中崎山から中崎尾根経由で奥丸山、できれば槍ヶ岳も行きたかったなぁ。。。
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- GPS
- 13:49
- 距離
- 22.9km
- 登り
- 1,701m
- 下り
- 1,685m
コースタイム
- 山行
- 13:32
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 13:55
天候 | 上高地付近から小雪がちらついて、2時くらいまで降ってましたが、日中は雲ひとつない快晴☀に。 ただ、稜線上は朝方雪つぶてが飛んで来るほどの暴風でした。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
中崎山は冬季ルートとして認知度が無いのか、入山者が皆無でノートレースで、とりあえずGPSを頼りに直登ルートを選びましたが、踏み抜き多数で油断できません。 中崎尾根上は奥丸山に近づくにつれ、痩せ尾根となるところがあります。雪庇もものすごく発達しているところがあって、脇を通過したときに大きな音で折れてビックリしました。 奥丸山から槍平小屋に下りるところがよく判らず、緩やかなところを選んで下りました。デブリがあったので、めちゃくちゃ緊張しました。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
今年の雪山日帰り山行の締め括りに中崎
山から奥丸山の稜線を辿っての中崎尾根
経由槍ヶ岳を計画。
ただ、中崎山の冬季情報が無く、所要時
間も読めない。
まぁ、唯一の夏山情報では広い稜線とか。
なんだかいけそうな、それでいてなだれ
のリスクも少ないということで、今回決
行しました。
★中崎山取り付き〜中崎山
いきなり急登で新雪の下はガチガチに凍
結してたので、最初はアイゼンで登行。
たまに夏道らしきところも見つかります
が、前日の降雪のせいかルートロスしま
くり。
全線ノートレース!!!
誰も足を踏み入れていない感じでした。。。
しかも、夜のルーファイでそこらじゅう
にある踏み抜きに神経を尖らせながらの
登行は思った以上に時間がかかる。
傾斜が緩くなってきたところで、スノー
シューにチェンジ。
結局、中崎山まで大幅なタイムオーバー
で4時間近くかかってしまった。
★中崎山〜奥丸山
空が白み始めてから、いくつものアップ
ダウンを繰り返して尾根沿いを進みます
が、さらっさらの雪が深いところで膝く
らい。
なかなかペースが上がりません。
地味〜に疲労が蓄積してきたところで、
奥丸山に近づくと痩せ尾根が現れて、大
きく張り出した雪庇、ナイフリッジが何
度も出現!!!
最後の登り返しも、ヒヤッとするほど狭
くて急なナイフリッジで、無事に渡りき
ったと思ったら、鞍部からの登り口は壁
に近い角度でしかも氷化してました。(T_T)
「ここは無理かぁ。。。」
でも、戻ろうにもその手前の下りはほぼ
登り返すのは厳しい感じでした。
「後にも引けない=遭難」の文字が頭を
過ぎりますが、ここは前に行くしか無い
と!
で、手の届くところに丈夫な木があった
ので、何とか手を伸ばして�拙み身体を
引き上げて、力技で登りきりました。
ふ〜
何とか危機脱出!!
★奥丸山〜槍平小屋
奥丸山まで9時間近くかかってしまって、
頂上らしきところで食事・休憩。
周りは360度どこを見てもすばらしい雪
山の風景^^
東に険しい槍・穂高、西に真っ白な笠岳、
抜戸岳、南に乗鞍岳。
さて、目の前には目標の槍ヶ岳。
でも、今の体力では少なくても登りで4
時間はかかりそう。
登頂は無理と判断して、ここから槍平小
屋目指して下山することに。
中崎尾根からの下り口がよく判らなかっ
たので、傾斜の緩い斜面を選んで、人為
的雪崩を引き起こさないように慎重に槍
平小屋目掛けてトラバース下山。
★槍平小屋〜白出沢
槍平小屋からはBCスキーとスノーシュー
のトレースがしっかりありましたので、
スノーシューで楽に進めました。
先人の方に感謝!感謝!です。
今回の山行で右股林道から白出沢、槍平
小屋、中崎尾根の状況がよく判りました。
雪質も安定していて雪崩そうな感じでも
ないし。
このルートなら槍ヶ岳日帰り行けそうです。
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