残雪の武奈ヶ岳・坊村から御殿山コース〜山頂〜コヤマノ岳・比良駅へ
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- GPS
- 07:54
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 1,027m
- 下り
- 1,238m
コースタイム
天候 | ほぼ快晴。風も穏やか。 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:JR湖西線比良駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
明王院から御殿山コースへ。しばらく登るとコース上に積雪があったので、アイゼン装着。雪質は重く、コース上のトレースは良く踏み固められていたので、持参したMSRスノーシューの出番はなく、大山口手前で積雪がなくなるまでアイゼンのみで登山。コースから外れない限り、特に危険箇所はなし。金糞峠から青ガレまでの急斜面は、ところどころ小規模な雪崩の跡があったので、春が近づくにつれて気温が高くなるこれからは急斜面の雪崩に注意。 |
装備
共同装備 |
一眼レフカメラ 1
ザック 1
トレラン用ソフトシェル 1
アルパインパンツ 1
防寒用フリース 1
Tシャツ着替え用 2
登山靴 1
帽子 1
タオル 2
ヘッドランプ 1
ヘッドランプ予備電池 1
iPhone5 1 GPS記録用/現在地確認用
地図 1
コンパス 1
食料
レインウェア 1
モバイルバッテリー 1
10本爪アイゼン 1 グリベル G10
雪山用ストック 1
スノーシュー 1 MSR ライトニング アッセント 22
コッヘル 1
バーナー 1 プリムス 153ウルトラバーナー
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感想
天気が良さげで山頂付近はまだ積雪があることを期待して、前回(2/23)と同じく堅田駅発の江若バスで坊村で下車。坊村から御殿山経由西南陵コースで武奈ヶ岳山頂へ。帰りはコヤマノ岳経由で金糞峠・大山口・比良駅にゴールするお気に入りの積雪期の比良山系横断コース。
行きの坊村へのバスは、臨時バスが出ずに超混雑していた。すし詰め状態の立ちっぱなしに耐えて坊村に到着、9:50に明王院から登山開始。
前回武奈ヶ岳西南陵手前の急登で膝のケイレンが起きてしまった経験を生かし、いきなりの急登も、ロングコースになるので焦らずに体力を温存しながらペース配分に気をつけた。自分のペースでジワジワと高度を稼いでいった。
御殿山山頂までの急登にはいつも苦労するが、今日の雪質は重く、しっかりと踏み固められていたので、アイゼンのみで歩きやすかった。
p846付近で雪の中に何かキラリと光るものを発見。拾いあげるとコンパクトカメラだった。登山者の落し物のようだ。失礼と思いながらも、持ち主の手がかりはないかと中に写っている写真を見てみると、一日前の3/8に撮影された山の写真が保存されていた。きっとこのカメラの持ち主は大切なカメラを紛失してしまって探していることだろう。写真とカメラを愛する一人として、持ち主の困った様子が目に浮かぶ。しばらく私の方で預かっておくので、どなたか心当たりのある方は、私までご一報いただければ幸いです。
この日は前回と同様に天候に非常に恵まれた。御殿山から眺める武奈ヶ岳の堂々とした山容は素晴らしかった。あの西南陵を青い空をバックに歩けるのかと思うと、本当に胸が踊る。周囲の圧倒的な風景を堪能しながら一歩一歩登っていった。晴れ渡った無風の武奈ヶ岳山頂から、歩いてきた西南陵を振り返った時の気分は最高だった。
武奈ヶ岳山頂の琵琶湖側に腰を下ろし、ストーブでお湯を沸かして温かいチキンラーメンで昼食。手前にはコヤマノ岳やリトル比良、そして碧く輝く琵琶湖、そして琵琶湖の対岸には伊吹山やその周囲の山々が見える。じっくりと絶景を堪能した後、コヤマノ岳へ向かった。美しい樹氷もしっかりと残っていた。もうあと僅かな期間しか冬はとどまってくれないだろうが、しっかりと写真とこの目の両方に焼き付けておこう。
コヤマノ岳からヨキトウゲ谷へ下っていく。このあたりはまだかなりの積雪が残っていた。まるで除雪車が作ったかのような見事なトレースがしっかりとついていた。アイゼンを装着した足元が沈むことなく非常に歩きやすかった。だがまもなくこのあたりも春の訪れとともに、雪が溶けていくのだろう。
金糞峠で一休みし、青ガレを下りていく。急斜面の雪の状態を観察すると、ところどころ谷に向けてデブリが見られた。小規模な雪崩がつい最近起きたのかもしれない。青ガレもところどころ岩が露出していた。大山口に近づくにつれて雪がなくなっていったので、アイゼンを外す。おそらくこの冬最後の雪の武奈ヶ岳になるような気がするが、充実した山行だった。
この山行で撮影した写真を下記Flickrで公開中
http://www.flickr.com/photos/kaoru_hayashi/sets/72157642299372974
