花を訪ねて白沢五山縦走サイカチ沼まで
- GPS
- 07:12
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 707m
- 下り
- 749m
コースタイム
9:40箱倉山山頂
10:20三方別れ
10:35前山山頂
11:00牛頭天王神社鳥居
11:40岩垂山山頂
12:30小塚山山頂(昼食)
12:55馬ノ神峠
13:05大森山山頂
13:20板颪峠
13:55グレート仙台ゴルフ場入口
15:10サイカチ沼
15:30月山池端
15:55仙台高専広瀬キャンパス入口バス停
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
*帰り:仙台高専広瀬キャンパス入口 |
コース状況/ 危険箇所等 |
白沢五山の通常の縦走路は長峰縦走路をもとに各山頂をピストンする形ですが、早春の花の様子を訪ねる目的から、山頂への昇り降りに別コースをとって、出来るだけまんべんなく探索できるように考えました。 その為、箱倉山の登りは、送電鉄塔経由の直登コースをとりましたので、鉄塔から上に藪の急登箇所がありますが、ここは落葉期限定とお考え下さい。 岩垂山から小塚山へ連結する縦走路には所どころ笹薮の深いところがあります。 ゴルフコースとゼオライト採掘場の間のコースは藪っぽいのですが、赤テープと踏み跡が続いているので、大丈夫です。 ただし、途中に大量のゴルフボールが転がっている場所がありましたので、上空には要注意かも知れません。 この他、特に危険な箇所はありません。 |
写真
感想
早春の里山の花を訪ねて、白沢五山を縦走し、サイカチ沼まで歩きました。
縦走とは言葉の綾で、相変わらずのトボトボ歩きは変わりません。
白沢五山は、通常、長峰縦走路を基にして、各山頂をピストンする形が一般的ですが、それだとカバーする範囲が少なくなるうらみがあります。
そこで今回は、なるべくカバー範囲を拡げ、できるだけ多くの花のスポットを訪ねようと、各山頂の上り下りに別コースがとれるように配慮しました。
で、いつもの自家用車の便利さを諦め、市営バスでのアプローチとなりました。
早春の花々は誰よりも先に花をつけ、あとはすーっと消えていく儚さが魅力のひとつですが、そのため花狩りのタイミングが重要です。
結論的に、今回は若干、早すぎたかな…というタイミングでしたが、逆に稀少な出合いの感動も味わえましたので、充分満足のいくハイキングでした。
出だしの箱倉山の送電線鉄塔から先の直登は、伐採あとの藪がうるさく、落葉期限定ですが、見晴らしの良い急登ですので、どこを通っても山頂に着きます。
山頂付近の林下には、特に目を惹く花はありませんでした。
三方別れから、前山にアプローチする登山道の真ん中で、ツボミのカタクリを初見しましたが、あまりにど真ん中で、いずれ登山靴の下敷きになりそうとは思っても、仕方ありませんでした。
前山を下り、岩垂山に取り付く手前の沢近くの小さいガレ状のところには、カタクリの小群落がありますが、まだツボミでした。
ただ、その少し先の登山道沿いに思いがけずキクザキイチゲを一輪見出し、満足。
ショウジョウバカマは、以後、あちこちで散見でき、ひと足早く盛りに入りつつあるようでした。
岩垂山山頂の手前で、セリバオウレンを見出しましたが、後述の群生地を見たのちでは、少し印象が薄くなりました。(勝手な言い分ですが…)
岩垂山を少し下ったところの岩垂平は、カタクリの群生地のひとつで、葉っぱはたくさん出ていましたが、まだツボミでした。
次の小塚山に至る縦走路では、ところどころで、背丈ほどの笹薮が道を塞いでいますが、すぐに抜けられる程度なので、問題ありません。
小塚山の山頂は、おそらく白沢五山いちのカタクリの群生地ではないでしょうか。
残念ながら、まだツボミ状態でしたが、あと1〜2週間のうちには、咲き乱れる予想です。
まだ、早過ぎたか…↓と少し落胆気味で、ツボミと葉っぱの景色をおかずに昼食をすませ、大森山を越えて、板颪峠に降りてきました。
そこから、グレート仙台CCのゴルフコースとゼオライト採掘現場の間を抜ける踏み跡に入るところで、とうとうやりました!
日当たりの良さそうな小さな斜面に、今年初見のカタクリの花が、キリッと優美に咲いていました!
何と優雅な造形、それにこの色!山道を辿った苦労が一瞬で報われた思いでした。
たったひとつだけなので、ためつすがめつレンズを向け、去りがたい思いでしたが、次に向かいました。
所期の望みを達した感じでしたが、予定に従って続いて入ったコースで、またまた驚きに遭遇しました。
ゴルフ場の接続道路を横断して、サイカチ沼方面に続く山道は、電力巡視路ですが、この道の途中から両側にセリバオウレンの群生が続いており、今が盛りとばかり咲き誇っていました。
その圧倒的な様子をカメラに定着すべく、いろいろ試みましたが、当日の強風で、柄の細いセリバオウレンの花の揺れは、自分の技量では捉え難く、残念ながら伝えることができません。
以上、今回の花狩りは、カタクリには若干、早過ぎた感が残るものの、収穫も多く、自分なりに満足のいくものでした。
もう少しすれば、白沢五山は花の山に変わるでしょう。
ぜひ、近いうちにお出かけください!
