武能岳西尾根
- GPS
- 29:49
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 1,209m
- 下り
- 1,204m
コースタイム
天候 | ガス時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
1180m付近に幕営 1600m付近のナイフリッジは滑落注意。雪庇の踏み抜き注意。 一部直登できず急傾斜のトラバースする箇所があった |
その他周辺情報 | 岩の湯500円 越後とんかつ人参亭 めちゃ旨い |
写真
感想
会の後輩と上越の雪稜に。
もともとは12月の雪上訓練の班で雪山に行こうということで始まった企画だったが、2月に予定していた山行がリスケとなりこの土日に。週初めは天気予報がかなり悪くて行けそうな感じではなかったが、週末になり急に予報が良くなり、行ってみることに。
ちょうど1年前に行った隣の足拍子山は気温が高くてグサグサの雪に苦しめられたが、今回は雪のコンディションに恵まれた。また積雪量もそれほど多くなったのにも助けられ、完全ノートレースの中を我々パーティのみの力でピークハントできたのはとても良かった。
1日目は雪時々曇り、まれに晴れという天気の中、ゆっくり標高をあげていく。重荷でパーティ全体のペースが上がらないこともあり、1180mあたりで行動を早めに打ち切り宴会開始。みんなアツいメンバーばかりで会のことをアツく語り合った。もっとお酒を持って行ってもよかったかな。おいしい鍋もご馳走様でした。
2日目は4:00起床。takaさんの美味しい雑炊を頂き、6:15ごろスタート。重荷で無くなったためか、ペースはかなり良かった。広く美しい尾根を上がっていき1550mを超えてくると尾根が細くなってきたので、自分が先頭に立って、ルーファイする。雪庇が右に張り出しており、ナイフリッジを少し左寄りに歩くが、このあたりでガスがひどく、少してこづったが確実に進んだ。途中で雪の付き方が悪くて直登できず急斜面をトラバースする箇所があり、そこが今回で一番いやらしい箇所かなと感じた。しばらく進むと国境稜線に合流し、武能岳のピークはすぐそこ。最後は新人さんに先頭立ってもらい、無事ピークハント!このあたりから天気もかなり良くなってきて最高でした。下山はトラバース箇所だけロープ確保しつつ、上越の雪稜の美しさを堪能しながら、鼻歌交じりに下山しました。
テント撤収して降りてくるころにはかなり雪も緩んでいたので、緩んでしまう前に危険個所を下山できて良かったです
その後は越後湯沢の人参亭でたらふくとんかつ食べて、帰宅。充実した二日間でした。
今回、まさにSLといえる人がいなく、自分もあまり冬山に入れていないこともあって、多少不安もあったけど、体力や感覚面では特に問題なかったこと、またメンバー同士の助け合いや頼もしさがうまく嚙み合って無事にピークハントできて良かった。こういうのは企画者冥利に尽きますね。
今後はみなさんが後輩を連れて行ってあげてください。
そしてそして、去年も感じたことではありますが、上越の雪山は本当に素晴らしいですね。
仙の倉山北尾根や大源太山は来年にでもやりたいですね
またよろしくお願いします!
以前から、登山道がなく藪が酷いので、雪が積もった冬にしか登ることのできない山と言われる山に、行ってみたいと思っていた。しかし、トレースがあるとは限らないので、雪山バリエーションの経験がない場合は、ルーファイ、行ける/行けない(撤退)の判断は難しく、経験を積む機会もなかった。その意味で今回の山行では、よい経験をさせてもらって大変感謝している。体力は消耗するが、やはり雪山もバリが楽しいですね。しかし、ノートレース、ビバークの場合は、2人ではつらいので、やはり今回のように4-5人で行けるといいなと思いました。
日曜日も良い天気ではなかったが、土曜日よりはマシということで、土日の予定を日月に変更。日曜の朝には雪はやんで、曇りになる予報を信じ、日曜日の早朝4時に出発。朝7時過ぎに集合場所の土樽駅に着いてみると、まだ降雪していて、周りの山々はガスに覆われて真っ白。気温上昇で雨になって濡れる?ホワイトアウト?これで行けるのかな?とテンションが半分↓モードの所に、CL号が合流。「行くしかないでしょ↑」のCLの一言で出発。
「こういう雪が降った後は、地元のラッセル大好きおじさんが現れる可能性があるので大丈夫ですよ笑」と言っていたCLの言葉は外れて、オールノートレース。ダガーポジションでの登り・降り・トラバース、安全のためローブ確保してのクライムダウンなど、危険箇所でのいろいろな要素も体験できて、充実度・満足度ともに高しでした。
1日目
