日目
山行
8:09
休憩
0:22
合計
8:31
6:31
69
7:40
7:52
120
9:52
9:53
49
10:42
10:42
30
11:12
11:13
43
11:56
11:56
29
12:25
12:26
33
12:59
13:05
30
13:35
13:35
85
15:00
15:01
1
15:02
ゴール地点
     歩行距離、累積標高(+、-)
1日目: 9.6km、+1,555m, -276m
2日目: 13.6km、+474m, -1,745m
(合計):23.2km、+2,029m, - 2,021m
(上記はGPSのドリフト(動いていなくとも捕捉精度で動いてしまう現象)を含んでいるため、経験上 数%は多めです。ヤマレコでは最近これを打ち消す仕組みにした様ですが、細かなアップダウンが本当にある場合と区別をどうつけているかは詳細不明です。(アバウトかな?))
天候 1日目:晴れ時々曇り・暴風
2日目:快晴
過去天気図(気象庁) 2022年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
光徳寺の駐車場を利用させて頂きました。
今年は雪が多く先週迄のレコでは新登山口まで登れなかったので、麓の光徳寺から歩きました。
当初、大佐飛山を抜けて男鹿岳+旧塩那道路で周回の野望を予定していたのもあります。(あえなくピストンに修正で、男鹿岳はまたまたリベンジ確定です(泣)。)
コース状況/
危険箇所等
百村山の手前標高900mから雪がべったり。昨年3月末より圧倒的に雪が多い。
山中で出会った方々とも、新登山口まで車で上がれず、光徳寺や林道途中の巡視路、または、鴨内山ルートでした。

コース自体は山藤山の登りの急な斜面に気を遣い、木やロープを頼りに登る場面もありましたが、朝は雪が締まっていて大丈夫でした(下りは融雪で踏抜・滑落に注意!)。

それ以外は危険を感じる場面もなく、昨年来ているのもあって不安感はありませんでしたが、下記2点は踏み跡に釣られ、結果どちらでも大差無くOKでしたが、往復違うルートになりました。
・黒滝山の先は1日目は踏み跡を辿って問題無かったものの、2日目の戻りは複数の踏み跡に惑わされ気が付いたら違うルート(アップダウン少ないが少し長い)になりました(笑)。
・西村山への登りで、1日目は踏み跡を辿って東側の尾根を登ったので、西村山手前の大きな雪庇を下から見上げるシーンはありませんでした。

大長山先の天空の回廊を一望できるテント適地で1泊。翌日に大佐飛山ピストンのあと下山しました。残雪の時期とはいえ寒波のせいで寒い夜でしたが、少し寝れたので大丈夫でした。

2日目、昼前から気温が上がり踏抜きが大変で、私は終盤までワカンでしたが、つぼ足の方は5歩に1回ほどクルブシ〜膝下の踏抜きのようでした。

山中で出会った8名の登山口は以下の通り:
<3/20>
・新登山口下の巡視路(橋の所):1名
・光徳寺:当方
(4時過ぎにテン場に来られた1名は不明。)

