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Yamareco

記録ID: 416345
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
芦別・夕張

【富良野西岳】

2014年03月15日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:57
距離
11.4km
登り
1,135m
下り
1,130m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

登山口(十線川林道最終除雪地点)8:00→11:02富良野西岳11:14→815p付近で昼食→12:57登山口 行動時間4時間57分
天候 曇り時々雪
過去天気図(気象庁) 2014年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
十線川林道の除雪最終地点。
コース状況/
危険箇所等
山頂直下東斜面は急で雪崩に注意。木の生えていない草付斜面には全層雪崩に至りそうなクレパスがあり、なるべく傾斜の緩い木の生えている場所をルートどり。稜線歩きは雪庇の踏み抜きに注意。
十線川林道は最終人家奥まで除雪されています。迫力ある芦別岳が正面に望まれました。
2014年03月15日 07:54撮影 by  Canon PowerShot A580, Canon
3
3/15 7:54
十線川林道は最終人家奥まで除雪されています。迫力ある芦別岳が正面に望まれました。
除雪最終地点。少し戻った橋で右岸に渡り今日の登山がスタート。(8時)
2014年03月15日 08:05撮影 by  Canon PowerShot A580, Canon
3/15 8:05
除雪最終地点。少し戻った橋で右岸に渡り今日の登山がスタート。(8時)
正面に望まれる筈の富良野西岳見えてません。山頂到着までには晴れろと念じる。
2014年03月15日 08:08撮影 by  Canon PowerShot A580, Canon
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3/15 8:08
正面に望まれる筈の富良野西岳見えてません。山頂到着までには晴れろと念じる。
大きな砂防ダム。この後小さいのがいくつか出現します。
2014年03月15日 08:12撮影 by  Canon PowerShot A580, Canon
3/15 8:12
大きな砂防ダム。この後小さいのがいくつか出現します。
林道の橋は落橋してますが、スノーブリッジの状態は問題ありません。
2014年03月15日 08:18撮影 by  Canon PowerShot A580, Canon
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3/15 8:18
林道の橋は落橋してますが、スノーブリッジの状態は問題ありません。
標高400m付近で前方の尾根に取り付いていく。
2014年03月15日 08:33撮影 by  Canon PowerShot A580, Canon
3/15 8:33
標高400m付近で前方の尾根に取り付いていく。
かなり急な斜面ですが造林道があり利用しながら標高を稼ぎます。
2014年03月15日 08:45撮影 by  Canon PowerShot A580, Canon
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3/15 8:45
かなり急な斜面ですが造林道があり利用しながら標高を稼ぎます。
標高差200mをクリアーし標高600m付近からなだらかで広い尾根筋へ。
2014年03月15日 08:59撮影 by  Canon PowerShot A580, Canon
3/15 8:59
標高差200mをクリアーし標高600m付近からなだらかで広い尾根筋へ。
念が通じたのか富良野西岳が雲間から覘いてきました。もっともっと晴れろと念じます。
2014年03月15日 09:02撮影 by  Canon PowerShot A580, Canon
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3/15 9:02
念が通じたのか富良野西岳が雲間から覘いてきました。もっともっと晴れろと念じます。
815pはピークを通らず巻き気味に進み、その先のコル付近にて。
2014年03月15日 09:33撮影 by  Canon PowerShot A580, Canon
3/15 9:33
815pはピークを通らず巻き気味に進み、その先のコル付近にて。
谷筋の向こうに市街地。
2014年03月15日 09:35撮影 by  Canon PowerShot A580, Canon
3/15 9:35
谷筋の向こうに市街地。
標高が上がってくると徐々にラッセルが足首→スネ→ヒザと深くなってくる。最近ラッセルしてないので応えます。
2014年03月15日 09:57撮影 by  Canon PowerShot A580, Canon
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3/15 9:57
標高が上がってくると徐々にラッセルが足首→スネ→ヒザと深くなってくる。最近ラッセルしてないので応えます。
山頂直下の東斜面はかなり急。なるべく斜度が緩く木のあるところを選んでいきますが、全層雪崩の芽(クレパス)らしき箇所を発見。これから気温が上がってきたら崩落しそうです。
2014年03月15日 10:38撮影 by  Canon PowerShot A580, Canon
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3/15 10:38
山頂直下の東斜面はかなり急。なるべく斜度が緩く木のあるところを選んでいきますが、全層雪崩の芽(クレパス)らしき箇所を発見。これから気温が上がってきたら崩落しそうです。
稜線南端まで上がってきました。ここから稜線に上がるまではやや急なクラスト気味の斜面。スノーシューを脱ぎ、アイゼン持参ですが、ツボ足のキックステップで十分でした。
2014年03月15日 10:47撮影 by  Canon PowerShot A580, Canon
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3/15 10:47
稜線南端まで上がってきました。ここから稜線に上がるまではやや急なクラスト気味の斜面。スノーシューを脱ぎ、アイゼン持参ですが、ツボ足のキックステップで十分でした。
稜線に上がったところから布部岳方向を振り返る。
2014年03月15日 11:28撮影 by  Canon PowerShot A580, Canon
3/15 11:28
稜線に上がったところから布部岳方向を振り返る。
雪庇に注意しながら慎重に進む。
2014年03月15日 10:57撮影 by  Canon PowerShot A580, Canon
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3/15 10:57
雪庇に注意しながら慎重に進む。
小さなコルに出ると山頂部は目前。
2014年03月15日 11:02撮影 by  Canon PowerShot A580, Canon
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3/15 11:02
小さなコルに出ると山頂部は目前。
しかしこの先も大きなスノーウエーブが出来て乗り越えるのが大変難儀です。
2014年03月15日 11:22撮影 by  Canon PowerShot A580, Canon
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3/15 11:22
しかしこの先も大きなスノーウエーブが出来て乗り越えるのが大変難儀です。
山頂標識が見えました。
2014年03月15日 11:20撮影 by  Canon PowerShot A580, Canon
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3/15 11:20
山頂標識が見えました。
富良野西岳(1331m)。銘板の文字はあせ始めて識別が難しいです。掘り込みだといいのですが。
2014年03月15日 11:16撮影 by  Canon PowerShot A580, Canon
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3/15 11:16
富良野西岳(1331m)。銘板の文字はあせ始めて識別が難しいです。掘り込みだといいのですが。
残念ながら私の念が通じたのも束の間。再びガスにつつまれかなりの強風で手が悴みます。こちらはスキー場がある北の峰方向。
2014年03月15日 11:18撮影 by  Canon PowerShot A580, Canon
3/15 11:18
残念ながら私の念が通じたのも束の間。再びガスにつつまれかなりの強風で手が悴みます。こちらはスキー場がある北の峰方向。
来し方向の南側稜線。晴れる気配はないので、次回は夏山での再訪を胸に下山の途に。
2014年03月15日 11:19撮影 by  Canon PowerShot A580, Canon
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3/15 11:19
来し方向の南側稜線。晴れる気配はないので、次回は夏山での再訪を胸に下山の途に。
815p付近で昼食して、13時ごろ下山完了です。
2014年03月15日 12:02撮影 by  Canon PowerShot A580, Canon
3/15 12:02
815p付近で昼食して、13時ごろ下山完了です。
富良野デリスに寄り1日遅れのホワイトデーの品を購入。プリンは有名ですが、シュークリームもデリシャスな逸品です(120円)。
2014年03月15日 17:23撮影 by  Canon PowerShot A580, Canon
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3/15 17:23
富良野デリスに寄り1日遅れのホワイトデーの品を購入。プリンは有名ですが、シュークリームもデリシャスな逸品です(120円)。
撮影機器:

