不帰景Dルンゼ
- GPS
- 06:46
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 1,263m
- 下り
- 2,259m
コースタイム
- 山行
- 6:35
- 休憩
- 0:06
- 合計
- 6:41
DPでもう少し余裕を持たせるべきだった
南滝は不安のため、高巻く。実際には行けたかも?(かなり不安な見た目)
堰堤の下を渡渉、水濡れる。
林道はところどころで雪切れ
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
南滝は筋が入っている 林道はギリギリ雪は残っている(板の付け外しは多数) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
マフラー
ネックウォーマー
バラクラバ
日よけ帽子
毛帽子
着替え
ブーツ
ザック
ビーコン
スコップ
ゾンデ
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
ガムテープ
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ビンディング
スキー板
シール
|
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感想
不帰景Dルンゼは今シーズン目標の斜面だった。
3月初めにトライしたときは気持ちのいい晴天にも関わらず、爆風で八方池山荘にもたどり着かず敗退。
今回は1週間前から微風・晴れ予報で2日前に少しの降雪があり、この時期で考えるならほぼ理想の状態だった。
リフト券・ゴンドラ並びのため、計画から遅れること10分で八方池山荘前に到着。
登山道を進むにつれて、まず2峰の二つ耳が見えてきて斜面が見える、3峰のAルンゼから順に見えてきて、ものすごくテンションが上がっていく。
登山道上に大名行列が繋がっていたが、計画からそれほど遅れることなく唐松山頂を通過しDPに向かった。
(山頂は激混みで山頂看板だけを撮って即移動した)
また、3月初めに来た時リフト券購入列で前後になりお世話になったカッコいい女性の方と丸山前後あたりの稜線で偶然再会し、ご挨拶することができた。僕らと同じように今回の好天まで唐松を狙っていたとのこと。
おかげで3月初旬の時は1日八方スキー場を満喫できました。改めてありがとうございました。
下りの核心を超えて、Dルンゼ到着は1番乗り。80cmほど穴を掘ってピットチェックしてみるも、60cm当たりに氷の層があってその上はすべて安定。氷の層の上もそれほど結合悪く無さそうに見えていた。
僕らのすぐ後に来たパーティが、ロープを出して斜面途中でピットチェックをしていた。聞くと15cmくらい下にアイシーな層があってその上は切り出す最中から崩れてきたとのこと。
稜線上ピットチェックは風強く吹き溜まりなどを考えるとあまりあてにならないということを知った。やはり、ロープは扱えるようにならなくては、、
ただ割れるのが15cm程度ならスラフが多い程度だと考え、その日の1番滑走をいただいた。
ルンゼ内は左右にアイス斜面・中心部に薄い新雪があり、滑りながらいろいろな雪質に対応してかなければならず難しい斜面であった。
また、スキー技能が足りないのもあるが板が柔らかかったことでターンの度に板が跳ねてしまい、ルンゼ後半戦で足の疲労感が強く出てしまった。
それでも目標だった斜面を滑っていることにテンションは上がり、気分は最高。
下部はデブリ帯がちょくちょく挟まるため気を付けながらも、気持ちのいい広いルンゼ滑走を楽しんでいく。
南滝到達の少し前から、重めのザラメに変わってきた。(後で雨の影響だと気が付く)
南滝に近づくとその日のトレースは伸びていない。登り返しが嫌で行けると言ってみるも、連れからこの重いザラメは雨の影響(上部は雪で下部は雨)だろうと説得され、コルまで登り返した。
コルからの下りでそれまでの板跳ねによる足のダメージが限界を迎え、太ももが吊りかけながらも降りて、少し先の安全帯で小休止。
肝心の南滝は雪は繋がっているも、薄い線が入っており、下部にデブリが広がり怪しい状況。行けないことは無かったかもだが安全を取って良かったねということにする。
その先の渡渉点は堰堤下の河原を渡り、ブーツ水没。
永遠に続くかもと思われた林道のアップダウンを超え、大休止。残りの最中やドーナツを食べ少し回復。
自動運転のスノーモービルとか開発している企業は無いのだろうか?あるなら転職を考える(笑)
その後は下り一辺倒と思いきや、横からザレてきた土と木が道を塞いでいたり、雪が切れたりで板のつけ外しをしながら林道を進む。
最後、二股の橋が見えるあたりまでなんとか雪が繋がっており、最後に少し歩いて下山となった。
今シーズン1、達成感あふれる山行で課題がいろいろ見つかった1日となった。
最大4年後、20代のうちに2峰を滑れるように少しずつ成長していきたい。
毎度文句を言いながらも付いてきてくれるパートナーとあの日DルンゼのDPに集まったメンバーに感謝。
唐松岳、不帰景リベンジへ。
良かった点
Dルンゼ〜唐松沢を滑りきれたこと
快晴微風での絶景
体力配分
三嶋豆とあんドーナツ
ニトリル手袋
悪かった点
シール登りをやめるタイミング、滑落,肇悒襯瓮奪肇瀬ぅ咼鵐哀ャッチ
アイゼンワーク、膝に刃を突き刺すってどういうこと
山頂からコルへの下り、滑落
ドロップ前に滑走イメージができていない、ぬるい滑り
南滝付近からの地形把握不足
結果としてシートラでほとんど登ることになり、かなり体力を消耗した。行動時間が違うので単純比較はできないが、以前の山行に比べたらマシになってきた気もする。
だがアイゼン下手すぎるので要練習。内側同士を引っ掛けてしまうのでウェアがボロボロに。X脚も関係している気がする。下り舐めすぎて事故って相方にぶつかってしまうという。猛省。スキーなし冬山もやりたい。
Dルンゼの滑りを振り返るとかなり後悔が大きい。雪質に合わせる意識がでかすぎてぬるい滑りだった。斜度感への恐怖はほとんど無かったのでまだまだ板を縦にできた。ドロップしてまっすぐ小回りしたら最高に楽しかったんじゃないかと思う。
滑走のメインのあともイベント多すぎアドベンチャーでやりきった感が半端じゃない。デブリ、滝、渡渉、林道登り、…
Dルンゼはあと何回でも滑ってみたいが、登りもきついし滝以降長すぎしんどすぎなのでそう何回もできるもんじゃないかなと。体力つけたい。今回は天候も良すぎたので強風のとき同じように行けるものなのか疑問なところ。
キング牛丼は正直残すと思ってたので、食べきってすごいなと。やさしい店員さんありがとうございました。
最後に、ドロップポイントで一緒になった皆様、一組目で滑走させてもらったことに加え、勉強になることもたくさんありました。ありがとうございました。
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