雪解けの清水頭、イハイガならず(奥の畑谷からツルベ谷ループ)
- GPS
- 08:05
- 距離
- 17.7km
- 登り
- 886m
- 下り
- 892m
コースタイム
天候 | 曇り、気温10℃〜14℃ 無風、稜線は微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
永源寺グリーンランドから先は,「災害のため通行禁止」の標識があり車両進入禁止 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【千種街道】崩壊箇所がありますが、トラバース道ありトレッキングが楽しめます。 【奥の畑谷】微かにトレースが残る程度、雪解けのため水量のある谷筋を渡渉しながら詰めていきます。広い台地を通過するため迷いやすいルートです。 【清水頭〜大峠】雨乞・東で尾根が2つに分かれます。尾根が広いので迷いやすい。右ではなく,左の尾根に行く。テープがなくなれば間違えています。少し間違えました。歩きやすい稜線は、次第にシャクナゲの茂る岩場を通過します。枝跳ねや、ザック引っかかりに注意。200m毎にポイント看板があります。大峠までの下りは、急傾斜になります。滑落注意。 【大峠〜イハイガ岳途中】崩壊地に沿って歩きます。難所です。 【ツルベ谷】何回も渡渉を繰り返します。雪解けで水量が多く、渡渉困難な箇所も数カ所あります。 積雪は、奥の畑・下で足首あたり。谷筋や稜線上は膝上迄踏み抜くところもありました。重く湿った雪で,さらに気温が高く緩んでいたので,歩行には大変難儀しました。 この日、甲津畑からの入山者は私たち2名のみ誰にも会いませんでした。 |
写真
感想
本日は、totokさんと滋賀県側から千種街道を経て、奥の畑谷から清水頭を目指しました。清水頭は展望良好地ですが、生憎の天気、展望はonetotaniさんのレコを参照してください。
とにかく頑張りました。地形読みの難しい奥の畑谷は、尾根筋を間違えないように詰めていきます。最後の鞍部までは左に詰め、右の急登を上り稜線にでました。登山道とゆうよりも鹿道のようでした。
totokさんの、直登は鹿のようです。ストックが前足のように斜面を捕らえ4WDの登坂力を発揮します。
私の場合はストックをふらつき防止程度にしか使用しておりませんでした。
清水頭で食事をし、大峠か雨乞岳、どちらを目指すか考えた末、大峠に進みました。
ここの稜線は広く枝尾根に下りないように大峠を目指しました。幸い200mおきにレスキューポイントがありますので安心です。しばらく進むとシャクナゲが進路を阻むやせ尾根、岩場の難所になり、急な傾斜を降りると大峠になります。地図で見るとあと500m行くとイハイガ岳に行ける距離でしたので、ザックをデポして行って見ることにしました。ここからの稜線はかなり危険でした。左手に崩壊地形を見ながらの難所、イハイガ岳迄残り100mまで迫りましたが、100mの上り時間的にピストンは無理と判断し大峠に引返しました。
大峠からはツルベ谷を下れば千種街道と出会いますので川を何度も渡渉しながら進みました。雪解けでかなり水量が多く手強かったですがなんとか駐車地に4時には無事帰還することができました。
totokさん、お疲れ様でした。
※「清水頭」は「ショウズノカシラ」と読むのですか
「祝ヶ岳」と書いて「イハイガダケ」と読むのですね。
雪の奥の畑と清水頭に行きたい!higurasiさんと1月から計画をしてきたのですが,天候不良や大雪に阻まれてきました。今回も天気予報は雨。またかと思っていましたが,何とか雨は朝までに上がりそうです。と言うことで,奥の畑から清水頭を目指すことにしました。琵琶湖の上空は晴れてきましたが,山の上には厚い雲。山あいは霧。霧が晴れることを願って登山口に向かいます。霧には最後まで悩まされましたが,行って良かったです。前夜の雨によって,かなりの雪が解けてしまっていましたが,何とか「雪」の奥の畑に間に合いました。
雨上がりで雪は重く緩んでいます。雪が解けたところは落ち葉が厚く積もり踏み跡を隠しています。霧がかかり視界は不良(その分風はなかった)。だけど,十分おつりがもらえるほどの素晴らしさが,雪の奥の畑にはありました。苦労して行って良かったです。鈴鹿の滋賀県側には独特な雰囲気をもつ場所があります。テーブルランド,鈴鹿の上高地,イブネ・クラシ,御所平,そして奥の畑。時には山頂ではなくて,こんな場所をゆっくり歩いてみたい気分になります。清水頭も良いところです。雪は半分解けて視界も閉ざされていたのは残念でした。
今回,展望にはあまり恵まれませんでしたが,初春の一日,higurasiさんと,素敵なところを心ゆくまで歩くことができました。奥の畑だけではなく,清水頭もイハイガ稜線も歩くことができました。higurasiさんの壺足は相変わらず冴えていました。あの重い柔らかい湿雪で,膝上まで踏みぬきながら,ナゼあの速さで歩けるのでしょうか?壺足マジック!higurasiさん,よき日をありがとうございました。
※ストックに頼って登っているようではダメですね。修行が足りません。
コメント
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とても興味深く見させていただきました。
自然をそのまま感じながら歩けるトレッキングコースですね。
少々、崩落ぎみでも、私もこんなコース好きです。
higurasiさんのルビ打ち解説がまた、勉強になりました。
>「清水頭」は「ショウズノカシラ」と読むのですか
>「祝ヶ岳」と書いて「イハイガダケ」と読むのですね。
石榑峠もグレの字も、読めなかったので、
人に道を尋ねるにも 尋ねにくかったときがありました。
下山の後半で、ようやく、「いしぐれ」ってルビのある標識を読み
初めて、読み方がわかりました。
こんばんは。
higurasiさんと歩きながら,
イハイガから大峠の崩落道は,
naminoriさん向けのコースだねと,話していました。
機会がありましたら,是非歩いてみるといいですよ。
もう歩いたかな?