感想

富良野西岳は、富良野スキー場のゴンドラを利用すれば、標高の割に冬でも比較的簡単に頂上に立てる、北海道100名山(ヤマケイ新版)にも選定されている山。北海道100名山制覇を志す小生としては、比較的簡単な山は少し難易度を上げてピークを狙いたいと考えおり、ヤマレコで青フクロウさんの十線川林道からのアプローチを拝見し、かねてより実行の機会を伺っていました。また、かねてより家族から富良野デリスのシュークリームのリクエストがあり、ホワイトデー1日遅れとなりますが、3月15日に富良野まで足を運びました。

ルートは、青フクロウさんのものを参考にしながら、沢筋ではなく815pを経由する尾根筋とし、山頂直下東斜面を詰め、直下で南側を回り込み稜線に乗るルートとしました。標高の低い林道歩きはほぼラッセルもなく楽勝と思われましたが、標高600mあたりから足首程度、その後標高が上がるに従い、スネ、ヒザと徐々に深くなり、最近ラッセルなしの山行に慣れた身には応え、久しぶりに厳冬期の厳しさを味わいました。

ルート上の核心部は、山頂直下東斜面の急坂と細い稜線歩き。前者は雪崩の心配があり、なるべく斜度の緩い木の生えた箇所を選んで進みましたが、この前の暖気で生じたと思われるクレパスのような箇所が草付き斜面に残っており、今後の暖気で崩れないか心配です。また、稜線南端部の取りつきも短いですが急でクラストがきつければEP必須となりますし、雪庇部もこれからの暖気で踏み抜き、崩壊が心配されます。ルート的にはちょっと遠回りになりますが、直下東側斜面を避けもう少し南側から稜線に上がるルートを研究した方が安全なのかもしれません。

肝心の天候はイマイチで815P手前で一瞬山頂部を拝めましたが、それも束の間その後は小雪模様となり、山頂稜線は強風で手が悴むほどでした。天気が好転する様子もなく、布部岳への縦走も視野に入れていましたが、おとなしく退散となりました。次回機会があれば夏の沢ルート又は、残雪期に芦別岳方面への縦走もおもしろそうです。

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コメント

ゲスト
初めましてoutdoorsmantさん
 日高門別のmurakami2231です。outdoorsmantさんの記録を参考にさせて頂き3月23日富良野西岳へ登りました。有り難うございました。

 こういうコース取りが有る事を知り、地図を見ながらの初めての富良野西岳を満喫しました。しかし、outdoorsmantさん、速いですね!標高差1100mの雪の上を3時間で登頂とは!私は5時間かかり、年齢を感じさせられました。蝸牛歩です。
ご一緒してもとてもついて行けません。

 ここから芦別を考えるだけで、目が眩みますがoutdoorsmantさんの速さでは可能なのかも知れません。

 またの山行記を楽しみにしています。
2014/3/24 3:29
Re: 初めましてoutdoorsmantさん
murakami2231さん。コメントありがとうございます。
実はこのコース取り私もヤマレコ(本年1月の青フクロウさん)で知りました。
冬場はスキー場トップから標高差が少なくスノーハイク的にアプローチできますが、
このコースだと長く標高差もあり登頂の喜びは倍増ですね。

実は私の親戚が日高地方に住んでおり幼い頃よりなじみがあり、
murakami2231さんの日高の山記事を興味深く拝見させていただいておりました。
リビラ山は夏に一度行ってみたいと考えていましたが、冬のリビラ山はすごいですね。
今度私も挑戦してみようかしら。

今後ともよろしくお願いします。
2014/3/26 20:55
プロフィール画像
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