百間山渓谷、百間山（田辺市熊野ー百間山、往復）【大塔山系、和歌山県】

2022年04月16日(土) [日帰り]

• GPS: 06:17
• 距離: 9.1km
• 登り: 868m
• 下り: 857m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:27
• 休憩: 0:50
• 合計: 6:17

距離 9.1km 登り 868m 下り 871m

10:03 スタート地点
13:12 14:02 百間山
16:20 ゴール地点

● コースタイム
百間山渓谷駐車場 1013 ― 渓谷入口 1017 ― かもしか牧場（帰り道分岐）(A) 1021 ― 梅太郎渕 1024 ― かやの滝 1029 ― 亀の峡 1032 ― こさめ渕 1034 ― 蓋おい釜 1042 ― 甚兵衛渕 1046 ― 難渋の壷 1050 ― 猿渡り 1056 ― あずまや 1102/1109 ― 雨乞の滝 1110 ― 三十三壷の滝 1114 ― 帰り道との分岐(B) 1117 ― 五月雨の滝分岐 1121/滝往復/1125 ― 犬落の滝(C) 1129/1135 ― 伏流 1203 ― きれいなナメ 1208 ― 夜明けの釜 1221 ― 釜王の釜(D) 1223 ― 百間山登山口(E) 1226 ― 大岩(F) 1245 ― 百間山 1312/1402 ― (F) 1422 ― (E) 1433 ― (D) 1435 ― 休憩 1458/1520 ― (C) 1538 ― (B) 1547 ― 炭焼き窯跡 1550 ― 帰り道からの下降点 1603 ― (A) 1607 ― 渓谷入口 1611 ― 百間山渓谷駐車場 1614

● 行動時間　6:01

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

●今回の移動
（和歌山市内＝田辺市熊野の百間山渓谷駐車場）
　百間山渓谷駐車場―百間山
（田辺市熊野の百間渓谷駐車場＝和歌山）

●登山口へのアクセス
○百間山渓谷駐車場
・田辺市鮎川で国道311号鮎川新橋交差点から東へと延びる県道219号へ進む。道なりに進むうちに、県道221号、県道37号と番号が変わる。日置川に架かる橋を右に見る田辺市滝地区でその橋へと右折する。狭いその橋は国道371号で、そのまま道なりに進む。やがてトンネルを抜けたところを左折すると、進むうちに駐車場に到着する。そこが百間山渓谷駐車場
・駐車場には4〜50台は駐車できそう。無料
・トイレが併設されている
（いずれの記述も2022.4現在）

コース状況／危険箇所等

○百間山渓谷駐車場〜犬落の滝
・渓谷入口から犬落の滝までは渓谷巡りの遊歩道でもある。歩面が整備されているわけでもないが、まだ普通の山道並みには歩きやすい。渓谷を渡るところには鋼製の橋が架けられている

○犬落の滝〜百間山登山口
・犬落の滝からは遊歩道ではない扱い。大きく違うことはないが、遊歩道区間よりも岩岩の渓谷歩きが多くなる。なお、遊歩道区間から通じて斜度は一定のままで続いている

○百間山登山口〜百間山
・登山口からは、先ほどまでとは打って変わって急斜面を登る。約3分の1進んだところで斜度がやや緩む。その先は背の高いササに囲まれた道を登り頂上へと続く

○吊り橋〜かもしか牧場（帰り道）
・殆ど水平の細道。かもしか牧場の上部で水平道から急斜面を下降する
（いずれの記述も2022.4現在）

その他周辺情報

●買う、食べる
・国道311号から奥地に入ると全くない。それより手前で手配するべき
・田辺市岩田にある「ホームストック」や市ノ瀬にある「ローソン」などが最後の店となる

●日帰り温泉
・付近の日置川沿いに「富里温泉乙女の湯」がある。しかし、本日時点では“当面休業”。残念
・白浜方面に向かうと「えびね温泉」があるが、行っていないので不詳
（2022.4現在）

