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Yamareco

記録ID: 4208
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講習/トレーニング
房総・三浦

鷹取山

2009年11月07日(土) [日帰り]
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過去天気図(気象庁) 2009年11月の天気図
ファイル
非公開 4208.xls
計画書
(更新時刻:2010/07/28 08:54)
1/3システム(上部)とカウンターユマール(下部)講習中。
2009年11月07日 15:38撮影 by  Canon PowerShot SX110 IS, Canon
11/7 15:38
1/3システム(上部)とカウンターユマール(下部)講習中。
マリナーヒッチ
ビナに二回まいて
マリナーヒッチ
ビナに二回まいて
スリングに巻きつける
スリングに巻きつける
巻きつける
最後に間を通してビナでとめる
最後に間を通してビナでとめる
登り返し
腰をロープに近づけると安定する。
腰をロープに近づけると安定する。
よいしょっ
夕日の中をカウンターラペルで降りる。
夕日の中をカウンターラペルで降りる。
負傷者を少し前にして、重ならないように。
負傷者を少し前にして、重ならないように。
向こうでは懸垂の訓練。負傷者役が怖そう。
向こうでは懸垂の訓練。負傷者役が怖そう。
背負いながらの懸垂。
背負いながらの懸垂。

感想

講習1日目の最初は、オートロックしたデバイスからのロープ繰り出しでした。
実際にオートロック解除時に急にロープが出て行くところを講習中に見たので、バックアップを取りながら自らの体重でゆっくりとオートロックを解除する事の重要性を理解できました。
ビレイヤーの事故脱出は、システムについては一通り理解できました、しかしながら、個人的にはさらなる練習が必要です。ロープの登りはコツが必要で、実際に経験できてよかったです。
負傷者の引き上げでは、2箇所のフリクションノットをどうするかを実践し、あと常にプーリーを1個持ち歩きたいと思ってしまいました。
kamogからいただいた、エイトノット等に関する基本的ところへの注意喚起も、気が引き締まりました。
2日目で最初に印象に残ったのは、ビレイデバイスを利用しての登り返しです。とてもリーズナブルな方法だと感じました。Mさんが、すいすい登っていくのには驚きました。
負傷者の引き降ろし、負傷者を介助しながらの懸垂下降については、基本的なシステムと、介助者と負傷者との位置関係によって下降のしやすさが違うことを学ぶことができました。
各ビレイデバイス、ロープ、スリングの組み合わせで実践してみると、正解というものが無く、自分にあったやり方、その状況に合ったやり方が重要であること感じました。
レスキュー時には実力以上のことをすると、負傷者、救助者ともに遭難する危険があるのを肌で感じました。今回学んだことを今後身につけることが重要だと思います。
自分の所属している会の中でも、ここまで時間をかけて学ぶ機会も少ないのでとても良い経験をさせていただきました。
次の講習の機会にも、また参加させていただきたいです。講師の方々、どうもありがとうございました。

■第一日目

初級は 4 班に分かれ、4 セクションを各班毎で練習する形式。
4 セクションすべて通すことでパートナーが墜落した際に、最低限、救助を呼び
に行くまでに必要な技術を経験できるように構成されてます。

各 1 時間程度の予定が、皆さん熱心なため 2 時間ほどの超過。

・ビレイデバイスのロック解除
ルベルソキューブ、ATC ガイドなど機能も形状も似たデバイスのロック解除。
ルベルソキューブはカラビナで解除できることになっているようですが、実際は
ATC ガイドとおなじようにスリングを使って解除する方が容易。
カラビナで解除しようとしたところ、ルベルソキューブに傷がつきました。あれ
はもう使えないな。

体重を掛けてロック解除する際に、ロープが流れないようにあらかじめムンター
でバックアップしておくことを忘れてはならない。


・自己脱出
ビレイヤーの自己脱出。ビレイを仮固定した後、マリーナヒッチ+プルージッ
クで跋重して脱出。その後、ムンターヒッチで固定する。
プルージックを解除できるようにマリーナヒッチを使い、ムンターヒッチへの荷
重移動を容易にする点がポイント。

・登り返し
カラビナバッチマンとプルージックを組み合わせての登り返し。

懸垂下降でのロープスタックなど、これは多分使う場面が結構ありそうな気がす
る。

・1/3 システム
引き上げのための 1/3 システム。要は自由滑車の原理で、ロープを引き上げ
る距離を長くする代わりに、重量を軽くする。
ただそうは言っても、引き上げは大変。プルージックを使って足の力で引き上
げました。本チャンいくときはパートナーにぜひ減量してもらおう。

折り返しで使ったプーリーは、本チャンで必携なのかもと思いました。

これらは一度は本で読んだことがあることばかり。ただし、実際に荷重がかかっ
た状態でやると、引き上げは足を使っておこなう、解除はスリングを通すのが良
い、登り返しはそれほど難しくない等、色々と見えてくることがあります。

登り返しについては、以前三つ峠に行った際に結構心配した点でしたので、試せ
たのは収穫です。

今回はあくまで技術の紹介レベルにとどまっていると思うので、今後ぜひ岩場ト
レーニングで復習していきたい。というか、復習しないとほとんど意味がありま
せん。もうすでに忘れかけてます・・・・・・。

今回は岩場での救助訓練ですが、自分にとっては縦走、ハイキングで危険な場面
に出くわす可能性も今のところ十分高いと考えてます。
そういう意味では、遭難者担ぎ下ろし、熊との対決方法、蛇にかまれた際の対処
なども押さえておきたいところだと感じました。

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コメント

お疲れ様〜
久しぶりのレスキュー訓練でしたので、結構楽しめました。
何やかやとみんなで知恵を出し合い、意見交換…とよかったですね(中級)。
11月の最終週に復習をしたいと思っています。
現時点では三ツ峠を考えていますが、ちょっと(大分)寒いかもしれないと思うと、
城山などのもう少し暖かいところも検討したいと思っています。。
その時は、みんなよろしくぅ〜。
2009/11/10 18:41
三つ峠よろしくおねがいします
レスキュー初級は大変勉強になりました(一日だけだったけど)。

復習と 2 日目にやった内容を三つ峠で確認したいとおもいますのでよろしくお願いします。
2009/11/11 22:07
ありがとうございました
雷鳥さん、ありがとうございました。
みなさま、お疲れ様でした。

日曜日だけ参加させていただきました。
セルフレスキューてなんだろう?から始まり
仮固定ができず、滑落しました。
(幸い50cmの高低差だったので助かりました…)
また2人で降りるのが、いかに大変か、
よ〜く分かりました!
これからもケガをしないで山行に行きたいと思います。

ロープワークは何回も復習しないと忘れそうですね;
2009/11/11 23:43
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