ヤマツツジ群生の扇山から宮谷を経て日本三奇橋のひとつ猿橋へ
- GPS
- 05:55
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 977m
- 下り
- 975m
コースタイム
天候 | 曇ときどき晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
高尾07:06(JR中央本線) 鳥沢07:35 復路: 猿橋14:19(JR中央本線) 高尾14:51 |
写真
感想
久しぶりのメンバーで扇山へヤマツツジを見に行くことにした。
大月市観光ガイドマップの扇山のところに「つつじ群生」と書いてあるのを友人が発見。
扇山の鳥沢側からの登山道は梨ノ木平からしかないと思っていたが、そのひとつ東側の尾根筋が「つつじ群生」の登山道になるようだ。
今日のメンバーの内1人は膝痛の関係もあり、ここ2年ほど全く山に登っていないそうなので、目的はヤマツツジにして万が一の場合は山頂まで行かなくてもいいかなくらいの感じで計画。
目的地は扇山だけだが、梨ノ木平までは鳥沢駅9時発のバスがあり、それに被ると大混雑に巻き込まれるので高尾駅7:06発の電車とした。
その電車なら鳥沢駅に7:35に到着するので、鳥沢駅から梨ノ木平まで50分ほど歩き、「つつじ群生」の登山道をヤマツツジを見ながらゆっくり登ったとしても、山頂までバス利用者と被ることはないだろう。
今日は昨日より天気は良くなる予報だったが、朝起きた感じだと昨日の方が天気が良かったくらいだ。
鳥沢駅から梨ノ木平まで歩いて向かう人は少ないらしく、同じ方向へ歩いていく人は我々の他には2名のみ。
鳥沢の集落を北へ向かうと目の前に堂々と扇山がそびえている。
梨ノ木平より少し東側に行くと「つつじ群生」の登山道があったが、案内板もシンプルなものがひとつだけなので事前に調べておかないと分かりにくいかもしれない。
最初の急斜面で高度を稼ぐと、もう一気にヤマツツジ群落に突入する。
これは思っていた以上の「つつじ群生地」だった。
蕾のものや咲き終わったものもあるが、全体的には今が一番の見頃といってもいいくらいだ。
株によって色の濃淡があり、濃いものは確かにきれいだが、淡いものが陽に透かされているのは、これはこれで美しい。
このヤマツツジ群落を見ている時に陽射しに恵まれたのはありがたいことだ。
今年も九州のミヤマキリシマは見に行けないが、あのピンクの絨毯の代わりに今年はこのヤマツツジのオレンジ色に包まれて充分に満足した。
これでもかこれでもかのヤマツツジ群落を過ぎると、梨ノ木平からの登山道に合流。
植林地ということもあるが、谷筋ということもあり自然林の所にもほとんどヤマツツジはみられない。
ここだけ歩いたら、扇山にあんなヤマツツジの群生地があるとは思いもしないだろう。
この前の秋に扇山に登った時↓はその先の権現山が目的だったので足早に登ってしまったが、この時期なら植林地の間からでも自然林の新緑が目に鮮やかだ。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3686123.html
周囲が植林地から新緑が眩しい広葉樹に変われば広い山頂はすぐそこ。
山頂にはまだスミレやヒトリシズカなど春の花が咲いていた。
広い山頂には何人か通過の人はいたが、ほぼ貸し切り状態だった。
一番展望の良さそうなベンチの所にシートを広げてゆっくりとすることに。
残念ながら富士山方向は雲に覆われていて、杓子山山頂まで低い雲がかかっている。
山頂にいた1時間余り、ときおり陽の射す時間もあったが、天気は下り坂のようでだんだん雲は厚くなり陽射しもなくなってきた。
結局昨日のように今日も不安定な天気だったようだ。
気が付けば周囲はバス便の人も到着したのか、人でいっぱいになっていた。
ここも高水三山のように高校生くらいの団体を何組か見かけたが、確かに手軽な割には満足度の高い山だと思う。
ちょうど頃合いなので下山に取り掛かる。
今日は友人の膝の具合もあるので、百蔵山には登らずにそのまま下る。
ただ同じ道を下るのはつまらないので百蔵山との鞍部まで行き、そこから宮谷を下ることにした。
気持ちのいい広葉樹の中花びらが散ってきたので見上げると、今年最後の桜になるだろうヤマザクラが咲いていた。
ヤマザクラにしてもずいぶんと花が遅いがそういう種類なのだろうか。
宮谷は思っていたよりも深い渓谷で、百蔵山側はほぼ垂直に近い斜面になっている。
渓谷を抜けていくと、目の前に3日前に登った倉岳山〜高畑山〜大桑山が立ち並んでいた。
他のメンバーが見たことがないというので、日本三大奇橋である「猿橋」に寄っていくことに。
旧甲州街道に架けられたこの木造の橋は上から見ると何の変哲もない橋だが、横から見ると深い渓谷に橋脚を使わずに架けられた複雑な構造の橋で、初めて見るとびっくりする。
友人たちも「思っていた以上にすごい」と感動してくれたようだ。
猿橋から猿橋駅までは意外と距離があり、乗れると思っていた電車に数分の差で間に合わず。
猿橋駅で40分ほど待つことになったのだが、ホームでゆっくりとしていると「四季島」が入線してきた。
人の多い駅だと混乱する恐れがあるからだろうか、人の少ない猿橋駅で数本の電車をやり過ごすようでかなり長い時間停車していた。
結果的に間近で珍しい車両をゆっくりと見ることができ、得した気分になった。
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