コメント
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白沢五山の難しさは、確かにルート取りの難しさですね。七つ森だと周回コースの順番がほぼ決まっていますが、白沢五山の場合はピストン主体で整備されているとは言い難いです。そこに、ayashi8139さんが1つの答えを出して下さいました。
花の名前はサッパリなデラックマですが別な意味で感涙です(ヽ゜ω゜)ノ
おはようございます。
まいどっ!(関西風?)自己満レコに目を留めて頂いて、ありがとうございます。
さすが、デラックマさんには当方の目論見は、すっかりお見通しでした!
白沢の山々も魅力充分ですね!
花は好きなのですが、名前のほうは山座同定同様、まだまだですので、誤射・誤爆はお目こぼしください。
時々、自分の孤独な芸風(?)に疑問を感じますが、デラックマさんのタイムリーなエールに励まされ、ますます深みにはまっていきそうです。
脱出不能になりましたら、救出のほう、ヨロシクお願い致します。(苦笑)
脱帽、凄いですね
いろいろ勉強になりました。昨年は4月20日にシシナゴ山でカタクリの
群生に遇いましたが、今年は小塚山で楽しみたいと思いました。
先日6日に大針口から大森山を目指しましたが、馬の神峠でルートを
見失い、結局ベコ尾根コースで境野大堤に出てしまいました。
(ほんとは板颪峠に行きたかったのですが、大森山を外れてしまい
自分がどこに向かっているのかも不明な状態でした)
ayashi8139様の過去レコを拝見しましたら、藪漕ぎ1時間余と
ありましたので、いずれにしても自分には無理だったのだと
思われました。
道野辺のカタクリは固いかたい蕾でした。
今日は。
愚行をお褒め頂いて(…ですよね?)、恐縮です。
小塚山山頂ピンポイントなら、やっぱり大針口からですかね。
馬の神峠の案内板のところで、ほぼ直角に右折で、スロープをちょっと上がると林道(の残骸?)に出て、ゴルフボール利用のロープが見えますから、そこから登ります。
来週ぐらいには(あるいはもう少し先か?)見頃になりそうですから、ぜひ再挑戦をお願いします♪
馬の神峠からベコ尾根コースで境野大堰へ出られた由、笹藪がうるさかったでしょう!!
それに、帰路も大変だったんじゃないでしょうか?!
道迷い同好の士(勝手に決めつけてすみません)としては、貴姉の武勇伝をぜひヤマレコにアップして頂いて、存在を誇示して欲しいところですが…
ご検討(健闘?)ヨロシク!
自分のレコ中の「藪漕ぎ1時間」(あくまで自分が藪の中で、のたうち回っていた時間です)コースはベコ尾根のもう一本東側の尾根でして、ブッシュ好き(居るの?)以外にはリコメンドできません。
おほめ?というより称賛したのですよ!!
ベコ尾根ではたしかに笹薮に戸惑いましたが長くはなかったので助かりました。
たぶん松の森というところで休憩しましたが、ベコ尾根コースは楽で少しも疲れませんでした。林道を抜けて秋保の里に出、最寄りのバス停を探したら、なんと「神ヶ根温泉」ではないですか。温泉には来たことがあるので、その前にどっしりひかえている大倉山に登るのもいいな、と考えたことでした。
一応、備忘録替わりに山行記録は作りましたが、とりえのない彷徨でしたので非公開にしました。次は公開できるような山歩きをしたいものです。
結局、白沢五山は未踏のままです(ゴロ山が初回で先日は2回目でした)。
ayashi8139さんから学んだ戸神の黒森山はじめ行きたいお山が目白押しですが、ありそでない暇を如何にするか思案しています。
次もよく練られた頭脳的な山行レコ楽しみにしています
エーッ!ホントですかぁ!
おだてられれば、木でも何でも登っちゃうお調子者ですので、嬉しく拝受させて頂きました。
…そうでしたねぇ、思い出しましたよ。
自分も境野から出入りする時は、いつも目の前の大倉山を見て、「そのうち行くからね!」と。
神ヶ根温泉入り口の看板を横目に車を走らせてましたね。
そうですかぁ、私家アーカイブにされましたか…残念!
公開と申しますと、ボクシングの公開スパーリング(もちろん自分は打たれ役ですが)を連想します。
自分は、大いなる空想(妄想?)と類まれなる鈍足のギャップでもがく自虐ネタで、皆さんの迷惑も省みず、あれもこれもみんな晒して、鼻つまみ者になっちゃう末路へ突っ走るのでしょうかね?
ですので、ほどほどにお付き合い頂ければ…と願ってます。ヨロシク!
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