駐車場から尾根の取り付きまでは、平坦な林道歩きがそこそこ続く。その後川を渡って尾根の先端に這い上がるまでの急登を50-60m程登る。尾根に這い上がっても、最初の方は藪が濃く、踏み抜き率が高いので、経験者に先を行ってもらう。その後も、傾斜がキツいのと、踏み抜きと、ザックが重いのとで、体力を消耗し、1日目はずっと先頭おまかせ。1500m付近でビバークの予定でしたが、参考にしたレポでは1230mあたりでもビバークしていたので、少し時間は早かったが、1230mでのビバークをお願いした。6テンを張って、夕飯とお酒でまったりくつろぎ、いろいろ熱く語り合って、21時過ぎに就寝。haruko-happyさんの水作りも勉強になりました(雪からの水作りは、コーヒーを入れるくらいの少量で、作り方メインで教わっただけだったので)。
2日目
朝4時に起きて朝ごはんをいただき、6時に軽荷でテントを出発。天気は高曇り。1日目に先頭を歩かなかったので、先頭を歩いてみた。軽荷だったのと、広尾根で藪の上ではなかったらしく、ほとんど踏み抜きもなかったので、そこそこ高度は稼げたかな。さらに登っていくと、時折青空が見えたり、陽が差したり。しかし山頂に近づくほど危険度は増してくる。CLのクラックを避けてのルーファイ、ナイフリッジのルート取りなどは勉強になりました。やはりある程度経験を積まないと、判断できないなと思うところあり。
最後のルンゼ状の急登を這い上がって、上越国境稜線に乗り、無事武能岳の山標に到着できました。下山も急下降の危険箇所では、CLの先導やロープ確保があり、安心、安全登山でした。ありがとうございました。
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雪訓班で雪山を計画してくれたCLをはじめ、皆さん、車出し、運転、その他いろいろありがとうございました。
我ら以外誰もいない、山独占、アニマルトレース以外は、自分達のつけたトレースしかない世界。うーん、これはやはり病みつきになる。もう何回か雪山バリエーションに行けたらいいなと思いました。機会ありましたら、またよろしくお願いいたします。
yutaさんたちの雪訓チームの雪山に参加させてもらう。
当初は三連休土曜日からの予定が悪天により日月に変更。
日曜日朝発。天気予報はイマイチ。高速で北上してると赤城山辺りまでは晴れてたのに、谷川岳辺りはガス。湯沢に着くと霙混じりの雪で山の上は真っ白。これでも行くのかとテンションやや下がり気味。
が、CLから「行くしかないでしょ」の一声で決行決定。でも、これが良かった。
初日はガスで眺望がない中、急登、痩せ尾根なのに腐った雪の踏抜き地獄で疲弊しながらも、雪山の楽しさを感じながら頑張って登る。
当初の幕営予定地は標高1,500mだったけど、1,230mあたりに適地があったので、早々にテント設営して水作って、その後は早々に宴会開始。
夕食は煮込みラーメン。鶏肉たっぷりにソーセージもいっぱいあって、美味しく満足。女性陣に感謝。ご馳走様でした。食べながら飲みながら山行や会について熱く語り合い、楽しい夜となりました。
2日目は軽荷でPHを目指す。急登のラッセル、痩せ尾根、急傾斜地のトラバース、至る所での踏抜き、雪庇やクレバス、強風と雪山メニューてんこ盛り。ラッセルは交代でみんなで頑張った。
他に誰もいない雪山でノートレース。1,500m超えると雪質も良くなって、めちゃ気持ちいい。
痩せ尾根でもシャクナゲエリアで踏み抜きまくるのはキツかったけど。
山頂に着いてもガスガスだったけど、充実感たっぷり。下山を開始すると晴れてくる登山あるあるだったけど、雪山らしい綺麗な景色も見れて満足。とても充実した山行になりました。
yutaさん、ほかメンバーの皆さん、参加させていただき、ありがとうございました。とても楽しかったし、勉強になりました。またよろしくお願いします。
12月に実施した会の教育山行雪山訓練での「班メンバーで雪山に行こう」企画をCLyutaさんが企画してくれた。最も若いのにメンバーへの気遣い配慮が素晴らしい。
2月の企画がメンバーが諸々都合悪くなり今回延期されたもの。
新人2名がケガや仕事で断念だったのが残念。
自分の雪山経験は「山と高原地図」の実線ルートの経験のみしかなく、雪山テント泊も雪訓で1度のみ(しかもテンバ)。
雪山バリルートに雪山テント泊、ラッセル初めて、雪面トラバースも雪のナイフリッジも初めて。お初だらけいろいろ経験させてもらい勉強になりました。
初日の天気は恵まれなかったが、yutaさんの「行けばいいことあるよ」と言ってた通り2日目には遠景も望める天候に恵まれ「山はいいなぁ」の口癖も聞けた笑。
雪山共同テント生活は快適ではないが、水作りや食事作りもharukoさん、takaさん、europaさんが頑張ってくれたし、熱のこもったディスカッションで楽しい宴会だった。
実は新人2名はガチ雪山経験者で、自分は3年目とは言え雪山に関しての経験とスキルでは最弱メンバーで、おまけにここ数ヶ月フリーばかりやっててまともに山に登ってないので体力も弱ってるのを痛感。山行通して自分は何も貢献せず申し訳ないという気持ち。
翌日まで久しぶりに酷い筋肉痛に見舞われた。来年雪山できるかなあ。。。
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