青空と青い花たち―倉岳山・高畑山・大桑山―倉岳ロックガーデンとヤマルリソウ・ハルリンドウ



- GPS
- 06:10
- 距離
- 16.9km
- 登り
- 1,110m
- 下り
- 1,061m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
高尾06:30(JR中央本線) 梁川06:54 復路: 猿橋13:18(JR中央本線) 高尾13:51 |
写真
感想
連休の最終日の今日は天気が良さそうだったので一人でもどこかへ行こうと思っていたのだが、昨日急遽連絡がついてYcと登山へ。
明日は仕事のため早く帰りたいので、あまり遠くない場所ということで中央線沿線から選択。
Ycは以前登って富士山が見られなかった倉岳山〜高畑山か、ヤマツツジの名所のある扇山がいいとのことだったが、扇山だけだとちょっと歩きたりないかなと倉岳山〜高畑山へ行くことに。
倉岳山は過去2回行ったことがあるので、今回は高畑山からさらに西方へ大桑山、鈴懸峠まで足を延ばすことにした。
一昨日高尾駅で6:42発の松本行が激混みしているのを見かけたので今日は6:30発の大月行に乗ることにした。
これが正解で、6:14発と6:42発の松本行に挟まれているし、しかも10両編成なのでゆったりと乗っていくことができた。
06:54着の梁川駅で降りたのは我々2人だけ。
直前の松本行に乗ってきていたのか、それとも倉岳山・高畑山を歩く人は鳥沢駅から歩く人が多いのかもしれない。
深い渓谷の桂川に架かる梁川大橋を渡る先に見える倉岳山の上の青空は少し雲が多い。
登山口には平成10年建立の「乳房恋う母にも似たる倉岳を里の子今日も胸に焼き付け」の石碑がある。
24年も経てはその里の子ももう大人である。
梁川駅から立野峠へ向かう登山道を歩くのは実に10年ぶりだ。
10年前の夏に来た時もきれいな水量の多い沢に感激して「倉岳ロックガーデン」と勝手に名付けた↓が、こんなにもきれいな沢だったかと再び感動した。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-216935.html
それにしても、この5月のこの連休は自分にとっては新緑を楽しむための休日である。
未だに紅葉よりも新緑が大好きで、5月初頭のこの連休は新緑の山を大満喫したい。
職場の先輩は燕岳に出かけたようで昨日その写真を送ってくれたのだが、雪の残る寒そうなその稜線は自分にとっては魅力的ではない。
「倉岳ロックガーデン」から立野峠へ向かうこの沢沿いの道は新緑が降り注ぎ、まさに自分が求めていた世界そのものである。
立野峠から先の尾根道では、蕾も多いもののヤマツツジが咲き進んでいて、ヤマツツジを見たがっていたYcも大満足だったようだ。
倉岳山山頂に至ると、予定通り富士山も姿を現してくれる。
富士山の右肩にはもう雲がうっすらとまとわりつき始めていた。
やはり早くに出発してよかった。
倉岳山から先も、新緑の光が気持ちのいい尾根道が続く。
この辺りはちょくちょくと小さなピークのアップダウンがあり、新緑のトンネルを一気に登り詰めるような急登の先に高畑山山頂があった。
高畑山は前に1度しか来たことがなく山頂の印象は薄かったのだが、それは倉岳山よりも狭く展望の開けない山頂だからかもしれない。
視界が開けないものの、富士山方面だけは木々が開けている。
その時は富士山の真ん前にある山の名前が出て来ず、後から思い出せばそれはこの前の秋に倉見山から縦走した杓子山であった。
さきほど富士山にまとわりつき始めた雲は1時間半ほどでもうすっかりと大きくなっている。
富士山の吉田大沢の右隣に小さな雛鳥のような形が浮かび上がっていて、そういえば確かあれは富士山の「農鳥」だったなと思い出した。
Yc曰く「ハトサブレ」とのこと、確かにそんな形だ。
高畑山から先もしつこいようだが、気持ちのいい新緑のシャワーが続く。
尾根が少し痩せたところがあり、なんだか八ヶ岳の横岳を思い出す。
Ycは前に八ヶ岳の横岳は危ないと言われて行くのをやめたらしいのだが、八ヶ岳の横岳なんてこんなもんだよと話す。
あそこはそんなに高度感もないし、しっかりと鎖があるのになぜか渋滞ポイントとなっている。
そしてその横岳チックなところを登ると展望のいい岩場に出た。
「大桑岩稜」というらしいのだが、今日一展望のいい場所だった。
頭上もぽっかりと開けて青空がすがすがしい。
その先の大桑山、突坂山は展望はなく突坂峠で林道へ出た。
この先を行けば九鬼山へ至るが今日はここまで。
林道沿いではハルリンドウの群生を発見。
そしてヤマルリソウも。
スミレもちらほらと咲き残っていたし、沿道には桐の花が咲いていて青い花が多い。
バスがちょうど来たら乗ってしまおうと思ったが、ちょうどいい便がないので猿橋駅まで歩く。
結局林道1時間、車道1時間と舗装路を歩くことになったが、気温は高いものの風が爽やかでまさに五月晴れといった感じの気持ちのいい時間だった。
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