奥座峰〜絶景展望台をひとり占め（金剛堂山）

2022年04月02日(土) [日帰り]

• GPS: 06:53
• 距離: 16.7km
• 登り: 1,346m
• 下り: 1,343m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:14
• 休憩: 0:38
• 合計: 6:52

6:58 竜口登山口
8:24 8:24 片折岳
9:32 9:32 金剛堂山（前金剛）
9:46 9:46 金剛堂山
10:04 10:05 奥金剛
10:32 11:08 奥座峰
11:33 11:34 奥金剛
11:55 11:55 金剛堂山
12:08 12:08 金剛堂山（前金剛）
12:54 12:54 片折岳
13:49 13:49 竜口登山口
13:50 駐車場

天候

🌞

アクセス

利用交通機関：

自家用車

🚗富山市方面からのアクセス🚙
・八尾から国道（酷道）472→471。春のこの時季ならばまあ大丈夫だが、冬だと雪崩や凍結が怖くてこのルートはちょっと遠慮したい（その場合は遠回りになるが庄川の471経由で行った方が良いようです）。
・すれ違いのできない崖っぷちの道もあり、数年前に通った時は向こうからミキサー車がやって来たこともあったので、ドキドキ感は常にある。
🚘駐車場🚍
・旧スノーバレー利賀の駐車場利用。快晴の土曜という事もあり、朝6時過ぎで十数台停まっていた。トイレなし。
・無雪期同様、積雪期も県外からの登山者が多い人気の山。

コース状況／危険箇所等

�［妓�登山口〜前金剛・・・尾根に出るまではひたすら樹林帯の急斜面を登る。尾根に出たら雪庇注意。4月に入るともう大分崩壊しているが、クラックのすぐ脇を通らざるを得ない箇所もあった。今朝は気温が氷点下まで下がったので、アイゼンで歩くのが心地好く感じた。
�∩斡盥筺善�座峰・・・奥金剛までは急なアップダウンを繰り返す。奥座峰方面はゆるい起伏。ただ、だだっ広い雪原を歩くので、気象条件によっては道迷いしてしまうかも知れない。
�２嫉鈎罅ΑΑΦげ垢�上がったので雪が腐り始めて歩きにくくなったが、場所によってはカチカチの急斜面も健在だったので、結局最後までアイゼンを外さなかった。（片折岳より下はアイゼンを外して滑りながら降りた方が良かったかもしれない）。

その他周辺情報

4年ぶりに天竺温泉に行ってみた。
前回は檜風呂だったが、今日は岩風呂だった。（毎日交代制になっているようです）。
露天は塩素臭がきつかったが、内湯では感じられなかった。
https://www.tenjiku-onsen.com/onsen/