<3/21>
・光徳寺:1名+4人組
・鴨内山登山口:1名
その他周辺情報 板室温泉「板室健康の湯グリーングリーン」を利用。
JAF割引で400円。
http://www.alsok-shiobara.jp/greengreen/html/green.html
光徳寺の駐車場に停めさせて頂きました。
2022年03月20日 05:55撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
3/20 5:55
光徳寺の駐車場に停めさせて頂きました。
少し登ってこの橋で対岸に渡ります。
2022年03月20日 05:57撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
3/20 5:57
少し登ってこの橋で対岸に渡ります。
林道を少し登ったここが登山道取り付きです。
2022年03月20日 06:01撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
3/20 6:01
林道を少し登ったここが登山道取り付きです。
あとは迷うことは無いでしょう。
2022年03月20日 06:37撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
3/20 6:37
あとは迷うことは無いでしょう。
一旦ダート道に出ますが、対岸に分け入り口があります。
2022年03月20日 06:52撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
3/20 6:52
一旦ダート道に出ますが、対岸に分け入り口があります。
その先で車道に出ますが、対岸の鎖で閉鎖されたコンクリート路に進みます。
車道はまだ雪が多いですね。
山中で出会った方々とも新登山口へはアクセスできなかったそうです。
2022年03月20日 06:55撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
2
3/20 6:55
その先で車道に出ますが、対岸の鎖で閉鎖されたコンクリート路に進みます。
車道はまだ雪が多いですね。
山中で出会った方々とも新登山口へはアクセスできなかったそうです。
少し青空も見えています。
2022年03月20日 06:56撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
3/20 6:56
少し青空も見えています。
標高800m付近から雪が出てきます。
2022年03月20日 07:02撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
3/20 7:02
標高800m付近から雪が出てきます。
稜線の雪庇に上がるところ。
2022年03月20日 07:11撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
2
3/20 7:11
稜線の雪庇に上がるところ。
稜線も残雪が多いですが、脇に土が見え始めています。
2022年03月20日 07:16撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
3/20 7:16
稜線も残雪が多いですが、脇に土が見え始めています。
また林道を横切って、このロープ場を登ります。
慎重に行けば問題ありません。
2022年03月20日 07:18撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
3/20 7:18
また林道を横切って、このロープ場を登ります。
慎重に行けば問題ありません。
その先はずっと雪でした。
2022年03月20日 08:01撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
3/20 8:01
その先はずっと雪でした。
百村山の先で、新登山口からの方の踏み跡を発見。
後で聞くと、新登山口は雪で行けなかったので、その下の巡視路から上がられたそうです。
2022年03月20日 08:16撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
3/20 8:16
百村山の先で、新登山口からの方の踏み跡を発見。
後で聞くと、新登山口は雪で行けなかったので、その下の巡視路から上がられたそうです。
三石山に到着。
昨年3月末はここまで雪無く、新登山口から近かった記憶がありますが、光徳寺からは一苦労です。
2022年03月20日 08:49撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
4
3/20 8:49
三石山に到着。
昨年3月末はここまで雪無く、新登山口から近かった記憶がありますが、光徳寺からは一苦労です。
その先の雪庇の脇歩き。
2022年03月20日 08:49撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
2
3/20 8:49
その先の雪庇の脇歩き。
気持いいですね。
2022年03月20日 09:19撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
3/20 9:19
気持いいですね。
しばらくこんな感じの区間です。
2022年03月20日 09:29撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
3/20 9:29
しばらくこんな感じの区間です。
さる山。
2022年03月20日 09:42撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
2
3/20 9:42
さる山。
山藤山。昨年より標識の位置が低いですね。
2022年03月20日 10:15撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
4
3/20 10:15
山藤山。昨年より標識の位置が低いですね。
(参考)
昨年の山藤山の標識はこんなに上でした。
2021年03月27日 07:09撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5
3/27 7:09
(参考)
昨年の山藤山の標識はこんなに上でした。
2022年03月20日 10:28撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
3/20 10:28
黒滝山(の手前の丘)が見えてきました。
