高土幾山・飯盛山 中央アルプス稜線がくっきり
- GPS
- 04:50
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 671m
- 下り
- 671m
コースタイム
08:45林道入口
09:40登山口
10:00高土幾山山頂10:15
11:05林道入口
【飯盛山】
12:15登山口
13:30飯盛山山頂13:50
14:45登山口
天候 | 一日大快晴、午後まで中央アルプスが美しく見えました |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
中央道「中津川IC」降車、国道19号線を長野県方面に向かいます 約6km先の「落合川」信号で右折、 県道7号線(旧中山道)に入り、馬篭峠を目指します 峠の茶屋前の余地に駐車しました 【飯盛山】 馬篭峠を妻籠宿方面に下ります 妻籠宿を通過して、国道19号線に合流し北上します 「柿其」で左折し、恋路峠を目指します 峠には、まだ新しい避難小屋、トイレ、駐車場があります |
コース状況/ 危険箇所等 |
【高土幾山】 峠の茶屋の斜め向かい(岐阜県より)の林道入口がスタート地点 緩やかな道(車の通行跡なし、日陰に10cm残雪あり)を小一時間歩き、 左側の笹藪に「火の用心」の小さな立て札を見つけたら登山口です 案内板、標識等は一切ありません、見逃して行きすぎました 植林帯に入ると、木の枝に時折ピンクのテープが付けられています 忠実に尾根を辿ると、密生した植林地で周囲の眺望の全くない山頂です 山頂付近、凍結箇所がありました(僅かです) 【飯盛山】 登山口に中央アルプスの眺めの良い展望台があります いきなり急坂に次ぐ急坂が待っていて、山らしい感じの山、 尾根まで雪は残っていませんでしたが、 急斜面です、足元にご注意ください 尾根を外れて行く踏み跡があり、辿って行くと 途中で踏み跡がなくなり、引き返しました 尾根を常に意識して、踏み跡を確認しながら登る方が良いと思います 平坦な尾根から山頂までの間に、僅かですが凍結箇所がありました |
写真
感想
「高土幾山」は長野県と岐阜県境稜線上にあり「たかときやま」と読みます。
つい最近まで、そんな難読の山が妻籠宿と馬篭宿の間にあると知りませんでした。
CLが計画をしていて、私の休みに合わせてもらい急遽出かけることに。
妻籠宿には何回か足を運んでいますが、
馬篭宿は岐阜県側にあるということもあり、訪れた事はありません。
今回、中津川インターで降車して、旧中山道を馬篭宿を横目に見ながら
馬篭峠に至る道は初めてですから、藤村の「夜明け前」も思い出し
車で通るだけでも、やはりわくわくしてきます。
おまけに今日は偶然とはいえ、雲ひとつない超ラッキーの大快晴、
峠で背後からゆったりと尾根を構えた恵那山が、
ようこそと微笑みかけているかのよう♪
緩やかで退屈な林道歩きも、時折見える真っ白な中央アルプスに
慰められながら、のんびり行きました。
途中に送電線が二箇所あり、分岐が現れたら、右に進んでしばらくすると
左手の道路脇の背の低い笹藪に「火の用心」の小さな立て札が立っています。
通り過ぎてしまい、道が下り坂になり、不安になって引き返して発見。
見逃さないようご注意ください、登山口を示すものは他にありません。
檜の見事な植林帯は、日も差し込まず、薄暗く冷え冷えとした雰囲気。
時折、木の枝に付けられたピンクのテープが唯一の道案内です。
足元に錆びた残地ロープが這っている場所があります。
見えにくく、足を取られないよう、注意してください。
最後の急坂を僅かひと登りで、三角点の周囲だけ伐採された山頂。
申し訳程度の空き地に、三角点だけは妙に存在感がありました。
こんな山名は他にはないでしょうし、ちょっと期待しましたが、
全く眺望なくがっかりし、軽くお茶をして次の山に向かうべく下山。
ショートカットできそうでしたが、忠実に来た道を辿りました。
馬篭峠を下り、妻籠宿を通り過ぎます。
今はまだ観光のオフシーズン、宿場の周りの大駐車場も車の影はまばら、
本来の昔の静けさを保っている宿場町にはこんな時こそ
いにしえも間近に感じられ、訪れるのにふさわしい時期に思えます。
国道16号線に再び合流して北上し、「柿其」で国道から離れ
山沿いの集落に沿って峠を目指し、曲がりくねった細道を行きます。
周りの山々は険しいですが、春の気配に満ちた家々ののどかな佇まい。
木曽谷の春の早さを目の当たりにし、羨ましくなります。
日帰り温泉でしょうか、「柿其温泉」という看板もあちこちに。
名前がロマンチックですが、恋路峠には駐車場、トイレ、避難小屋完備、
「飯盛山」登山出発前に、避難小屋で昼食を摂って腹ごしらえ。
登山口からいきなりこれでもかの急坂の連続に汗が絞られましたが、
先程の「高土幾山」のあっけなさから考えるとむしろ山登りの実感があると
潔く、心地良ささえ感じている皆さんの健脚ぶりには相変わらず脱帽です。
「飯盛山」山頂も檜の大木に囲まれて木々の隙間に中央アルプスが少し見えるだけ。
手作りの山頂標識があっただけ、ちょっぴり嬉しい山です。
日影の雪が溶け残り、凍結していて、休んでいると途端に身体が冷えてきます。
いたたまれず、早々に下山にかかりました。
下山途中に、一箇所中央アルプスと糸瀬山の展望場所がありますが、
後は、視界のない樹林帯をひたすら下りました。
登山口に建てられたロッジ風の展望台からは中央アルプスの大展望、
今日は午後まで山がくっきりと見渡せ、山座同定が最後に楽しめました♪
年に数回もないと思われる晴れた日に、
木曽谷を正面に見下ろしているような堂々たる三沢岳を
心ゆくまで眺められ、大満足でした。
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