写真

4/16 10:05

駐車場は結構広いですが、クルマは多くはありません。右端はトイレです
【百間山渓谷登山口にて】

4/16 10:04

渓谷や山の案内標示
【百間山渓谷登山口にて】

4/16 10:07

駐車場の対岸には大岩が見えます。平成23年紀伊半島豪雨の際に運ばれてきたものとのこと
【百間山渓谷登山口にて】

4/16 10:17

出発します。すぐさま渓谷入口に。ここで左折
【百間山渓谷登山口〜雨乞の滝】

4/16 10:17

このような支流筋を遡ります
【百間山渓谷登山口〜雨乞の滝】

4/16 10:19

すぐに家並が切れ、渓谷になります
【百間山渓谷登山口〜雨乞の滝】

4/16 10:20

いきなり「かもしか牧場」とのこと。今は飼われていないようです
【百間山渓谷登山口〜雨乞の滝】

4/16 10:20

右手が牧場です
【百間山渓谷登山口〜雨乞の滝】

4/16 10:21

こういう距離標が建っています。メートルはそこまでの距離のようです
【百間山渓谷登山口〜雨乞の滝】

4/16 10:24

梅太郎渕に到着しました。一つ一つにこのような標示があります
【百間山渓谷登山口〜雨乞の滝】

4/16 10:25

梅太郎渕。岩の縞模様もシンクロしています
【百間山渓谷登山口〜雨乞の滝】

4/16 10:26

小さいけど威勢のいい滝です
【百間山渓谷登山口〜雨乞の滝】

4/16 10:28

滝をなす大岩の隙間にルートがあります。鉄製階段でくぐり抜けます
【百間山渓谷登山口〜雨乞の滝】

4/16 10:28

抜けて上から下を見下ろします
【百間山渓谷登山口〜雨乞の滝】

4/16 10:29

次はかやの滝です
【百間山渓谷登山口〜雨乞の滝】

4/16 10:30

さらにはしごを登ります
【百間山渓谷登山口〜雨乞の滝】

4/16 10:32

亀の峡です。大岩の隙間を流れが下っていきます
【百間山渓谷登山口〜雨乞の滝】

4/16 10:33

吊り橋が見えてきました
【百間山渓谷登山口〜雨乞の滝】

4/16 10:34

一人づつ渡ります
【百間山渓谷登山口〜雨乞の滝】

4/16 10:36

花は…。タチツボスミレでいいのでしょうか
【百間山渓谷登山口〜雨乞の滝】

4/16 10:38

ユズリハの木です
【百間山渓谷登山口〜雨乞の滝】

4/16 10:38

緩やかな流れの先に大岩の積み重なりが立ちはだかっています
【百間山渓谷登山口〜雨乞の滝】

4/16 10:40

登ると蓋おい釜です
【百間山渓谷登山口〜雨乞の滝】

4/16 10:41

蓋から滴ります
【百間山渓谷登山口〜雨乞の滝】

4/16 10:42

覗き込むと深い渕です
【百間山渓谷登山口〜雨乞の滝】

4/16 10:45

ここでは流れの間を行きます
【百間山渓谷登山口〜雨乞の滝】

4/16 10:46

縁の口から流れ出しています。きれいに広がっていきます
【百間山渓谷登山口〜雨乞の滝】

4/16 10:46

ケヤキです
【百間山渓谷登山口〜雨乞の滝】

4/16 10:47

きれいな渓谷は続きます
【百間山渓谷登山口〜雨乞の滝】

4/16 10:49

狭い渓谷を登っていきます
【百間山渓谷登山口〜雨乞の滝】

4/16 10:50

難渋の壷とのことですが、穏やかな渕にはそんな難渋感はありません
【百間山渓谷登山口〜雨乞の滝】

4/16 10:53

並んだ滝、どちらも美しい
【百間山渓谷登山口〜雨乞の滝】

4/16 10:56

猿渡りとのこと
【百間山渓谷登山口〜雨乞の滝】

