登山してはいけない山、それは千葉山(千葉県ではないよ！)

2022年05月05日(木) [日帰り]

• GPS: 01:07
• 距離: 2.6km
• 登り: 291m
• 下り: 279m

コースタイム

日帰り

• 山行: 0:44
• 休憩: 0:16
• 合計: 1:00

8:40 門前茶屋
8:40 8:51 千葉山智満寺
9:13 9:17 千葉山
9:35 9:36 千葉山智満寺
9:40 門前茶屋

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

門前茶屋駐車場

コース状況／危険箇所等

一応「ハイキング」と分類してあるが実際は「参拝」である。千葉山は登山もハイキングもできない。トレイルランなんてもってのほか。

その他周辺情報

新静岡SA
伊太和利の湯

写真

5/5 5:51

　朝見かけたサルです、この日も予定変更。八紘嶺、十枚山の静岡県側の登山口をチェックしてきました。

5/5 7:50

　千葉山参拝を決めて移動、朝食は茶そば。新静岡SAにて。

5/5 8:35

　登山口近くのヒメフウロ。

5/5 8:35

　車は門前茶屋の駐車場に入れました。千葉山参拝と行きましょう。

5/5 8:36

　一応ハイキングコースということで看板が出ていますが・・・。ハイキングはできないようです。

5/5 8:36

　天台宗千葉山智満寺、まずはここの本殿を参拝することから始まります。鑑真和尚の智孫、行基作の仏像もあるようです。

5/5 8:38

　まずは、階段を登っていきましょう。左ひざが痛むなあ・・・なお、ストックは使いませんでした。参拝ですからね。

5/5 8:42

　本殿はまだ閉じていますが、お賽銭を入れて参拝しましたので、奥の院に（千葉山山頂）向かいましょう。

5/5 8:46

　梵鐘もいいですが、建物がいいですね。

5/5 8:47

　さあ、問題の入り口です。何が書いてあるでしょうか。

5/5 8:47

　参拝の方以外の立ち入りはお控えください。
　参拝にふさわしい服装と心持で、
　登山、ハイキング、トレイルランは禁止

5/5 8:47

　奥の院お堂に必ず参拝すること
　山上での飲食禁止
　大きなリュックサック禁止、登山靴禁止
　派手なハイキングウェア禁止、グループ禁止

5/5 8:47

　ランニング禁止
　登山できること、健康であることに感謝する
　礼・拝の気持ちのない方、静寂さを壊すような行動は禁止

5/5 8:48

　まあ、山頂までは0．6kmほどなのですが。緊張して歩きます。

5/5 8:49

　整備された道、登山道を痛めるということではステッキやストックも禁止なんだろうな。

5/5 8:49

　参道の途中にも繰り返しこんな看板が設置されている。

5/5 8:49

　実際に来て「こんなところじゃなかった」と帰っていく人もいるようですね。

5/5 8:50

　ううむ、杉がいい感じだ。

5/5 8:54

　ところどころにこんな祠があります。

5/5 8:57

　鳥居があります。その横にも件の看板が貼ってあります。

5/5 8:58

　地味に登っていく道です。600mの登山道で200m程度標高を上げる予定です。

5/5 8:58

　大黒天女、大黒天の女性ヴァージョン？

5/5 8:59

　タチツボスミレちゃんがいましたねえ。

5/5 8:59

　ここまできてやっと半分ですね。残り300m頑張ろう。

5/5 8:59

　シャガが咲いていました、季節の花ですねえ。

5/5 9:08

　火の神様ですね。ここだけが赤い祠でしょうか。

5/5 9:12

　「達磨杉」、山頂付近には杉の巨木が結構あります。

5/5 9:13

　「大杉」、なのでここが霊験あらたかな場所と言われているのでしょうか。

5/5 9:13

　そして、あそこが山頂でしょうか？

5/5 9:13

　そう、ここが奥の院ですね。阿修羅坊大権現という赤い文字が光ります。

