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Yamareco

記録ID: 424990
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積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

ホワイトアウトの乗鞍岳

2014年04月06日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:46
距離
12.7km
登り
1,440m
下り
1,440m
歩くペース
ゆっくり
1.41.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

駐車場4:06〜5:28かもしかリフト降場〜10:00剣ヶ峰〜11:21かもしかリフト降場〜11:53駐車場

※剣ヶ峰までのルートはツアーコース&山頂直下直登を選択
※下山時ホワイトアウトでルートを外れている
天候 ずっと雪…
過去天気図(気象庁) 2014年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
長野自動車道 松本ICから約42km、国民休暇村乗鞍高原(の道を挟んだ)駐車場

※国民休暇村乗鞍高原までは除雪されていたが、今回のように積雪がある場合があるので冬タイヤなどはまだまだ必要と感じる
※トイレは手前の休暇村第一リフトの駐車場(第3駐車場)にあるトイレをお借りする(ペーパーあり)
コース状況/
危険箇所等
≪駐車場〜かもしかリフト降場≫
○駐車場からはパノラマコース、かもしかコースを経てかもしかリフト降場に向かう
○トレースはあるものの、前夜の降雪で消えかかっている
○終始ツボ足だったが、スノーシューやワカンがあると良いと感じる

≪ツアーコース≫
○降雪量が増え、パウダースノーのラッセルを強いられる
○1〜6の案内板があるのでペース配分に参考にできるかも

≪ツアーコース終点(位ヶ原山荘との分岐?)〜(直登)〜山頂≫
○ホワイトアウトになることを想定して常に位置確認を行う必要性があると感じる
○カリカリになっていることを想定していたが、ルート取りが悪かったらしくパウダースノーの吹き溜まりが多く、急登なのでなかなか先に進まない(泣)
今日は昼から天気が崩れる予報なので、早めに出発っ!
2014年04月06日 04:15撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
1
4/6 4:15
今日は昼から天気が崩れる予報なので、早めに出発っ!
雪が降りしきる中、不安に駆られながらどうにか三本滝レストハウスの近くの小リスの径を通過〜
2014年04月06日 04:55撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
1
4/6 4:55
雪が降りしきる中、不安に駆られながらどうにか三本滝レストハウスの近くの小リスの径を通過〜
おっ、夜が明けてきたっ!

うーん、やっぱり快晴とはいかないか(汗)
まぁ、今回は天気がもってくれればいっか!
2014年04月06日 05:30撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
4/6 5:30
おっ、夜が明けてきたっ!

うーん、やっぱり快晴とはいかないか(汗)
まぁ、今回は天気がもってくれればいっか!
さー、ツアーコースのはじまりはじまり〜

って結構急なのね(泣)
2014年04月06日 05:32撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
1
4/6 5:32
さー、ツアーコースのはじまりはじまり〜

って結構急なのね(泣)
おぉー、今回朝日が見れるとはラッキー!!
2014年04月06日 05:44撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
6
4/6 5:44
おぉー、今回朝日が見れるとはラッキー!!
あまり写真に収めるものがないので、ツアーコースの案内板でも(汗)

まずはNo1
2014年04月06日 06:00撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
1
4/6 6:00
あまり写真に収めるものがないので、ツアーコースの案内板でも(汗)

まずはNo1
ちょっと時間の経った朝日〜♪
2014年04月06日 06:10撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
5
4/6 6:10
ちょっと時間の経った朝日〜♪
No2

コメントは特に…
2014年04月06日 06:12撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
4/6 6:12
No2

コメントは特に…
No3

ここもコメントは…
2014年04月06日 06:18撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
4/6 6:18
No3

ここもコメントは…
No4

うん、コメントはない!
2014年04月06日 06:24撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
4/6 6:24
No4

うん、コメントはない!
No5


2014年04月06日 06:31撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
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4/6 6:31
No5


ちょっと疲れたので振り返って自分のトレース

たかがトレースだが、一歩一歩歩んできたんだなぁと思い耽る
2014年04月06日 06:38撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
3
4/6 6:38
ちょっと疲れたので振り返って自分のトレース

たかがトレースだが、一歩一歩歩んできたんだなぁと思い耽る
最後のNo6

ふぅ、ちかれた〜
2014年04月06日 06:40撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
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4/6 6:40
最後のNo6

ふぅ、ちかれた〜
位ヶ原山荘との分岐

うーん、大丈夫かな…
まずはコンパスで西に向かってみよう
2014年04月06日 06:59撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
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4/6 6:59
位ヶ原山荘との分岐

うーん、大丈夫かな…
まずはコンパスで西に向かってみよう
こりゃあ、もっとホワイトアウトしたら本当に大変だ!
(この時点では自分がそうなろうとは思いもしていない)
2014年04月06日 07:28撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
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4/6 7:28
こりゃあ、もっとホワイトアウトしたら本当に大変だ!
(この時点では自分がそうなろうとは思いもしていない)
おっ、ルートは合ってそう!