4/16 10:57

ここも人数制限のある滝です。念のため一人ずつ渡ります
【百間山渓谷登山口〜雨乞の滝】

4/16 10:58

ここから帰り道に行くこともできるようです。これより奥にも帰り道入口があります
【百間山渓谷登山口〜雨乞の滝】

4/16 11:02

雨乞の滝に至る前にあずまやがあります。ここで休憩
【百間山渓谷登山口〜雨乞の滝】

4/16 11:10

落ち着いた、絵になる滝です
【雨乞の滝にて】

4/16 11:12

時折、本気の登りが混ざります
【雨乞の滝〜犬落の滝】

4/16 11:14

二度目の帰り道分岐。枝道は複数あるようです
【雨乞の滝〜犬落の滝】

4/16 11:14

三十三尋の壺とのこと
【雨乞の滝〜犬落の滝】

4/16 11:14

大岩に穿たれた一条の水流。苔と相俟ってワビサビの世界のようです
【雨乞の滝〜犬落の滝】

4/16 11:16

ヒメシャラの木
【雨乞の滝〜犬落の滝】

4/16 11:17

いよいよ最後の帰り道分岐。帰りはここから逸れていく予定です
【雨乞の滝〜犬落の滝】

4/16 11:17

この三つ目の吊り橋が分岐の目印です
【雨乞の滝〜犬落の滝】

4/16 11:21

更に進み、五月雨の滝分岐です。行ってみます
【雨乞の滝〜犬落の滝】

4/16 11:23

五月雨の滝。水量が少ないのは季節のせいかもしれません
【雨乞の滝〜犬落の滝】

4/16 11:28

重なる岩の間を流れは下っていきます
【雨乞の滝〜犬落の滝】

4/16 11:29

岩組みの階段を上ります
【雨乞の滝〜犬落の滝】

4/16 11:30

ついに犬落の滝に到着です
【犬落の滝にて】

4/16 11:32

渕の深緑がとてもきれい
【犬落の滝にて】

4/16 11:30

吸い込まれるようです
【犬落の滝にて】

4/16 11:34

犬落の滝の上部には広い一枚ナメ滝があります。苔や落ち葉がきれいに敷き並べられています
【犬落の滝〜釜王の釜】

4/16 11:36

大岩が行く手を阻みます。これを右から巻いて進みます
【犬落の滝〜釜王の釜】

4/16 11:49

仮設階段もあります
【犬落の滝〜釜王の釜】

4/16 11:58

ちょっと休憩。見上げると新緑がきれい。この若々しい緑は今だけですね
【犬落の滝〜釜王の釜】

4/16 12:00

だいぶ、流れが細くなってきました
【犬落の滝〜釜王の釜】

4/16 12:03

この辺りは枯れ沢です。伏流しているようです
【犬落の滝〜釜王の釜】

4/16 12:08

再び水流が現れます
【犬落の滝〜釜王の釜】

4/16 12:08

一枚岩を静かに流れ下る水流。これも滝のうちかな
【犬落の滝〜釜王の釜】

4/16 12:09

【犬落の滝〜釜王の釜】

4/16 12:16

スミレの仲間
【犬落の滝〜釜王の釜】

4/16 12:16

大岩を巻いて進みます
【犬落の滝〜釜王の釜】

4/16 12:20

最終盤の釜前にある橋の上から振り返ります。源流っぽくなってきました
【犬落の滝〜釜王の釜】

4/16 12:21

夜明けの釜でしょうか
【犬落の滝〜釜王の釜】

4/16 12:23

なかなか迫力のある構えです
【釜王の釜にて】

4/16 12:23

その脇を登っていきます
【釜王の釜にて】

4/16 12:25

ここにも滴りが。水が生まれるところ、の感があります
【釜王の釜〜百間山登山口】

4/16 12:25

拡大です
【釜王の釜〜百間山登山口】

4/16 12:26

ようやく登山口。ついに渓谷を離れます