deepkickさん こんにちは。
と言いながらも直接チェックしたりもして、そろそろ完成したのかなと思いながら拝見させて頂いてます。
人気コースなので、毎週多数の方が投稿されて見慣れた風景ではありますが、コンデジでは一枚も真似できない、本気の機材で撮った写真は雪山の美しさを再認識させてくれます。
今回、私がワサビ峠の道標でウロウロ歩きすぎて、乱れたトレースが写り込んでしまったことが心残りです。
一方で低山の宿命、雪は解けるばかりのようですね。
”しっかりと写真とこの目の両方に焼き付けておこう。”というフレーズには心が痛みます。
最後の最後まで青空と雪の写真が撮れず、deepkickさんがクオリティの高い写真をアップロードされているのでありがたく拝見させてもらいつつ、綺麗な写真見たから満足だよね、一日で二回分登ったようなものだよと自分に言い聞かせる毎日であります。
落とし物デジカメですが、確か銀色の沈胴式のコンデジなら武奈ヶ岳山頂で登ってこられた方を9:55頃に一枚お撮りしました。
すでに解決済みかもしれませんが持ち主の手がかりになればと思います。
私もGPSログと写真(もちろん命も)だけは絶対に山に残して帰れません。
Captsubaさん、ようやく写真の準備ができ、Flickrにアップすることができました。この冬最後の雪山になりそうなので、いつもより枚数が多くて、時間がかかってしまいました。。。
落し物のコンデジですが、まさにCaptsubaさんがお撮りした方のコンデジのようです。その時間帯に武奈ヶ岳山頂で撮ってもらったらしい写真がコンデジの中にありました。その方は武奈ヶ岳山頂後、西南陵から坊村方面へ下山してその途中にコンデジを雪の中に落とし、翌日の朝私に拾われたと。何か奇遇な感じがしていますが、しかしまだ持ち主がわからないまま私の手元にコンデジがありまして、未解決です。どうにかして持ち主に送り届けたいわけですが。。。持ち主が見つからなければ、次回滋賀に行く機会に交番に届けてこようかと思っています。その方が確実かもしれません。
deepkickさん こんにちは。
選別やこだわりのRAW現像なんてしたら、もう莫大な時間がかかりますね。
パノラマ用、手振れ防止の余分な撮影も含んで100枚(天気が良いと500枚)くらい撮って毎回選別で大変時間が掛かります。
冬の思い出作りや稀に山登りしてるっぽい写真が残っていることがあり、それも期待して撮りまくっています。
しかしヤマレコに掲載する大半は定点写真で、全体でも20枚前後ですからその多くはHDDに保管されることになり、ヤマレコでは生かし切れてないのが現状ですね。
私の場合は無駄にスナップを撮り過ぎて(枚数が多く)選別に時間を要した、ということでしょうか。
すみません。前置きが多くなりました。
遺失物のコンデジですが、実際に撮影をした本人である私のレコ、そして早い段階でdeepkickさんのレコが出たので、本人が見逃しているとは思いにくいのですが、ひょっとすると検索のカラクリで見落とした可能性がありますね。
ヤマレコの仕様上"武奈ヶ岳"と検索しても、写真の掲載がないdeepkickさんのレコは検索結果にリストアップされず、全文検索、山データの武奈ヶ岳、Google、Yahoo検索なら容易に見つけることができます。
どちらにしても音信不通なので警察に届けた方が良さそうですね。
もしかするとご本人様かもしれないので縮小前の写真を掲載しておきます。
比較すればコンデジの中にあった山頂写真の方と特徴が一致するはずです。
http://yamareco.info/modules/yamareco/upimg/27/274350/df366ebf77a414cd818e061172fa8af6.JPG
1220mピーク前です。ピークの上に一人。
手前にもう一人。恐らくコンデジを落とされた方です。こちらの方はワサビ峠でシュー装着中にすれ違いました。
http://yamareco.info/modules/yamareco/upimg/27/274350/9d1cc0d39fa53034fd5cfd25eafe4ecb.JPG
1220mピークから振り返ってます。この時点で追い越してます。写真の中には私が写っているかもしれません。
http://yamareco.info/modules/yamareco/upimg/27/274350/a5b96b5d95442e07a68bdb52345f7727.JPG
山頂から振り返ってます。
遅れて登頂されたところです。この時刻が9:55です。その後10:04に西南稜へ下山するのを見送りました。
そういえば以前に"山頂で一枚撮った"と言いましたが、同じアングルで二枚撮ってますね。ふと思い出しました。
詳細な情報ありがとうございます。
間違いないですね。同じアングルで2枚あります。
なんとか持ち主さんにお知らせしたいですが、他に手がかりがありませんし。運良く、このレコと遭遇するといいんですが。
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