記録ID: 4164831
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山滑走
槍・穂高・乗鞍
乗鞍岳
2022年04月10日(日) [日帰り]
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体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 05:26
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 1,429m
- 下り
- 1,417m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 4:51
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 5:26
距離 13.3km
登り 1,429m
下り 1,437m
11:31
ゴール地点
天候 | 快晴 気温は山頂で10℃ 微風 滑走もアンダーのみでOKだった |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
駐車場から山頂までの間、エコーライン除雪により、3箇所、雪切れしている。エコーラインの除雪による雪の壁は2m程度の高さ。 〇雪の状況 全体的にかなり雪が締まっている。9頃まではカチカチ。それ以降、徐々に雪が緩んで、10:30頃からは蚕玉岳と剣ヶ峰の間のルンゼからドロップできる程度まで緩んだ。 ただし、山頂からのダイレクトルンゼは太陽光があたり始める時間が遅いので、所々で硬くクラストしていた。また、このルンゼコースは岩が所々露出しているので、滑落すると岩にあたりながら落ちていき、大けがをする可能性がある。地面も凹凸など変化があるので、その分、雪の緩み具合もばらつきがあり、気を付けないと板がとられて転倒する可能性が高そうだった。 蚕玉岳と剣ヶ峰の間のコルからのドロップラインはまんべんなく雪が緩んでいて気持ちよく滑走できた。岩の露出もなく、滑落しても軽傷で済む可能性が高そうだ。地面の凸凹も少なく、雪の緩み具合もほぼ均一だった。 登るときに雪を観察していると、上記の両方の滑走ラインとも、ルンゼの左右の斜面は雪が緩むのが遅く、中央の滑走ラインは緩むのが早そうだ。太陽光線の加減だろう。滑走時はできるだけルンゼの中央を滑走した方が安全だろう。 10:30以降の方が雪が緩んで、滑走しやすくなると感じた。 |
写真
朝が来た。今シーズン4日目の乗鞍岳だ!!昨日の疲れも多少あるが、今日も楽しもう。
とりあえず、今日の目的は3/21のリベンジ。雪が緩めば蚕玉岳と剣ヶ峰のルンゼからも滑走できるはず。雪が緩む時間は10:30~11:00と想定して6時すぎに出発しました。
とりあえず、今日の目的は3/21のリベンジ。雪が緩めば蚕玉岳と剣ヶ峰のルンゼからも滑走できるはず。雪が緩む時間は10:30~11:00と想定して6時すぎに出発しました。
そろそろ森林限界。
この方、お早いです。抜きつ抜かれつの感じでした。そして、ブーツは自分と同じ型式のマエストラーレ!!違うのは、この方のブーツのヒンジは全て壊れて外れてました(◎_◎;)。
それでも滑走できるそうです。これまた(◎_◎;)!
この方、お早いです。抜きつ抜かれつの感じでした。そして、ブーツは自分と同じ型式のマエストラーレ!!違うのは、この方のブーツのヒンジは全て壊れて外れてました(◎_◎;)。
それでも滑走できるそうです。これまた(◎_◎;)!
この辺で気が付いたら山スキー2番手になっていました。登るのは早めですが、滑走が誰よりも遅いって、なんだかなあ・・・。バランス悪すぎる(笑)。ただの体力だけでスキーやってる感じで、恥ずかしいったらありゃしない。
ここまでは、大体、表面クラストしてて板では踏み抜けない程度。というか、しっかり締まっているので、踏み抜きとかあまりありません。そしてこのあたりから、少しづつ雪が緩んできました。
ちょっと気になるのは、所々、ピンスポットでカリカリ斜面がある。見た目では吹き溜まりに見えるが、実はカチカチだったり、見た目ではアイスが、実は表面が溶けて薄いフィルム状になった水が光っていたりする。そのフィルムの下は緩い雪だ。これでは見た目では判断がつかない。難しい状況だ。もう少し観察しながら、今日の滑走斜面の状況を想定しよう。
南斜面は、太陽光線の角度から、比較的長い時間、太陽光が当たっているので、早めに雪が緩むだろう。しかし、ちょっとした岩の起伏や尾根状の盛り上がりの影となって雪のゆるみが遅い場所もありそうだ。山頂からの滑走ラインでも、雪が緩み始める時間差が、スポット的に30分〜1時間程度ありそうだ。
肩の小屋過ぎて、ちょっと登ってから爪にしました。シールとクトー、ちょっと面倒だし、無理してシールハイクはリスクだけしかない。初心者の自分が無理するところではないし、そんな自分が格好つけるのは、むしろ格好悪いので。
この辺まで雪質観察して登ってきましたが、斜面の中央の平らな部分は比較的雪が均一に緩んでいますが、尾根状の斜面、つまり滑走ラインの左右は太陽光が当たり難いのでカリカリ斜面が多いです。写真左側が少し光っているのが分かります。ああいった範囲は避けた方が良さそうです。
ここでお声をかけられる。YAMAPのmasさんでしたm(__)m。
「伊吹山、よく行ってる方ですよね。見ましたよ!!」
ありがとうございますm(__)m。ちょっとうれしい。いや、うれしい(笑)。
でも、滑走へたくそなので、ちょっと身を屈めて会釈する。
世の中って、本当に狭いんですね。最近実感します。
「伊吹山、よく行ってる方ですよね。見ましたよ!!」
ありがとうございますm(__)m。ちょっとうれしい。いや、うれしい(笑)。
でも、滑走へたくそなので、ちょっと身を屈めて会釈する。
世の中って、本当に狭いんですね。最近実感します。
剣ヶ峰到着。めちゃくちゃ温かい。気温はなんと10℃!!ほぼ無風。半袖で昼寝できるくらい。こんなことあるんだ!!