【百間山登山口にて】

4/16 12:34

いきなり容赦ない急登が始まります
【百間山登山口〜百間山山頂】

4/16 12:34

スミレさん、花盛りです
【百間山登山口〜百間山山頂】

4/16 12:43

キバナシャクナゲが咲いています
【百間山登山口〜百間山山頂】

4/16 13:08

かなり濃い笹原をかき分けて進みます
【百間山登山口〜百間山山頂】

4/16 13:13

法師山が間近に聳えていますが、木々が視界を遮ります
【百間山山頂にて】

4/16 13:17

標石と山名板
【百間山山頂にて】

4/16 13:20

北の山々
【百間山山頂にて】

4/16 13:21

東の山々
【百間山山頂にて】

4/16 13:23

良く見ると木々の上にも山名ごぶら下がっています
【百間山山頂にて】

4/16 13:23

法師山と右手の入道山の連なり。入道山は木々の陰
【百間山山頂にて】

4/16 14:22

途中の大岩の上から東面を見ます。法師山から入道山にかけての稜線です。縦走できるのでしょうか？
【百間山山頂〜百間山登山口】

4/16 14:22

百間山のつもり。たぶんこれです
【百間山山頂〜百間山登山口】

4/16 14:29

樹林の急勾配を下降します
【百間山山頂〜百間山登山口】

4/16 14:33

登山口まで来ました。千体仏はまたの機会に
【百間山登山口にて】

4/16 14:35

釜王の釜、斜め上から
【百間山登山口〜帰り道分岐】

4/16 14:35

釜王の前の鉄製歩行路を下っていきます
【百間山登山口〜帰り道分岐】

4/16 14:44

振り返って撮影しています）入口にあった倒木通行止めはここのことかな。てももう通行できます
【百間山登山口〜帰り道分岐】

4/16 15:38

最後に改めて犬落の滝
【百間山登山口〜帰り道分岐】

4/16 15:44

この吊り橋を超えて、帰り道に進みます
【百間山登山口〜帰り道分岐】

4/16 15:50

入ってほどなく、炭焼き窯の跡でしょうか
【帰り道分岐〜百間山渓谷駐車場】

4/16 15:54

途中にも入口までの距離標示。メートル単位まで書いてあるのはなかなか見ません
【帰り道分岐〜百間山渓谷駐車場】

4/16 15:59

ここにも。測ってみたくもなります
【帰り道分岐〜百間山渓谷駐車場】

4/16 16:03

水平道からここで下降に転じます
【帰り道分岐〜百間山渓谷駐車場】

4/16 16:05

一気に下ります
【帰り道分岐〜百間山渓谷駐車場】

4/16 16:07

行きの道に合流。かもしか牧場の脇でした
【帰り道分岐〜百間山渓谷駐車場】

4/16 16:08

渓谷入口まであとわずか
【帰り道分岐〜百間山渓谷駐車場】

4/16 16:14

駐車場に帰り着きました。お疲れさまでした
【百間山渓谷駐車場にて】

撮影機器：

感想

otoh

　会社の仲間での山行き第4段。現地合流で計5名。酷道の悪名を付された酷道371号からさらに枝道へと進み登山口へ。まさに秘境だが、登山口駐車場付近にはまだ生活臭のある家が見られる。どんな生活なんだろう。
　駐車場から遠くないところに巨石が見える。平成23年紀伊半島豪雨の際に運ばれてきたものとのこと。巨石は駐車場よりも高いところにある。ものすごい土石流であったことが窺える。
