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Yamareco

記録ID: 4248328
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大峰山脈

大峯前鬼から小仲坊、奥駈道、釈迦ヶ岳、大日岳へ

2022年05月04日(水) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
09:18
距離
12.8km
登り
1,425m
下り
1,411m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:08
休憩
2:09
合計
9:17
7:21
7:26
69
8:35
8:40
40
9:20
9:20
4
9:24
9:35
30
10:05
10:18
56
11:14
12:13
33
12:46
12:51
30
13:21
13:35
20
13:55
13:58
3
14:01
14:01
32
14:33
14:39
52
15:31
15:37
29
16:06
16:08
1
16:09
ゴール地点
コース定数 34
※スマホのデータで計算してますので正確ではありません。
天候 雲ひとつない快晴、微風
過去天気図(気象庁) 2022年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
前鬼林道ゲート(610m)
 6時半で谷側:満車(7,8台)、山側(駐車場所でないかも):駐車車両なし、4,5台?ほど。
 帰路、伊勢道勢和多気IC付近でGW渋滞、VISONが原因っぽい。
 温泉(きなりの湯)と尾鷲の中華屋さんでノンアルピールで乾杯、夕食をとり、高速に乗る時間を遅らせたけど、先行のあかさたなさんから停滞をくらった情報が。
 その後、大宮大台IC先で事故・通行止めになりR42に降りる。部分的にノロノロ、勢和多気ICまで来た時に渋滞情報を見ると解消したらしく、以降津まで高速で普通に帰ってこられた。
 連休のVISON近辺は通り抜けでも要注意だ。
コース状況/
危険箇所等
◇前鬼林道ゲート〜前鬼小仲坊宿所(距離2km、標高差200m、マップタイム30分):舗装路
◇〜太古の辻(距離2.3km、標高差640m、マップタイム2時間)
 石段、石・岩・ザレた路面、ゴーロ、簡単な渡渉、木階段(853段、2,3段緩んでて動きます。濡れてると滑りそう)、崩落地のトラバースと急登箇所にロープあり。
◇分岐〜大日岳(距離100m、標高差40mほど)
 直登ルートは岩の鎖場で巻き道も中々の難路でした。
◇〜深仙ノ宿、釈迦ヶ岳(距離2.0km、標高差350m、マップタイム2時間)
 展望抜群の稜線歩き、石・岩、笹道、崩落地のトラバース
R169前鬼口〜林道ゲート間沿いの不動七重の滝。
この2,3日晴れてたけど、かなりの水量。
地図を見ると釈迦ヶ岳を中心に孔雀岳、天狗山に囲まれた東側山稜、滝まで標高差1300mに降った雨がここに集まる地形、なるほど納得。
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R169前鬼口〜林道ゲート間沿いの不動七重の滝。
この2,3日晴れてたけど、かなりの水量。
地図を見ると釈迦ヶ岳を中心に孔雀岳、天狗山に囲まれた東側山稜、滝まで標高差1300mに降った雨がここに集まる地形、なるほど納得。
前鬼林道ゲートからスタート。
前鬼林道ゲートからスタート。
前鬼山由来、ふむふむ。
1300年間、修験道の聖地を守護されてきたとは。
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前鬼山由来、ふむふむ。
1300年間、修験道の聖地を守護されてきたとは。
30分ほどで小仲坊(おなかぼう)に到着。
30分ほどで小仲坊(おなかぼう)に到着。
第二十九靡 前鬼山
お堂にお参りさせてもらいました。
第二十九靡 前鬼山
お堂にお参りさせてもらいました。
小仲坊から山道へ。
序盤は大きな石と岩が敷き詰められた道が続きます。
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小仲坊から山道へ。
序盤は大きな石と岩が敷き詰められた道が続きます。
木段の始まり、数か所に分かれて設置され合計853段。
これまで見た中でも、一番シッカリした構造。
普通、階段より山道が楽だけど、この斜面を山道で登るのは大変。
段差も歩きやすく作られていて、大助かり。
木段の始まり、数か所に分かれて設置され合計853段。
これまで見た中でも、一番シッカリした構造。
普通、階段より山道が楽だけど、この斜面を山道で登るのは大変。
段差も歩きやすく作られていて、大助かり。
二つ岩に到着。
岩の間まで上りました。
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二つ岩に到着。
岩の間まで上りました。
ミヤマシキミ だそうです。
お花に詳しい草川さんにガイドしてもらいました。
ミヤマシキミ だそうです。
お花に詳しい草川さんにガイドしてもらいました。
ミヤマカタバミ
ようやく稜線に出ました。
ここは太古ノ辻(1521m)、登って来た奥駈道と稜線の南は南奥駈道との分岐。
スタートから4.4kmで910mの高度差、数字以上に結構しんどかった。
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ようやく稜線に出ました。
ここは太古ノ辻(1521m)、登って来た奥駈道と稜線の南は南奥駈道との分岐。
