乾徳山(乾徳公園〜国師ヶ原〜乾徳山〜道満尾根〜乾徳公園)
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 1,281m
- 下り
- 1,269m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2010年03月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
残雪の山を楽しみにお出かけです。日帰りで楽しそうなとこということで、クサリのある乾徳山に決定。雪がどの程度残っているのかが気にはなりましたが、過去情報をみても山頂付近は残ってないだろうということでアイゼンもって登るにしました。
自宅を車で出て、いつもどおりパートナーを八王子で拾ってから中央道で目的地を目指します。勝沼で降りる予定が話に夢中になって通り過ぎてしまい、一宮御坂から戻る格好になってしまいました。「雁坂トンネル」という標識を目指して行けば良かったので難しくはありませんでしたね。
途中、牧丘林道への道をわけてさらに直進。徳和への分岐で左折。それからぐんぐん高度を上げると水車のある乾徳公園の向かいに駐車場がありました。先客は3台。
靴を履いていよいよ出発です。駐車場からまずは車道をじりじりと登ります。川沿いの道にもう一つ駐車場がありました。こちらも3台停まってます。こっちだと近いですが下りに道満尾根を使いづらいですかね。道はやがて川から離れ、折り返しながら進んでいくと登山口の看板を発見。登山道に入りますがさほど急な傾斜でもない道が続きます。
銀晶水は本当にちょっと出てるだけ。とても汲める感じではありません。さらに進むと林道を2回横切ります。雪がかなり出てきて、錦晶水です。ここはちゃんと出てました。水を補給して、ついでにここでアイゼンつけました。
雪の道を徐々に登ると、周囲はカヤに変わります。国師ヶ原です。山頂が正面に出現。なかなか見事です。
山頂からの巻道を分け、扇平へ向かいます。やがて尾根にのっかり、再び樹林に入ります。ここから若干きつい傾斜をこなすと扇平。さらに傾斜がきつくなります。なかなか厳しい登りを耐えて登ると岩場にクサリ。アイゼン外してそれを登ると一気に展望が開け、元気が湧いてきます。
この先はもう雪のない岩の道が続くのかと思いましたが、また雪道になりました。アイゼンつけ直してさらに進むと、とうとう正面に巨大な一枚岩。かなり傾斜も高さもありますね。ところどころ節理は入ってるので手がかり足がかりはそれなりにあるのですが、間隔が長いところもあり、全体的に角が取れてる感があって、クサリがないと相当厳しいものになりそうです。今回はクサリを頼りになんとか登攀成功。登りきったところが山頂でした。素晴らしい展望です。春霞が出ると余り展望もないかと思っていましたが、それを見事に裏切ってくれました。
山頂にいた方に聞くと、巻き道は余りトレースがないということでしたが、とりあえず行ってみることにしました。
北側もクサリ場ですが、非常に短いものです。すぐに森の中の雪道になるのでアイゼン装着。間もなく分岐がありました。
巻き道というとフラットなものをどうしても想像してしまいますが、良く考えたら国師ヶ原までほぼ500m降りないといけないわけですから、下ること下ること。しかも最初のうちはかなり急な道が続いています。それなりに踏み跡はついていますが、道幅は狭く、それを少しでもはずすと膝近くまで雪にもぐってしまいます。登りにとったらかなり厳しかったでしょうが、下りはなんとか転がるように進んで行きます。長い長い道ですがやがて傾斜もずいぶん緩み、気づくと雪も少なくなって来ました。アイゼンを外して泥んこの道を進んでいくと、やっとヒュッテがありました。十分泊まることは出来そうですね。ただ、水はどうするのかな。
ヒュッテから国師ヶ原の分岐は一投足で、下りは道満尾根の方へ。若干登って尾根を乗っこすと、ずいぶん立派な道になります。折り返しながら下っていくと再び登山道へ。左手に大平高原を見ながら、かなり急に下って行きます。一旦車道に出て再び登山道へ入り、少しいったところが道満山。その先も一気に下って、やがて道は右に折れ、徳和の集落に戻ってきたときには、4時過ぎてました。
雪の中を歩くのは予想以上に疲れるもので、帰ったら泥のように寝てしまいました。しかし素晴らしいものでもありました。
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