中崎尾根
- GPS
- 10:02
- 距離
- 17.4km
- 登り
- 1,463m
- 下り
- 1,432m
コースタイム
- 山行
- 9:49
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 10:01
天候 | 曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
藪と倒木の廃道 |
写真
感想
蒲田川を新穂高で右俣と左俣に分ける中崎尾根は、千丈沢乗越で西鎌尾根に合流し槍ヶ岳まで続く長大な尾根。槍ヶ岳から奥丸山を経て左俣林道へ降りる分岐までは歩いたことがあるのだが、新穂高の末端から通して一度歩いてみたかった。昔なじみのN村君が最近同じ山岳会に入ってきたので、パワーのありそうな彼を誘って向かってみることに。
地図で見ると中崎山までは道があるようで、一度カウベルを鳴らしながら登って行く人を見たことがある。一本尾根なので迷いそうもなく、多分昔は中崎山から奥にも道があっただろうとお気楽に考えて登り始める。まあ藪漕ぎは想定内、道は薄いけれどしっかり残っていて赤布もあり。朽ち果てた橋や木道、梯子もたくさん現れて、かつてはよく登られていた感じが伝わってくる。でもね、何故か中崎山の近くまで来ると道がないのですよ。赤布もないし山頂標識もないし、おまけに広々とした山頂で向かう方向も定まらない。典型的な広くてダラダラとしていて解りにくいピークに輪をかけてブッシュ!ちょっと迷って地図やらGPS確認しながら方向を定めて進んでいたら、朽ち果てたような標識あり。が、そこに道はない(笑)
そしてそこからは本当に地図上は道のないルート。いや、でも一本尾根だから!迷いようはないはず!なのだが、ブッシュで見通しが効かないし、のっぺりしている尾根なので紆余曲折しながら進む。やはりね、一応昔は道だった痕跡はありましたよ。ほとんど消えてましたけど…。ここからN村君の真骨頂、普段は一人で山の中を走り回っているというだけあって早いしパワフル。先にブッシュへ突撃してくれるので上から見て「あ〜右の方が藪が薄い」とか「あ!道があった!」とか水先案内してくれる。おかげで多少は楽に進めました。私一人ではもっと時間がかかっていただろう。
それでも私は登山道へ出る直下200mくらいで藪に体力と気力を吸い取られて「もういいわ〜」状態(笑)。奥丸山へはまだ登ったことがないというN村君に「先に行って登ってきて、私は休んだら一応奥丸山へ向かうので、合流したら一緒に下山しましょう」と伝える。予定では11時半に登山道へ合流するはずだったが、既に11時を過ぎているし、夕方から雨が降る予報。とりあえず登山道に出たら休憩してその先考えることにする。
予定より1時間遅れて登山道に合流。力尽きてゆっくり休憩。もうここで待ってようかとも思ったが、カップラーメン食べたら元気出る(笑)。空は高曇りで山はよく見えていたので気持ちよく歩いていく。ここからの景色は凄いのよね、視界が開けると左右に北アルプスの名峰を眺めながら歩ける。分岐と奥丸山の中間で山頂から下山してきたN村君と合流。午後1時だったので私が山頂を往復してくると下山は夕方5時になってしまうから、やはりここであきらめて一緒に下山開始。
登山道のありがたみをしみじみと感じながら左俣から下山。今年は雪が少なかったから林道にデブリ出てないかな?と思ったが、さすが雪崩の巣窟、下抜戸沢付近から小山のような雪の塊が道を塞いでいた。尾根にはほとんど雪が無かったので、本日最長の雪上歩き。長い長い林道歩きは退屈だけど、連れがいると話しながらで気が紛れるし、雪解けと共に咲き始める白い花々と新緑が美しい。わさび平小屋は準備中で、小屋手前のデブリを山荘の方が割っていた。小屋開けももうすぐでしょうかね?
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