■【前掛山】雪どけゼブラの浅間山での出会い

2014年03月28日(金) [日帰り]

• GPS: 07:31
• 距離: 13.6km
• 登り: 1,191m
• 下り: 1,176m

コースタイム

6:47浅間山荘登山口-7:52二の鳥居-8:52火山館8:59-9:28Jバンド分岐-11:03浅間山(前掛山)11:39-12:54火山館-14:12浅間山荘登山口

天候

快晴　風ほぼ無し　春の陽気

アクセス

利用交通機関：

自家用車

天狗温泉浅間山荘前に有料駐車場あり。(1日500円)
下山時に山荘に支払いOK

コース状況／危険箇所等

登山ポストは登山口の指導所にあります。

危険箇所は特にありませんが、活火山なので噴火警戒レベルは確認のこと。

トイレは登山口にありますが、使用可かどうかはわかりません。
(朝出発時は×でしたが、帰りは使えるようになっていたような？)
火山館のトイレは営業開始時間8時半から利用可。

雪どけが激しいので、下山時湯の平〜二の鳥居辺りまでは踏抜きが多いです。
ワカンがあった方がいいかもしれません。

写真

天狗温泉浅間山荘。

立派な山荘ですね〜。

山荘前の駐車場。
平日なので車も少ない。。。

鳥居をくぐって出発です。

登山指導所と登山ポストあり。

雪が固く歩きにくいです。
もう冬は完全に終わりましたね。

踏み跡は不動滝方面に多いので、滝経由で登ります。

凸凹で歩きにくい〜。(´Д｀)

二の鳥居へ。

これが不動滝です。

二の鳥居〜。
凍結箇所もあったのでストレスを減らすため私はここでアイゼンつけることにしました。

やっと日差しのあたるところへ。。。
でも相変わらずテンション上がらず、登るのしんどい〜。(´Д｀)

火山館まであと1km。

何か見えてきました。
テンション少しずつ上がります。

トラバースも特に問題無く。

たった5日で随分と雪が融けた気がする。

カモシカ平から　赤ゾレの頭とトーミの頭。

八ヶ岳もほとんど雪がない。

尖った　牙（ぎっぱ）山。

火山館到着〜。
私がグダグダ登っていたせいで時間かかってしまいました。

火山館で一息ついて休憩して先に進みます。

平坦な道。
樹の枝が邪魔なこと多し。

Jバンドとの分岐。

黒斑山を見上げる。

足が重いのでアイゼンはずしました。

浅間山が見えてきましたー。

ああ、もう雪が融けてゼブラ模様になってる。

トーミの頭から、、、黒斑山、、、

蛇骨岳、仙人岳とぐる〜っと

鋸岳まで第一外輪山。

白い雪の残るお山たちが空にぼぉ〜っと浮かんでるようです。

足元は凍ってる箇所もたまにあり。

ビーズのような雪面。

そのまた向こうに白い山たちが見えてきたー。
先週よりずっと綺麗に見えてる。

見えていたお山、こんな感じ。

草津白根山（左）と岩管山、裏岩管山。(右)

苦しい登り。。。
登っても登っても距離が縮まない感覚。

あ、向こう側から登ってくる人発見。
どこから来たんだろー？

登りは苦しいけど、だんだんと景色が変わってくるのを見るとテンション上がってくる。

まだ白いお山を見ると嬉しくなる。

疲れたね〜。。。。

直登もできるんだけど。。。
それもつらそう。。。
我慢だ、、、ここはじっと我慢。

上まで登ると全部見えるんだねーっ。
前回は霞み過ぎで見えなかったけど、今日は見えてる♪(´∀｀)

立入禁止の釜山に向かってる人影ありました。

雪が残ってて嬉しい♪

さぁ、前掛山の頂へ行くよ♪(テンション↑)

北アルプスオールスターズ♪
やぁやぁ、どうもどうも。
めちゃくちゃ歓迎されてる気がするw

これ雪が無かったらちょっと残念だったな〜。

風もほとんどないので快適な稜線歩き♪

北アのみんな〜、歓迎ありがとー♪(´∀｀)

八ヶ岳の向こうに南アも見えてます。
(南の方はやっぱり霞んでますね〜)

山頂に近付くにつれて雪が減る。

前掛山到着。

後から来た単独の方に撮っていただきました。
ありがとうございます!
(怪しい姿の私をお許しくださいw)

意外とお茶目ナンデス。

富士山も〜っ。。。
一応見えてました。

山頂からの眺め��

山頂からの眺め��

山頂からの眺め��

山頂からの眺め�ぁ�
(立入禁止の釜山)

