アンナプルナB.C. (アンナプルナ内院)
- GPS
- 38:59
- 距離
- 105km
- 登り
- 11,851m
- 下り
- 8,577m
コースタイム
- 山行
- 5:18
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 6:33
- 山行
- 5:52
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 6:47
- 山行
- 4:15
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 5:06
- 山行
- 2:14
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 2:14
- 山行
- 6:04
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 6:58
- 山行
- 4:30
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 5:55
- 山行
- 3:44
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 3:56
2月18日 8:30Chhomrong-10:00Sinuwa-12:15Bamboo12:45-13:45Dobhan-15:40Himalaya
2月19日 8:30Himalaya-10:15Deurali11:00-13:40Machhapuchhre.B.C.
2月20日 9:00Machhapuchhre.B.C.-10:45Annapurna.B.C.
2月21日 7:30Annapurna.B.C.-8:30Machhapuchhre.B.C.-9:45Deurali-11:00Himalaya-12:15Dobhan13:30-14:30Bamboo
2月22日 8:15Bamboo-9:30Sinuwa-12:15Chhomrong13:15-14:15Jhinudanda
2月23日 7:45Jhinudanda-10:30Siwai-(ジープ移動)-11:30Nayapul
天候 | 17日(月) AM 晴れ PM 曇り 18日(火) 晴れ 19日(水) AM 曇り時々晴れ PM 曇り 20日(木) 晴れ 21日(金) 晴れ時々曇り 22日(土) 晴れ時々曇り 23日(日) 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー
飛行機
ポカラからナヤプル(Nayapul)までは旅行会社の車で移動。ナヤプルからシワイ(Siwai)まで乗合ジープで未舗装のガタガタ道を移動。 途中、ビレタンティ(Birethanti)のチェックポストでTIMS許可証とアンナプルナ保護区入域証の確認のため一時下車。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
※GPSデータを載せましたが、ところどころ飛んだり標高がおかしいので参考程度に 登山道自体は比較的整備されており、日本の易しい登山道レベル。 ただし、チョムロン(Chhomrong)の手前は400mをひたすら登る段差の大きい階段で、安易にヒョコヒョコ足を上げて登っていたら両足をつりました(笑) ヒマラヤ(HImalaya)からマチャプチャレB.C.(Machhapuchhre.B.C.)の間は雪崩注意ゾーンで、登山道には影響ありませんでしたが、小規模の雪崩や土砂崩れが頻繁に起きていました。 あと、この季節はヒマラヤから先が雪道になるので、トレッキングポールを持っている方がベター。(軽アイゼンを着けている人はほとんどいませんでした) 下りはジヌー(Jhinudanda)で1泊し、近くの(ぬるい)温泉で汗を流してサッパリできます。ただしパンツは着たまま入ります。 |
写真
感想
特別休暇をもらい、ネパールはヒマラヤにあるアンナプルナベースキャンプまでトレッキングしに行ってきました。
休暇は土日含めて12日間、トレッキング日程は行き4日間、帰り3日間の計7日間の日程。
初めての海外トレッキング、道中の様子も分からないので現地旅行会社と事前にメールでやりとりし、国内便のチケット手配と英語ができるガイドさん1名を手配。ポーターは使わず荷物は全部50Lザックに入れ自分で背負って歩きました。
初日はナヤプルからチョムロンまでの行程で、最初は元気にスタートしたのですが、チョムロン手前の階段地獄に足をやられて、最後は両足をつってしまうハメに。さらにはガイドのラズさんの右目に虫が飛び込んでしまい、まるでパンチをくらったボクサーのように右のまぶたが腫れ、これは医者に行かないとマズイということで続行不可能になってしまいました。ただ、チョムロンの宿に彼の友人がおり、この友人のニマさんにガイドをチェンジして続行することに。ちなみにニマの名字はシェルパ。文字通りシェルパ族の方なのであった。
初日からアクシデント発生だったけど、チョムロンからの眺めはすばらしく、マチャプチャレ、ヒウンチュリ、アンナプルナサウスの3つの山がバッチリ拝めました。いやーまさに神々の山嶺といった感じ。
2日目からは新しいガイドとなったわけですが、なぜか大きな荷物を背負っている。聞くとUSのクライマー2人分の荷物とのこと。おーっと俺のガイドはUSクライマーのポーターも兼ねていたのか!
というわけで、マイケル、リアーナという2人のアメリカ人クライマーとも仲良くなり、いつの間にか4人パーティで行動することに。当初はバンブーかドバンで泊まろうとの話でしたが、翌日1000m以上登るのは高山病になるリスクが高くなるからというクライマー達の意見で、ヒマラヤまで進む。英語はノリでしか話せないので、合意するしかなかった(笑)
なお、ヒマラヤでこのトレッキング唯一の日本人の方と遭遇。同じドミトリーの部屋で寝ましたが、聞くと色んな国を旅して回っているそう。うらやましー。
3日目はマチャプチャレベースキャンプを目指します。
この区間は視界は広がるのですが、雪道になりトレッキングポール必須。自分は持ってきていなかったのですが、最初のガイドの方が「持っていった方がよい」と貸してくれていたので助かりました。ちなみに軽アイゼンは持っていたのですが、軽アイゼンは誰も使っていなかったです。日本だと皆使うシチュエーションなんだけど、そういうものなのかな?