さて、次の目標は…
2014年04月06日 07:33撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
4/6 7:33
おっ、ルートは合ってそう!

さて、次の目標は…
次のポール?も発見!(右端)

うっすらと剣ヶ峰方面が!

さー、剣ヶ峰に取り付くぞ〜
2014年04月06日 07:49撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
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4/6 7:49
次のポール?も発見!(右端)

うっすらと剣ヶ峰方面が!

さー、剣ヶ峰に取り付くぞ〜
キター!!

このまま晴れちゃえ〜!
2014年04月06日 08:07撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
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4/6 8:07
キター!!

このまま晴れちゃえ〜!
そう言えば肩の小屋は何処…(遥か右手の奥にあった)

ということで直登することにする(が後悔…)
2014年04月06日 08:26撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
1
4/6 8:26
そう言えば肩の小屋は何処…(遥か右手の奥にあった)

ということで直登することにする(が後悔…)
山頂直下はカリカリかと思いきやパウダースノーの吹き溜まりが多く、ラッセルがキツイ(泣)

もう何度も諦めようかと思ったことか(汗)
2014年04月06日 08:55撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
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4/6 8:55
山頂直下はカリカリかと思いきやパウダースノーの吹き溜まりが多く、ラッセルがキツイ(泣)

もう何度も諦めようかと思ったことか(汗)
おぉー! てか疑似好天か!

関係ないが、白い雷鳥いないかなぁ…
2014年04月06日 09:18撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
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4/6 9:18
おぉー! てか疑似好天か!

関係ないが、白い雷鳥いないかなぁ…
天気が崩れることを想定し10:30をタイムリミットに設定していたが、どうにか10:00に山頂に到着っ!
2014年04月06日 10:06撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
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4/6 10:06
天気が崩れることを想定し10:30をタイムリミットに設定していたが、どうにか10:00に山頂に到着っ!
乗鞍本宮奥宮も寒々しい
2014年04月06日 10:08撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
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4/6 10:08
乗鞍本宮奥宮も寒々しい
鳥居もエビの尻尾が復活してる

あれっ、剣ヶ峰の標識は何処???
(鳥居の左手にあったか…)
2014年04月06日 10:08撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
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4/6 10:08
鳥居もエビの尻尾が復活してる

あれっ、剣ヶ峰の標識は何処???
(鳥居の左手にあったか…)
てか、山頂に到着するのと同時にホワイトアウトがヤバい(泣)

すぐに下山を開始するが、今来た自分のトレースすら見つけられない(泣)
(すぐに下山せず様子を見ることも必要だったかも)
2014年04月06日 10:11撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
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4/6 10:11
てか、山頂に到着するのと同時にホワイトアウトがヤバい(泣)

すぐに下山を開始するが、今来た自分のトレースすら見つけられない(泣)
(すぐに下山せず様子を見ることも必要だったかも)
ちょっとホワイトアウトも晴れてきた!
2014年04月06日 10:35撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
4/6 10:35
ちょっとホワイトアウトも晴れてきた!
ルートを外れるも軌道修正し、どうにかポールまで戻ってくる(汗)

この頃には多くのBCの方が上ってきてホッとする

てか、BCが9割以上を占めていてPHはほどんどいないな(汗)
2014年04月06日 10:53撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
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4/6 10:53
ルートを外れるも軌道修正し、どうにかポールまで戻ってくる(汗)

この頃には多くのBCの方が上ってきてホッとする

てか、BCが9割以上を占めていてPHはほどんどいないな(汗)
BCの方は気持ち良く滑ってくるのに対し、自分は端っこを踏み抜きながらトボトボと下っていく…

かもしかコース降場に着いた〜
2014年04月06日 11:28撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
4/6 11:28
BCの方は気持ち良く滑ってくるのに対し、自分は端っこを踏み抜きながらトボトボと下っていく…

かもしかコース降場に着いた〜
その後も端っこをトボトボと下っていく

かもしかコースからパノラマコースに変更〜
2014年04月06日 11:46撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
4/6 11:46
その後も端っこをトボトボと下っていく

かもしかコースからパノラマコースに変更〜
無事に駐車場に到着っ!
2014年04月06日 11:58撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
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4/6 11:58
無事に駐車場に到着っ!