すると、なんと山頂で先頭の山スキーヤーが!!3/21に爆風のこの場所を一緒に楽しんだkohtaniさんでした(◎_◎;)。
奇跡の再開を祝いつつ、再び世の中の狭さを感じました。
でも、うれしい狭さです。世界はつながっている。
すると、なんと山頂で先頭の山スキーヤーが!!3/21に爆風のこの場所を一緒に楽しんだkohtaniさんでした(◎_◎;)。
奇跡の再開を祝いつつ、再び世の中の狭さを感じました。
でも、うれしい狭さです。世界はつながっている。
ここで、kohtaniさんとmasさんは、山頂からダイレクトルンゼを滑走するということですが、自分は腕に、いや、足に自信がないので、様子を見ることに。おそらく、ルンゼの左右はまだカチカチだろう。ちょっと落とした先の緩い斜面も太陽光の角度からカチカチの可能性がある。そもそもダイレクトルンゼ自体が太陽光線が当たるのが遅いので、カチカチが多いような気がします。
そしてこのあたりで、板の音が「シャー」から、「カリカリ、ガガガッ」と変化する(-_-;)。
やばい!!やっぱりカリカリだ!!
kohtaniさんもこの少し先で一度立ち止まる。ここで左にコースを変えるのだが、ここで転倒したら左の岩が出ている斜面を滑落して百連打なんだろうな・・・(-_-;)。
無理!!自分には無理!!できれば行きたいと思っていたが、やはりやめよう。自分のようなスキー2シーズン目のビギナーがやる滑走ではない。そういうことで・・・。
蚕玉岳方面へ降りて行って剣ヶ峰の間のコルから滑走決定です。
やばい!!やっぱりカリカリだ!!
kohtaniさんもこの少し先で一度立ち止まる。ここで左にコースを変えるのだが、ここで転倒したら左の岩が出ている斜面を滑落して百連打なんだろうな・・・(-_-;)。
無理!!自分には無理!!できれば行きたいと思っていたが、やはりやめよう。自分のようなスキー2シーズン目のビギナーがやる滑走ではない。そういうことで・・・。
蚕玉岳方面へ降りて行って剣ヶ峰の間のコルから滑走決定です。
ちょっと降りたところで写真を撮っていないことに気づいて自撮りしていたら、お優しい方がお声をかけていただき撮ってただけました。ありがとうございます。世界が少し明るくなりましたm(__)m。さあ、滑走です。カリカリではありませんように。
ドローップ!!そして・・・、予想通り斜面は緩い!!やったー!!きっもちよい!!
そして、これまた予想通り、滑走ルートの左右はちょい固め。
想定ドンピシャだ!!
途中まで滑走したところでストップして、自分のシュプールを振り返ります。これなら大丈夫だ!!もう少し滑走ラインを直線的にしてエッジで加速して落ちていこう!!
そして一気に落ちていく!
これだ!!これがしたかった!!
すると、なんとkohtaniさんが待っていくれた!!
なんとも嬉しい!!
そして、これまた予想通り、滑走ルートの左右はちょい固め。
想定ドンピシャだ!!
途中まで滑走したところでストップして、自分のシュプールを振り返ります。これなら大丈夫だ!!もう少し滑走ラインを直線的にしてエッジで加速して落ちていこう!!
そして一気に落ちていく!
これだ!!これがしたかった!!
すると、なんとkohtaniさんが待っていくれた!!
なんとも嬉しい!!
kohtaniさんと合流してkohtaniさんのダイレクトルンゼのシュプールを確認する。やはりちょっと怖そうな感じだ。そして、やっぱりカリカリでヤバかったそうだ!!もし自分も突っ込んでたら来シーズンはなかっただろう。こわっ!!