スタートから4.4kmで910mの高度差、数字以上に結構しんどかった。
大日岳、樹林帯を抜け青空にクッキリ。
大日岳、樹林帯を抜け青空にクッキリ。
大峯奥駈道を進みます。
主稜線上から少し下がったトラバース、笹に乗らないように、岩の乗り越えもあり、気が抜けない。
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大峯奥駈道を進みます。
主稜線上から少し下がったトラバース、笹に乗らないように、岩の乗り越えもあり、気が抜けない。
深仙宿が見えてきました。
鞍部に一旦下りますが、いつも折角登ったのにぃ〜と思う。
次のピークは釈迦ヶ岳だったらいいなぁという甘い期待は見事に外れる、いつもの事。
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深仙宿が見えてきました。
鞍部に一旦下りますが、いつも折角登ったのにぃ〜と思う。
次のピークは釈迦ヶ岳だったらいいなぁという甘い期待は見事に外れる、いつもの事。
第三十八靡 深仙宿にお参り。
第三十八靡 深仙宿にお参り。
第三十九靡 都津門に到着。
岩峰に穴が空いてて、胎内潜りする修行が行われていたそうですが、ルートが崩れたので昭和35年以降は中止されたそうですが、
第三十九靡 都津門に到着。
岩峰に穴が空いてて、胎内潜りする修行が行われていたそうですが、ルートが崩れたので昭和35年以降は中止されたそうですが、
勇者3人(あかさたなさん、草川さん、nmrt23さん)が修行に。
この場所でかなり苦戦されてました。
足場、手掛かりも怪しそう、ズルッでさよなら〜なので私はカメラマン。
勇者3人(あかさたなさん、草川さん、nmrt23さん)が修行に。
この場所でかなり苦戦されてました。
足場、手掛かりも怪しそう、ズルッでさよなら〜なので私はカメラマン。
無事、胎内に到着、向こう側が見えたそうです。
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無事、胎内に到着、向こう側が見えたそうです。
無事、胎内くぐりの修業を終えられたので、出発。
ようやく釈迦ヶ岳と山頂のお釈迦様の後光が肉眼では見えました。
無事、胎内くぐりの修業を終えられたので、出発。
ようやく釈迦ヶ岳と山頂のお釈迦様の後光が肉眼では見えました。
第四十靡 釈迦ヶ岳(1799.87m)に到着。
雲ひとつない青空、最高の山日和に恵まれました。
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第四十靡 釈迦ヶ岳(1799.87m)に到着。
雲ひとつない青空、最高の山日和に恵まれました。
お釈迦様、きちんと象に乗られ、この上の蓮の花に役行者、弥勒菩薩、多聞天、阿修羅?、他知らない像が囲んで美術品のクオリティを感じました。
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お釈迦様、きちんと象に乗られ、この上の蓮の花に役行者、弥勒菩薩、多聞天、阿修羅?、他知らない像が囲んで美術品のクオリティを感じました。
山頂は30名ほどの大賑わい、さすがGWの山日和。
人が写り込まないように撮るのに一苦労。
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山頂は30名ほどの大賑わい、さすがGWの山日和。
人が写り込まないように撮るのに一苦労。
錫杖、実はドストライク。
重そうだけど、ストックとクマ鈴を兼ねて実用的かも。
錫杖、実はドストライク。
重そうだけど、ストックとクマ鈴を兼ねて実用的かも。
釈迦ヶ岳から北側に続く奥駈道の主稜線。
見えるのは孔雀岳、仏生嶽、楊枝ノ森あたり。
その先は、明星ヶ岳、八経ヶ岳、弥山へと続く。
釈迦ヶ岳から北側に続く奥駈道の主稜線。
見えるのは孔雀岳、仏生嶽、楊枝ノ森あたり。
その先は、明星ヶ岳、八経ヶ岳、弥山へと続く。
釈迦ヶ岳で絶景を見ながら昼食後、Uターン。
大日岳のトンガリ、行場だけあって険しそう。
釈迦ヶ岳で絶景を見ながら昼食後、Uターン。
大日岳のトンガリ、行場だけあって険しそう。
大日岳の大日如来さんにお参り。
草川さん、nmrt23さんは、ここでも修業、行場の岩直登ルートへ。
私は巻き道(といっても難易度高めに感じました)の往復。
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大日岳の大日如来さんにお参り。
草川さん、nmrt23さんは、ここでも修業、行場の岩直登ルートへ。
私は巻き道(といっても難易度高めに感じました)の往復。
太古ノ辻まで戻り、前鬼宿坊へ下ります。
太古ノ辻まで戻り、前鬼宿坊へ下ります。
小仲坊に到着。
庭のツツジが見事でした。
この後、61代目当主の五鬼助(ごきじょ)義之さんと偶然お会いし、少しお話させてもらいました。
通りすがりの登山者に気軽に声がけしていただき、穏やかな方でした。
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庭のツツジが見事でした。
この後、61代目当主の五鬼助(ごきじょ)義之さんと偶然お会いし、少しお話させてもらいました。
通りすがりの登山者に気軽に声がけしていただき、穏やかな方でした。
無事帰着。
大日岳からご一緒した方としばし談笑。
無事帰着。
大日岳からご一緒した方としばし談笑。
「きなりの湯」で出来上がり。
さすがGW、洗い場は順番待ちの大混雑でした。
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「きなりの湯」で出来上がり。
さすがGW、洗い場は順番待ちの大混雑でした。