5/5 9:13

　その横に「千葉山山頂」の文字が。
　今日は参拝ですが「静岡の百山」「県別リスト静岡県の山」などに登録されています。

5/5 9:15

　そして、ここにお参りしましょう。お賽銭を200円程奮発。

5/5 9:16

　「雷杉」、雷様のコント、高木ブーさんがラジオで話しているのを思い出した。

5/5 9:16

　「常胤杉」、もう避けているのかなあ。

5/5 9:19

　ここにもありました、必ず奥の院のお堂を参拝すること。火気厳禁、飲食禁止、静粛に！

5/5 9:25

　本日もヒメジャノメを撮影。そういう季節になったなあ。

5/5 9:31

　フタリシズカ、亀井静香と伊集院静、この2人のツーショット、マニア向け。

5/5 9:33

　ああ、お寺が見えた。

5/5 9:34

　はい、無事に戻ってきました。とりあえず仏罰は当たっていない。

5/5 9:35

　朝閉じていた本殿が開いていました。再びお参りします。

5/5 9:37

　慶長年間に徳川家康によって作られたという仁王門。金剛力士像、啞形。

5/5 9:38

　もう片方には、吽形。

5/5 9:38

　千手觀世音菩薩を祀っているようだ。

5/5 9:40

　というわけで、ai車を探せ！！簡単簡単。

5/5 10:04

　その後、午前中から温泉に入る。伊太和利の湯、内湯が温泉でよかった。その後、目立った渋滞もなく18時には帰宅した。

撮影機器：

PowerShot SX740 HS CANON

感想

aideiei

　山は神聖なところである、霊山として霊が宿るところである。そしてお寺や神社の持ち物であったり、御神体そのものであったりもする。そういう山の中には、規制を伴う山もあるのである。
　かつて行った三輪山では、中での撮影は禁止であった。もちろん、山に入るためには申し込みをし、レクチャーを受けてから入らなければならない。
　また、依然として女人禁制をとっている山もある。かつて女人禁制だった山でも、遥拝所としてここまでは女性が登ることができたという山もある。そういう山の中でも千葉山は非常にユニークな存在だ。

　山頂には奥の院がある。そこへの参拝という目的でのみ山頂に到達することができる。そしてそこには結構な条件がつく。
　〈明言されているもの〉
(1)飲食禁止　(2)派手なウェア禁止　(3)登山靴禁止　(4)グループ登山禁止　(5)トレイルラン禁止　(6)そもそも登山・ハイキング禁止　(7)大きなリュックサック禁止
　〈想像できるもの〉
(8)ストック・ステッキ禁止　(9)植物や石の採取禁止　(10)静寂を破ることを禁止
　〈しなければならないもの〉
(11)本殿と奥の院に参拝しなければならない。
　なかなか厳しい条件であるが、撮影禁止がないのは救いだ。いつもより神妙な心持ちで参拝させていただいた。
　約1時間の参拝となったが、それは楽しい時間でした。

　その後温泉に行き、帰宅。渋滞にはあまり捕まらず(箱根新道で事故渋滞)、帰宅することができた。
　ある意味、ユニークな山であると思った。

コメント

hamburg

aiさん　面白い山ですね。看板との矛盾は役所に問い合わせたい気分です。
aiさんがどのような格好で登ったのかが興味深いです。
ストックは使わなかかったようですが、運動靴持参？？ザックは？
どうされたのが、ぜひお教えください。
因みにヘルメットは着用可能でしょうか
hamburg

aideiei

　HBさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
　本当はこの日に八紘嶺に登ろうと思っていましたが、微妙な膝の痛み、見たい花（キバナハナネコノメ）の旬が終わり掛けであることで来年回しにすることとしました。
　そして、いろいろな候補の中から見つけた千葉山は、非常にユニークな参拝でした。
　いろいろなところで矛盾があるようですが、それを楽しむ参拝だと思いました。
　aideieiでした。