2022年03月20日 10:28撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
3/20 10:28
黒滝山(の手前の丘)が見えてきました。
遠くに大佐飛山方面も見えてきました。
2022年03月20日 10:28撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
3/20 10:28
遠くに大佐飛山方面も見えてきました。
黒滝山の手前も結構斜度があります。
2022年03月20日 10:43撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
3/20 10:43
黒滝山の手前も結構斜度があります。
ここも頑張り所!
2022年03月20日 10:43撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
3/20 10:43
ここも頑張り所!
もうすぐ!
2022年03月20日 11:15撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
2
3/20 11:15
もうすぐ!
あと少し!
2022年03月20日 11:17撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
3/20 11:17
あと少し!
黒滝山は右へ藪漕ぎでしたが、今年は分かり易かったです。
2022年03月20日 11:18撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
2
3/20 11:18
黒滝山は右へ藪漕ぎでしたが、今年は分かり易かったです。
西村山。1つ東の尾根を登ってきました。
この先で強風です。
2022年03月20日 11:47撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
2
3/20 11:47
西村山。1つ東の尾根を登ってきました。
この先で強風です。
その先の雪庇歩き。
晴れて気持ちいいですが、端に寄り過ぎないように。
2022年03月20日 12:08撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5
3/20 12:08
その先の雪庇歩き。
晴れて気持ちいいですが、端に寄り過ぎないように。
天空の回廊の雰囲気が出てきました。
暴風なので風が轟々鳴っています。
2022年03月20日 12:26撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
2
3/20 12:26
天空の回廊の雰囲気が出てきました。
暴風なので風が轟々鳴っています。
大長山。
この手前で本日の1人に出会います。
新登山口下の巡視路で上がってこられたようですが、光徳寺より片道1時間早いようです。(ピストンなら考慮要)
2022年03月20日 13:27撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
4
3/20 13:27
大長山。
この手前で本日の1人に出会います。
新登山口下の巡視路で上がってこられたようですが、光徳寺より片道1時間早いようです。(ピストンなら考慮要)
天空の回廊に到着。
薄曇りですが、去年より雪が多いだけに見応えがありますね。
2022年03月20日 13:32撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
4
3/20 13:32
天空の回廊に到着。
薄曇りですが、去年より雪が多いだけに見応えがありますね。
大佐飛山も薄っすら見えています。
休憩していたら、この先の狭い大佐飛山山頂付近のテン場を探すより、風を避けられるこの辺で張ることにしました。
2022年03月20日 13:32撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
3
3/20 13:32
大佐飛山も薄っすら見えています。
休憩していたら、この先の狭い大佐飛山山頂付近のテン場を探すより、風を避けられるこの辺で張ることにしました。
那須連山。
2022年03月20日 13:42撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
3
3/20 13:42
那須連山。
夕方の天空の回廊。
既に酒で酔っ払っています(笑)。
2022年03月20日 17:50撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5
3/20 17:50
夕方の天空の回廊。
既に酒で酔っ払っています(笑)。
風が収まって大佐飛山もクッキリ!
2022年03月20日 17:50撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
4
3/20 17:50
風が収まって大佐飛山もクッキリ!
那須連山も!
2022年03月20日 17:50撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
3
3/20 17:50
那須連山も!
我が家。10年前以来の残雪期テン泊です。
寒波で寒かったけど、上下ダウン着込んで何とか眠れました。
直前に1名上がってこられ、この先でテントされるようでした。
2022年03月20日 17:51撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
8
3/20 17:51
我が家。10年前以来の残雪期テン泊です。
寒波で寒かったけど、上下ダウン着込んで何とか眠れました。
直前に1名上がってこられ、この先でテントされるようでした。
さて、翌朝。
大佐飛山を往復します。
2022年03月21日 06:30撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
2
3/21 6:30
さて、翌朝。
大佐飛山を往復します。
那須連山も朝日で輝いています。
2022年03月21日 06:30撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
2
3/21 6:30
那須連山も朝日で輝いています。
天空の回廊も雪が多くてうねっていますね。
2022年03月21日 06:32撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
4
3/21 6:32
天空の回廊も雪が多くてうねっていますね。
いい感じです。