　百間山渓谷の入口から渓谷へと進む。この支流も河道整備がなされている。こちら側にも土石が逆流したということか。やや進んで、かもしか牧場という看板のある先からは岩ゴロの渓谷内の壁をへつる。やや下降すると、まずは梅太郎渕。水流が大岩の陰から勢いよくはじけ飛ぶ。その大岩と別の大岩の組み付けに開いた“穴”をくぐって上部へ。鉄製はしごが設けられているので、狭い穴だがあまり苦労もなく通り抜ける。
　この辺りは遊歩道でもあるだけに鉄製はしごや歩道などが整備されている。また、滝ごとに名称表示もされている。それだけではなく、次の滝までの距離が「○m」と示されており、歩く目安にもなる。目安になるのはいいが、名のある滝がたかだか100mも行かないうちに次々と現れるのには驚く。
　滝だけではなく、亀の峡のように大岩の隙間を水流が流れ落ちる様が見られるものなどもある。過去の崩壊によるものであろうか、ほどよい傾斜の渓流に流れ込んだ大岩がオブジェを多数造り出したようだ。
　吊り橋を渡りさらに景観美は続く。「蓋おい釜」では滴る水や苔も加わり、迫力だけではなくきちんと造られた日本庭園を見るようだ。いや、日本庭園はこういった繊細な自然美を見た中から生み出されたのであろう。
　二つ目の吊り橋の先にあずまやがあり、休憩をとる。「雨乞の滝」の手前だ。ここには分岐があり、「帰り道」という示しもある。しかし、この先にも帰り道分岐はあるので、こちらはその枝道のようだ。
　三つ目の吊り橋の手前に最後の帰り道。気になるのは距離であろうか、1140Mという標記。やけに細かい。まぁ、それも帰りには判るであろう。
　最大3人と書かれた危なげな吊り橋を渡り、渓谷を奥へと進む。コースを逸れて枯れ気味の五月雨の滝を見てさらに進む。いよいよ百間山渓谷のハイライト「犬落の滝」。もちろん滝の水音がしているのだが、その佇まいは静寂そのもの。殆ど動きのない水みちが深い渕へと吸い込まれている。渕は、水底が見えるほどに澄んでいる。こちらも吸い込まれそうだ。
　さらに奥へと進むと、いよいよ谷は狭くなり、途中には枯れ沢も現れる。伏流しているのであろう、そのすぐ先では渓谷には再び水流が現れる。夜明けの釜、釜王の釜と、深く澄んだ渕に惹かれる小滝が続き、ついには登山口に到着。先に進めば「千体仏」があるとのことだが、まずは頂上を目指す。
　登山口からは、突然に急登が始まる。残り標高差300mのうち半分を稼ぐのに、距離の1/3。それほどに急な前半を終えたところに大岩。大岩の上からの眺めを楽しむと、あとは背の高い笹原をかき分けて頂上へ。
　ネコの額のような狭い山頂部は、眺望も限られており、少々残念。すぐ隣の法師山や入道山はなんとか確認できる。ちなみに入道山は本州最南にある千メートル峰だ。いったんは引き上げようとしたのだが、途中、膝具合が悪いために頂上下で待機していたM1氏が登ってきた。どうやらゆっくりであればなんとか動けたようだ。それでも全員で山頂を踏むことができたことはよかった。
　帰り道では、時間も遅くなっていたので千体仏は省略。比較的ゆっくりと歩を進め、行きに見た「帰り道」へと進む。帰り道はほぼ平行の山道で、最後の最後で一気に下降して行きの道に合流するものだった。行きに見たカモシカ牧場の脇に顔を出し、概ね一周終了だ。
　帰途には、富里にある温泉「乙女の湯」を目指してみたが、当面休業とのこと。おそらくコロナ禍によるものであろうが、残念だ。
　それにしても百間山渓谷は驚きばかりであった。魅力に溢れた渓谷だが、いかんせん、遠い。和歌山からでも2時間、というよりは、国道311号を離れてからでも40分は山に分け入ることになるその奥深さ。そしてそんな奥地でありながらも暮らす人があること、そんなところまでも道が整備されていること。そして、酷道と呼ばれる国道371号が県内なのに町境で途絶していること。
　和歌山県はその面積以上に広い県だと改めて思った。