感想

あかさたなさんのお誘いで、大峯 釈迦ヶ岳、大日岳へGO!
総勢6名、車2台、尾鷲北IC近くのコンビニ5時合流。

私の車は、草川さん、nmrt23さん、津IC近く 3:40集合はこれまでで一番早い。
合流後、R42、R309、前鬼村道、前鬼ゲートからスタート。
お初のMさんは、1時間ほど登ったところで本調子ではないとの事で、残念ながら下山されました。

大峯奥駈道は 1300年の長い歴史があり、世界遺産「大峯奥駈道」。
数日前から下北山村のサイトでお勉強。
http://www.vill.shimokitayama.nara.jp/kankou/sekaiisan1.html

今回のルート「前鬼」は大峯奥掛道のほぼ中間にあたり、6靡を巡れました。
http://www.vill.shimokitayama.nara.jp/kankou/sekaiisan3.html

29番靡 前鬼山(ぜんきさん)※前鬼の里 小仲坊
33番靡 二つ岩 ※かつては女人結界
35番靡 大日岳(1568m)※大日如来さんに会えました。
38番靡 深仙の宿(じんせんのしゅく)
39番靡 都津門(とつもん)※岩稜に空いた穴の胎内くぐり修業
40番靡 釈迦ヶ岳(1799m)※お釈迦様に会えました。

また大台ヶ原との関連にも興味があり、前々から不思議に思っていた、なぜ大峯の修行者が大台ヶ原に立ち入らなかったのか?を詳しく解説した本(大台ヶ原 知られざる謎 大川吉崇著)を2回読み返したが、未だ説明できるほど理解出来ず残念、キチンと読み直さねば。

大峯の壮大さに圧倒されっぱなしだったけど、また来ようっと。

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利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

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