2022年03月21日 06:45撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
7
3/21 6:45
いい感じです。
この先で昨夕来られた1名は100m程前を歩かれているのが見えました。
2022年03月21日 06:51撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
3
3/21 6:51
この先で昨夕来られた1名は100m程前を歩かれているのが見えました。
大佐飛山が近くなってきます。
2022年03月21日 06:51撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
4
3/21 6:51
大佐飛山が近くなってきます。
2022年03月21日 06:51撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
3/21 6:51
正面に大佐飛山。
2022年03月21日 06:52撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
3
3/21 6:52
正面に大佐飛山。
一旦下って登り返します。
2022年03月21日 06:52撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
3
3/21 6:52
一旦下って登り返します。
大佐飛山山頂に到着。
登りにかかってから意外と長い。
2022年03月21日 07:40撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
6
3/21 7:40
大佐飛山山頂に到着。
登りにかかってから意外と長い。
手製の標識。
2022年03月21日 07:40撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
2
3/21 7:40
手製の標識。
少し休憩したら戻ります。
先の1名は瓢箪峠へ向かわれたようです。
2022年03月21日 08:17撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
4
3/21 8:17
少し休憩したら戻ります。
先の1名は瓢箪峠へ向かわれたようです。
大佐飛山。振り返って。
2022年03月21日 08:18撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
3
3/21 8:18
大佐飛山。振り返って。
天空の回廊を戻ります。
テント撤収し下ります。
撤収時に2名の方が登ってこられました。
1名は鴨内山コース、1名は光徳寺コース。
2022年03月21日 08:50撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5
3/21 8:50
天空の回廊を戻ります。
テント撤収し下ります。
撤収時に2名の方が登ってこられました。
1名は鴨内山コース、1名は光徳寺コース。
西村山。
2022年03月21日 10:42撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
3
3/21 10:42
西村山。
下りは大きな雪庇下を通過します。
クジラがよだれ垂らしているみたい?
2022年03月21日 10:44撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
4
3/21 10:44
下りは大きな雪庇下を通過します。
クジラがよだれ垂らしているみたい?
黒滝山。
ここに戻るルートも往路とは違う踏み跡を辿ってきました。
2022年03月21日 11:12撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
3/21 11:12
黒滝山。
ここに戻るルートも往路とは違う踏み跡を辿ってきました。
那須市街。
2022年03月21日 11:12撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
2
3/21 11:12
那須市街。
さて、この雪庇沿いに下ります。
2022年03月21日 11:12撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
3/21 11:12
さて、この雪庇沿いに下ります。
眺望抜群ですね。
2022年03月21日 11:14撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
3
3/21 11:14
眺望抜群ですね。
左手は那須連山。
2022年03月21日 11:14撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
3
3/21 11:14
左手は那須連山。
昼近くなって踏抜きが大変なので、ワカンで通しました。
つぼ足だと数歩おきに膝下とか。
2022年03月21日 11:57撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
2
3/21 11:57
昼近くなって踏抜きが大変なので、ワカンで通しました。
つぼ足だと数歩おきに膝下とか。
最後までこんな感じを楽しめます。
2022年03月21日 12:30撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
2
3/21 12:30
最後までこんな感じを楽しめます。
百村山先もこんな感じ。
雪は多かったですが、天候にもめぐ荒れ、天空の回廊でテント泊できて良かったです。
2022年03月21日 13:37撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
3/21 13:37
百村山先もこんな感じ。
雪は多かったですが、天候にもめぐ荒れ、天空の回廊でテント泊できて良かったです。
最後にリス君に出会えました!
登りでは早朝の逆光だったのかな・・・。
2022年03月21日 14:41撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
4
3/21 14:41
最後にリス君に出会えました!
登りでは早朝の逆光だったのかな・・・。
板室温泉で汗を流し、西那須野駅北の「鴻華」さんで盛りのいい酢豚で大満足し、帰還しました。
2022年03月21日 17:22撮影 by  iPhone 11, Apple
8
3/21 17:22
板室温泉で汗を流し、西那須野駅北の「鴻華」さんで盛りのいい酢豚で大満足し、帰還しました。

