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Yamareco

記録ID: 414949
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
富士・御坂

鬼ヶ岳周回 想定外の踏み跡無しでラッセルしんど

2014年03月09日(日) [日帰り]
 - 拍手
YAMA555 その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:17
距離
8.1km
登り
947m
下り
937m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

コースタイム:7時間20分
根場6:30→9:20雪頭ヶ岳→9:50鬼ヶ岳9:55→尾根ずれに気付き→10:55トラバースで復帰→12:30鍵掛峠(昼食休憩)12:50→13:30林道→13:50根場

当初は精進湖まで縦走する予定でしたが、鬼ヶ岳山頂到着時に大幅に計画より遅れていてため、王岳まで歩いて根場に周回しようと変更しましたが、さらに鍵掛峠に行く途中に踏み跡たどっていったら主稜線を外してしまいトラバースに1時間はロスしてしまったため鍵掛峠下山に変更しました。

踏み跡がないためラッセルかなり大変でした。時間的にはマップの1.5倍〜2倍はかかっています。

※ルートはEtrex20でログを取ったGPSデータです。
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2014年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
地元より首都高→中央道で河口湖ICで下車。
ここから下道で根場の魚民荘駐車場です。駐車場は8台くらい停められます。トイレもあり。
コース状況/
危険箇所等
●参考資料
山と高原地図 富士山・御坂

●根場〜雪頭ヶ岳〜鬼ヶ岳
途中まで踏み跡ありましたが、30分位登ったところから不明瞭になり雪山ならではの直登を開始。取り付き付近はピンクテープがついていてルートを外すことはないと思いますが、途中から目印は少なくなります。
しばらくすると踏み跡がまた見つかったのですが、展望が開けた箇所でなくなりました。
そこからはラッセル開始。結構雪があるのか枝の高さを進まなければならず、結構うっとうしいです。
鬼ヶ岳直下に梯子ありますが、今回は見えました。この辺は少し狭い箇所があるので、慎重に進む必要があります。

●鬼ヶ岳〜鍵掛峠
登山道が鍵掛峠方面しかないためトレースに安心して降っていたら北方面の尾根からの登っていた人でした。冬だとルート外の歩きをする人がいるので改めて注意が必要だと感じました。
途中で気付いて戻るかトラバースするか検討しましたが、雪がついていて雪崩れる心配もなさそうだったのと2人だったので戻るより早いと判断しトラバースを選択しました。
基本尾根を忠実に進みますが、やせ尾根で岩場(ロープつき)があったりと雪が付いていると注意が必要なルートでした。また、ここも膝程度のラッセル&踏みぬきと、枝漕ぎで大幅に時間がかかっております。ワカン持っていても尾根が細いのでつけて歩くのは厳しいでしょう。

●鍵掛峠〜根場
鍵掛峠の分岐に看板があるので分岐箇所は明確です。
今回はちょうど下から登ってきた人がいたのでトレースついていてガンガン降れました。こちらもほぼ下まで雪ついています。おかげで直降下でコースタイム縮まりました。
登りで使う場合は雪がついていると林道から少し上がったところ付近のコースが、テープ等の目印がほとんどなかったので、わかりづらいかもしれません。

●温泉
西湖北側にある「いずみの湯」にて汗を流しました。800円也(通常900円ですが、割引券印刷して100円引き)
露天風呂、サウナあり。シャンプー、リンス、ボディーシャンプー、ドライヤーあり。
鍵付きロッカーあります。