ここは谷あいを進んでいくのですが、左手の断崖で時折小規模の雪崩や土砂崩れが起き、ゴゴゴ〜ッという音が響くのでその度に皆足を止め、落石がないか音の方向を注意していました。
4日目はいよいよアンナプルナベースキャンプへ。マチャプチャレベースキャンプからは2時間程度の行程です。そしてここで自身最高となる高度4000m超え。雪道ですが踏み跡で固められていたので、歩行に問題なし。いつの間にか360°を7000m級の山々に囲まれます。非常にラッキーなことに、天気も良くなってきて空がクリアに。
クライマーの2人は翌日からテントピークを目指すとのことで、丘に登って氷河を眺めながらポーター(兼オレのガイド)のニマとルート確認。夏なら普通の登山だけど、冬は簡単に許可されないそうです。自分も眺めながら一緒にフムフムと聞いていましたが、こりゃ自分には無理だわな。
有名な看板の前で色んな人と記念撮影した後、ロッジに荷物を置き、これまた途中で仲良くなったスペイン人単独トレッカーのペダさんとビューポイント周りに出かけた。2日前に降った雪のせいか、ほとんど踏み跡のない場所もあり、ラッセル状態で進みました。スパッツ持ってくれば良かったと後悔。でもおかげで雪と山と空と雲の素晴らしいコントラストが楽しめました。たっぷり時間があったので、今回初導入のGoProを使ってペダとクレイジーな雪滑り大会を実施。ビデオはあとで皆でシェアすることを約束した。
夕方にはサンセットに赤く染まるマチャプチャレが拝めて、満足満足。山の神様ありがとうごぜえますだー。
帰りはペダと一緒に部屋をシェアしながら下りました。ペダはいかにもラテン系で、登ってくる欧米美女を数えながら、オレが登った日はほとんどいなかったのに、なんで今日は27人も美女が登っているんだぁ! オレまた登るー!と、しょうもないことを言っていました。こんなやつですが、チョムロン手前では「キャンディ持ってなーい?」とひょこっと出てきた子供を見て足を止め、風船芸を披露。お花や剣を作り子供たちにプレゼントして、子供たち大喜び。聞けば夏はコックとジャグリングや手品などのショーをやっているとのこと。ペダいいやつやん。
チョムロンで最初のガイドのラズと再会。ガンドルンの病院で治療したとのこと。腫れがすっかりひいていてヨカッタヨカッタ。ここでペダと別れ、ジヌーでぬる〜〜〜い温泉に入り汗を流して1泊して翌日ポカラに戻りました。
最終日はカトマンズで午後いっぱいフリータイム、のはずでしたが、ポカラからの国内便が2時間遅れほとんど時間が取れなかったので、タメル地区とスワヤンブナートだけ見て回りました。しかしここの交通はカオスですな! 車線も信号も無い中、車とバイクと人と牛?が入り乱れまくり、うっかりすると轢かれます(笑)
アクシデントから始まったトレッキングでしたが、おかげで(?)色んな国の方と仲良くなれて、ここぞというポイントで天気にも恵まれ、最高に素晴らしい体験ができました。遙か上方に白く輝く山々は神々しく、色んな出会いは神様が導いてくれたのかなとも感じてしまいます。
ネパールは決して豊かではなく、それこそこのようなトレッキングや観光による外貨獲得が無いと経済が成り立たない国ですが、神々しい山ものどかな村も寺院も雑多な街も、どこか心の幸せを感じられ、色んな出会いを導くこの国が好きになりました。
今回途中続行不可になってしまったガイドからは、「今回はゴメン。次は是非ボクにガイドさせて!」と言われ、是非また来たいと思いましたが、こんな長い休みは次はいつ取れるのだろうか…とにかく貴重な体験でございました!
↓すべての写真はこちらに置いてあります。
https://globalbonsai.myportfolio.com/2014-abc-trekking
コメント
この記録に関連する登山ルート
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神々の山嶺。
kakekoenさんコメントありがとうございます。
実は宿での暇な時間に、夢枕獏の「神々の山嶺」Kindle版を読んでいました。(^^;
日本も山岳信仰があり仏教と結びついていたりするので、遠い神ではなく親しみある神々という感じでしたね。
ありがとうございます。
行動力に拍手!
mkyagiさんコメントありがとうございます。
どちらかというと周りの人たちに流されまくってただけなので、行動力と言われるとテレます。。。
でも今回、積極的にコミュニケーションを取ることの価値はすごく感じました。これは日本でも同じですネ!
久しぶり。。
海外登山を計画しているとは聞いて
いたけど偶然みたレポを見てビックリ!!
いや〜本当お疲れ様。
今度いろいろ聞かせてください〜。
お〜! ibiza8880さんひさしぶり〜!
1月中旬まで迷ってたけど、行ってしまいましたよ。ヒマラヤ憧れてはいたけど自分が行くことになるとはね 昨年冬の川苔山の経験を少しは生かせたかな?
今年も色んな日本の山に行こうと思っているので、都合が合えばご一緒しましょう!!
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