感想

3年前に繋げなかった瓢箪峠ー大佐飛山間の赤線ツナギと、男鹿岳にリベンジに行ってきました。
元々は、麓の光徳寺から大佐飛山を抜け、男鹿岳から旧塩那道路で板室温泉へ下る周回ルートでしたが、今年の雪が大量で、結果、大佐飛山ピストンに敢無く縮小。
男鹿岳はまたしてもリベンジとなりました。

以下、自分の備忘録も兼ねて長文失礼します。

朝6時前に麓の光徳寺Pをスタート。
百村山まで標高800m以上は雪が付いており、900m以上はベッタリ。
新登山口方面から上がって来られたらしき踏み跡が1人分あり(新登山口の更に下の巡視路からと後で知る)。
三石山までは昨年3月末はほぼ夏道だったが雪が50cm近く残っている。

さる山、山藤山と進むが、山藤山の標識の高さも昨年より低い(雪が深い)。
黒滝山への雪庇の急登を進むと、黒滝山の標識が右横にすぐ見えた。去年は笹が被って少し笹漕ぎだったが雪が多いと発見しやすい。
その先も先行者の踏み跡を辿って行けば西村山へ1本東の尾根を登ったが難なく到着。その後も雪庇を避ける踏み跡に対し、私は少し外のバージンスノーを十分注意しながら進みます。気持ちいいですね。西村山からは強風というか時折暴風で寒いので何枚か着込みました。

大長山の手前で踏み跡の主が下山してこられ、しばし情報交換。
今日お互い始めての登山者なのでお互いこれまでの労をねぎらい合います。

大長山を超えたところで、天空の回廊を見ながら行動食をほおばって小休止。
このまま大佐飛山山頂へ行っても、風の避けられる場所は限られているし、いっそここの天空の回廊前の樹林帯にテント張る案を思いつく。思いついたら膳は急げ。さっそくテント張って、明日の水作りし、早い夕食のあとお酒タイム。4時半頃に音がするので外を覗いたら男性が1人、同じくその辺でテント張るらしいです。似たようなことを考える人がいるものですね。
外は夕暮れで風も収まり、天空の回廊が少しオレンジに染まり、大佐飛山や那須連山も綺麗に見えています。この景色はここでテン泊しないと味わえない贅沢。
夜半は少し寒かったですが、持参したダウン上下などありったけの衣類を着込んで、呼吸をシュラフ内に半分還元したら結構暖かくなってうつらうつら寝れました。

朝5時に目覚めますが、何せ寒いので動きが緩慢。
コーヒー湧かして朝食したり準備しているとスタートが6時半になりましたが、大佐飛山へピストンします。今日は昨日より快晴です。

天空の回廊を進みますが、晴れわたって気持ちいい。
もう一人のテン泊者が100m程前を歩いています。
鞍部から先が思ったより長いですが、お見覚えのある大佐飛山の山頂に到着。
雪の多い時期に山頂に来れたことに感謝します。
先行者は瓢箪峠方面へ行かれた模様でした。

さて、小休憩したら戻りましょう。左手の薬指と中指が痛むので見たら、少し膨らんで水ぶくれのようになって感覚が麻痺していました。これはマズイかもと、指先を脇の下で数分暖めます。ジンジン痛みますが、感覚が戻ってきたので手袋はめて再スタート。昨年の四国で凍傷モドキになってから、どうも寒さに弱くなったようでダメですね(泣)

テン場に戻って撤収していると9時頃に1人と、9:40頃に1人。
少し談笑しますが、2人とも新登山口まで車が登れず、1人は鴨内山ルート、もう1人は光徳寺ルートを早朝スタートのようでした。

撤収に1時間弱かかりましたが、戻りは基本的に下り基調なので早いです。
しかし残雪テン泊は10年振り2回目でしたが、これだけリモートの地では初めてで、何か忘れたら究極のWorst Case Scenarioもあり得るだけに、ビビッてましたが無事完了できてよかったです。

黒滝山の先で11時半頃、光徳寺からの4人組に出会いました。疲れ気味の顔だったので、励ましの意味もあって少し情報共有。私も昨日はこのくらいの時間でしたが、このペースだと山頂まで行くと日没確実と思いましたが、どこまで行かれたのでしょうか。ちょっと心配です。