さ、そろそろ帰りましょうか。

下りはあっという間。

それにしても暑い。(´Д｀;)
雪融けが激しくて踏抜き多し。

あの方は草すべり登ったのだろうか？
大丈夫かな〜？

と、写真撮影はここまでになります。
詳細は感想にて。

装備

個人装備

ヘッドランプ

地図

ピッケル

コンパス

保険証

飲料

手袋

3

オーバーグローブ含む

細引き

携帯電話

12本爪アイゼン

ハードシェル

防寒着

2

ダウンジャケット・フリース

水筒

時計・高度計

非常食

折りたたみ座布団

サバイバルシート

帽子・サングラス・ゴーグル

雪山用スパッツ

バラクラバ

その他　財布など省略

共同装備

ファーストエイドキット

医薬品

カメラ

コッヘルセット

ボンベ＆バーナー

ライター

アーミーナイフ

ウェットティッシュ

携帯簡易トイレ

ツェルト

2人用

ハンディGPS

感想

mizutamari

5日前に第一外輪山を歩いて白い浅間山を眺めたばかり。
ちょっとした手違い、もとい思い違いで予定していた前掛山には登ることができなかった。
「来季にリベンジかな」と思っていたのだけど、
今シーズン中に前掛山に登りたいという思いが拭いきれない旦那さん。
そろそろ雪の状態も微妙な時期になり、登りたい雪山のネタも尽きてきたというのもあって
2週連続で浅間山に足を運ぶことになった。

実は浅間山荘側からのアプローチは初めて。
少しドキドキしながら天狗温泉浅間山荘への道をゆく。
途中、カモシカと鹿という珍しい組み合わせにも遭遇。

そして浅間山荘。
どうしてもあの事件の浅間山荘のイメージになっちゃうのだけど
全然違っていて綺麗で立派な建物。
山荘前の駐車場に駐車。
準備して7時前には出発。

嫌な感じに残った雪。
固くて凸凹。
とても歩きにくい。
かと言って滑るわけではないのでアイゼンなくても歩ける感じ。
しばらく陽のあたらない樹林帯を歩く。
ミズナラの木かな〜。
眺望もないし地味〜な登山道。
足元が悪いせいで軽快に歩けないのでテンションも↓。

二の鳥居を過ぎて少しするとやっと陽のあたる場所へ出てきた。
ずっと緩やか〜な雪の登りが続くが、とにかくトレース通り黙々とこなすのみ。
気温もどんどん上がって来て暑くなってくる。
春だ、、、もう完璧春山だ。

カモシカ平。
いい名前だ♪(´∀｀)
どかーんと見栄えのいい岩壁が現れる。
赤ゾレの頭とトーミの頭。
「トーミ」とか「ゾレ」って面白い響き。
どういう意味なんだろう。

尖った牙山が左に見えて少しすると火山館に到着。
ふーっ。。。ここまで思ったより時間かかった。
樹林帯の湯の平を抜けると空が開けて浅間山の全貌が見えた。
ゼブラ模様だ〜。。。(´∀｀;)
登る前からうすうす分かってはいましたが、雪が融けてもう5日前とは全然違う姿になってました。
ま、白い浅間山は前回見れたし、これはこれで面白い。

前掛山へと登ってゆく。
雪はサクサクで足元は悪くない。
が、登っても登っても距離が縮まない感覚に囚われる。
前に登ったときもそうだったなぁ〜(´ー｀)
ここは我慢。一歩ずつ登るしかない。

やがて鋸岳の向こうに白い峰々が見えてくる。
北アルプス!
前回よりずっと綺麗に見えてる。
白い高妻山、焼山、妙高なども見えてる。
やっとテンション上昇♪(´∀｀)

やっとのことでまだ雪の残る稜線に出た。
風はほとんど無い。
とても気持ちよく歩ける。
高気圧、万歳〜だ♪
そして前掛山山頂着。

南の空は霞んでいたけれどそれでも5日前に比べると全然見えてる。
富士山、八ヶ岳、南アルプス、中央アルプス、御嶽山みーんな見えてる。
あ〜、登って来て良かったぁ。
すぐ後に単独の男性が登って来て、自分撮りをされていたので
声をかけてお互いの写真を撮り合った。
この方Kさんは車坂峠からJバンドを経て登ってきたという。
そして帰りは草すべりを登るとか。
「実は私たち先週も来てて、草すべりはトレースが無くて断念したんですよ〜。」
と先週の話をすると、Kさんが不安そうにされていたので
「もし登れそうになかったら、一緒に浅間山荘まで下って、それから車坂峠までお送りしますよ」と
提案してみた。
もし私たちがKさんの立場なら、そうしてもらえると助かる!と思ってのこと。
(先週の私たちの気持ちがそうでした。)
Kさんは素直に提案を受け入れてくれ、連絡が取れるよう携帯番号を教えておいた。
「では、お先に」と下山していくKさんを見送って、私たちはしばし山頂でまったりタイム。