このあとはkohtaniさんと下山したが、技術に差がありすぎ。速すぎて押し付けず(-_-;)。しかし、ちょくちょくと待っていて下さったのでなんとか一緒に下山できました。1人だったらあと10分はかかっていたと思う。
ちなみに写真はエコーライン。復路のコース取りだと、エコーラインを2回横断するだけで良いです。微妙に、上手にかわしてます。この辺、自分とkohtaniさんの知恵の違いを思い知ります。賢いです(笑)。
ちなみに写真はエコーライン。復路のコース取りだと、エコーラインを2回横断するだけで良いです。微妙に、上手にかわしてます。この辺、自分とkohtaniさんの知恵の違いを思い知ります。賢いです(笑)。
山頂から約50分。足がきつかった(笑)。
ちなみに、なんでもない緩斜面で、ストップスノーというかブレーキスノーにつかまって、1回派手にこけました。こんなところで派手に雪につかまったのは初めてだったので、これが初ストップスノー?なんだろうなあ・・・と実感しました。
ちなみに、なんでもない緩斜面で、ストップスノーというかブレーキスノーにつかまって、1回派手にこけました。こんなところで派手に雪につかまったのは初めてだったので、これが初ストップスノー?なんだろうなあ・・・と実感しました。
kohtaniさん、ありがとうございました。
下山後の談笑も、めちゃ楽しかったです。また機会がありましたら、是非ともよろしくお願い致しますm(__)m。それまでに、もっと腕を、いや足を磨いておきます。
下山後の談笑も、めちゃ楽しかったです。また機会がありましたら、是非ともよろしくお願い致しますm(__)m。それまでに、もっと腕を、いや足を磨いておきます。
撮影機器:
装備
個人装備 |
ジオラインLWシャツ1枚
ミレードライナメッシュシャツ
スーパーメリノウールMWタイツ下1枚
モンベルウィックロンジオサーマルロング(使用せず)
モンベルのジオラインバラクラバ2枚(使用せず)
ミズノの化繊帽子(使用せず)
大門沢手ぬぐい(使用)
防寒テムレス2セット
インナー手袋(使用せず)
ハードシェル上下
スキー板(K2クンバック)
スキーブーツ(マエストラーレ)
ザック(モンベルチャチャパック45)
おにぎり2個(消費)+サンドウィッチ1個(消費せず)
非常食(柿の種)
ヘッドランプ(レッドレンザーMH5を2個)
GPS(ガーミンmap66sを2個)
スマホ
BDウィペット(直径12cmのスノーバスケット)
ココヘリ
防寒着(ダウン)
ツェルト(juza)
ゾンデ(モンベル240cm)
スコップ
ゴーグル
ヘルメット
シール(ポモカ)
マムートビーコンBarryvox
G3クトー
水1L(0.7L消費)
アイゼン
合計14.0kg(板
ブーツ
シール
ウィペット除く)
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---|
感想
kohtaniさんが、自分のドロップ、滑走動画を撮影してくれましたのでupします。
本当にうれしく、感謝です。
https://www.youtube.com/shorts/IVzubUWs2N0
https://www.youtube.com/shorts/nZ19L2n46JQ
とりあえず、スキー始めてから2シーズン目の自分の偽らざるへたっぴさを残しておこうと思います。そして、もうちょっと上手く滑走できるようになった時に、この動画を見ながら駄目だしできるようになりたいと思います。酒でも飲みながらああでもない、こうでもないと感じながら・・・。
ちなみに2つめの動画、あれみたい!あれあれ!紙相撲のお相撲さん。パタパタと左右に体が動いてますね。体幹だけで滑ってて、足がほとんど動いていません。パワーは出るかもしれませんが、細かい操作ができませんね。顔もフォールライン向いてませんし。・・・あれっ?すでに駄目だししてるなあ・・(笑)。
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相変わらず、すごい行動力ですね。
やれる時にやっておかないと、後悔しますよね。入院してみて、切に思います。
私の場合耳なので、たとえ治らなくても山は歩けますので、本当に歩けなくなるその日まで、まだまだ思いっきり楽しみたいと思います!^_^
今回も私が入院しなければ、1日違いのニアミスになるところでしたね!
入院されたのと、乗鞍予定だったのを日記で拝見してました。お体自体はお元気ということもあり、もやもやされますよね。お気持ち察します。自分もメニエル持ちで、左耳からはいつも金属音のような耳鳴りがしているのですが、楽しいことをしている時は忘れてます(笑)。そのかわりひどい時は世界がスープのように溶けまざり、それこそ混沌となりますが(´∀`)。
いつ、そんな状況になるか全く予測できないんですが、予測できないことをこわがるのはやめました。意味ないですからね。
kaeruさんの耳も同じかどうかは分かりませんが、きっと多少のリスクを許容すれば、うまく付き合っていけると思います。
まだまだ、楽しみましょう!
と言いつつ、社交辞令と本心半々で、「お体、ご自愛ください」と言わせていただきます。ご無理はされませんようにm(_ _)m。
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