その先、昼過ぎて柔雪にてこずりながら百村山へ。
その先標高900m以下は雪が無くなっていました。
光徳寺まで戻りましたが、重荷での雪歩き、大変でしたが、天気にも特に2日目は恵まれいい歩きができて何よりでした。

しかし男鹿岳は本当に遠い。今回も果たせなかった夢を3度目のリベンジに託します。

帰り、板室温泉のいいお湯で暖まり、西那須野駅北の盛りがいいと有名な中華店「鴻華 」で、恒例の厨房内の夫婦喧嘩を聞きながら(笑)、美味い中華をたらふく頂き、帰路につきました。

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コメント

ShuMaeさん
大佐飛山(天空の回廊)ですね。
何年前だったでしょうか。。。
2019年の3月に大佐飛山に私が登って、ShuMaeさんが男鹿岳にちょうど登っていたのを思い出します。
同じように寒気が流入してしてきましたが、今回は晴天でいい景色に出会えて羨ましい。。。
今回の連休は山域を選定するの難しかったですね。
いつも、ありがとうございます。

2019年3月の私の大佐飛山記録。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1770782.html
2022/3/22 20:12
omatsuさん、コメントありがとうございます。
あれは3年前ですね。”ちあきなおみ”じゃないですが(古ぅ!(笑))、omatsuさんが荒天ながら仲間と楽しく?大佐飛山ピストンされてた裏で、大佐飛山の北西尾根を柔雪が登れず男鹿岳はおろか、ワイルドフィールズ男鹿まで天使に連れられて、からがら撤退したので、今回もomatsuさん、この辺でテント張ってたよな、とか何度も思ってました
今年は雪が深いですが、おかげで天空の回廊でテント張れて結果オーライでしたgood
2022/3/23 23:20
ShuMaeさま

大長山手前でスライドした者です。
あの日はてんくらCの爆風予報でしたので、登ってくる方はいないかなと思ってました。
下山路のヘロヘロピークの時にお会いでき、元気をいただきました!

翌日は天気も良く、天空の回廊も満喫できたようですね。
赤線や山行スタイルが似ていますので、またどこかのお山でお会いできそうです。
お互いケガなく、楽しみましょう!

garikun
2022/3/23 9:20
garikunさま、メッセージありがとうございます

私こそ、こんな日に登る物好きはいないかもな
と歩いたので、新登山口からの稜線から踏み跡を見つけて、おぉ!と思っていました。
大長山手前でお姿を拝見した際に、妙に安堵感に包まれて長話してしまい失礼しました。
少しでも下山時の励みになれたなら幸いです。
私はgarikunさんの格闘の軌跡(踏み跡)に助けられていましたから・・・
翌日は好天で良かったですね。
今年のヤマレコ初の大佐飛山はgarikunで、翌日は私ですかね
今後ともよろしくお願いしますscissors
2022/3/23 23:26
ShuMae様

大佐飛山!
去年、計画したのにお天気に恵まれず。。
その後もなかなか仕事が休めなかったりしているうちに雪が無くなってしまい、
結局登る事が出来ませんでした。
とはいえ、チャレンジするのもかなりの勇気が必要で・・・
登れなくてホッとしたりしてcoldsweats01

晴天に恵まれてよかったですね♪
お疲れさまでした!happy02
2022/3/23 15:17
kaori509さん、こんばんは
メッセージありがとうございます
ここは日出前スタートでも大変なのに、何ですか?公共交通機関派のkaori509さんも検討されてたとは、素晴らしいサスガです
今年は去年にも増して雪が深く、恐らく標高1,700m以上では積雪1mは違うと思いますので、4月前半はリベンジを、大変ですが、検討されては如何でしょうか。
2日目の快晴と無風には癒されましたよ。
ありがとうございましたscissors
2022/3/23 23:31
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