●食事
富士吉田ではほうとうか、富士吉田うどんですね。
今回は河口湖IC近くの玉喜亭で富士吉田うどんをいただきました。
富士吉田うどんは5~6店食べていますが、私にはうどんの食感等あっていて美味しかったです。
富士吉田うどんの付け合わせの「辛味」がとってもお気に入りです。
本当はこないだテレビで鳥モツ煮発祥のお店と紹介されていた「奥藤」に行ったのですが、お昼まででした。
早朝駐車場には1台先行車がいました。
きっと鬼ヶ岳だろうと思いきや…
早朝駐車場には1台先行車がいました。
きっと鬼ヶ岳だろうと思いきや…
登山口付近は道路に雪ないですが、周りは雪景色です。目指す鬼ヶ岳は真ん中のピーク。
登山口付近は道路に雪ないですが、周りは雪景色です。目指す鬼ヶ岳は真ん中のピーク。
いやしの里隣の取り付きからは雪道です。
この時点で踏み跡あり安心していました。
いやしの里隣の取り付きからは雪道です。
この時点で踏み跡あり安心していました。
結構雪が積もっているのか登山道は枝がうるさい。
結構雪が積もっているのか登山道は枝がうるさい。
下界が見えるあたりに来ると踏み跡が全くなくなりました。ここらで引き返しているのか。
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下界が見えるあたりに来ると踏み跡が全くなくなりました。ここらで引き返しているのか。
トレースがないのでルートが分かりづらい。GPSで尾根を見ながら登ってきます。膝くらいのラッセル。
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トレースがないのでルートが分かりづらい。GPSで尾根を見ながら登ってきます。膝くらいのラッセル。
雪頭ヶ岳に到着しました。この辺は開けています。
雪頭ヶ岳に到着しました。この辺は開けています。
雪頭ヶ岳に着くころ相変わらず雲で展望がなかったのですが、少し上がってきて西湖が見え始めました。
雪頭ヶ岳に着くころ相変わらず雲で展望がなかったのですが、少し上がってきて西湖が見え始めました。
枝には雪がついていて霧氷状態です。
先月の丹沢で見れなかったからラッキーです。
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枝には雪がついていて霧氷状態です。
先月の丹沢で見れなかったからラッキーです。
鬼ヶ岳直下のはしごは見えました。
鬼ヶ岳直下のはしごは見えました。
いやーきついラッセルでコースタイム大幅オーバー。
いやーきついラッセルでコースタイム大幅オーバー。
鬼ヶ岳に到着。
鬼ヶ岳名物の角みないな岩に登ってみます。
でも展望はなし。
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鬼ヶ岳名物の角みないな岩に登ってみます。
でも展望はなし。
と、北西方面は展望がありました!
王岳までの稜線が見え、その奥の南アの白銀の峰も見えました。
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と、北西方面は展望がありました!
王岳までの稜線が見え、その奥の南アの白銀の峰も見えました。
鍵掛峠方面にトレースがあったのでこれなら王岳までいけると進みます。が、このトレースは地図にない北尾根を通って北面にくだってました。
GPSで気付いた時には隣の稜線が見えます。しょうがないので急斜面ですがトラバースを敢行。
鍵掛峠方面にトレースがあったのでこれなら王岳までいけると進みます。が、このトレースは地図にない北尾根を通って北面にくだってました。
GPSで気付いた時には隣の稜線が見えます。しょうがないので急斜面ですがトラバースを敢行。
鍵掛峠に向けてずっとラッセル。膝程度、ところどころ踏みぬき、枝がうるさいと久々に厳しい〜。
鍵掛峠に向けてずっとラッセル。膝程度、ところどころ踏みぬき、枝がうるさいと久々に厳しい〜。
鍵掛峠が遠いっす。やせ尾根の連続で結構緊張もします。
鍵掛峠が遠いっす。やせ尾根の連続で結構緊張もします。
先行している動物の足跡が稜線に2つあります。たぶんカモシカでしょう。ちょっと勇気づけられますね。
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先行している動物の足跡が稜線に2つあります。たぶんカモシカでしょう。ちょっと勇気づけられますね。
途中の稜線で振り返って鬼ヶ岳。
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途中の稜線で振り返って鬼ヶ岳。
先の王岳は遠い。っていうかなかなか進まない。
先の王岳は遠い。っていうかなかなか進まない。
やせ尾根でロープ渡している箇所も数カ所あります。
雪をしっかり踏み固めて一歩ずつ慎重に歩きます。
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やせ尾根でロープ渡している箇所も数カ所あります。
雪をしっかり踏み固めて一歩ずつ慎重に歩きます。
ようやく鍵掛峠に到着。ここで3人の女性パーティーがお昼をしていたので御一緒させてもらいました。
ここから降ればトレースがあると思ったら、時間も計画を大きく過ぎていたので下山を決めました。
ようやく鍵掛峠に到着。ここで3人の女性パーティーがお昼をしていたので御一緒させてもらいました。
ここから降ればトレースがあると思ったら、時間も計画を大きく過ぎていたので下山を決めました。
眼下にはいやしの里が見えます。
眼下にはいやしの里が見えます。
富士山は見えなかったんですが、稜線がちらりと数回だけ覗けました。今日は天気が良いはずだったのに残念です。
富士山は見えなかったんですが、稜線がちらりと数回だけ覗けました。今日は天気が良いはずだったのに残念です。
雪道はあっという間に降れます。
雪道はあっという間に降れます。
いやしの里に到着。
いやしの里に到着。
鍵掛峠への登山口に到着。
鍵掛峠への登山口に到着。
鬼ヶ岳から鍵掛峠への稜線歩き。精進湖までの稜線歩きはできませんでしたが、ラッセルで充実の山行でした。
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鬼ヶ岳から鍵掛峠への稜線歩き。精進湖までの稜線歩きはできませんでしたが、ラッセルで充実の山行でした。
下山後いずみの湯で汗を流して、河口湖IC近くの玉喜亭で富士吉田うどんをいただきました。
ここのうどんは結構コシがあってつるっとしていて美味しかったです。
下山後いずみの湯で汗を流して、河口湖IC近くの玉喜亭で富士吉田うどんをいただきました。
ここのうどんは結構コシがあってつるっとしていて美味しかったです。

感想

今週は上越の山でテント泊を予定していましたが、メンバーの都合が悪くなってしまったのと上越の天気予報が芳しくなかったので急きょ日帰り登山に切り替えました。天気もよさそうで富士山を見に行こう!御坂山塊をつなぎたい!と鬼ヶ岳から精進湖までを計画して登り始めました。

天気予報は当てがはずれ曇りで富士山は見えず、大雪から数週間たっているのでトレースがついているだろうというあても外れ、雪がありすぎて歩くルートがほぼ枝をかき分けながら、鬼ヶ岳からのトレースは別ルートで選択ミスと散々で、鍵掛峠で下山と計画の半分の行程したが、冬山の醍醐味をがっつり味わえた山行でした。
トレース信じちゃダメですね〜。1つ勉強になりました。

精進湖までの稜線つなぎは、雪のない早春の季節に頑張ろうかと思います。

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