おだやかな晴天に恵まれた天狗岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 843m
- 下り
- 836m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
渋御殿湯から黒百合ヒュッテまではスノーハイキング。ほぼすべての登山者はアイゼンを着用してましたが我々はノーアイゼン+ストックで登りました。問題になるようなところはまったくなしです。 黒百合ヒュッテから天狗岳にかけては晴天・微風という好条件でした。 私はストック、ノーアイゼンで、他のメンバーのうち二人がストック+10本爪アイゼン、一人が10本爪アイゼンのみで問題なしです。 キックステップだけで登るのに適とした斜度だと思います。 |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
感想
強い冬型が続いている中での天狗岳山行です。
今回は冬山初心者の仲間もいるため気象状況は特に重要となります。
八ヶ岳連峰は冬型の気圧配置下であっても晴天となる可能性が高いのですが、
ちょっとした上空の弱い気圧の谷の通過であっても激しい気象変化となることも多く、
行ってみなければわからない・・・というのが正直なところです。
そのため、事前計画では、黒百合ヒュッテまで登ってみて、天狗岳のアタックは気象状況次第で、という判断をとりました。
前日の天気図、GPV気象予報、その他各種の情報から、翌登山日当日の八ヶ岳連峰の天気はほぼおだやかなな晴天になることは予想がついてました。あとは、どの程度の晴天になるか、そして気温は、風は、ということだけ現地で確認すれば・・・という感じでした。
当日、今回は珍しく地元から同行者がいます。ブログで交流いただいてる女性に同乗してもらいそのまま高尾山市営駐車場まで行きます。そして横須賀の仲間二人と合流し、4人で渋御殿湯を目指します。
家を3時30分に出て、5時30分に高尾山、そして渋御殿湯には7時50分着でした。アクセスも山行の一環、車中での交流を楽しみながら過ごしました。
渋御殿湯から黒百合ヒュッテまでは余裕のスノーハイキングです。他のグルーブの方々は皆アイゼン着用で登っていきます。アイゼンを着用して登る練習を兼ねてるのかなあ〜などと想像しながら、我々はもちろんノーアイゼンで登りました。
登山口からパウダースノーというのがいいですねえ〜
登山口の気温は-13℃でしたが風のない晴天だと暖かく感じるもんです。なので、私は下着+ユニクロのヒートテックの2枚だけで登りだします。連れはアウター含め5枚着てとか、何でこんなに感覚に差があるの〜ってね(^_^;)
登りだしてすぐに、そんな薄着なのに汗ばんできます。新陳代謝が良いのか、ただの汗っかきなのか・・・
先だっての大雪の後遺症は特にないようです。針葉樹に沢山の雪が着いているのは数日前のものなのでしょうか。おかげでいい雰囲気の登山道となってました。
1時間40分ほどで黒百合ヒュッテに到着します。やはりにぎわってますねえ〜・・・ソロの方、少人数グループの方、団体さん。
さすが人気のコースです。天狗岳アタックの基地となってますからね、皆さんここで装備を整えて臨むわけです。
さあ、我々も行きましょうか♪
防風対策をして、アイゼンを着用します。
あ、私はキックステップで登りますよ。
別に強がりじゃないんです。アイゼンは逆に危ないので、アイゼンがなくては登れない時以外は着用しないことにしてるんです。
これは私の経験がそうさせてるわけなので人には別に勧めませんが・・・。
というわけで頂上を目指します。
中山峠を経て断崖沿いに進んでいくところは強風帯です。
ここで風の予測がつきます。ここを問題なく通過できるようなら大丈夫、そんな判断ができそうです。
はい、今回は八ヶ岳連峰流にいえば微風でしょうか。
同行者は悲鳴を上げてましたので、私が「冬山では微風程度かな〜」と伝えておきました(^_^;)
途中で装備を再点検してからは寒さにも風にも慣れたのか、おだやかな晴天にも気をよくして一気に頂上まで登ってしまいました。雪山初心者のお二人もストックとアイゼンで全く問題なく登りきりました。
当初は、なるべく短時間で頂上を往復して戻ってくる予定でしたが、あまりの状況の良さに西天狗岳の頂上も踏んでしまいました。
その後登りとは別コースでヒュッテに戻りお昼にしました。同行者が持参したジェットボイルが大いに役立ちました。すぐにお湯が沸くので特に冬場は便利だと思います。また同行の女性はヒュッテのコケモモのカップケーキを食べるのを楽しみにしていたので昼食後のデザートにしようと注文したところ「売り切れてしまいました」だって。
ああ〜食べるものまで人気だったんだ・・・
天狗岳に登る前に食べておけば良かったですね!
あとは登山口まで下るだけ。1時間程度かなあ〜・・・と思っていた下山も、
途中滑ったり走ったりで45分で着いてしまいました。トレラン風に下れば30分程度で下れそうです。
またソリのような遊び道具を持参すればさらに楽しい山行ができそうですね。
そうそう、カップケーキを食べる課題も残ってるわけですから・・・
雪の樹林帯、気持ち良さそうですね~♪(*^^*)
体感温度というか、温度に対しての対応が、結構個人差があるのですね。
慣れと経験も影響するのでしょうか。
雪山での微風っていうのも、どれくらいのものなのか、、、
ー10度以下じゃ、微風でもキツそうです~(^_^;)
でも晴天で楽しそうですね(*^_^*)
soyanoさんも黒檜山を経験しているので寒さに対する対応は大丈夫だと思います。
私の場合、風がないと-10℃程度では歩っただけで汗ばんできます。しかし、稜線に出て少し風が吹いただけでも寒く感じてきますし、冷えを感じると体の調整機能が対応できなくなってしまうので早めに着込んで体温を下げないようにしてます。若い時なら、登山口からの薄着のままで頂上まで行けたかもしれませんが今はダメですね。寒いと感じた時点で対処しないと手遅れになる歳になってしまいました。
今回は最高にラッキーでしたね。
晴れてても冬型が強ければ気温も低く風も強かったでしょうし、そういう意味で冬型が緩んで凪状態の日に登れたということは運が良かったとしかいいようがありません。たまにはこんな飴貰ってもいいのかな!?
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