感想

山歩きを始めて約2年半。
低山から少しずつステップアップし、沢山の発見といくつもの苦難を乗り越えながらどうにか100本目を迎えることができ感無量(涙)
特にヤマレコを始め、ヤマレコユーザ、山でお会いした方々に助けられ本当に感謝しきれない。
この場を借りてお礼申し上げます。

さて今回は成長試しということもあり3,000m級の山を探してみる。
うし! 乗鞍岳にしよう! ということで乗鞍岳で計画してみる。
ルートは一般的なツアーコースから肩の小屋を経由して登頂する一般コース。
週間天気予報では日曜日は晴れということで決定っ!
が、日曜日に近づくにつれ、どうも天気が良くないらしい(泣)
土曜日に最新の天気予報を見れば午前中ならもちそうだったので、朝早く山歩きを開始し、位ヶ原山荘分岐までに正午に戻ってくるよう10:30登頂をタイムリミットとして敢行することにする。

前夜に現地に向かい、トイレのある休暇村第一リフトの駐車場で車中泊する。
それにしても、Mt.乗鞍スノーリゾートは4/6が最終日だったせいか、次から次へと車が到着する。
朝早い出発ということもあり21:00に就寝するも1:00に目が覚めてしまい、ふと車窓を見ると雪が深々と降っていて辺りは真っ白になってる(泣)
明日は大丈夫なぁ…
ま、まぁ寝るか(現実逃避)

翌朝3:00に起床したが、やっぱり雪が(泣)
まぁ、行ける所まで行ってみよか〜

まずは真っ暗なパノラマコース、次にかもしかコースのゲレンデを上っていく。
てか、かもしかコースの斜度は結構急で、積もったパウダースノーで滑るのでここでアイゼンを装着する。
かもしかコースに差し掛かった頃、夜が薄っすらと明けてきて朝日が恥ずかしそうに顔を覗かせる♪
完璧な朝日とはいかないが元気をガッツリもらう!

かもしかコースの降場を通過し、いよいよツアーコースだ!
ここからはツボ足だと踏み抜くことが多くなり無駄に体力を消耗する(泣)
ワカンを持ってきているので使えばいいのに…(横着者め!)
そんなこんなでどうにかツアーコースを終え、位ヶ原山荘との分岐に到着する。

この先は視界はまだあるものの剣ヶ峰などは全く見えない。
どうしようか悩んだが、天気予報を信じてもう少し先に進むことにする。
コンパスを頼りにざっくりではあるが西に向かって上っていくとポール(カーブミラー?)が、更に西に向かうと次のポールが見つかる。
ここからさらに西に向かえば肩の小屋方面に行くと思われたが、一瞬晴れ間が覗き剣ヶ峰が薄っすらと姿を現したことが計画を狂わせる。
肩の小屋に向かっているつもりだが、無意識に剣ヶ峰に向かって歩いているらしく、気が付いた時には肩の小屋は遥か右手に見え隠れする…
直登するルートは事前に確認済みであったこともあり直登ルートに変更するが、またまた計画外のことが…
直登ルートはカリカリの急登を上っていく想定だったが、パウダースノーの吹き溜まりが多く、全然上っていかない(泣)
剣ヶ峰に取り付いた時には1時間もあれば登頂できるだろうと思っていたのだが、全く足が前に進まない。
途中で青空が見えたがどうせ疑似好天で、この後天気はもっと崩れるだろうと素人ながら思い、結構焦って上っていく。
何度も何度も休憩し、気持ちを奮い立たせてどうにか上っていくと、目の前に乗鞍本宮奥宮らしきものが見え、最後の気力を振り絞って上っていくと山頂に到着っ!

達成感に酔いしれていたいが、今まで以上にホワイトアウトが酷くなり、写真を撮ってすぐに下山を開始する(泣)
が、もう既に自分のルートすら見えなくなっている(泣)
どこもかしこも真っ白で気持ちが悪くなる。これがホワイトアウトか…
もしかしたらコンタクトレンズが外れたのかとも思ったが、足元はくっきり見えるな。
辺りを見渡してトレースを探すが見つからなかったため、意を決して東に下っていく。
(最後のポールから剣ヶ峰方面(西南西)に向かったため、本来東北東だろうが…)

時々コンパスやGPSで確認しながら軌道を修正するも結構東寄りに下ってしまう(汗)
しばらく下っていくと少し視界が戻り、先のほうで何かが動いているように見え、目を凝らして見てみると人であることが確認できる。

ホッ!

この先では多くのBCの方々が上ってくる。
でもなんかツボ足で下っていくのってなんか恥ずかしい(照)
途中シリセードを楽しみながら下っていき、無事に駐車場に到着する。

今回は山歩き100本目という節目で、しかもホワイトアウトの中を冷静(だと思っている)に対処できたことはちょっと自信になった。
ただ、今回は微風(それでもそれなりにあるが)だったのが幸いしたが、これが強風だったら敗退していただろうと振り返る。
まぁ、今後も過信せず、200本に向けて気持ちを新たにしたのであったとさ。
めでたし、めでたし…

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