写真

4/2 6:55

駐車場。朝早くからいっぱい

4/2 6:55

小屋の裏辺りから取り付く

4/2 6:56

今日こそはアイゼンの出番

4/2 6:58

では、登ります

4/2 7:06

暫くは黙々と急登

4/2 7:12

尾根に出て光が差した

4/2 7:14

ここからは基本的に明るい尾根歩き

4/2 8:11

空が青い！

4/2 8:20

片折岳まであと僅か

4/2 8:22

片折岳からの前金剛

4/2 8:22

白山も見え始めた

4/2 8:23

そばかど峰

4/2 8:44

所々、もふもふな雪質だったりカリカリだったり

4/2 8:55

おおっ！　霧氷じゃないですか！

4/2 9:01

紺碧の空に映える

4/2 9:04

だいぶん崩壊しております

4/2 9:06

霧氷ロードになってきた♪

4/2 9:11

霧氷越しに見る山々

4/2 9:12

綺麗だ〜❄

4/2 9:13

お〜、これはナイス逆光

4/2 9:18

雪稜

4/2 9:20

細かい分類では粗氷なのかな？　二段構え

4/2 9:25

山頂手前だけど、景色は申し分なし！

4/2 9:27

あとちょっとなんだけど、足が重い（笑）

4/2 9:28

そして、軽快に抜かれる（；＾ω＾）

4/2 9:32

前金剛到着

4/2 9:32

お社はまだ屋根の棟の部分しか出ていない。右奥に中金剛

4/2 9:33

北アルプス一直線

4/2 9:33

空に浮かぶ槍穂高

4/2 9:33

浮いとる・・・

4/2 9:34

乗鞍もふわふわ

4/2 9:34

御嶽もふわり

4/2 9:34

一方、白山は完全にクリアな姿であった

4/2 9:35

三ヶ辻山・人形山、大笠山

4/2 9:35

では中金剛へ

4/2 9:40

歌碑の所だけ完全に地面が露出していた

4/2 9:46

中金剛。正面に奥座峰も

4/2 9:50

奥金剛へ。今日はまだ数人分しかトレースがないので雪面が綺麗だ

4/2 9:56

中金剛を振り返る。金剛堂山のなだらかなラインが優美

4/2 9:56

緩やかにアップダウンを繰り返す

4/2 10:04

奥金剛。標識の頭だけコンニチハ。白山の左に猿ヶ馬場山も見える

4/2 10:08

いざ、奥座峰へ！

4/2 10:27

空と山と自分しかいない

4/2 10:31

超・エビのしっぽ

4/2 10:38

奥座峰山頂！　とりあえずメシ。たとえカップ麺だとしても、360°の貸切り絶景を見ながら食べるんだから旨くない筈がない🤤

4/2 10:43

空に浮かんだように見えていた槍穂高も、下の方がクリアになっていつもの姿になった。（南の方から雲が流れてきたので隠れる前に撮影）

4/2 10:43

剱・立山

4/2 10:43

薬師・水晶・黒部五郎

4/2 11:06

仁王山と白木峰

4/2 11:06

奥座峰から中金剛と前金剛を望む

4/2 11:07

何も遮るもののない奥座峰は真っ白な饅頭のような山頂

4/2 11:08

さて、帰りますか

4/2 11:32

そばかど峰はまたいずれ

4/2 11:32

医王山も見えた

4/2 11:40

この登り返しが地味にキツいんだよね〜

4/2 11:48

立ちはだかる中金剛の壁！！

4/2 12:07

前金剛。頭しか見えないお社にお参りして下山です

4/2 12:09

高清水山系の山々。無雪期に八乙女〜高清水（できれば高落場）往復をしたいが、私の足じゃ無理かな！？

4/2 12:14

4/2 12:18

下山時に見ると雪庇の大きさがよく分かる

4/2 12:41

気温の上昇で雪はグサグサになって歩くにくい

4/2 12:50

この片折岳の登り返しで、登るのは最後

4/2 13:15

ヤドリギがブナの枝ごと落ちていた。ふつう高い所にあるので、間近に見るのは初めてかも

4/2 13:16

なんか鼻がムズムズすると思ったら、花粉飛ばしてやがるな！

4/2 13:27

腐った雪の急斜面とアイゼンの相性が悪い事を身をもって知った

4/2 13:53

げざーん。まだ2時前。車は半分くらいになった

4/2 13:54

先日の初雪山でサングラスを落とし、急遽ネットで購入したが、今日間に合って良かった

4/2 14:12

久々に天竺温泉へ。（この建物じゃなく、もっと左（画面外）にある建物が日帰り入浴用入口）

撮影機器：

α6300 ILCE-6300 ボディ SONY

感想

でぶねこ山

（奥座峰からの360°風景。動画撮影ド素人で、ブレブレです。雰囲気だけでも）

奥座峰・・・なんだか気品さえ感じさせる美しい山名だ。『新越中百山』でその名を見付けてから是非登ってみたい山の一つとなった。
『富山県山名録』によると、ハクサンシャクナゲが多く咲く山なのに無名峰であることが惜しまれて80年代に名付けられたとの事。

今シーズンの雪山登山は、前回の初雪山で大満足の内に終了したつもり？だったが、もう一つどこか行けそうなので、景色も良く、心地よい疲労感に浸れそうな金剛堂山へ。
そばかど峰もちょっと頭の隅にあったが、徒渉や雪崩に不安があったので一人では行かないことにした。

今回はだいぶん冷え込んだこともあり、朝になっても雪がカチカチ。歩くたびにカリリと音を立ててアイゼンが喜んでおりました。ピッケルがあっても良かったかも。
昨夜は何故かほとんど眠れず、朝の内は調子が上がらなかったが、稜線に出て景色も良くなった頃にはペースも安定してきた。
暑くもなく寒くもなく、しかも山頂に至っても風が極めて穏やかという最高の条件に巡り合うことができたのは幸運であった。

今日は何故か両足の踵が靴擦れになり、皮が剥けてしまった。親指の付け根にもマメが出来た。4年前の6月に来た時は、下山中に右膝外側に激痛が走り、後ろ向きでしか歩けなくなるという、まさに這う這うの体で下山したが、私の足と金剛堂山は相性が悪いのだろうか（苦笑）。（今日使用した登山靴は、今まで足に何のストレスもなく快適に使用できたのだが）。

初雪山の時は500mlのスポーツドリンク2本を飲み干し、下山中にボトルに綺麗そうな雪を入れてお湯で溶かしながら飲んで、何とか持たせた。それを教訓に今回は3本持参したが、1本+100mlくらいしか飲まなかった。体調や疲労度にも大きく左右されるのかも。