山頂から草すべりを見る。
先週より雪融けがかなり進んでいるが、下の方は吹き溜まりになってるような。
トレースのようなものが見えるのだけど、途中で消えているし、人間のトレースとは限らない。
どうなんだろうね。登れるかな？

私たちも下山体勢に入る。
下りは少しショートカット気味。
湯の平に差し掛かるとズボズボと足がハマる。
ますます雪はユルくなっていた。
「これだと草すべりもしんどいかも。」
Kさん、登ってるだろうか？　
目を凝らして草すべりを見るけど人影なし。
黒斑山を見上げると直下に雪崩の跡がある。
「大丈夫かな〜。。。」と心配しながら火山館を目指して歩く。

火山館まで戻るとKさんが待っていた。
トレースも途中までしかなく、草すべりを登るのはあきらめたと言う。
火山館の人からも今年は雪の付き方が違うので危険との情報も。
賢明な判断でした。
そこからは我々と一緒に3人で浅間山荘まで下山です。

朝とは違って腐れ雪との格闘。
雪にハマりまくって大変でした。
とっても気さくな方だったので色々お話しながら下ったのですが、
思い切って「ヤマレコとかしてます？」と訊いてみたけれど
やっていないとのことでした。
気温がかなり上がり、暑さとも格闘。
それでも3人でお話しながらだったので楽しく下ることができました。

浅間山荘まで無事戻り、Kさんを車坂峠までお送りしてお別れしました。
Kさんにはお礼にと駐車場代やジュース等をいただいてしまい、
そんなつもりでお声かけたわけではないのですが、、、大変恐縮です。
お山で困っている誰かのために何かができたことは我々にとってもいい経験になり、
とても清々しい気持ちで帰ることができました。

ふと思い返すと、前回の自分でも意味不明な山行計画は今回の序章だったのか、
今回のために神さまが仕掛けた伏線だったんじゃないかと思わずにはいられない。。。
前回の物足らなさも一気に吹き飛び、二つ合わせることによって無事完結できたことに大満足です。

ああ、お山での出会いってなんて面白いんだろうー!w

コメント

tknabesan

前掛山に行って来たんでね
mizutamariさんおはようございます。
5日前のリベンジができ良かったですね(^_^)
そうですか、山にも春が来ているんですね~
また、前と同じく天候にも恵まれ、いい出会いも出来て良かったですね(^_^)

mizutamari

tknabesanさんへ。^^
こんばんは〜。
コメントありがとうございます!

早々とリベンジしてしまいましたw
もう春なので雪に未練はありませんが、これから中途半端な時期に入るので
お山の選定が厄介です〜。
冬に鈍りきってしまった身体を元に戻さないとだめですねー。
鍛えないと!!

noster-o

リベンジお疲れです♪
北アルALL STARS！凄い眺めですね♪
疲れも吹き飛ぶご褒美です。

踏み抜きの中お疲れさまでした(^_^)

ご存知かとは思いますが、この浅間山荘は、
あの浅間山荘とは全く別の建物です。
事件のは、全然違う軽井沢の方にある(あった)ものなので関係ありませんよ(^^)

mizutamari

nosterさん。^^
こんばんはー!
コメントありがとうございます。

あ、今回行くまで実はあの浅間山荘事件のあった場所だと思ってたんです〜。
行くにあたって調べたら全然違う場所でホッとしたような残念なようなw 　悪趣味

前回より素晴らしい景色に迎えられて気分も上々でした。
やっぱり行って良かったです。
もう雪山も終わりですね〜。
あの踏抜き地獄は耐えがたい。
足首ちょっと痛めてしまいましたよ〜。(二日ほどで治りましたけど)

kami1222

ありがとうございました！
Kです。ご連絡が遅くなり申し訳ありません。先日は本当にありがとうございました。携帯番号が分からなくなってしまい...
よかったらメールください。

mizutamari

kami1222さん。^^
あー、Kさんだー。
先日はどうもでした!!
良かった〜。
ちょっとだけ心配しておりました。

わざわざヤマレコ登録してくださったんですね〜。
すみません。

あとでゆっくりメールいたしますね〜。