漢字の読み方は難しいですね。
ずっと「しみずのあたま」かと思っていました。
綿向山からイハイガ岳迄歩いていらしゃいますので、naminoriさんなら、綿向山〜雨乞岳も狙ってると思い下見しておきました。
参考になるでしょ。
スカイラインの冬季閉鎖が解除になれば、回収車の手配も楽だと思います。
読みのわからない地名って多いですね。私は「せきはくとうげ」かと思ってました。
higurasiさん, totokさん 長距離お疲れ様でした。
天気が良くないので延期されたと思っていました。
この時期にイハイガまで足を延ばすなんて・・・。
健脚コンビのお二人ならではですね。
見通しの悪い中で奥の畑を通過して稜線まで、ほぼルートを外さず
上がれましたね。流石だと思います。
更に大峠からイハイガを目指すなんて、体力・気力共に漲っているんですね。(驚き!)
この時期に、この距離を歩かれたお二人に敬服いたします。
こんばんは。
onetotaniさんの計画やレコを拝見させていただいて,
雪のあるうちに,奥の畑と思っていましたが,
ギリギリ間に合いました。
景色は残念でしたが,
その分は,onetotaniさんのレコで,
楽しませてもらいましたから大丈夫です
単独ノートレースで深い雪の中登られたonetotaniさんに敬服しております。
シロジの大木に会えた時は感動しました。レコでみた事がある木だとすぐわかりました。
先人のレコのお陰です。
また、
totokさんと二人でしたので、ルート確認等慎重にできました。どちらも、単独でもある程度山行してますので、おんぶに抱っこ的コラボにならず、状況に応じてコース選択ができました。途中、道迷いもありましたが3分以内で修正できました。
higurasiさん、totokさん、こんばんは
重い雪の中、難コースの山歩きご苦労様でした
雨乞岳〜大峠への道は、以前から歩きたかったコースなので
じっくり拝見させて頂きました
特にこの時期のレコは貴重ですね、参考になります
いつもの登山口までは、車が入れない事
思っていたよりも雪が少なそうな事
ツルベ谷は渡渉が多いことなど
とてもためになる情報です ありがとうございました
moroheyさん、今晩は
視界が悪いので、奥の畑に行かず、千種街道を杉峠、イフネ、クラシ或いは雨乞岳というルートも考えていましたが、何処の稜線も鈴鹿の展望地なので、好天の時にアタックしたいですね。ということで、当初の計画通り奥の畑谷から清水頭を目指してしまいました。
でも、充分満足できました。次回は、秋口あたりに歩いてみようかな。
おはようございます。
鈴鹿の滋賀県側は,趣があっていいですね。
入山する方が少ない地域なので,
最近のレコは助かります。
私たちも,何人かのレコを参考に行きました。
やっぱり,そういうところが,ヤマレコのよさですね
楽しい山行拝見させて頂きました。(^^)
雪が解けて、もう春が近ずいていますね
険しい山なのでレスキューポイントが沢山有ったのでしょうか?
写真を見ていて、長距離で険しい山なのにハイペースで登られて
日頃のトレーニングが効いているのでしょう。
いつも驚かされます。
maasaさん、おはようございます
同じ鈴鹿ですが滋賀県側は奥深いですね。広い尾根や谷は迷い易いポイントなので看板があると助かります。(奥の畑谷は、表示も何もないところでした。)
視界も悪いコンデションでしたので、一人なら迷っています。
広いところで、ルートが明瞭でない箇所は、捜索のため左右に広がってあるいたり、GPSで確認したりと分担して効率の良い登山ができました。
私はスントで高度を読んで、このペースだとどれ位で到達できるか判断できちゃいますよ。
おはようございます。
冬と春が同居したような山歩きでした。
もう少し早い時期に登れれば,
良かったかなとも思いますが,
天候次第なので,難しいですね。
景色のよいところも多そうなので,
晴れた日に再度,行ってみたいと思います
higurasiさん
今回も大先輩とのコラボで大きなお仕事をされ、感激も一入
おめでとうございます。
崩落は聞いてはおりましたが、想像以上、ひどいですね。
私は十数年前、シャクナゲが咲いている時期、雨乞〜綿向の縦走をし、
シャクナゲが綺麗だったこと、ひどい藪漕ぎを強いられたこと、
ショウズノカシラ、イハイガタケの地名を覚えたこと等思い出しました。
イハイとカナで見た時 何? 位牌? 縁起の悪い山、祝と分かり苦笑。
谷道ではありませんが、それでも、当時はシルバコンパスで確認
しながらの歩きでした。
もう、次の山行の計画を着々と練っていることでしょう。
何処でしょうか? 楽しみにしております。
Shunran (⌒o⌒)☆☆
Shunranさん、おはようございます
雨乞岳〜綿向山を縦走されたことがあるのですか、やはり大先輩ですね。
私も看板で確認するまでは、カタカナしかわからず、山容の険しさから「位牌」を連想してました。脇の崩壊地は地獄谷のようですし。
先日の入道ケ岳のレコで福寿草が咲いてるとのことでしたので、探して見たのですがこちらにはありませんでした。
今は、GPSがあるので便利なんですが、地図とコンパスで歩かれていらっしゃったとのこと、さぞかし大変だったと思われます。
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